JP3054378U - セットカラー - Google Patents

セットカラー

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JP3054378U
JP3054378U JP1998002499U JP249998U JP3054378U JP 3054378 U JP3054378 U JP 3054378U JP 1998002499 U JP1998002499 U JP 1998002499U JP 249998 U JP249998 U JP 249998U JP 3054378 U JP3054378 U JP 3054378U
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JP
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circular
shaft
groove
peripheral surface
circular rings
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JP1998002499U
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Inventor
辿 菅
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茨木精機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸に対して固定圧力の強いセットカラーの提
供 【構成】 円形リング22におけるカット溝26から両
側方向90度角ないし110度角の範囲内にそれぞれ、
周面25から軸の中心方向に向けて割り込み溝30を形
成する。締めつけボルト27を利かせると、前記割り溝
30の部分が折れ曲がり、軸20に対して円形リング2
2は上下3か所A,B,Cが平均した力で接触する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、シャフトに歯車のような機械部品を固定するための割りカラー、つ まりセットカラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すようにシャフト1に部品2を固定する場合、一般に割り溝3を有す るカラー4をシャフト1に被せ、前記割り溝3の部分をねじ5で締めつけて、カ ラー4をシャフト1に固定したあと、該カラー4と部品2とを適当数のボルト6 で結合(実開昭61−206161参照)する。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】
しかし、ねじ5の締めつけ力8,9が働いたとき、カラー内部の穴10は縦長 に長円化し、図示の2つの部分11,12でシャフト1を両側から挟みつける。 このようにシャフトとカラーとが2点接触では、部品2から突き出たアーム13 の先端のクランクロッド14を介して負荷15を動かそうとするときに、シャフ ト1とカラー4との摩擦は負荷15に十分抗し切れない。つまり穴10における 歪みの進行が長時間持続するので、時間経過とともにシャフト1に対するカラー 4の締めつけ力が緩んでくる。このためシャフトにキー加工を施して補強する必 要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来よりも強力な安定のあるカラーを提供することを目的とするも ので、軸20の回りににフリーな状態で嵌合した円形類似部品21をを挟むよう に該円形類似部品の両側に2個の円形リング22,23を配置し且つこれら円形 リングの外周面25から中心の穴24に向けて形成したカット溝26に直交する ように設けた締めつけねじ棒27で両円形リングを軸に固定する一方、一側の円 形リンク22から他側の円形リング23に向けて貫通する挟み付けねじ棒28で 両円形リング間に円形類似部品21を固定するようにした手段において、前記2 個の円形リングにおけるカット溝26から両側方向90度角ないし110度角の 範囲内それぞれに、外周面25から軸の中心方向に向けて一定の長さの割り込み 溝30を形成し、さらに前記両円形リング22,23における軸方向の厚み32 を前記軸20の直径Q以上の数値で構成する。
【0005】
【作用】
締めつけボルト27でカット溝26の部分を引き寄せると、外周に切り込んだ 割り溝30部分から円形リング22は撓み、中心の挿入穴24は変形する。前記 2か所の割り溝30は、カット溝からそれぞれ90度の部分であるから、頂点と 斜め両下方の合計3点が間隔のバランスを保って軸に接触する。
【0006】
【実施例】
図1及び図2に示すように、軸20の回りにフリーな状態で嵌合した歯車やレ バーのごとき円形類似部品21を挟むように、2個の円形リング22,23を配 置する。これら円形リングは共にその中心に軸の直径とほぼ等しい大きさの穴2 4を備え、外周面25から前記穴24に向けてカット溝26を形成し、このカッ ト溝26に直交する状態の締めつけねじ棒27をねじ込むことにより両円形リン グはそれぞれ軸に固定する。
【0007】 また前記両円形リング22において、それぞれのカット溝26から両側円方向 90度角の位置には、同外周面25から軸20の中心方向に向けて一定長さの割 り込み溝30を形成している。このため、締めつけねじ棒27によってカット溝 26を引き寄せるとき、前記両割り溝30の溝幅が拡大する結果、円形リングの 穴24の内面はA、B、Cの3部分で軸20の周面と接触する。
【0008】 なお前記の割り溝30の配置は、カット溝26から90度角ないし110度角 に形成しても然程の差異はない。また図3のごとく円形リング22において、カ ット溝26から90度角付近の2個の割り溝30以外に、カット溝26から18 0度角付近に1個の割り溝31を形成し、A、B、C、Dの4点接触にすること も可能である。
【0009】 図2において、2個の円形リング22,23を貫通するねじ棒28の締めつけ によって、円形類似部品21は2個の円形リングとの面摩擦によって固定する。 この場合、両円形リングのそれぞれの軸方向の厚み32の数値を、軸20の直経 Q以上にするので、円形リング22,23は軸20に対しての摩擦が安定する。
【0010】
【効果】
本考案は、2個ないし3個の割り溝の形成によって円形リングと軸とが3点ま たは4点接触し、円形リングの変形歪みが時間経過と共に変化することがあって も接触状態は安定し、長い時間円形類似部品を軸に固定できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 正面図
【図2】 一部を断面した側面図
【図3】 円形リングの他の実施正面図
【図4】 従来例の正面図
【符号の説明】
20…軸 21…円形類似部品 22,23‥円形リン
グ 26…カット溝 27…‥締めつけねじ 28…‥ねじ
棒 30,31…割り溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸20の回りににフリーな状態で嵌合し
    た円形類似部品21をを挟むように該円形類似部品の両
    側に2個の円形リング22,23を配置し且つこれら円
    形リングの外周面25から中心の穴24に向けて形成し
    たカット溝26に直交するように設けた締めつけねじ棒
    27で両円形リングを軸に固定する一方、一側の円形リ
    ンク22から他側の円形リング23に向けて貫通する挟
    み付けねじ棒28で両円形リング間に円形類似部品21
    を固定するようにした手段において、前記2個の円形リ
    ングにおけるカット溝26から両側方向90度角ないし
    110度角の範囲内それぞれに、外周面25から軸の中
    心方向に向けて一定の長さの割り込み溝30を形成した
    セットカラー。
  2. 【請求項2】円形リング22,23の軸方向のそれぞれ
    の厚み32を、軸20の直径Q以上の数値に構成した請
    求項1に記載のセットカラー。
JP1998002499U 1998-03-31 1998-03-31 セットカラー Expired - Lifetime JP3054378U (ja)

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