JP3054202B2 - 外科用ステープラー - Google Patents

外科用ステープラー

Info

Publication number
JP3054202B2
JP3054202B2 JP2413419A JP41341990A JP3054202B2 JP 3054202 B2 JP3054202 B2 JP 3054202B2 JP 2413419 A JP2413419 A JP 2413419A JP 41341990 A JP41341990 A JP 41341990A JP 3054202 B2 JP3054202 B2 JP 3054202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
staple
staples
rail
surgical stapler
trigger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2413419A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04117955A (ja
Inventor
カーティス・ダブリュー・ソーントン
Original Assignee
ピリング・ウェック・インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ピリング・ウェック・インコーポレイテッド filed Critical ピリング・ウェック・インコーポレイテッド
Publication of JPH04117955A publication Critical patent/JPH04117955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3054202B2 publication Critical patent/JP3054202B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/068Surgical staplers, e.g. containing multiple staples or clamps
    • A61B17/0682Surgical staplers, e.g. containing multiple staples or clamps for applying U-shaped staples or clamps, e.g. without a forming anvil
    • A61B17/0684Surgical staplers, e.g. containing multiple staples or clamps for applying U-shaped staples or clamps, e.g. without a forming anvil having a forming anvil staying above the tissue during stapling

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は負傷発生後もしくは特定
の目的をもって行われる外科手術の過程において行われ
る切開の結果として生ずる傷口/切口の閉鎖用として皮
膚および/または組織内にステープルを埋設するための
外科用ステープラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、傷口/切口の閉鎖用として糸やフ
ィラメント使用による縫合の代わりにステープルを用い
るということは好ましい手法とされるに至っている。外
科医がステープルの使用という方法を選ぶのはそれによ
る傷口/切口の閉鎖に要する時間が、糸やフィラメント
使用による縫合という場合に比し、短くてすむという理
由による。
【0003】これまでにも、ステープルの埋設/打ち込
み状態の外科医による目覗確認の改善、および内蔵ステ
ープルの、ジャミングの虞の無い、連続的な給送という
点に関する信頼性の向上、を目的とした種々の特徴を有
する数多のステープラーが提案されている。これについ
ては、米国特許Nos.4,014,492,4,10
9,844,4,179,057,4,202,48
0,4,256,251,4,375,866,4,4
07,286,4,489,875および4,527,
725を参照されたい。上記特許は、成形済みのステー
プルを使用する成形用アンビル無しのステープラー、可
動もしくは引っ込み式成形用アンビルを備えたステープ
ラー、ならびに皮膚および/または組織内への埋設過程
において個々のステープルを、それが変形せしめられる
目的箇所まで、送るための種々多様なメカニズムに関す
るものである。
【0004】外科医による目覗確認の改善のため、従来
のステープラーにおいてはその底面と結合されるべき皮
膚または組織表面のなす角度を増すという試みが行われ
ているが、その結果としてステープルのジャミングの虞
の無い給送の維持が、特に、ステープルが、カバーされ
たリテインニング・トラックもしくはレール上にて選別
されて後その上を形成ジョー部および形成アンビルに向
け順次給送されるというタイプのステープラーにつき、
一層困難となるという結果をもたらす。ステープラーの
かかる供給メカニズムにて選別された一連のステープル
の角度の増加および、例えばスプリングによりバイアス
されたプッシャーの如きバイアシング手段の圧力の増加
は、一連のステープルの潰れおよびジャミング、すなわ
ち、後続ステープルが先行ステープルの下に楔状に押し
込まれ供給メカニズム内における詰まり、を招くという
現象をもたらす。この問題は、レールに沿って供給され
るステープルと同一方向に、かつ同時に移動する可動ス
テープル保持カバーとしてのレールとの関連におけるシ
ャトルに関する米国特許No.4,662,555に示
された開示内容により少なくとも部分的に解決されてい
る。この構造は、ステープルがステープル供給メカニズ
ムのジャミングを招く虞が無いという信頼性の高い外科
用ステープラーの提供を可能ならしめるのである。
【0005】米国特許No.4,662,555にはレ
ールの一部としてのカンチレバー・スプリングが開示さ
れている。その目的は次に変形されるべきステープルを
変形が行われるまで支持するということである。しかし
この場合、希ではあるが、レール端間の中心部に配置さ
れたスプリングの近辺においてステープルの変形が行わ
れるというケースがあり、問題を招くこととなる。この
ような場合、変型しつつ組織内に入り込んだステープル
がステープラー内に詰まるという結果となるのである。
そして、ステープラーが後退したときには、それに伴い
組織がそれにより引っ張られるということになる。
【0006】
【発明の要旨】本発明にかかる、好ましくは使い捨て形
の、外科用のステープラーはステープル供給メカニズム
およびステープル形成メカニズムを組み合わせ、これを
単一のフレーム内に固定してなる。操作トリガーはステ
ープル供給メカニズムおよびステープル形成メカニズム
の双方と機能的に接続されている。ステープル供給メカ
ニズムには内蔵ステープルを、それらが連続的にステー
プル形成位置に送られるようガイドするためのレールが
含まれている。カンチレバー・スプリング手段はレール
の一部として、次に埋設されるべきステープルの支持用
として設けてある。スプリング手段は可撓性であり、次
のステープルが変形される間その通路外に移動するよう
になっている。このスプリング手段はステープルの変形
完了後、変形ステープルに干渉することなく、その初期
位置に復帰する。さらに詳しく述べると、上記スプリン
グ手段は次に変形すべきステープルの脚部に隣接するウ
ェブ部両端の支持用として間隔を置いて配置された二つ
一組の可撓メンバーよりなる。ステープルの変形開始時
可撓メンバーの端部は撓み、次に変形したステープルが
メンバー間に挟まれた状態で夫々の最初の位置に復帰す
る。
【0007】本発明にかかる外科用ステープラーの具体
的な利点は、以下の好ましい実施例についての詳細な記
述を通じさらに明かとなるであろう。
【0008】
【実施例】以下に、図示の実施例について詳細に説明す
る。
【0009】全ての図につき同一部品/部分は同一参照
番号にて示されるものとする。
【0010】図1は本発明にかかる外科用ステープラー
20の具体的かつ好ましい実施態様を、傷口/切口11
を閉鎖するためにステープル10を埋設し終わった時の
状態にて示したものである。外科用ステープラー20に
はフレーム21ならびにトリガー22が含まれている。
【0011】図2、3及び4は、トリガー22の、傷口
/切口閉鎖時およびその完了後の復帰時における一方向
の移動を司るエレメントの配置を示したものである。こ
れはステープラーの、ジャミングもしくはステープルの
変形、埋設完了前におけるレリーシングに起因する、誤
動作の防止を図る上で重要な意味を持っている。図2に
おいては、トリガー22はフレーム21に対し全開の位
置にあり、図上の矢印は閉運動の方向を示している。ポ
ウル(爪)23はピボット・ピン26によりトリガー2
2上にマウントされており、ポウル・スプリング25
は、それがポウル23の耳の何れかと接触した場合、ポ
ウル23をバイアスするように位置決めされている。ポ
ウル・スプリング25はトリガー22の不可分の一部と
して示してあるが、これはトリガー22に締め付け固定
された板バネであってもよい。ポウル・パッド24は弾
性マテリアル製のものであるが、これはフレーム21の
一部として形成されてもよく、またフレーム21に締め
付け固定された別個の部品として図3に示された如く、
トリガー22の閉動作中ポウル23と接触するように位
置決めされたものであってもよい。このトリガー22の
閉動作中、ポウル23のポイントは、ポウル・スプリン
グ25のポウル23の耳に対するバイアシング・アクシ
ョンにより、弾性ポウル・パッド24に対して押し付け
られる。ポウル23は単一のポイントを有するものとし
て示してあるが、これはポウル・パッドとの接触部に設
けられた、例えば鋸状の、複数のポイントであってもよ
い。トリガー22の閉動作はポウル23のポウル・パッ
ド24との接触により妨げられるという虞は全く無いの
であるが、図3より明かな如く矢印との反対方向の動き
は、ポウル・パッド24の表面に食い込むポウル23に
より防止される。トリガー22が図4に一点鎖線で示さ
れている全閉位置に達した時、ポウル23はポウル・パ
ッド24の段部に達し、ピボット・ピン26を中心とし
て回転し、トリガー22を復帰せしめるのであるが、そ
の復帰運動中ポウル23は、復帰運動完了まで閉運動は
起こり得ないように、バイアスされる。
【0012】図5はトリガー22が全開位置に達した時
点における、ステープル供給アセンブリとステープル形
成アセンブリの各関係部分の相対的位置を、また図6は
トリガー22が全閉位置に達した時点における同部分の
相対的位置を示したものである。図に見られるように、
バイアシング・スプリング28はフレーム21の不可分
の一部として形成されているが、これはフレーム21に
締め付け固定された別個の板バネであってもよい。この
バイアシング・スプリング28は、図5に見られるが如
く、可動アンビル29をバイアスしてステープル10の
通路外に移動せしめるという役割を果たす。トリガー2
2が、図6に見られるが如く、全閉位置に達した時、ス
テープル形成ジョー部31のカム表面30は、非平面
状、すなわち二つの平面を組み合わせた形の表面を持つ
可動アンビル29を、これら二つの平面の交線として形
成された支点を中心として、アンビル29の形成端がス
テープル10の通路内に入り込むように、傾斜せしめ
る。トリガー22が再び移動して全開位置(図5)に達
した時、ステープル形成ジョー部31はバイアシング・
スプリング28と共働して可動アンビル29を傾斜せし
めてステープル10の通路外に移す。アンビル29に設
けられたウインドー32aは、アンビル29がカム表面
30の影響下にある時、カム表面32の反対側に位置す
るようになっている。
【0013】フレーム21にはオープン・ウインダー4
3が設けてあり、これは組み立てに際しカバー・ブロッ
ク34上のストラップ44と共働してカバー・ブロック
34をフレーム21の範囲内に位置決めするという役割
を果たす。フレーム21は、その頂部にカバー・ブロッ
ク34の類似の輪郭にマッチするカットアウト46を有
し、これにより可動アンビル29の移動用の遊隙が形成
される。フレーム21としては、特に使い捨て形の外科
用ステープラー20の場合、プラスチック例えば無色も
しくは着色ポリカーボネートを原料とする成型品を用い
ることが望ましい。
【0014】トリガー22はピボット・ピン27を中心
として、フレーム21の範囲内にて回転する。トリガー
22のノーズ部22aはステープル形成ジョー部31の
上面により支えられており、このジョー部31は、カバ
ー・ブロック34の縦穴内に嵌挿されたコンプレッショ
ン・スプリング33により上向きに、つまり後退位置に
留まるようにバイアスされており、従ってトリガー22
は全開位置に保たれる(図5)。
【0015】カバー・ブロック34はステープル供給メ
カニズムおよびステープル形成ならびに埋設用メカニズ
ムを構成する個々のエレメントの組み立て用ベースとな
るものである。図5、6、11および12に見られるが
如く、このカバー・ブロック34には、ストラップ44
により所定の位置に保持されるステープル形成ジョー部
31および成形用アンビル29と合致する輪郭を有する
部分が含まれている。カバー・ブロック34にはさらに
成形ジョー部31およびトリガー22のバイアス用とし
てのコンプレッション・ステープル33を収容するため
の縦穴が設けてある。ジョー部31のステープル変形レ
ッグ部47は、トリガー22の最終閉動作に際しステー
プル10を、図8および9に見られるが如くアンビル2
9の表面に沿って曲げ得るような形状としてある。シャ
トル38、プレッシャー40、サドル・スプリング4
1、レール39および底面42より成るステープル供給
メカニズム(図10および12参照)はカバー・ブロッ
ク34と組み合わせた形にて組み立てられる。可撓メン
バー120および122は、次に変形されるべきステー
プル10を、アンビル29の端部が所定の位置まで移動
し終わるまで保持するためのレール39の一部を構成し
ている。成形済みのステープル10がステープラー20
の内部に引き込まれるという虞を無くするためのステー
プル・ストリッパー・ブロック45はカバー・ブロック
の不可分の一部をなすものである。
【0016】カバー・ブロック34には、トリガー22
の回転中心たるピボット・ピン27用の軸受けとして機
能する二つ一組の穴が設けてある(図12参照)。トリ
ガー22のハブ35にはシャトル38のタング部37を
受け入れるキー溝36が設けてある。キー溝36とタン
グ部37は共働してトリガー22の回転運動をシャトル
38の直線運動に変えるという役割を果たす。トリガー
22の閉運動中ハブ35は、図5および6に見られるが
如く、反時計方向に回転し、その結果として、タング部
37がキー溝36により押され、シャトル38が外科用
ステープラー20の後方に導かれる。同じく、トリガー
22の閉運動中、アンビル29は傾けられて次に供給さ
れるべきステープル10の通路内に入り込み、次いで、
下降中のジョー部31がステープル10に接触し、ステ
ープル10が埋設される際にそれをアンビル29の表面
に沿うように変形せしめる。トリガー22が閉じられる
間、レール39上の複数のステープル10は移動しな
い、すなわちそれらはその間ステープラー20の前方に
向かって送られない。トリガー22の復帰すなわち開運
動が開始され、次にジョー部31が充分後退し、アンビ
ル29が傾けられてステープラー10の通路外に出さ
れ、アンビル29が埋設されたステープラー10から外
れた後始めてステープル10は前送りされる。このステ
ープル10からのアンビル29の解放に際し、プッシャ
ー40は、プッシャー・イヤー46と連結されているサ
ドル・スプリング41の影響下、レール39上の一連の
ステープル10を毎回ステープル10の厚みに相当する
寸法だけ前送りし、従って後続ステープル10は一本ず
つ順次形成、埋設される。このトリガー22の復帰すな
わち開運動の進行中、ハブ35は、図5および6に見ら
れるが如く、時計方向に回転するのであり、その結果と
してシャトル38のタング部37はキー溝36により押
されて、シャトル38が外科用ステープラー20の前方
に導かれる。従って、トリガー22の復帰すなわち開運
動の進行に伴ってステープル10がレール40ー上を移
動している間、シャトル38は常にステープル10と同
方向に移動している。この場合、ステープル10のジャ
ミングという虞は殆ど無く、これはステープル10の頂
面と保持用カバー・メンバー、すなわちシャトル38、
との間の摩擦は皆無であるという理由による。さらに、
シャトル38の運動はステープル10の均等な前送りを
助けるという利点を有している。
【0017】図13A−13Cはそれぞれレール39の
端部すなわちステープル埋設箇所に最も近い部分を示し
た拡大斜視図である。レール39の頂面はその全長に殆
どにわたり平面102であり、その両側エッジからは相
対する両側面104が垂直下方に延在している。縁部1
06は側面104から外向きに延びている。レール39
は複数のステープル10の支持用として設計されてお
り、各ステープルはウエブ部108およびその両端から
略垂直に延びる脚部110より成っている。平面102
の幅はステープルのウェブ部の長さより僅かに小さくし
てあり、従ってステープルはその両脚部がレールの両側
面104に沿った状態でレール上を移動し得る。ステー
プル10の脚部は、図10に見られるが如く、レールの
側面104に対し適当な角度をつけて、それに沿って設
けてある。
【0018】レール39にはその末端部、すなわちステ
ープル埋設箇所に最も近い端部、に間隔をおいて設けら
れた二つ一組の可撓メンバー120および122が設け
てあり、これらはその自由端において上下に自由に撓み
得るように、またその他端において、アーム126を介
してレールの頂面102に連結されているベース部12
4とつながっている。このアーム126は頂面102内
に切り込むようにして設けられたスロット128により
形成されている。
【0019】ジョー部31の変形用レッグ部47は、ス
テープルの変形直前における位置は図8に示されている
通りであり、変形されるべきステープルは、図13Aに
示されているように、メンバー120および122の自
由端により支持されている。ステープルがアンビル29
上に押し下げられた時、メンバー120及び122は下
向きに撓んでステープルの通路外に移動し、ステープル
10のウェブ部はアンビル29と接することとなる。こ
れについては図13Bを参照されたい。図上破線はメン
バー120および122の最初の位置を示している。な
お、この図13Bにおいてメンバー120および122
は撓んだ状態にて示してある。図13Aー13Cにおい
て、装置のアンビル29もしくは他の部品/部分の閉状
態における位置は示されていない。図13Cは、完全に
形成されかつメンバー120と122の間に位置してい
るステープルを示している。これについてはさらに図6
を参照されたい。ステープルのウェブ部が一旦撓んだメ
ンバー120および122の下方に押し下げられ、アン
ビル29の表面に沿うように変形せしめられた時、これ
らメンバーはそれらの最初の位置に復帰する。メンバー
120および122と形成済みのステープルの間に接触
が起こるという可能性は皆無であり、従ってステープル
が装置にくっつきジャミングの原因となるという虞は皆
無である。図14はカンチレバー・スプリング48′と
してレールの中央部に位置するものを有する従来のレー
ル39′において、成形済みステープル10′のスプリ
ング48′への引っかかりが如何にして起こり得るかを
示したものである。
【0020】上記の如く、アンビル29は、トリガー2
2がその開位置に復帰する際ステープル通路外に移動す
るのであり、生体組織内に変形されたステープルが装置
の何れかの部分に触れるという虞は皆無である。
【0021】フレーム21、トリガー22、ポウル・パ
ッド24、カバー・ブロック34、プッシャー40およ
び底面42は、特に製造しようとするステープラーが使
い捨て形のものである場合、例えば無色もしくは着色ポ
リカーボネートを原料とするプラスチック成形品であっ
てもよい。しかしながら、ポウル23、アンビル29、
ジョー部31、シャトル38、メンバー120および1
22ならびにコンプレッション・スプリング33を含ん
でレール39およびサドル・スプリング41は、出来れ
ばステンレス・スチール製とすることが望ましい。
【0022】本発明にかかる外科用ステープラーは、最
初に充填したステープルを使用し終わった時、ステープ
ルの再充填が可能とすることにより、繰り返し使用可能
なものとすることもできるが、出来れば使い捨て形のも
のとすることが望ましい。従って、上記の詳細な記述に
おいて言及された部品の幾つかは、ステープル再充填形
のもの用としては意図されない設計となっている。
【0023】所望に応じて、上記外科用ステープルは分
解およびステープルの再充填が可能なように改造するこ
ともできる。しかし、かかる改造は当業者にとっては自
明のことであると思われるため、それにつき具体的な記
述は不要であろう。例えば、本発明にかかる使い捨て形
のステープラー20の場合、ピボット・ピン27はフレ
ーム21の何れの側も貫通せずにカバー・ブロック34
のアセンブリーをフレーム21内に接着剤を用いて固定
しておくことにより、トリガー22、ハブ35およびカ
バー・ブロック34の穴38により囲まれた所定の位置
に保持しておくことが出来る。再使用可能形のものにお
いては、ピボット・ピン27はフレーム21の側方を貫
通して後適当な手段にて所定の位置に保持されて、カバ
ー・ブロック34のアセンブリーがフレーム21内に、
接着剤なしで保持され、かつ必要に応じ取り外して一連
のステープル10を再充填し、もしくは充填済みのカバ
ー・ブロック34のアセンブリーを交換用カートリッジ
としてはめ込むこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】傷口/切口閉鎖用の外科用ステープル埋め込み
完了後におけるおおよその使用位置にある、本発明に係
る外科用ステープラーを示す斜視図である。
【図2】ポウルおよびポウル・パッドの配置を示した外
科用ステープルの部分断面図である。
【図3】ステープルが組織中に変形、埋設される際に進
行するトリガーの閉運動の間におけるポウルおよびポウ
ル・スプリングの状態を示したステープラーの部分断面
図である。
【図4】トリガーの全閉時点におけるポウルおよびポウ
ル・スプリングの状態(一点鎖線)ならびにトリガーの
復帰運動中におけるそれを示した、ステープラーの部分
断面図である。
【図5】トリガーが全開位置にある時における種々の部
品/部分の位置を示した、ステープラーの拡大部分断面
図である。
【図6】トリガーが全閉位置にある時における種々の部
品/部分の位置を示した、ステープラーの拡大部分断面
図である。
【図7】ジョー部、アンビルおよびステープルの縦断側
面図にして、ステープルの変形開始時点におけるこれら
3つの部品間の位置関係を示したものである。
【図8】図7と同じ位置関係にあるジョー部、アンビル
およびステープルを示した部分断面正面図である。
【図9】ジョー部、アンビルおよびステープルの正面図
にして、ステープルの変形完了時におけるこれら3つの
部品間の位置関係を示したものである。
【図10】底面、レール、ステープル、シャトルおよび
ステープル・プッシャーを組み合わせたものの斜視図で
ある。
【図11】アンビル、ジョー部、コンプレッション・ス
プリングおよびカバー・ブロックの分解部分斜視図であ
り、これら部品間の位置関係を示したものである。
【図12】ステープラーのステープル案内及び供給用エ
レメントの分解斜視図である。
【図13】A,B,Cは、ステープルの変形の種々の段
階における、次に変形されるべきステープルとの関連に
おいて示されたレールの部分の拡大斜視図である。
【図14】成形完了ステープルとの関連において示され
た従来のレールの類似部分の分解図である。
【符号の説明】
10...ステープル、20...外科用ステープラ
ー、21...フレーム、22...トリガー、2
3...ポウル、24...ポウル・パッド、2
5...ポウル・スプリング、26...ピボット・ピ
ン、27...ピボット・ピン、28...バイアシン
グ・スプリング、29...アンビル、30...カム
表面、31...形成用ジョー部、32...カム表
面、33...コンプレッション・スプリング、3
4...カバー・ブロック、35...ハブ、3
6...キー溝、37...タング、38...シャト
ル、38...穴、39...レール、40...プッ
シャー、41...サドル・スプリング、42...底
面、43...ウインドー、44...ストラップ、4
6...カットアウト、46...プッシャー・イヤ
ー、47...成形用脚部、48...カンチレバー・
スプリング、102...頂面、104...側面、1
06...縁部、108...ウェブ部、110...
脚部、120、122...可撓メンバー、12
4...ベース部、126...アーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−243545(JP,A) 特開 昭58−203747(JP,A) 特開 昭57−9444(JP,A) 特開 平2−5933(JP,A) 特開 昭52−108688(JP,A) 米国特許4887756(US,A) 国際公開89/11249(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 17/03 - 17/115

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブ部およびその各端から埋設部位に
    向け略垂直に延びる二本一組の脚部を有する外科用ステ
    ープルの供給手段と、ステープルを埋設位置において組
    織保持に適した形状に変形せしめるための変形手段とを
    備え、上記ステープル供給手段は、ステープルの案内用
    レールと、ステープルをこのレールに沿って移動せしめ
    るためのバイアシング手段と、上記レール上にステープ
    ルを保持する保持手段とを備えた外科用ステープラーに
    おいて、埋設部位において次に埋設されるべき変形前の
    ステープルの支持用として該レールの端部の一部を構成
    するように形成されたカンチレバー・スプリング手段を
    含み、該スプリング手段は可撓であって、その最初の位
    置から移動して上記の次のステープルの変形を可能なら
    しめ、その変形完了後、上記変形済みの次のステープル
    に影響を及ぼすことなく、最初の位置に戻り得るように
    なっていることを特徴とする外科用ステープラー。
  2. 【請求項2】 請求項1の外科用ステープラーにおい
    て、上記スプリング手段は、少なくとも二つ一組の間隔
    を置いて設けられた可撓メンバーよりなり、該可撓メン
    バーは、上記次のステープルの脚部に隣接するウェブ部
    を支持し、その変形完了後上記次のステープルが上記メ
    ンバー間に位置するようにしたことを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】 請求項2の外科用ステープラーにおい
    て、上記変形手段には、上記の次のステープルの形成完
    了後傾いてステープル通路外に移動するように配置され
    たアンビルを備えることを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】 請求項3の外科用ステープラーにおい
    て、上記メンバーの端部が、上記の次のステープルの通
    路外に位置するように曲げられることを特徴とするも
    の。
JP2413419A 1989-12-21 1990-12-21 外科用ステープラー Expired - Lifetime JP3054202B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/454,805 US5038991A (en) 1989-12-21 1989-12-21 Surgical stapler
US454,805 1989-12-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04117955A JPH04117955A (ja) 1992-04-17
JP3054202B2 true JP3054202B2 (ja) 2000-06-19

Family

ID=23806178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2413419A Expired - Lifetime JP3054202B2 (ja) 1989-12-21 1990-12-21 外科用ステープラー

Country Status (13)

Country Link
US (1) US5038991A (ja)
EP (1) EP0436166B1 (ja)
JP (1) JP3054202B2 (ja)
AT (1) ATE95400T1 (ja)
AU (1) AU623817B2 (ja)
CA (1) CA2031545C (ja)
DE (1) DE69003800T2 (ja)
DK (1) DK0436166T3 (ja)
ES (1) ES2044386T3 (ja)
IE (1) IE904288A1 (ja)
NO (1) NO905382L (ja)
NZ (1) NZ236237A (ja)
ZA (1) ZA909819B (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5170926A (en) * 1991-08-05 1992-12-15 Edward Weck Incorporated Surgical stapler
GB9202635D0 (en) * 1992-02-07 1992-03-25 Hillway Surgical Ltd Device for tightening a loop in a wire or cable
US5465895A (en) * 1994-02-03 1995-11-14 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical stapler instrument
KR20010074223A (ko) * 2001-04-11 2001-08-04 김광훈 수술용 스테플러
US7059509B2 (en) * 2002-05-28 2006-06-13 Phillip Clay Brown Surgical stapling device
US7004950B1 (en) 2002-06-21 2006-02-28 Collins James R Tissue aligning surgical stapler and method of use
US7211091B2 (en) * 2002-08-27 2007-05-01 Pilling Weck Incorporated Fingertip-actuated surgical clip applier and related methods
EP1572005A4 (en) * 2002-12-16 2012-03-14 Edrich Health Technologies Inc CLAMP DEVICE FOR THE INSIDE WALL
JP4712409B2 (ja) * 2005-02-28 2011-06-29 マニー株式会社 医療用ステープラー
US7681771B2 (en) 2005-06-17 2010-03-23 Acco Brands Usa Llc Stapler
JP4737065B2 (ja) * 2006-12-18 2011-07-27 マックス株式会社 医療用ステープラ
DE102007008350B4 (de) 2007-02-20 2012-07-05 Ahmad Mahdi Chirurgisches Klammerinstrument für human- undveterinärmedizinische Zwecke

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4043504A (en) * 1976-03-09 1977-08-23 Senco Products, Inc. Staple cartridge and feed means for use with a surgical stapling instrument
KR840000759B1 (en) * 1980-05-27 1984-06-08 American Cyanamid Co Surgical stapling instrument
US4591086A (en) * 1980-09-26 1986-05-27 American Cyanamid Company Surgical stapling instrument
US4523707A (en) * 1982-05-04 1985-06-18 Blake Joseph W Iii Surgical stapler
EP0185026A1 (en) * 1984-05-07 1986-06-25 PUCHY, David Peter William Surgical stapler providing variable degree of staple closure
US4662555A (en) * 1986-03-11 1987-05-05 Edward Weck & Company, Inc. Surgical stapler
US4747531A (en) * 1987-03-23 1988-05-31 Ethicon, Inc. Anvil and driver assembly for a surgical skin stapling instrument
US4811886A (en) * 1988-02-18 1989-03-14 Ethicon, Inc. Staple positioning tab

Also Published As

Publication number Publication date
IE904288A1 (en) 1991-07-03
NO905382L (no) 1991-06-24
NZ236237A (en) 1992-12-23
US5038991A (en) 1991-08-13
JPH04117955A (ja) 1992-04-17
NO905382D0 (no) 1990-12-13
DE69003800T2 (de) 1994-03-03
AU623817B2 (en) 1992-05-21
EP0436166B1 (en) 1993-10-06
ATE95400T1 (de) 1993-10-15
CA2031545C (en) 2001-06-12
ES2044386T3 (es) 1994-01-01
ZA909819B (en) 1991-10-30
CA2031545A1 (en) 1991-06-22
AU6704490A (en) 1991-06-27
DK0436166T3 (da) 1993-12-27
EP0436166A1 (en) 1991-07-10
DE69003800D1 (de) 1993-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0240722B1 (en) Surgical stapler
JP3054202B2 (ja) 外科用ステープラー
US4619262A (en) Surgical stapling device
JP4028071B2 (ja) 多方向レリース機構を備えたスキン・ステープラー
CA1122491A (en) Disposable surgical stapling instrument
US4402445A (en) Surgical fastener and means for applying same
CA1048201A (en) Staple cartridge and feed means for use with a surgical stapling instrument
US9038881B1 (en) Feeder belt actuation mechanism for true multi-fire surgical stapler
EP1570792B1 (en) Lancet apparatus for producing a precisely controlled incision
US20110184428A1 (en) Insertion device for infusion sets
US4919320A (en) Surgical stapler
JPH0260334B2 (ja)
CA1325573C (en) Staple positioning tab
FI73590B (fi) Kirurgiskt haeftningsinstrument.
WO2002023980A2 (en) Animal tag applicator
WO1992011184A1 (en) Variable pitch feed of fasteners
GB2235644A (en) Improvements in surgical stapling devices
EP0168244A2 (en) Surgical stapling device
EP0499355B1 (en) Medical stapler
KR880002230Y1 (ko) 외과용 스테이플러의 작동 조절장치
JPH0257934B2 (ja)