JP3053901U - 高周波誘導加熱コイル倣いローラーとその取付け部の構造 - Google Patents

高周波誘導加熱コイル倣いローラーとその取付け部の構造

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induction heating
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Inventor
正美 伊藤
義廣 大山
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エムエイチアイ マリンエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装された鋼板表面を検査、補修工事等のた
め適正な研掃及び、下地処理を行う際、高周波誘導加熱
コイル(3)を用いて鋼板表面の塗料接着面を溶融状態
にするが、この時、最も重要な高周波誘導加熱コイル
(3)と下地処理面との間を自動的に適正な間隔に保持
できる機能を提供する。 【構成】 加熱コイルホルダー(6)に高周波誘導加熱
コイル(3)を取付、スプリング(8)を有するピン
(9)で連結金物(10)と一体にする。次にヒンジ式
ジョイント(4)付きの接続金物(5)に、ボルトとナ
ットで取りつける。自走式ブラスト装置(1)本体へは
倣いローラー取付金物(2)にヒンジ式ジョイント
(4)で取りつける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、各種大型構造物等で発生する、検査及び塗装前処理作業に必要な 塗膜除去及び研掃、下地処理工事全般に係わるもので、詳しくは、使用する自走 式ブラスト装置の先端に取付る、鋼板表面の塗装接着面を溶融状態にするため加 熱する高周波誘導加熱コイルを塗膜除去及び、研掃等の下地処理作業を行う部位 に対しての隙間を適正に保持する為の倣いローラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の塗膜除去及び研掃、下地処理工事は、通常大気中で行う遮蔽してのブラ スト投射、及び電動式ハンド工具によるブラッシング、スケリング等で塗膜除去 及び研掃する施工する方法が一般化しているが、現在弊社では自式ブラスト装置 (1)と高周波誘導加熱コイル(3)を組み合わせた装置「インバック」装置( 特許番号:特許平07−225818、特許平07−31150参照)による塗 膜除去及び研掃、下地処理施工方法を開発して自走式ブラスト装置(1)に装備 しているバキューム吸着パッド(11)内で塗膜除去及び研掃等の下地処理作業 を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた一般的な塗膜除去及び、研掃等の下地処理工事の場合次の ような不具合が発生する。まずブラスト投射ではブラスト研磨材、ブラストで除 去された塗膜等が飛散し粉塵公害となる、また作業者は粉塵の中での施工であり 作業環境的にも問題点を有している。 電動式ハンド工具によるブラッシング、スケリング等についても同様の問題点 を有しているが、前述の問題に関しては「インバック」装置の開発により解決が 図られている。 今回の考案で解決しようとする課題は「インバック」装置に取付られる「高周 波誘導加熱コイル」(3)の保持方法で、従来の様に自走式ブラスト装置(1) 本体から直接「高周波誘導加熱コイル」(3)の保持材を出して取り付けた場合 には下記のような不具合が発生する。 まず、自走式ブラスト装置(1)が走行する面が必ずしも平坦とは限らないた めに高周波誘導加熱コイル(3)のコイル面と塗膜除去及び、研掃等の下地処理 を行う面を連続して均一に保つことが出来ない。このことは、「インバック」装 置を使用した塗膜除去では一番重要な事で、鋼板表面の塗料接着面を溶融状態に した上で初めて適正な塗膜除去及び、研掃等の下地処理ができるのである。 このためには、高周波誘導加熱コイル(3)と下地処理面との間に適正な間隔 を絶えず保持する事が、安定した加熱を行う上で必要である。 本考案の高周波誘導加熱コイル倣いローラーは、この適正な間隔を自走式ブラ スト装置(1)の走行状態に左右されず、絶えず安定した状態で保持するために 考案されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の高周波誘導加熱コイル倣いローラーでは、前述の問題点を解決するた めに次のような特長を有する。まず、自走式ブラスト装置(1)本体との取り合 い部には、自走式ブラスト装置(1)の走行ラインに段付きや曲がりがあっても 高周波誘導加熱コイル(3)と下地処理面へは影響が出ないように、ヒンジ式ジ ョイント(4)を採用している。次に、高周波誘導加熱コイルホルダー(6)は 、4輪の倣いローラー(7)とローラーが絶えず均等に処理面へ接地するように 、下方へ圧着する為のスプリング(8)を有する2本のピン(9)と連結金物( 10)、及び加熱コイルホルダー(6)本体により構成される。 ヒンジ式ジョイント(4)が付いている接続金物(5)へは、ボルトとナット で固定される。従って自走式ブラスト装置(1)本体の動きと、高周波誘導加熱 コイル(3)の動きが分離でき、自走式ブラスト装置(1)が走行する下地処理 面が変形していても、高周波誘加熱コイル(3)はヒンジ式ジョイント(4)が 自走式ブラスト装置(1)の上下動や傾きを吸収するため必ず下地処理面との間 に適正な間隔を絶えず保持する事ができる。
【0005】
【作用】
本考案による、高周波誘導加熱コイル(3)を使用しての鋼板表面の塗料接着 面の溶融では、高周波誘導加熱コイル(3)が、倣いローラー(7)とその構成 部品により必ず下地処理面との間に適正な間隔を絶えず保持して加熱する事がで きるため、容易に塗料の剥離も行われ、効率よい適正な研掃状態が得られる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明すると、図1が本考案であ る高周波誘導加熱コイル倣いローラーを装着した自走式ブラスト装置(1)であ る。 本考案は、図2で示す(4)〜(10)までの部品で構成される。まず、自走 式ブラスト装置(1)本体付きの倣いローラー取付金物(2)に、自走式ブラス ト装置(1)の走行ラインに段付きや曲がりがあってもも、高周波誘導加熱コイ ル(3)が影響を受けないようにするための、ヒンジ式ジョイント(4)により 結合される。 さらにヒンジ式ジョイント(4)に付いている接続金物(5)へ、ボルトとナ ットにより高周波誘導加熱コイル(3)をネレないように支持する加熱コイルホ ルダー(6)と、これを下地処理面との間に適正な間隔を、自走式ブラスト装置 (1)の走行状態に左右されず安定して保持する事ができる、4個の倣いローラ ー(7)、また絶えず均等に処理面へ接地するように下方へ圧着する為のスプリ ング(8)を有する、2本のピン(9)により連結金物(10)に接続される。
【0007】
【考案の効果】
本考案は、前述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 ヒンジ式ジョイント(4)については、自走式ブラスト装置(1)の走行ライ ンに段付きや曲がりがあってもその走行状態から起こる上下動や傾き等の影響を 吸収し、高周波誘導加熱コイル(3)に伝えない効果がある。 また、ヒンジ式ジョイント(4)と加熱コイルホルダー(6)とを連結するス プリング(8)を有する2本のピン(9)は、スプリング(8)の圧縮力で均等 に4個の倣いローラー(7)を下方へ圧着することにより、下地処理面と加熱コ イルホルダー(6)を絶えず適正な間隔に保持できる効果を有する。
【提出日】平成9年3月28日
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種大型構造物等の検査及び塗装に際して、検査及び塗装面の塗膜 除去・研掃等の下地処理作業に用いる自走式ブラスト装置に取付ける高周波誘導 加熱コイルとその取付け部の構造に関するものであり、詳しくは高周波誘導加熱 コイルと処理面との間隙を常に適正に保持することのできる、高周波誘導加熱コ イル倣いローラーとその取付け部の構造に関するものである
【0002】
【従来の技術】
バキューム吸着パッドを有する自走式ブラスト装置と高周波誘導加熱コイルと を組み合わせた下地処理装置、いわゆる「インバック装置」はすでに公知である (特許公開平成7年225818号及び同平成7年31150号 )。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来の装置においては、高周波誘導加熱コイルが自走 式ブラスト装置本体に直に保持材によって固定取付けされているため、自走式ブ ラスト装置の走行する面の状態によっては、高周波誘導加熱コイルと処理面との 間隙を常に適正に保つことができず結果として安定した加熱が得られず処理ムラ が生じるという欠点があった。本考案はこうした従来の「インバック装置」のも つ欠点を解消するためになされたもので、つまり高周波誘導加熱コイルと処理面との間隙を常に適正に保つことができ安定した加熱の得られる高周波誘導加熱コ イル倣いローラーとその取付け部の構造を提供するものである
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は自走式ブラスト装置と高周波誘導加熱コイルとを組み合わ せた下地処理装置において、高周波誘導加熱コイルを倣いローラーを設けた加熱 コイルホルダーに収納し、該ホルダーをスプリングを有するピンと連結金物と接 続金物をへてヒンジ式ジョイントにより自走式ブラスト装置本体に取付けたこと を特徴とするものである
【0005】
【作用】
よって、本考案のおいては、加熱コイルホルダーがヒンジ式ジョイントによっ て自走式ブラスト装置本体に取付けられているため、自走式ブラスト装置本体の 動きと加熱コイルホルダーの動きが分離でき、処理面の変形に伴う上下動や傾き を緩衝できる。加えて、スプリングにより倣いローラーは絶えず処理面に押圧さ れるので、処理面に変形があっても高周波誘導加熱コイルと処理面との間隙は常 に適正に保たれ、結果として安定した加熱が得られる
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に沿って説明すると、図1は本考案による高周波 誘導加熱コイル倣いローラーを自走式ブラスト装置(1)に取付けたところを示 す全体斜視図であり、図2はその取付け部の拡大斜視図である。図のごとく本考 案においては、高周波誘導加熱コイルは倣いローラー(7)を設けた加熱コイル ホルダー(6)に収納され、該ホルダーはスプリング(8)を有するピン(9) と連結金物(10)と接続金物(5)をへてヒンジ式ジョイント(4)によって 自走式ブラスト装置本体の倣いローラー取付け金物(2)に取付けられている
【0007】
【考案の効果】 よって、自走式ブラスト装置の走行ラインに変形すなわち段や曲がりがあっても、ヒンジ式ジョイント部によってその上下動や傾きは緩衝され、さらにスプリ ングにより倣いローラーは絶えず処理面に押圧されるので、高周波誘導加熱コイ ルと処理面との間隙は常に適正に保たれ、結果として安定した加熱が得られる
【図面の簡単な説明】
【図 1】本考案の取付状態を示す斜視図
【図 2】本考案部分を示す斜視図
【符号の説明】
1 自走式ブラスト装置 2 倣いローラー取付金物 3 高周波誘導加熱コイル 4 ヒンジ式ジョイント 5 接続金物 6 加熱コイルホルダー 7 倣いローラー 8 スプリング 9 ピン 10連結金物 11バキューム吸着パッド
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月28日
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 高周波誘導加熱コイル倣いローラー
その取付け部の構造
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による高周波誘導加熱コイル倣いロー
ラーを自走式ブラスト装置に取付けたところを示す全体
斜視図
【図2】 取付け部の拡大斜視図
【符号の説明】 1 自走式ブラスト装置 2 倣いローラー取付け金物 3 高周波誘導加熱コイル 4 ヒンジ式ジョイント 5 接続金物 6 加熱コイルホルダー 7 倣いローラー 8 スプリング 9 ピン 10 連結金物 11 バキューム吸着パッド ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】(イ)加熱コイルホルダー6の下部に倣い
ローラー7を4個所設ける。 (ロ)加熱コイルホルダー6の上に2つのスプリング
8、ピン9、及び接続金物5からなる連結金物10を設
ける。 (ハ)接続金物10の上部に位置する、接続金物5を介
して、上下に遊動するヒンジ式ジョイント4に接続され
る。 以上の構成によりなる、高周波誘導加熱コイル倣いロー
ラーとその取り付け部の構造。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種大型構造物等の検査前、塗装前処理作
    業である塗膜除去及び研掃、下地処理に使用する自走式
    ブラスト装置(特許登録番号、第1303393号、第
    1323843号を参照)の先端に取付る高周波誘導加
    熱コイル用の倣いローラーに関する。
JP1996011979U 1996-10-18 1996-10-18 高周波誘導加熱コイル倣いローラーとその取付け部の構造 Expired - Lifetime JP3053901U (ja)

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