JP3053868U - ポケット付き花器 - Google Patents
ポケット付き花器Info
- Publication number
- JP3053868U JP3053868U JP1998003098U JP309898U JP3053868U JP 3053868 U JP3053868 U JP 3053868U JP 1998003098 U JP1998003098 U JP 1998003098U JP 309898 U JP309898 U JP 309898U JP 3053868 U JP3053868 U JP 3053868U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vase
- leg
- flower
- opening
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 生け花の視覚的なあじわいをより向上させ、
あるいは視覚的な情趣に加えて香を併せて楽しむことが
できる新規な花器を提供する。 【解決手段】 水平断面径が漸減する倒立截頭円錐台形
状の胴部の上部開口122から挿入した生け花をほぼ直
立した姿勢で支持するように、平底でかつほぼ半球状の
花器脚部11に、この脚11の外壁111に設けた内側
に膨らむポケット13を設け、このポケット13の外面
と脚部内面との間の隙間に前記挿入した花の茎部下端を
挾持するようにした。
あるいは視覚的な情趣に加えて香を併せて楽しむことが
できる新規な花器を提供する。 【解決手段】 水平断面径が漸減する倒立截頭円錐台形
状の胴部の上部開口122から挿入した生け花をほぼ直
立した姿勢で支持するように、平底でかつほぼ半球状の
花器脚部11に、この脚11の外壁111に設けた内側
に膨らむポケット13を設け、このポケット13の外面
と脚部内面との間の隙間に前記挿入した花の茎部下端を
挾持するようにした。
Description
【0001】
本考案は、ガラス製のポケット付き花器に関し、詳しくは生花等を挿入する花 器本体の開口と、ポプリ等の香物質やその他の飾りを挿入するためのポケットの 開口とを有するガラス製の花器に関する。
【0002】
フラワーアレンジメントをする場合にはいくつかの道具が用いられ、代表的に は花器及びハサミであり、さらにバリエーションを広げるためにはフローラルフ ォーム(生け花用スポンジ)、剣山、ワイヤー(針金)などが使用される。
【0003】 これらの道具の多くは、花を生けるときに枝を真直ぐに立てたり、ちょうどよ い角度に留めるためのもの(以下「とめ具」という)であり、剣山やワイヤー、 フローラルフォーム、チキンワイヤーなどがこれに該当する。
【0004】 また、透明ガラス製の花器の場合には、ビー玉や貝などを花器に入れ、その隙 間に花茎を差し込んで花のとめ具として利用することも個々に行われている。
【0005】 ところで、上記とめ具を用いずに花器それ自体が花の姿勢を保持する機能を備 えたものは、一輪挿し花器の如き特別な花器を除いて知られていない。
【0006】
本考案は、以上のような従来技術の下で、剣山やワイヤー、フローラルフォー ム等のとめ具を用いることなしに、花を真直ぐにあるいは所定の斜めにした角度 で容易に保持させることができる機能を備えた花器を提供することを目的として なされたものである。
【0007】 また本考案の別の目的は、生け花の視覚的なあじわいをより向上させ、あるい は視覚的な情趣に加えて香を併せて楽しむことができる新規な花器を提供すると ころにある。
【0008】
上記の目的を達成するためになされた本考案の請求項1よりなる花器は、挿入 された生花またはドライフラワーを上端開口から挿入して直立ないし傾斜した姿 勢で支持する上端開放で直立筒状のガラス製花器であって、この花器の脚部に、 該脚の一部表面に開口しかつ該開口から筒内側に膨らんだポケットを設けると共 に、このポケットの外面と花器脚部の内面との間に形成される隙間を、前記挿入 された生花またはドライフラワーの茎部下端付近の遊度を狭く制限する寸法に設 けたことを特徴とする。
【0009】 この考案によれば、花器に挿入された花の花茎下端部分が、花器脚部の外壁と ポケットの間に形成された隙間に入り込んだ際の遊度が小さく制限されているの で、ほとんどの花の場合に、フローラルフォーム、剣山、ワイヤー等のとめ具を 使用することなくその下部を安定させることができる。また、ポケットに、他の 花や香の成分、あるいは他の意匠的な装飾品を挿入させることができる。
【0010】 なお、脚部のポケットは、本出願人が既に提供している氷ポケット付き冷酒カ ラフェ等の技法を用いて製造することができる。
【0011】 請求項2の考案は、上記請求項1の考案において、花器が胴部と脚部とからな っていて、上述したポケットを有する脚部は、平底でかつほぼ半球状の外壁を有 し、胴部は、上部の開口から脚頂部に渡って水平断面径が漸減する倒立截頭円錐 台形状の外壁を有するように設けられていることを特徴とする。
【0012】 この考案によれば、花器は、比較的広口の上部開口を有する胴部を有するが、 花茎の下端を上記と同様にその姿勢を安定させて保持でき、また広口の開口であ るため多数の花を生けることができる。
【0013】 請求項3の考案は、上記の各考案において、ポケットの外面と花器脚部の内面 との間に形成される隙間が、挿入する生花等の花茎を挾持して該花茎を固定する ものであることを特徴とする。
【0014】 この考案によれば、脚部の外壁とポケットの間の隙間で生け花の花茎下端を確 実に固定することができるので、花の姿勢安定がより一層確実に行える。
【0015】 請求項4の考案は、上記の各考案において、花器脚部ポケットの外面と花器脚 部の内面とで形成される隙間は、該ポケットの開口部を除いてほぼ円周状に設け られていることを特徴とする。
【0016】 ポケットの外面と脚部内面の間の隙間は、必ずしも周状に連続して設けられる ことが必須ではないが、この考案によれば、ほぼ円周状に上記隙間が形成される ので、姿勢を安定させる花の位置を適宜に選択することができ、また多数の花の 姿勢安定を有効に行うことができる。
【0017】
実施形態1 図1,図2に示した本例の花器1は、平底112でかつほぼ半球状の外壁11 1を有する脚部11と、上部の広口の開口122から前記脚部11の頂部に渡っ て水平断面径が漸減する倒立截頭円錐台形状の外壁121を有する胴部12とを 備えた構造をなした透明ガラス製の花器であり、上記脚部11には、半球状の球 殻131が内側に膨らんだポケット13が設けられている。132はこのポケッ ト13の開口である。
【0018】 本例の花器1には、その胴部12の上部開口122から適宜の切り花(図示せ ず)を生け、その花茎下端をポケット13の球殻131の外面と、脚部11の外 壁111の内面との間に形成された隙間に差し込むことで、生けられた花の姿勢 は、該花茎下端の固定と、脚部11と胴部12の接続部分のくびれ部による花茎 との係合と、更には、胴部の内面あるいは開口部122との係合でその姿勢を安 定に保持することができる。
【0019】 また、ポケット13に本例のようにポプリ14を充填することで、花の香に加 えて他の芳香をあじわうことができ、情趣に富んだフラワアレンジメントを楽し むことができる。
【0020】
本考案によれば、剣山やワイヤー等のとめ具を用いることなしに、花器に花を 容易に差込んで、例えば真直ぐな姿勢や所定角度に傾斜した姿勢に保持させるこ とができるという効果が奏される。
【0021】 また、花器脚部に設けたポケットを利用して、花以外の物品を内装させて生け 花の視覚的なあじわいをより向上させてフラワーアレンジメントの情趣を向上さ せることができる。また更に、該ポケットにポプリやオイル等を入れることで、 視覚的な情趣に加えて香を併せて楽しむことができる。
【0022】 更に、ポケットの開口を小さく設けるようにすれば、香の拡散・放散を抑えて 、長期にわたり微弱な香を楽しむことができる。
【図1】本考案の実施形態1の花器をそのポケットを正
面から視た斜視図。
面から視た斜視図。
【図2】図1の花器を、そのポケットを斜め横から視た
斜視図。
斜視図。
1・・・花器、11・・・脚部、111・・・外壁、1
12・・・平底、12・・・胴部、121・・・外壁、
122・・・上部開口、13・・・ポケット、131・
・・球殻、132・・・ポケット開口、14・・・ポプ
リ。
12・・・平底、12・・・胴部、121・・・外壁、
122・・・上部開口、13・・・ポケット、131・
・・球殻、132・・・ポケット開口、14・・・ポプ
リ。
Claims (4)
- 【請求項1】 挿入された生花またはドライフラワーを
上端開口から挿入して直立ないし傾斜した姿勢で支持す
る上端開放で直立筒状のガラス製花器であって、 この花器の脚部に、該脚の一部表面に開口しかつ該開口
から筒内側に膨らんだポケットを設けると共に、このポ
ケットの外面と花器脚部の内面との間に形成される隙間
を、前記挿入された生花またはドライフラワーの茎部下
端付近の遊度を狭く制限する寸法に設けたことを特徴と
するポケット付き花器。 - 【請求項2】 請求項1において、花器が胴部と脚部と
からなっていて、上記ポケットを有する脚部は、平底で
かつほぼ半球状の外壁を有し、胴部は、上部の開口から
脚頂部に渡って水平断面径が漸減する倒立截頭円錐台形
状の外壁を有するように設けられていることを特徴とす
るポケット付き花器。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、ポケットの外
面と花器脚部の内面との間に形成される隙間が、挿入す
る生花等の花茎を挾持して該花茎を固定するものである
ことを特徴とするポケット付き花器。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
花器脚部ポケットの外面と花器脚部の内面とで形成され
る隙間は、該ポケットの開口部を除いてほぼ円周状に設
けられていることを特徴とするポケット付き花器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998003098U JP3053868U (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | ポケット付き花器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998003098U JP3053868U (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | ポケット付き花器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3053868U true JP3053868U (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=43187934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998003098U Expired - Lifetime JP3053868U (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | ポケット付き花器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053868U (ja) |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP1998003098U patent/JP3053868U/ja not_active Expired - Lifetime
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