JP3053770B2 - 押し出しにより得られるスムースペーストの形態の組成物及びその製法 - Google Patents

押し出しにより得られるスムースペーストの形態の組成物及びその製法

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JP3053770B2 JP8192499A JP19249996A JP3053770B2 JP 3053770 B2 JP3053770 B2 JP 3053770B2 JP 8192499 A JP8192499 A JP 8192499A JP 19249996 A JP19249996 A JP 19249996A JP 3053770 B2 JP3053770 B2 JP 3053770B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、唇及び／又
は皮膚の保護及び／又はメイクアップために用いること
のできる、スムースペーストの形態の化粧品組成物に関
する。本発明はまた、この組成物の製法にも関する。
【０００２】
【従来の技術】メイクアップもしくは保護用製品として
皮膚もしくは唇に塗布するような、例えば、リップもし
くはリップスティックのベースなどの化粧品組成物は、
既知の方法により、例えば、固形スティック、例えばリ
ップスティックペンシルの形態で、あるいはブラシを用
いて塗布することのできるスムースペーストの形態とす
ることができる。
【０００３】スティック形態の組成物は、一般的に、大
量のワックス、並びにオイル、ピグメント及び／又は充
填剤、及び任意の添加剤を含む。スムースペーストの形
態の組成物は、一般的に、ワックスを僅かに含むか、又
は全く含まず、このためこれらを取り出して塗布するこ
とが容易になっているのだが、大量のワックスが含まれ
ていたとすると、該組成物が高度の粘性をもつことにつ
ながり、したがって、塗布しにくくなる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワック
スにより、これを含む組成物に、特に、この組成物のク
リーム状特性及び、塗布したフィルムの保持特性及び厚
さ特性のようにかなり有利な特性を与えることが可能で
ある。したがって、大量のワックスを含むことのできる
組成物をスムースペーストの形態で得られるようにする
ことが望ましい。
【０００５】さらにまた、スムースペーストの形態の組
成物のいくつかの化粧品特性を引き立たせることは有利
であって、特に、唇もしくは皮膚に塗布した際の柔らか
さを更に増進させると共に、担体にかなりの程度の水準
の湿潤と保護とを与えることが望ましい。
【０００６】したがって、スムースペーストの形態の組
成物に、例えば、多価アルコールもしくは活性物質のよ
うな湿潤もしくは保護成分を、特に分散液もしくは水相
中の溶液として混合することが望ましい。ここで、多価
アルコール、特にグリセリンは一般的に、ゲル化した水
相と全く同様、脂肪物質とは混合しないが、このこと
は、脂肪物質とグリセリンを含む組成物が単一の均質な
相の形態ではなく、２つに分離した相の形態をとるとい
う理由により、このために経時的な保存に問題が生じる
のである。この欠点を克服する解決策の一つは、該組成
物、特に固型スティックの形態のものに、該組成物を単
一の均質な相の形態に維持することのできる界面活性剤
を混合することである。しかしながら、得られる組成物
は、かなりの刺激性を有する可能性がある。ある特定の
脂肪物質が、多価アルコール、例えばイソプレン−グリ
コールと適合する場合には、多価アルコールの機能を果
たすものとして脂肪物質を選択することもまた可能であ
るが、このことによって、予想される製剤に多大な限定
が加わる恐れがある。
【０００７】本発明の目的は、これらの短所を克服する
ことであり、本発明では、脂肪物質のような親油性成分
を含む一方、他方では多価アルコール及び／又は水相の
ような親水性成分を含むにも関わらず、特に均質なスム
ースペーストの形態である組成物を提案する。
【０００８】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明の主題の一つは、親油性成分及び親水性成分を含
み、スムースペーストの形態で押し出される組成物であ
り、前記組成物は単一の均質な相の形態である。
【０００９】本発明の別の主題は、前記組成物の製法で
あり、その工程の少なくとも一部分は混合押し出し機を
用いて行うものである。
【００１０】したがって、一般的に、本発明の方法によ
れば、一方は親油性であり、他方は親水性である２つの
互いに適合しない相から、均質な組成物を得ることが可
能である。
【００１１】本発明の利点は、様々に異なる製剤により
均質な組成物を調製することができ、例えば、あるタイ
プの脂肪物質の存在によっても、制限が加えられないこ
とである。
【００１２】さらにまた、得られた組成物は、界面活性
剤を含んでいなくとも安定で均質にになり得る。
【００１３】本発明による組成物は、ペンシルもしくは
スティックの固体構成では粘度が測定できなかったこと
と対照的に、その粘度を測定することが可能なスムース
ペーストである。前記の２５℃における絶対粘度は、回
転数６０Hzの“ＭＳ−ｒ４”回転子を備えたＣｏｎｔｒ
ａｖｅｓ ＴＶ回転粘度計を用いて測定して、一般的に
３〜３５Ｐａ ｓである。
【００１４】したがって、本発明の組成物は例えば、ワ
ックス、オイル、ゴム及び／または、ペースト状であっ
て、炭化水素含有及び／またはシリコーン含有の脂肪物
質で、揮発性でもあり得るものなどの脂肪相の通常の成
分から選択される、少なくとも一の親油性成分を、単独
でもしくは混合物として含むものである。
【００１５】単独でもしくは混合物として考えられるワ
ックスとしては、微晶ロウ、パラフィン、ワセリン、ワ
セリンジェリー、オゾケライト及びモンタンワックス等
の鉱物ワックス；ミツロウ、ラノリン及びその誘導体等
の動物ワックス；カンデリラワックス、オーリカリーワ
ックス、カルナウバワックス、木ロウ、ココアバター、
コルクファイバーワックス（cork fibre wax）もしくは
サトウキビワックス等の植物ワックス；２５℃において
固体であるような水素化オイル、脂肪エステル及びグリ
セリド；ポリエチレンワックス及びフィッシャー・トロ
プシュ合成により得られるワックス等の合成ワックス；
シリコーンワックス；これらの混合物が挙げられる。
【００１６】単独でもしくは混合物として考えられるオ
イルとしては、パラフィンオイルもしくは流動ワセリン
ジェリー等の鉱物油；ペルヒドロスクアレンもしくはア
ララオイル（arara oil）等の動物油；スィートアーモ
ンドオイル、カロフィラムオイル（calophyllum oi
l）、パームオイル、ヒマシ油、アボカドオイル、ホホ
バオイル、オリーブオイルもしくはシリアルジャームオ
イル（cereal germ oil）等の植物油；ポリジメチルシ
ロキサン等のシリコーンオイル；ラノリン酸、オレイン
酸、ラウリル酸、ステアリン酸もしくはミリスチン酸の
エステル；オレイルアルコール、リノレイルアルコー
ル、イソステアリルアルコールもしくはオクチルドデカ
ノール等のアルコール；アルコールもしくはポリアルコ
ールのアセチルグリセリド、オクタノアート、デカノア
ートもしくはリシノーレアート（ricinoleates）；シク
ロテトラジメチルシロキサン、シクロペンタジメチルシ
ロキサン、シクロヘキサジメチルシロキサン及びメチル
ヘキシルジメチルシロキサン、もしくはイソパラフィン
等の揮発性油（volatile oil）が考えられる。
【００１７】該組成物は、６５〜９９重量％の親油性成
分を含み、この成分は８〜４０重量％のワックス及び６
０〜９２重量％のオイルからなることができる。
【００１８】本発明の組成物の製法によれば、組成物
に、均質性もしくは粒子形成といった問題なしに、多量
の、例えば１５〜２５重量％のワックスを加えることが
可能である。こうして得られた、１０重量％より高い、
高ワックス含量を有する組成物では、優れた保持性のフ
ィルムを形成することが可能である。
【００１９】本発明の組成物はまた、少なくとも一の親
水性成分を含み、これは多価アルコール及び／またはゲ
ル化した水相の形態であるとよい。
【００２０】多価アルコールは、２から８の炭素原子と
２から６のヒドロキシル基を有する化合物、例えば、エ
チレングリコール、イソプレン−グリコール、グリセリ
ン、１，２−プロパンジオール、ジグリセリン、エリト
リトール、アラビトール、アドニトール（adonitol）、
ソルビトール及びダルシトール（dulcitol）等であると
よい。多価アルコールはまた、平均分子量１５０〜６０
０のポリエーテルアルコール、例えばポリエチレングリ
コール３００及びポリグリセロール５００等であるとよ
い。多価アルコールの混合物もまた、使用することがで
きる。
【００２１】ゲル化した水相は、当業者には知られたゲ
ル化剤の存在下でゲル化することができる。
【００２２】ゲル化剤としては、特に下記のものを挙げ
ることができる。 ・ 寒天、カラギーナン及びアルギナート等の藻抽出
物、 ・ カロブもしくはグアー等の種子抽出物、 ・ 果実抽出物、特にペクチン、 ・ 植物抽出物、例えば、アラビアゴム、トラガカント
ゴム、カラヤゴム、及びガッチゴム等、 ・ カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導
体、 ・ ゼラチンもしくはカゼイナート等の動物起源のゲル
化剤、 ・ キサンタンガム等の微生物の浸出液 ・ アクリルポリマー誘導体（Ｃａｒｂｏｍｅｒ、Ｃａ
ｒｂｏｐｏｌ、Ｐｅｍｕｌｅｎ）もしくはケイ素誘導体
（Ｌａｐｏｉｎｔｅ、ＬａｐｏｍｅｒもしくはＶｅｅｇ
ｕｍ）等の合成ゲル化剤。
【００２３】ゲル化剤は、水相に対して０．２〜１０重
量％の割合を占めるとよい。親水性成分は、１〜２５０
ポアズの、好ましくは３０〜２５０ポアズの粘度を有す
る。親油性成分については、親水性成分のものよりも高
いか、それより低い粘度を有してもよい。
【００２４】該組成物は親水性成分１〜３５重量％、好
ましくは３から１５重量％を含み、前記親水性成分とし
てはまた、ゲル化した水相及び多価アルコールの混合物
の形態であってもよい。
【００２５】該組成物は、また、考えられる応用分野に
おいて通常使用されるあらゆる成分、特に、抗酸化剤、
香料、精油、保存料、化粧品活性剤、湿潤剤、ビタミ
ン、必須脂肪酸、スフィンゴリピド、サンスクリーン、
界面活性剤、染料、顔料、真珠光沢剤、充填剤及びポリ
マー等を含むことができる。これらの付加的成分の性質
により、これらは組成物調製の間に、親油性成分もしく
は親水性成分に加えられる。明らかに、当業者であれ
ば、本発明の組成物の有利な特性が、予想される付加に
より変えられる、もしくは本質的には変えられることの
ないように、これらの使用可能な付加的成分並びにその
量を選択するであろう。
【００２６】本発明の組成物は、特にファンデーショ
ン、ブラッシャー、アイシャドウ、マスカラ、アイライ
ナー、リップスティックもしくは唇のためのベース等の
皮膚のためのメイクアップ製品の形態、あるいはまた、
皮膚のための保護用製品もしくは、抗日光または自己日
焼け製品（self-tanning product）の形態、さらにま
た、髪用製品の形態であるとよい。
【００２７】本発明の組成物によれば、容易に、また、
均一に展延するフィルムを得ることが可能になり、この
フィルムは、かなり軟質のものである。得られるフィル
ムは軽い肌触りを有し、一日中つけていても快適なもの
である。これはまた、優れた保持性を有する。得られる
組成物はまた、皮膚に塗布した際の優れた柔軟特性を有
する。
【００２８】本発明の組成物は、混合押し出し機を用い
て調製するのが好都合である。例えば、室温で固体であ
るものを含む、該組成物の少なくともいくつかの成分を
混合し、この混合物を加熱して融解させ、この融解物に
残りの成分を一回もしくは数回で加えて得られた混合物
を、混合押し出し機中で、室温まで衿却する期間の少な
くとも一部の間は攪拌する。
【００２９】全ての成分を、高温もしくは低温の状態
で、混合押し出し機の最上部から導入することもまた可
能であり、均質な混合物が得られるように、任意に前記
混合物の温度を上昇させると共に撹拌し、室温まで冷却
する期間の少なくとも一部分の間、得られた混合物を混
合押し出し機中で撹拌を継続する。
【００３０】実際、この製法により、親水性成分と親油
性成分とを含むにも関わらず、滑らかで均質なペースト
の形態の組成物を得られることが観察されている。
【００３１】加熱工程は、いかなる既知の技術によって
も行うことができ、特に、押し出し機中で直接に行うこ
とができる。
【００３２】本製法の様々な段階は、次々に並べられた
一以上の押し出し機中で行うことができるが、単一の、
双スクリュー押し出し機（twin-screw extruder）中で
行われることが望ましい。
【００３３】実際に、押し出しの後に得られた組成物が
特に軟質であり、皮膚に塗布した際に、ある種の絹のよ
うな感触を与えると同時に、油性脂質の外観と感触を避
けられることが観察されている。
【００３４】押し出しを行うことのできる条件は、特許
出願ＦＲ９４／００８７５６に記載されており、その内
容を参考として本願に組み込むものとする。下記の実施
例において、本発明をより詳細に示す。
【００３５】
【実施例】
実施例１ 下記の組成を有するスムースフォームの形態でのリップ
スティックを調製した。 ・ホホバオイル 15g ・ヒマシ油 10g ・ラノリン 10g ・ミツロウ 10g ・ポリエチレンワックス 15g ・ポリブテン 5g ・ポリグリセリン 20g ・ピグメント及び充填剤 15g 親水性及び疎水性の相を、入口温度が約８５〜９５℃、
出口温度が３０℃である双スクリュー押し出し機に個別
に導入した。スクリュー速度は、約４００回転／分に設
定した。粘度１３Ｐａ ｓであるスムースペーストが、
単一の安定で均質な相の形態で出口に得られ、これを取
り出してブラシを用いる塗布に用いることができる。こ
の組成物により、容易に延びて非常に柔らかい均質なフ
ィルムを得ることが可能になる。得られたフィルムは、
軽い肌触りを有し、一日中つけていても快適なものであ
った。
【００３６】実施例２ 下記の組成を有するスムースフォームの形態のリップス
ティックを調製した。 ・ホホバオイル 20g ・流動ワセリンジェリー 20g ・ラノリン 20g ・カンデリラワックス 7g ・ポリエチレンワックス 10g ・イソプレングリコール 1g ・ピグメント 12g ・充填剤（タルク及びナイロンのパウダー） 10g 組成物は、実施例１のように調製した。優れた化粧品特
性を有する均質な組成物が得られた。
【００３７】実施例３ 下記の組成を有し、スムースペーストの形態の、唇のた
めの手入れ用ベースを実施例１のように調製した。 ・流動ワセリンジェリー 22g ・ラノリン酸イソプロピル 20g ・ラノリン 20g ・微晶ロウ 15g ・カルナウバワックス 10g ・グリセリン 10g ・酢酸トコフェリル 2g ・メトキシケイ皮酸オクチル 1g 組成物は単一の均質な相の形態であり、塗布に際して
は、優れた化粧品特性、かなりの程度の柔らかさ及び優
れた湿潤特性を有していた。
【００３８】実施例４ 下記のものを含む組成物を、実施例１のように調製し
た。 ・流動ワセリンジェリー 22g ・ラノリン酸イソプロピル 20g ・ラノリン 20g ・微晶ワックス 15g ・カルナウバワックス 10g ・ゲル化した水相（カルボポール0.1g ＋ 水9.9g） 10g ・酢酸トコフェリル 2g ・メトキシケイ皮酸オクチル 1g 単一で、安定、さらに均質な相の形態の組成物が得られ
た。これによって容易に延びる均質なフィルムが得られ
る。
【００３９】実施例５ 下記のものを含む組成物を、実施例１のように調製し
た。 ・流動ワセリンジェリー 17g ・ラノリン酸イソプロピル 15g ・ラノリン 15g ・微晶ワックス 15g ・カルナウバワックス 10g ・酢酸トコフェリル 2g ・メトキシケイ皮酸オクチル 1g ・ゲル化した水相 （カルボシキシメチルセルロース1.25g ＋ 水23.75g） 25g 優れた化粧品特性を有し、単一で、安定、さらに均質な
相の形態の組成物が得られた。
【００４０】実施例６（比較例） 下記の組成を有する標準スムースペーストの形態のリッ
プスティックを調製した。 ・流動ワセリンジェリー 62g ・ラノリン酸イソプロピル 10g ・ラノリン 10g ・微晶ワックス 2g ・グリセリン 5g ・ピグメント 5g
【００４１】様々な成分を、モリッツ型（Moritzs-typ
e）スターラーを用い、１００℃にて混合した。２相を
なし、異成分からなる混合物が得られた。この方法で
は、均質な分散液を得ることは不可能であった。ワック
ス含量を例えば８％まで増加させても、均質な混合物を
得ることは不可能であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ａ６１Ｋ 9/06 Ａ６１Ｋ 9/06 Ａ (56)参考文献 特開 昭59−7107（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−59430（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−175929（ＪＰ，Ａ) 特表 平６−507670（ＪＰ，Ａ) 特表 平６−507424（ＪＰ，Ａ) 国際公開94／14402（ＷＯ，Ａ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61K 7/48 A61K 7/00 A61K 7/025 A61K 7/027 A61K 7/032

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 多価アルコール及びゲル化した水相、も
    しくはこれらの混合物から選択される親水性成分と親油
    性成分とを含み、界面活性剤を含まず、室温までの冷却
    の少なくとも一部の期間に渡る攪拌段階を含む方法によ
    って得られる、単一の均質相の形態の組成物であって、
    親油性成分が組成物全重量に対して少なくとも１０重量
    ％のワックスを含み、２５℃における絶対粘度が、回転
    数６０Hzの“ＭＳ−ｒ４”回転子を備えたContraves TV
    回転粘度計を用いて測定して３〜３５Pa・sであるスム
    ースペースト形態の押し出し化粧品組成物。
  2. 【請求項２】 多価アルコールが、エチレングリコー
    ル、イソプレン-グリコール、グリセリン、１，２-プロ
    パンジオール、ジグリセリン、エリトリトール、アラビ
    トール、アドニトール、ソルビトール及びダルシトール
    を含む２から８の炭素原子と２から６のヒドロキシ基と
    を有する化合物から、及び／又は、ポリエチレングリコ
    ール３００及びポリグリセリン５００を含む平均分子量
    １５０〜６００のポリエーテルアルコール、もしくはこ
    れらの混合物から選択される請求項１に記載の組成物。
  3. 【請求項３】 水相が、下記： ・寒天、カラギーナン及びアルギナートを含む藻抽出
    物、 ・キャロブもしくはグアーの抽出物を含む種子抽出物、 ・ペクチンを含む果物抽出物、 ・アラビアゴム、トラガカントゴム、カラヤゴム及びガ
    ッチゴムを含む植物浸出液、 ・カルボキシルメチルセルロースを含むセルロース誘導
    体、 ・ゼラチンもしくはカゼイナートを含む動物起源のゲル
    化剤、 ・キサンタンガムを含む微生物の浸出液、 ・アクリルポリマー誘導体もしくはケイ素誘導体を含む
    合成ゲル化剤、 ・これらの混合物より選択されるゲル化剤を用いてゲル
    化される請求項１または２に記載の組成物。
  4. 【請求項４】 ゲル化剤が、水相中に０．２〜１０重量
    ％存在する請求項３に記載の組成物。
  5. 【請求項５】 親水性成分が、１〜２５０ポアズ、好ま
    しくは３０〜２５０ポアズの粘度を有する請求項１から
    ４のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 【請求項６】 親油性成分が、ワックス、オイル、ゴム
    及び／又は、ペースト状で、炭化水素含有及び／又はシ
    リコーン含有であり、揮発性でもあり得る脂肪成分の、
    単独もしくは混合物から選択される請求項１から５のい
    ずれか一項に記載の組成物。
  7. 【請求項７】 親水性成分１〜３５重量％、好ましくは
    ３〜１５重量％を含む請求項１から６のいずれか一項に
    記載の組成物。
  8. 【請求項８】 ワックス１０〜４０重量％及びオイル６
    ０〜９２重量％からなる親油性成分を６５〜９９重量％
    含む請求項１から７のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 【請求項９】親油性成分が、組成物全重量に対して１５
    〜２５重量％のワックスを含む請求項１から８のいずれ
    か一項に記載の組成物。
  10. 【請求項１０】 ファンデーション、ブラッシャー、ア
    イシャドウ、マスカラ、アイライナー、リップスティッ
    クもしくは唇用ベースを含む皮膚のためのメイクアップ
    製品、あるいは皮膚のための保護用製品もしくは抗日光
    製品もしくは自己日焼け製品、あるいはまた髪用製品の
    形態である請求項１から９のいずれか一項に記載の組成
    物。
  11. 【請求項１１】 工程の少なくとも一部分は混合押し出
    し機中で行われる請求項１から１０のいずれか一項に記
    載の組成物の製法であって、室温までの冷却の少なくと
    も一部の期間に渡る攪拌段階を含む方法。
  12. 【請求項１２】 室温で固体であるものを含む、組成物
    の少なくともいくつかの成分を混合し、この混合物を加
    熱して融解させ、この融解物に残りの成分を一回もしく
    は数回で加えて得られた混合物を、混合押し出し機で、
    少なくとも室温まで冷却する期間の一部の間は攪拌する
    ことからなる請求項１１に記載の方法。
  13. 【請求項１３】 全ての成分が、高温もしくは低温の状
    態で混合押し出し機の最上部より導入された後、前記混
    合物の温度を任意に上昇させて均質な混合物を得ると同
    時に攪拌し、攪拌を、少なくとも室温まで冷却する期間
    の一部の間は継続する、請求項１２に記載の製法。
  14. 【請求項１４】 加熱段階が、混合押し出し機中で行わ
    れる請求項１１から１３のいずれか一項に記載の製法。
  15. 【請求項１５】 工程の様々な段階が、次々に並べられ
    た一以上の混合押し出し機中で行われる請求項１１から
    １４のいずれか一項に記載の製法。
  16. 【請求項１６】 工程の様々な段階が、単一の双スクリ
    ュー混合押し出し機中で行われる請求項１１から１５の
    いずれか一項に記載の製法。
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