JP3053599B2 - 冷凍ゆで麺の製造法 - Google Patents
冷凍ゆで麺の製造法Info
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Description
法に関する。
げた後に冷凍させて包装した一種の冷凍食品であり、お
湯を掛け或は短時間ボイルして解凍し、付属のつゆで簡
単においしく食べられるようにしたものである。この冷
凍ゆで麺を製造するには、従来ゆで上げた麺を所定量プ
ラスチック製の角形容器(底部に多数の小穴を開け或は
全体を網籠状に形成する)に入れ、この容器をベルトコ
ンベアに一定の間隔をあけて多数個載せてトンネル状の
冷気装置内を通過させ、ゆで麺を冷凍した後に容器をひ
っくり返し、底部を叩いて冷凍ゆで麺を容器から取り出
し、この後複数個まとめて包装している。
の製造法によると、次のような問題点があった。 冷気装置内を通過するベルトコンベアの搬送量に限
界があって生産性が悪い。又冷気による冷凍は効率が良
くない。 プラスチック製容器が断熱性のため、ゆで麺の冷却
効率が悪い。容器をスチール製にすれば冷却効率は上が
るが、ゆで麺が容器に凍り付いて容器を逆さにして叩い
ても容易に取り出せなくなる。又、プラスチック製容器
は回収及び管理が容易でなく、消耗も激しい。 プラスチック製容器から冷凍ゆで麺を取り出す作業
が厄介であり、容器から叩き出す際に、図5のように冷
凍ゆで麺の端部に欠けAや、出っ張りB等が生じて全体
の形が悪くなる。 一連の工程を連続的に行うにはコンベアでの搬送距
離が長くなり、作業効率を低下させるばかりか不衛生に
なり易い。更に、コンベアの数も増えることから搬送ト
ラブルが生じ易い。 冷凍ゆで麺がコンベアによって長い時間引き回され
るため、表面が乾燥して白っぽく変色する「冷凍焼け」
が生じ易い。
るためになされ、生産性が良く、ゆで麺の冷却効率が高
く、容器からの取り出しが簡単にでき、一連の工程を連
続的に効率良く行え、衛生的であり、搬送トラブルが生
じ難く、冷凍焼けも生じないにようにした冷凍ゆで麺の
製造法を提供することを目的とする。
の技術的手段として、本発明は、所定量のゆで麺を金属
製のモールド管に収容し、冷凍装置の不凍液中を通過さ
せることによりゆで麺を冷凍し、その途中でモールド管
にピンを挿入し、冷凍後に前記モールド管に温水を掛け
て冷凍ゆで麺をモールド管から離型すると同時に、前記
ピンを持ち上げて冷凍ゆで麺をモールド管から引き抜
き、このピンに吊した状態で表面処理槽内を通過させ、
冷凍ゆで麺の表面に処理液をコーティングした後、前記
ピンを引き抜いて包装する、冷凍ゆで麺の製造法を要旨
とする。又、モールド管は、所要の大きさの容器を一定
の間隔をあけて複数個並設して成り、このモールド管の
容器に対応させてピンも複数本並設し、搬送装置に列設
した多数のモールド管を搬送しながら冷凍装置の不凍液
中を通過させることを要旨とする。
図面に基づいて詳説する。図1において、1はスチール
製のモールド管であり、図2のように帯状板1aの下に
所要の大きさの長方形容器1bが一定の間隔をあけて並
設され、帯状板1aに開けた孔1cから所定量のゆで麺
2を収容する。このモールド管1は、帯状板1aの両端
部がエンドレスの搬送装置3に固定され、搬送装置3の
進行方向に対して直角方向をなして多数列設されてい
る。
1の容器1b内に前記ゆで麺2が順次収容され、搬送装
置3により冷凍工程に送り込まれ、冷凍工程の途中でモ
ールド管1の容器1b内にピン4が挿入される。
管1の容器1bに対応させてピン本体4aが帯状板4b
の下に所定の間隔をあけて並設され、このピン4を下降
させて各ピン本体4aを容器1b内に挿入し、保持する
ようにしてある。
a内に冷媒である不凍液5b(例えば、塩化カルシウム
液)が収納されており、この不凍液5b中をモールド管
1の容器1bが通過することで容器1bの外側から−3
5°C位で冷却され、容器1b内のゆで麺2を完全に冷
凍する。この場合、冷媒として不凍液を用いるため従来
の冷気による場合よりも冷凍が早く完了し、容器1bは
スチール製であるため冷却効率も良い。
6からモールド管1の容器1bの外側に少量の温水を噴
出させ、容器1bを加温することで冷凍ゆで麺2′との
結合を解除し、且つクリップ7によりピン4の帯状板4
bを挾んで持ち上げ、このピン4と共に冷凍ゆで麺2′
を容器1bから完全に引き抜く。空になったモールド管
1は、前記エンドレスの搬送装置3により型入れ工程に
戻される。
7を介してピン4に吊り下げられたまま、図示を省略し
た搬送装置によって表面処理装置8に送り込まれ、表面
に処理液がコーティングされる。
内に収納された粘着性の処理液8b中を、冷却雰囲気で
冷凍ゆで麺2′を通過させることにより表面に処理液8
bをコーティングする。これは冷凍焼けを未然に防止す
るためである。
に上昇させてピン本体4bを冷凍ゆで麺2′から引き抜
き、搬送コンベア9によって冷凍ゆで麺2′を包装工程
に送り込む。
麺2′を通常は複数個一まとめにして包装し、冷凍ゆで
麺の製品を完成する。
は、図4に示すように全体の形が整っていると共に、従
来のように端部が欠けたり飛び出したりすることはな
く、しかも麺密度が均一な状態で仕上がっており、きわ
めて見栄えの良い製品が得られた。
その他の麺類に広く適用することができる。又、前記ピ
ン4及びクリップ7はエンドレスの循環方式に構成する
ことが好ましい。
冷凍ゆで麺の製造において、金属製のモールド管にゆで
麺を収容し、不凍液中を搬送しながら冷凍すると共にピ
ンを挿入し、このピンを利用して冷凍ゆで麺をモールド
管から型抜きし、冷凍後はピンに吊したまま表面処理を
行い、最後にピン抜きして包装する製造法であるから、
次のような優れた効果を奏する。 搬送装置に列設状態で密に配設したモールド管を用
い、従来の冷気装置よりも短い搬送距離でしかも短時間
に冷凍できることから、従来に比して生産性が2〜3倍
向上する。 ゆで麺を収容する容器がスチール製であるため冷却
効率が良い。従来のプラスチック製容器のように容器を
逆さにして冷凍ゆで麺を叩き出さなくても良いので、冷
凍ゆで麺を取り出す作業が容易であり、冷凍ゆで麺の端
部に欠けや出っ張り等が生じることはなく、全体の形を
見栄え良く整えることができる。 モールド管は搬送装置に固定されているため、バラ
バラにならず管理が容易であり且つ消耗も少なく長持ち
する。 一連の工程が短い搬送距離で連続的に行えるため、
作業効率の向上が図れるのみならず衛生的である。更
に、コンベアの数も減ることから搬送トラブルが生じ難
い。 冷凍ゆで麺がコンベアによって長時間引き回わされ
ず、しかも表面処理を施したので、表面が乾燥して白っ
ぽく変色する「冷凍焼け」を未然に防止することができ
る。
全体説明図である。
る。
図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】所定量のゆで麺を金属製のモールド管に収
容し、冷凍装置の不凍液中を通過させることによりゆで
麺を冷凍し、その途中でモールド管にピンを挿入し、冷
凍後に前記モールド管に温水を掛けて冷凍ゆで麺をモー
ルド管から離型すると同時に、前記ピンを持ち上げて冷
凍ゆで麺をモールド管から引き抜き、このピンに吊した
状態で表面処理槽内を通過させ、冷凍ゆで麺の表面に処
理液をコーティングした後、前記ピンを引き抜いて包装
することを特徴とする冷凍ゆで麺の製造法。 - 【請求項2】モールド管は、所要の大きさの容器を一定
の間隔をあけて複数個並設して成り、このモールド管の
容器に対応させてピンも複数本並設し、搬送装置に列設
した多数のモールド管を搬送しながら冷凍装置の不凍液
中を通過させる請求項1記載の冷凍ゆで麺の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9272818A JP3053599B2 (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 冷凍ゆで麺の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9272818A JP3053599B2 (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 冷凍ゆで麺の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11103805A JPH11103805A (ja) | 1999-04-20 |
JP3053599B2 true JP3053599B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=17519192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9272818A Expired - Lifetime JP3053599B2 (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 冷凍ゆで麺の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053599B2 (ja) |
-
1997
- 1997-10-06 JP JP9272818A patent/JP3053599B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11103805A (ja) | 1999-04-20 |
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