JP3053446U - ジャンピングシューズ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案はジャンピングシューズに関し、各部
品間の組立作業を溶接を行わずに快速で簡単に行うこと
が可能である構造を実現することを課題とする。 【解決手段】 靴の底部に圧縮弾性を富む外環円１２を
組み付け、並びに外環円の内部には別の圧縮弾性を富む
内環円１５を組み込み、その中、その外環円の外側端は
それぞれ弾性保護カバー１６に包覆され、かつそれぞれ
調整桿１７を外環リング１２の内部へ通し、それによっ
て横方向伸縮回復力のある弾性部材１８を共同に組み付
け、他に外環リングの底面に滑り防止のシート１４が取
付けてある。使用者は調整工具５０を使って調整桿１７
のねじ２４を廻すことによって、使用者の実際の需要に
依って弾力性を調整することができ、全体的ジャンピン
グ運動と健康の実用的効果を得ることが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はジャンピングシューズに係り、特に使用者の実際の需要に依って弾性 を簡単に調整することができるジャンピングシューズに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のジャンピングシューズは、使用者の実際の需要に依って弾性を簡単に調 整することができるものではなかった。 そこで、本考案は上記課題を解決したジャンピングシューズを提供することを 目的とする。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、靴の底部にねじによって圧縮弾性に富む外環円が取付けて あり、該外環円の底面にねじによって滑り防止シートが取付けられており、該外 環円の内部には別の圧縮弾性に富む内環円を組付けてあり、該外環円の両外側端 は弾性カバーに包覆され、調整桿が該外環円の両外側端から横方向に該外環円の 内部へ通してあり、両方の調整桿の間に横方向伸縮回復力のある弾性部材が組付 けてある構成としたものである。

【０００４】 請求項２の考案は、請求項１において、上記外環円は、内部中央の相対向する 頂部の下面及び底部の上面に夫々凸塊が形成してあり、外環円の両側端にはそれ ぞれ横方向の孔が形成してあり、横長の楕円状に一体成形されており、上記内環 円は、相対向する頂面と底面とにそれぞれ孔が形成してあり、該孔が上記外環円 の上記凸塊に嵌合して位置決めされて上記外環円の内部に設けてあり、且つ、上 記内環円は、上記外環円の両側端に対向する両側の部位にそれぞれ孔が形成して ある構成としたものである。

【０００５】 請求項３の考案は、請求項１において、上記調整桿は、末端にねじ孔が形成し てあるねじと、末端にフックを有する引き桿とよりなり、該ねじは、横方向に上 記弾性カバーの孔を通してに該外環円の内部へ至っており、該引き桿がねじ込ん であり、該引き桿が上記弾性部材に組付けてある構成としたものである。 請求項４の考案は、請求項３において、上記弾性部材は、ばねであり、両端に フックを有する構成であり、該フックが上記調整桿の上記引き桿に掛止されて組 付けられている構成としたものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１及び図２は、本考案の一実施例になるジャンピングシューズを示す。ジャ ンピングシューズは、靴１０の底部にねじ１１によって圧縮弾性を富む外環円１ ２が取付けてあり、この外環円１２の底面にはねじ１３によって滑り防止シート １４が取付けてある。この外環円１２の内部には別の圧縮弾性に富む内環円１５ が組込んである。また、外環円１２の２つの外側端は、それぞれ弾性カバー１６ によって包覆されている。両側の弾性カバー１６から、調整桿１７が外環円１２ の内部に通してあり、両側の調整桿１７の先端の間に横方向伸縮回復力のある弾 性部材１８が組付けてある。

【０００７】 外環円１２の内部の中央の相対向する部分、即ち、上側アーチ部の中央の下面 及び下側アーチ部の中央の上面にはそれぞれ凸塊１９が形成してある。外環円１ ２の長手方向の両側端には、それぞれ横方向の孔２０があいている。なお、外環 円１２は上側アーチ部と下側アーチ部とが横長い楕円状のものに一体成形された ものがもっともよい。

【０００８】 内環円１５の相対する頂面と底面にはそれぞれ孔２１が形成してある。内環円 １５は、この孔２１を外環円１２の凸塊１９と嵌合して位置決めされて、外環円 １２の内部に取付けてある。取り付けられた内環円１５のうち外環円１２の両側 に相対する部分には、孔２２が形成してある。 調整桿１７は、末端にねじ孔２３が形成してあるねじ２４と、末端にフック２ ５を有する引き桿２６とよりなる。ねじ２４は、横方向に弾性カバー１６の孔２ ０を通してに外環円１２の内部へ至っている。引き桿２６は、内環円１５の内側 から内環円１５の外側端の横方向孔２２を通して内環円１５の外側に出ており、 ねじ２４のねじ孔２３にねじ込んである。

【０００９】 弾性部材１８は、ばね１８１の両端にそれぞれフック１８２を有する構成であ り、両端のフック１８２を調整桿１７の引き桿２６のフック２５に掛止されて組 み付けてあり、上記外環円１２の内部に位置している。 図２及び図３を参照するに、外環円１２は弾性を富む金属板またはゴム材を一 体成形してもよく、それの頂面は靴１０及び使用者のジャンピングの圧力を受け ると弾性収縮を発揮し、並びに回復する能力を有する。

【００１０】 外環円１２の弾性を増し並びに圧力に耐える強度を増すためには、外環円１２ の両外端に各々弾性カバー１６を配置し、並びに外環円１２の内部に弾性を富む 内環円１５を組み付け、且つ、内環リング１５を金属板またはゴムを一体成形に したものとすればよい。 図３及び図４を参照するに、外環円１２が受圧されて回復する弾性を増し、そ れによってジャンピングシューズの効果を発揮させるため、外環円１２の両外側 端には各々横方向の制御桿１７を差し入れ、並びに弾性部材１８と引っ掛けてあ る。

【００１１】 本考案のジャンピング中における地面との摩擦力を増し、それによって滑り防 止の効果を達成するため、外環円１２の底面に滑り防止シート１４が取付けてあ る。この滑り防止シート１４は、弾性を富み、かつ摩擦に耐えられるゴム質のも のであることがもっとも望ましい。 図３及び図４は、使用者が靴１０を履いて上、下にジャンプした場合の動作を 示す。使用者が靴１０を履いて上、下にジャンプした場合、外環円１２は圧縮さ れて連帯して内環円１５を圧縮させる。また、外環円１２が圧縮されるときに、 外環円１２の両側端は各調整桿１７のねじ２４を外へ引き動かし、ねじ２４は引 き桿２６を横向きに動かして弾性部材１８を外へ引き動かす。これと同時に、そ の滑り防止シート１４も圧縮されて展開する。このために外環リング１２，内環 円１５，弾性部材１８，滑り防止シート１４が共同して組合せした弾性回復力は 極めて大きくなって有効に上へ弾み上がることができ、使用者は省力かつスムー ズにジャンプ運動を行うことができる。

【００１２】 図５はジャンピングシューズの調整を説明する。違った使用者が必要とするジ ャンプ圧力または張力に合すため、使用者は調整工具５０を使って調整桿１７の ねじ２４を廻し、ねじ２４は引き桿２６を動かしてねじ２４のねじ孔２３に入り 、更に進んで弾性部材１２が両側に張り出し、この場合、外環円１２も適当に弾 性変形する。これによってジャンプの弾性が低減するが、ねじ２４を廻して引き 桿２６を引き出し、弾性部材１８を内縮させて元に戻し、ジャンプの弾性を増し ても良く、本考案の弾性が調整可能で使用者のニーズに合せられて全体的実用効 果を得ることが可能である。

【００１３】 図６は本考案の別の実施例になるジャンピングシューズを示す。ジャンピング シューズは、縦方向弾性部材３０が内環円１５の内部に入って縦方向に設けてあ り、且つ、縦方向弾性部材３０の上下端がそれぞれ外環円１２の内部の凸塊１９ に嵌合してある。図３中の調整桿１７及び弾性部材１８は設けられていない。

【００１４】

【考案の効果】

上述の如く、本願考案によれば、調整桿が外環円の両外側端から横方向に外環 円の内部へ通してあり、両方の調整桿の間に横方向伸縮回復力のある弾性部材が 組付けてある構成としたため、調整桿を操作することによって、使用者の実際の 需要に依って弾性部材の弾力性を調整することができ、全体的ジャンピング運動 と健康の実用的効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例になるジャンピングシューズ
を示す斜視図である。

【図２】図１中、本考案の要部を分解して示す斜視図で
ある。

【図３】図１のジャンピングシューズの側面図である。

【図４】ジャンピングして圧力を受けたときの状態を示
す図である。

【図５】ジャンピングの弾性の調整を説明する図であ
る。

【図６】本考案の別の実施例になるジャンピングシュー
ズを示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ 靴 １１ ねじ １２ 外環円 １３ ねじ １４ 滑り防止シート １５ 内環円 １６ 弾性カバー １７ 調整桿 １８ 弾性部材 １８１ ばね １８２ フック １９ 凸塊 ２０ 横向き孔 ２１ 孔 ２２ 孔 ２３ ねじ孔 ２４ ねじ ２５ フック ２６ 引き桿 ３０ 縦方向弾性部材 ５０ 調整工具

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 靴の底部にねじによって圧縮弾性に富む
   外環円が取付けてあり、 該外環円の底面にねじによって滑り防止シートが取付け
   られており、 該外環円の内部には別の圧縮弾性に富む内環円を組付け
   てあり、 該外環円の両外側端は弾性カバーに包覆され、 調整桿が該外環円の両外側端から横方向に該外環円の内
   部へ通してあり、両方の調整桿の間に横方向伸縮回復力
   のある弾性部材が組付けてある構成としたジャンピング
   シューズ。
2. 【請求項２】 上記外環円は、内部中央の相対向する頂
   部の下面及び底部の上面に夫々凸塊が形成してあり、外
   環円の両側端にはそれぞれ横方向の孔が形成してあり、
   横長の楕円状に一体成形されており、 上記内環円は、相対向する頂面と底面とにそれぞれ孔が
   形成してあり、該孔が上記外環円の上記凸塊に嵌合して
   位置決めされて上記外環円の内部に設けてあり、 且つ、上記内環円は、上記外環円の両側端に対向する両
   側の部位にそれぞれ孔が形成してある構成とした請求項
   １記載のジャンピングシューズ。
3. 【請求項３】 上記調整桿は、末端にねじ孔が形成して
   あるねじと、末端にフックを有する引き桿とよりなり、
   該ねじは、横方向に上記弾性カバーの孔を通してに該外
   環円の内部へ至っており、該引き桿がねじ込んであり、
   該引き桿が上記弾性部材に組付けてある構成とした請求
   項１記載のジャンピングシューズ。
4. 【請求項４】 上記弾性部材は、ばねであり、両端にフ
   ックを有する構成であり、該フックが上記調整桿の上記
   引き桿に掛止されて組付けられている構成とした請求項
   ３記載のジャンピングシューズ。