JP3052627B2 - 結露センサー - Google Patents

結露センサー

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JP3052627B2
JP3052627B2 JP4326595A JP32659592A JP3052627B2 JP 3052627 B2 JP3052627 B2 JP 3052627B2 JP 4326595 A JP4326595 A JP 4326595A JP 32659592 A JP32659592 A JP 32659592A JP 3052627 B2 JP3052627 B2 JP 3052627B2
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功二 田邉
孝雄 松井
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器の湿度、結
露検知に用いられる結露センサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像機器、音響機器をはじめとす
る各種電子機器にはきわめて高度のメカニズムや電子回
路が採用され、結露時の安全保護機能として結露センサ
ーが多用されている。
【0003】以下に従来の結露センサーについて説明す
る。従来、結露センサーはセラミックス基板上に銀パラ
ジューム系メタルグレーズペーストで配線パターンを形
成し、配線パターンに接続してカーボンペーストで櫛歯
状電極パターンを形成し、櫛歯状電極パターン上に吸湿
性樹脂と炭素粉を主成分とし、相対湿度−抵抗値特性が
正のスイッチング特性を有する抵抗皮膜を形成したもの
が使用されていた。セラミック基板は直接機器のシャー
シに接着するか、またはアルミ基板等に間接的に接着さ
れて機器に取りつけられていた。また、電気的な接続は
銀パラジューム系メタルグレーズペーストの配線パター
ンにリード線を半田付けしていた。
【0004】しかしながら、各種電子機器は極限まで小
型高密度化軽量化されてきており、かつ、製造の容易さ
が求められ、上記結露センサーはより小型軽量化、取り
付けの容易さの要求から携帯機器を中心にして以下の結
露センサーに置き替わりつつある。
【0005】図3はこのような結露センサーの一例を示
すものであり、4はポリイミドのフィルム、1は銅箔の
ニッケル下地金フラッシュメッキの櫛歯状電極、3は絶
縁性カバーレイフィルムまたは印刷絶縁性皮膜により構
成され、図4は他の結露センサーを示すものであり、4
aはポリエステルのフィルム、1aはカーボンペースト
でパターン印刷された櫛歯状電極、5aは銀を主体とし
た導電性ペーストでパターン印刷された配線、3aは印
刷絶縁性皮膜で構成されている。
【0006】上記結露センサーは合成樹脂フィルムをベ
ースとするため薄型軽量であり、かつ他のスイッチや配
線回路と同時に形成できるため高密度化が可能で機器に
一括して取りつけられる合理性を有するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
3の結露センサーの場合、銅箔を電極としたものは電極
と抵抗皮膜の密着性が悪く、結露サイクルをくり返すと
抵抗皮膜の吸脱水による膨脹収縮がくり返される結果、
抵抗皮膜の電極からのはがれが発生する課題があり、さ
らに、銅箔をニッケル、金メッキしてもピンホールのた
め結露負荷時に電解腐食が発生し銅もしくはニッケルが
多量にイオン化されるため結露状態でも抵抗値が結露検
出レベルまで上昇しなくなる課題があった。
【0008】一方、図4の結露センサーによれば電極に
カーボンペーストを使用するために上記課題はないが配
線銀ペーストに接続して一工程を追加しカーボン電極を
形成しなければならない課題があり、さらに、電極用カ
ーボンペーストはきわめて低抵抗を要求されるためペー
スト固形分中のカーボン含有量がきわめて多く印刷性の
悪いものであり、印刷でのカスレやニジミ不良が多い課
題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、絶縁性基体上に吸湿性樹脂と炭素粉を主成
分とし、相対湿度−抵抗値特性が正のスイッチング特性
を有する抵抗皮膜と、前記抵抗皮膜の電極と、絶縁性皮
膜から構成され、抵抗皮膜の電極近傍以外の部分を絶縁
性皮膜から露出させた構造としたものである。
【0010】
【作用】以上のように、電極およびその近傍は絶縁性皮
膜によってオーバーコートされているため電極材料とし
て銀を主体とする導電ペーストを用いても結露時に電解
腐食やマイグレーションが発生することはない。また、
電極銅箔上の抵抗皮膜は従来のように結露サイクルでの
吸脱水による皮膜の膨脹収縮がないため電極銅箔から剥
離することはない。さらに、電極を銀ペーストで、絶縁
性皮膜を絶縁レジストペーストで形成する場合、すべて
スクリーン印刷で形成でき、カーボン電極印刷を省ける
ため安価にかつ高い品質と信頼性が得られるものであ
る。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。図1(a)、図1(b)、図1
(c)は本発明の第1の実施例における結露センサーの
単独基本構成例の製造工程を示すものである。同図にお
いて、絶縁性基体4bは50ミクロンのポリエチレンテ
レフタレート(PET)フィルムであり銀を主体とした
導電性ペースト(藤倉化成製XA−256M)で電極1
bのパターンを、この電極1bに接続して相対湿度に対
して正の抵抗変化特性を有する抵抗皮膜2bを、抵抗皮
膜2bの電極1b間中央部および外部接続用コネクター
部を除く部分にカバーレジスト3b(藤倉化成製XB−
803A)をそれぞれスクリーン印刷法で印刷した。抵
抗皮膜2bは2−ヒドロキシエチルメタクリレート95
重量部とグリシジルメタクリレート5重量部を80℃窒
素気流下でアゾビスイソブチロニトリルを重合触媒とし
て6時間共重合させたもの(溶剤エチルカルビトール、
固形分25%)100gに旭サーマル(旭カーボン製)
75g硬化剤ジアミノジフェニルメタン0.25gを3
本ロールミルで混練したものを用いた。各ペーストは塗
布後それぞれ150℃1時間硬化させて結露センサーを
作製した。
【0012】本実施例の結露センサーと比較例として図
3に示す従来の絶縁性基体4をポリイミドフィルムベー
ス、銅箔パターンニッケル下地金メッキの電極1で構成
した結露センサーについてそれぞれn=10個ずつD.
C2Vを印加し3分超音波加湿−57分乾燥を1サイク
ルとした結露サイクル試験を1000サイクル実施し、
100サイクルごとに結露応答性、表面状態を確認し
た。その結果、本実施例による結露センサーは1000
サイクルまで結露応答性、表面状態ともに異常が発生す
るものはなかった。一方、従来の結露センサーは100
サイクル後結露応答性は問題ないが電極1と抵抗皮膜2
表面に青緑色の電解腐食生成物が観察され、電極1パタ
ーン上の抵抗皮膜2の一部が電極1から浮き上がってい
た。結露時抵抗値が100kΩに達しないものが200
サイクル後2/10個、300サイクル後5/10個、
400サイクル後以降8/10個であった。また、電極
1銅箔上の抵抗皮膜2が剥がれ、乾燥状態でも20kΩ
以上であったものが400サイクル後1/10個、70
0サイクル後以降2/10個であった。
【0013】(実施例2)上記実施例1の抵抗皮膜2b
部分の電極1b間隔を3mm、抵抗皮膜2bの電極1b間
中央部に1mm幅で抵抗皮膜2bを露出させたパターンと
し300×400mmサイズのポリエチレンテレフタレー
トフィルムをワークシートとして168丁付けで500
シートを電極1b、抵抗皮膜2b、絶縁性皮膜3b(カ
バーレジスト)の順で3回重ね印刷して結露センサーを
作製した。
【0014】比較例として、図4に示す従来の結露セン
サーを配線5a、電極1a、抵抗皮膜2a、絶縁性皮膜
3a(カバーレジスト)の順で500シート4回重ね印
刷した。この結露センサーの電極1aのカーボンペース
トの櫛歯パターンは電極幅0.5mm、電極間隔0.4mm
とした。上記実施例および比較例のそれぞれ84000
個について結露応答性の検査を行った。結果、本発明に
よる結露センサーは不良が0、比較例の結露センサーで
は8個の不良であった。不良の8個は全て電極1aのカ
ーボンペーストのニジミによる電極間短絡であった。
【0015】なお、上記各実施例において、絶縁性基体
4にはポリエチレンテレフタレートを用いたが、ポリエ
ステルフィルム、ポリパラバン酸フィルム、ポリイミド
フィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルム、ポリサ
ルホンフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、ポリエ
ーテルスルホンフィルム、ポリアミドフィルムあるいは
それらの複合フィルム等各種絶縁フィルム類やガラスエ
ポキシ積層基板、セラミックス等の剛性基板から任意に
選定できるものである。
【0016】
【発明の効果】以上実施例でも示した如く本発明による
結露センサーは信頼性の高い高品質の結露センサーの提
供を可能としたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)本発明の結露センサーの第
1の実施例の製造工程を示す斜視図
【図2】同図1(c)のA−B断面図
【図3】従来例の結露センサーの斜視図
【図4】同他の従来例の結露センサーの斜視図
【符号の説明】
1b 電極 2b 抵抗皮膜 3b 絶縁性皮膜 4b 絶縁性基体 5b 配線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−33084(JP,A) 特開 昭60−211346(JP,A) 特開 昭59−10842(JP,A) 特開 平2−248849(JP,A) 特開 昭63−307345(JP,A) 特開 平2−74855(JP,A) 特開 昭63−307346(JP,A) 特開 平5−196590(JP,A) 特開 平5−256808(JP,A) 特開 平6−66756(JP,A) 特開 平1−254854(JP,A) 特開 平2−69649(JP,A) 実開 昭51−148989(JP,U) 実開 平2−140459(JP,U) 実開 昭57−105957(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性基体上に吸湿性樹脂と炭素粉を主成
    分とし、相対湿度−抵抗値特性が正のスイッチング特性
    を有する抵抗皮膜と、前記抵抗皮膜の電極と、絶縁性皮
    膜から構成され、抵抗皮膜の電極近傍以外の部分を絶縁
    性皮膜から露出させたことを特徴とする結露センサー。
  2. 【請求項2】電極が銀粉を主体とした導電性ペーストで
    印刷形成された請求項1記載の結露センサー。
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