JP3052536U - 流路接続装置 - Google Patents

流路接続装置

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JP3052536U
JP3052536U JP1998001744U JP174498U JP3052536U JP 3052536 U JP3052536 U JP 3052536U JP 1998001744 U JP1998001744 U JP 1998001744U JP 174498 U JP174498 U JP 174498U JP 3052536 U JP3052536 U JP 3052536U
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重忠 村山
善生 渡辺
正博 小川
康年 玉城
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株式会社藤井合金製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続用の端子の接点部の腐食を抑えるこ
と。 【解決手段】 流路接続の為のプラグ体(5) 及び液体用
コンセント(100) を具備し、プラグ体(5) は、流路接続
の為のプラグ(51)(52)と、プラグ(51)(52)の基端側に続
く本体部(51a)(52a)を包囲する保持体(501)(502)と、第
1端子(4a)(4b)(4c)とを有し、液体用コンセント(100)
は、上方に開放し且つプラグ(51)(52)が着脱自在に接続
される流体接続口(21)(22)と、第2端子(3a)(3b)(3c)と
を有し、プラグ接続状態で第1端子(4a)(4b)(4c)が第2
端子(3a)(3b)(3c)に電気接続される流路接続装置におい
て、第1端子(4a)(4b)(4c)は、その接点部(41)(42)(43)
が保持体(501)(502)の側面に露出するように設けられ、
第2端子(3a)(3b)(3c)は、第1端子(4a)(4b)(4c)に適合
した位置に於いてその接点部(31)(32)(33)が流体接続口
(21)(22)よりも高位に位置するように設けられること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、流路接続装置、特に、流路接続の為のプラグ体及び液体用コンセ ントを具備する流路接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の温水コンセント(9) の正面図であり、図6は、図5の温水コン セント(9) に於けるプラグ体(8) 装着状態でのVIーVI断面図である。 上記した液体用コンセントとしての従来の温水コンセント(9) は、図6に示す ように、壁面(900) に設置されるものであり、この温水コンセント(9) には、コ ンセント本体(9a)が内蔵されている。
【0003】 このコンセント本体(9a)には、図5及び図6に示すように、温水出入の為の一 対の流体接続口(91)(92)が正面側の端面(90)で開放し且つ水平方向に並んで形成 されている。これら流体接続口(91)(92)は、プラグ体(8) に備えられたプラグ(8 1)(82)が各々着脱自在に接続されて各々流路接続されるものである。そして、流 体接続口(91)(92)へのプラグ(81)(82)の接続及び分離に伴ってこれら両者に内蔵 された弁体(図示せず)の各々が開弁及び閉弁するように、各部が構成されてい る。
【0004】 又、このコンセント本体(9a)には、端面(90)で開放する複数の電気接続口(93) (94)(95)が形成されている。これら電気接続口(93)(94)(95)は、流体接続口(91) (92)へのプラグ(81)(82)の接続に伴ってプラグ体(8) の複数の第1端子(83)(84) (85)が各々挿入されるものである。又、これら電気接続口(93)(94)(95)の内方部 分には、これらに挿入された第1端子(83)(84)(85)が各々電気接続される複数の 第2端子(97)(98)(99)が収容されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、このものでは、流体接続口(91)(92)からプラグ(81)(82)が取り外さ れる際、この取外しに伴ってこれら両者の弁体が閉弁し、この閉弁後にプラグ(8 1)(82)に残存した温水が流体接続口(91)(92)の周囲に漏れ易い。 一方、この温水コンセント(9) を、床面に設置することも考えられる。この場 合、端面(90)が上向きの面となって、第1端子(83)(84)(85)と第2端子(97)(98) (99)とが電気接続された状態に於ける両者の接点部が端面(90)よりも下方に位置 するものとなる。
【0006】 従って、プラグ(81)(82)の取外し時には、流体接続口(91)(92)の周囲に漏れた 温水が電気接続口(93)(94)(95)に入り込んで第2端子(97)(98)(99)の接点部に付 着し易い。この温水付着によって、これら第2端子(97)(98)(99)の接点部や、こ れら接点部に対してその後の電気接続により接触する第1端子の接点部が腐食し て、これら端子相互の電気伝導性能が低下する。
【0007】 本考案は、電気接続用の端子の接点部の腐食を抑えることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために講じた本考案の解決手段は、『流路接続の為のプ ラグ体及び液体用コンセントを具備する流路接続装置であって、前記プラグ体は 、前記流路接続の為のプラグと、前記プラグの基端側に続く本体部を包囲する保 持体と、電気接続の為の第1端子と、を有し、前記液体用コンセントは、上方に 開放し且つ前記プラグが着脱自在に接続される流体接続口と、前記電気接続の為 の第2端子と、を有し、前記プラグの接続状態で前記第1端子が前記第2端子に 電気接続される流路接続装置において、 前記第1端子は、その接点部が前記保持体の側面に露出するように設けられ、 前記第2端子は、前記第1端子に適合した位置に於いてその接点部が前記流体接 続口よりも高位に位置するように設けられることを特徴とする』ものである。
【0009】 このものでは、流体接続口からのプラグの取外し時に第1端子が第2端子から 離れるが、第2端子の接点部が流体接続口よりも高位に位置しているから、プラ グ取外し時に流体接続口の周囲に漏れた液体は、第2端子の接点部に到達しにく い。又、第1端子の接点部が保持体の側面に露出しており、プラグ接続状態での 第1端子の接点部、及び、これに接触する第2端子の接点部の流体接続口からの 距離が比較的大きくなるから、この点でも、プラグ取外し時に漏れた液体が第2 端子の接点部に到達しにくい。
【0010】 尚、第2端子は、その接点部が流体接続口よりも高位にあるかぎり、液体用コ ンセントに於いてどの箇所に装着されるものでもよい。 又、第1端子の接点部が露出する『保持体の側面』は、保持体を、例えば、プ ラグ接続状態で上下方向に軸線が延びる筒体とした場合には、その外周面であり 、上下方向に延びる直方体とした場合には、上下方向に延びる面である。
【0011】
【考案の効果】
この考案では、前記したように、プラグ取外し時に流体接続口の周囲に漏れた 液体が第2端子の接点部に達しにくいから、第2端子の接点部、及び、この接点 部に対してその後の電気接続により接触する第1端子の接点部の腐食が抑えられ る。
【0012】 [その他] [a項] 上記考案に於いて、『前記保持体には、前記プラグの先端部までを包囲する筒 部が備えられ、 前記第1端子の接点部は、前記保持体に於ける前記筒部の基端側に続く部分に 設けられ、 前記第2端子は、その全体が前記プラグ接続状態での前記保持体の外側に位置 するように設けられる』ものでは、保持体に備えられた筒部がプラグの先端部ま でを包囲するから、プラグ取外し時に流体接続口の周囲に飛び散る液体が前記筒 部で遮られる。従って、プラグ接続状態での保持体の外側にその全体が位置する 第2端子の接点部への液体の付着が更に抑えられる。
【0013】 [b項] 上記a項に於いて、『前記筒部の先端よりも内方側に前記プラグの先端が位置 する』ものでは、プラグ取外し時に流体接続口からプラグの先端が脱出するとき にこの先端の周囲に飛び散る液体がこの保持体で確実に遮られる。従って、プラ グ接続状態での保持体の外側に位置する第2端子の接点部への液体の付着が確実 に防止される。
【0014】 [c項] 上記した考案、a項又はb項に於いて、『前記液体用コンセントは、床面に設 置され且つ前記プラグ接続時に前記保持体が挿入される開口を有する上面板を備 え、 前記プラグ接続状態での前記上面板の下方に前記第1端子の接点部及び前記第 2端子が配置され、 前記プラグ接続状態に於いて前記保持体と前記開口との隙間を全周に亙って水 密状態に維持するシール部材を更に具備する』ものでもよい。
【0015】 このものでは、床面に設置された上面板に水分が付着する機会が多いが、プラ グ接続状態に於いて上面板の保持体挿入用の開口と前記挿入された保持体との隙 間を全周に亙って水密状態に維持するシール部材が設けられているから、このプ ラグ接続状態での上面板の下方にある第1端子の接点部及び第2端子に対して、 上面板に付着した水分が到達しない。従って、この点でも、第2端子及び第1端 子の接点部の腐食が抑えられる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本願考案の実施の形態を、図面に基づいて説明する。 図1は、本願考案の実施の形態に於ける温水コンセント(100) の平面図であり 、図2は、図1の温水コンセント(100) に装着されるプラグ体(5) の斜視図であ り、図3は、図1の温水コンセント(100) に於けるプラグ体(5) の装着状態での IIIーIII断面図であり、図4は、図1及び図3のコンセント本体(2) の斜 視図である。尚、図3では、プラグ体(5) をIIIーIII断面に対応する断面 としている。
【0017】 同図に示す温水コンセント(100) 及びプラグ体(5) は、温水暖房装置に備えら れるものであり、温水コンセント(100) へのプラグ体(5) の装着によって、温水 暖房装置の加熱機(K1)と放熱機(K2)との間の温水循環路が接続状態となる。 [プラグ体(5) について] プラグ体(5) は、図2及び図3に示すように、コンセント本体(2) の後述の温 水接続口(21)(22)に挿入接続される一対の筒状のプラグ(51)(52)を備えている。 そして、これらプラグ(51)(52)の基端側に続く本体部(51a)(52a)に対して放熱機 (K2)から延びる一対の温水ホース(53)(54)が各々連通接続されている。これら本 体部(51a)(52a)は、ケーシング(50)の直方体状の主体部(500) 内、及び、主体部 (500) の一面から突出する断面小判形の筒体(501) 内に収容されており、筒体(5 01) に嵌入保持されたブロック部(502) に固定されている。
【0018】 そして、このブロック部(502) に於ける主体部(500) とは反対側の端面(50a) から上記のプラグ(51)(52)が突出している。又、筒体(501) には、端面(50a) よ りも前方側に延びてプラグ(51)(52)の先端部までを包囲する筒部(511) が備えら れている。そして、この筒部(511) の先端よりも内方側にプラグ(51)(52)の先端 が位置する構成となっている。この筒部(511) によって、プラグ(51)(52)へのホ コリ等の付着が抑えられると共に、プラグ(51)(52)に物が当たってプラグ(51)(5 2)が損傷するような不都合が防止されている。
【0019】 更に、このプラグ体(5) には、放熱機(K2)から延びるリモコンケーブル(55)に 電気接続された複数の第1端子(4a)(4b)(4c)が備えられている。これら第1端子 (4a)(4b)(4c)は、筒体(501) に装着されており、その接点部(41)(42)(43)の各々 は、筒体(501) の外周面に露出している。具体的には、接点部(41)(42)(43)の各 々は、矩形板状に形成され、筒体(501) に於ける筒部(511) の基端側に続く部分 であって平面状の部分に対して添うように配置されている。尚、第1端子(4a)(4 b)(4c)は、接点部(41)(42)(43)を除く部分が筒体(501) に埋設されている。
【0020】 尚、上記したプラグ(51)(52)には、その流路を閉じる弁体(図示せず)が各々 内蔵されている。又、プラグ(51)(52)の筒状主体の先端部の外周面には、図2に 示すように、Oリング(510)(520)が各々装着されている。これらOリング(510)( 520)は、図4に示す後述の温水接続口(21)(22)へのプラグ(51)(52)の挿入接続状 態で温水接続口(21)(22)の周面とプラグ(51)(52)との間を水密状態に維持する為 のものである。
【0021】 [温水コンセント(100) について] 上記の温水コンセント(100) は、図3に示すように、床面設置式であり、加熱 機(K1)から延びて温水循環路の往路及び復路を各々構成する温水配管(15)(16)の 先端部に設けられるコンセント本体(2) と、このコンセント本体(2) を収容した ケース体(1) と、このケース体(1) に取り付けられた上面板(1a)と、を具備する 構成である。
【0022】 [ケース体(1) 及び上面板(1a)] ケース体(1) は、同図に示すように、上方に開放する矩形の箱体であり、床面 (71)に吊下げ状態で取り付けられている。そして、このケース体(1) の全体を被 覆して床面(71)に添うように上面板(1a)が装着されている。 この上面板(1a)には、プラグ体(5) の筒体(501) を挿入する為の開口(12)が形 成されている。この開口(12)に対して、ケース体(1) の底壁(13)に取り付けられ たコンセント本体(2) の温水接続口(21)(22)が下方から臨んでいる。
【0023】 更に、この上面板(1a)には、開口(12)を含む所定範囲を被覆する為の回動式の 蓋体(11)が備えられている。この蓋体(11)の開状態でプラグ(51)(52)が後述の温 水接続口(21)(22)に装着される。 [コンセント本体(2) ] コンセント本体(2) は、図1、図3及び図4に示すように、横断面が小判形の ブロック状に形成された主体部(2a)と、電気接続の為の第2端子(3a)(3b)(3c)用 の保持部(2b)と、を備えた構成となっている。
【0024】 *主体部(2a)* 主体部(2a)には、図4に示すように、上方に開放し且つプラグ(51)(52)が挿入 接続される一対の温水接続口(21)(22)が形成されている。これら温水接続口(21) (22)は、主体部(2a)の平面視にてその上端面の長手方向の両端部に位置する構成 となっている。又、この主体部(2a)の下端部は、それよりも上方側の部分に対し て平面視にて一回り大きい拡大部(27)となっている。
【0025】 そして、これら温水接続口(21)(22)の下端部には、図1に示すように、これら 温水接続口(21)(22)を開閉する為の弁体(23)(24)が各々内蔵されている。更に、 これら温水接続口(21)(22)へのプラグ(51)(52)の挿入に伴ってこれら弁体(23)(2 4)とプラグ(51)(52)の弁体とが開弁し、且つ、プラグ(51)(52)の取外しに伴って 両者の弁体が閉弁するように、各部が構成されている。
【0026】 従って、図3に示すように、温水接続口(21)(22)にプラグ(51)(52)を各々挿入 接続した状態では、温水接続口(21)(22)、プラグ(51)(52)、温水ホース(53)(54) 及び温水配管(15)(16)からなる温水循環路を通じて、加熱機(K1)と放熱機(K2)と の間で温水が循環される。 *保持部(2b)* 上記の保持部(2b)は、図4に示すように、主体部(2a)の上記長手方向の中程に て拡大部(27)の一部に連設されており、この保持部(2b)には、平面視にて上記長 手方向に平行な一対の鉛直姿勢の第1・第2片部(25)(26)が備えられている。
【0027】 これら第1・第2片部(25)(26)は、主体部(2a)側の第1片部(25)の上端が反対 側の第2片部(26)の上端よりも高位となるように、構成されている。そして、こ れら第1・第2片部(25)(26)は、上記したプラグ接続状態で筒部(511) の外側に 位置するように配置されている。 [第2端子(3a)(3b)(3c)] 第2端子(3a)(3b)(3c)は、プラグ接続状態にて上記した第1端子(4a)(4b)(4c) が接続されるものである。そして、これら第2端子(3a)(3b)(3c)は、図3及び図 4に示すように、その全体がJ字状に屈曲形成された構成となっており、上記し た第1・第2片部(25)(26)によって挟まれた状態で保持されている。
【0028】 又、これら第2端子(3a)(3b)(3c)の第1片部(25)側の上端部は、第1片部(25) の上方にて主体部(2a)側に凸の「く」字状に屈曲形成されており、その屈曲頂部 が接点部(31)(32)(33)となっている。これら接点部(31)(32)(33)は、図3に示す ように、温水接続口(21)(22)の開放端よりも高位に位置している。そして、プラ グ接続状態に於いて第1端子(4a)(4b)(4c)の接点部(41)(42)(43)が、第2端子(3 a)(3b)(3c)の接点部(31)(32)(33)に接触するように、これら各部が構成されてい る。
【0029】 更に、これら第2端子(3a)(3b)(3c)は、第2片部(26)に固定されており、第2 片部(26)側の端部の各々には、加熱機(K1)から延びるリモコンケーブル(17)が電 気接続されている。 このものでは、温水接続口(21)(22)へのプラグ(51)(52)の接続によって、プラ グ体(5) 側の第1端子(4a)(4b)(4c)と温水コンセント(100) 側の第2端子(3a)(3 b)(3c)とが電気接続される。この接続状態では、これら第1端子(4a)(4b)(4c)、 第2端子(3a)(3b)(3c)及びリモコンケーブル(55)(17)を介して放熱機(K2)と加熱 機(K1)との間で制御信号等が伝達される。
【0030】 [温水コンセント(100) からのプラグ体(5) の取り外しについて] 温水暖房装置を使用しないときには、温水コンセント(100) からプラグ体(5) が取り外される。つまり、温水接続口(21)(22)からプラグ(51)(52)が引き抜かれ ると同時に、第2端子(3a)(3b)(3c)と第1端子(4a)(4b)(4c)との電気接続が解除 される。
【0031】 そして、この取外しに際して、温水接続口(21)(22)の弁体(23)(24)、及び、プ ラグ(51)(52)の弁体の各々が閉弁する。ところが、これら弁体が完全に閉弁され た状態となるまでの間に多少の温水が温水接続口(21)(22)とプラグ(51)(52)との 間に溜ることから、プラグ(51)(52)が温水接続口(21)(22)の開放端から脱出した ときに、温水接続口(21)(22)の周囲に温水が漏れ易い。
【0032】 このものでは、プラグ取外しに伴って、第1端子(4a)(4b)(4c)が第2端子(3a) (3b)(3c)から離れるが、第2端子(3a)(3b)(3c)の接点部(31)(32)(33)が温水接続 口(21)(22)よりも高位に位置しているから、プラグ取外し時に温水接続口(21)(2 2)の周囲に漏れた温水は、接点部(31)(32)(33)に到達しにくい。 又、第1端子(4a)(4b)(4c)の接点部(41)(42)(43)が筒体(501) の外周面に露出 しており、プラグ接続状態での接点部(41)(42)(43)及びこれらに接触する第2端 子(3a)(3b)(3c)の接点部(31)(32)(33)の温水接続口(21)(22)からの距離が比較的 大きくなるから、この点でも、プラグ取外し時に漏れた温水が接点部(31)(32)(3 3)に到達しにくい。
【0033】 従って、接点部(31)(32)(33)及びこれらに対してその後の電気接続により接触 する接点部(41)(42)(43)の腐食が抑えられる。 このものでは、筒体(501) の筒部(511) がプラグ(51)(52)の先端部までを包囲 する構成であるから、プラグ取外し時に温水接続口(21)(22)の周囲に飛び散る温 水がこの筒部(511) で遮られる。従って、プラグ接続状態で筒体(501) の外側に その全体が位置する第2端子(3a)(3b)(3c)の接点部(31)(32)(33)への温水の付着 が更に抑えられる。従って、接点部(31)(32)(33)及び接点部(41)(42)(43)の腐食 が更に抑えられる。
【0034】 加えて、筒部(511) の先端よりも内方側にプラグ(51)(52)の先端が位置する構 成であるから、プラグ取外し時に温水接続口(21)(22)からプラグ(51)(52)の先端 が脱出するときにこの先端の周囲に飛び散る温水が筒部(511) で確実に遮られる 。従って、プラグ接続状態で筒体(501) の外周側に位置する接点部(31)(32)(33) への温水の付着が確実に防止される。
【0035】 [他の構成について] 更に、上記した開口(12)の周縁部には、図1及び図3に示すように、環状のシ ール部材(6) が装着されている。このシール部材(6) は、ゴムや合成樹脂などの 弾性材料よりなり、図3に示すように、その断面矩形状の外周部(65)が開口(12) の周縁部上面の環状溝(18)に密に嵌入されている。又、この外周部(65)の上端か ら延びる薄肉の内周部(66)は、プラグ接続状態にて筒体(501) に対して全周に亙 って加圧状態に接触する大きさに設定されている。
【0036】 従って、プラグ接続状態、つまり、筒体(501) が開口(12)に挿入された状態に 於いて、筒体(501) と開口(12)との隙間がこのシール部材(6) によって全周に亙 って水密状態に維持される。 このものでは、床面(71)に水分がこぼされて上面板(1a)に付着する機会が多い が、プラグ接続状態に於いて前記隙間を全周に亙って水密状態に維持するシール 部材(6) が設けられているから、このプラグ接続状態に於いて上面板(1a)の下方 にある第1端子(4a)(4b)(4c)の接点部(41)(42)(43)、及び、第2端子(3a)(3b)(3 c)に対して、上面板(1a)上の水分が到達しない。従って、この点でも、第2端子 (3a)(3b)(3c)及び第1端子(4a)(4b)(4c)の接点部の腐食が抑えられる。
【0037】 更に、上面板(1a)には、水平方向にスライド自在に保持されて、開口(12)を被 覆した状態の蓋体(11)に係合させる為のストッパー(14)が備えられている。この 係合状態に於いてシール部材(6) が蓋体(11)に対して加圧状態に密着して全周に 亙って水密状態が確保されるように構成されている。 このものでは、プラグ(51)(52)の非接続状態では、蓋体(11)を閉じてストッパ ー(14)と係合させることによって蓋体(11)が開口(12)を被覆した状態に維持され るから、この蓋体(11)によって、開口(12)内への水分侵入が抑えられる。従って 、この点でも、第2端子(3a)(3b)(3c)及び第1端子(4a)(4b)(4c)の接点部の腐食 が抑えられる。
【0038】 加えて、この蓋体(11)の被覆状態では、開口(12)の周囲の面に装着されたシー ル部材(6) が蓋体(11)に対して全周に亙って水密状態に接触するから、開口(12) 内への水分侵入が確実に抑えられ、接点部の腐食防止が更に確実となる。 [他の実施の形態] .上記の実施の形態では、筒体(501) の外周側に第2端子(3a)(3b)(3c)の全 体を設けたが、その接点部が温水接続口(21)(22)よりも高位にあるかぎり、温水 コンセント(100) に於いてどの箇所に装着されるものでもよい。例えば、ケース 体(1) に装着されるものでもよい。又、筒体(501) の内周側から延びる構成とし てもよい。
【0039】 .上記の実施の形態では、筒体(501) は、端面(50a) よりも前方側に延びて プラグ(51)(52)の先端部までを包囲する筒部(511) を備える構成としたが、これ を、筒部(511) を備えない構成としてもよい。この場合、第2端子(3a)(3b)(3c) を主体部(2a)の上面から延びるように構成してもよい。 .上記の実施の形態では、本体部(51a)(52a)を包囲する保持体を、筒体(501 ) とブロック部(502) とから構成したが、これを、1つの部材から構成してもよ い。又、筒状の他、例えば、プラグ接続状態で上下方向に延びる直方体状として もよい。この場合、上下方向に延びる面に第1端子の接点部を設ける。
【0040】 .上記の実施の形態では、プラグ接続・取外しに伴って第1端子(4a)(4b)(4 c)と第2端子(3a)(3b)(3c)とが電気接続及び接続解除される構成としたが、これ を、プラグ接続後に両方の端子が電気接続され、これら端子の接続解除の後にプ ラグが取り外される構成としてもよい。 .上記の実施の形態では、プラグ及び温水接続口が一対づつ設けられる構成 としたが、これら数量に限定されない。例えば、1つづつ設けられる構成として も、3つ以上づつ設けられる構成としてもよい。又、電気接続の為の端子につい ても同様である。
【0041】 .上記の実施の形態では、温水接続口(21)(22)が主体部(2a)の上端面で開放 する構成としたが、これを、温水接続口(21)(22)の周縁の環状部が前記上端面か ら突出する構成としてもよい。この場合でも、温水接続口(21)(22)の開放端より も高位に第2端子の接点部を設ける。 .上記の実施の形態では、シール部材(6) が開口(12)の周縁部(温水コンセ ント(100) 側)に装着される構成としたが、これを、筒体(501) の外周面(プラ グ体(5) 側)に装着される構成としてもよい。又、これらプラグ体(5) 及び温水 コンセント(100) に対して分離された構成としてもよい。
【0042】 .上記の実施の形態では、温水の場合について説明したが、これを、その他 の液体、例えば、オイル等としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施の形態に於ける温水コンセント
(100) の平面図
【図2】図1の温水コンセント(100) に装着されるプラ
グ体(5) の斜視図
【図3】図1及び図3の温水コンセント(100) に於ける
プラグ体(5) の装着状態でのIIIーIII断面図
【図4】図1のコンセント本体(2) の斜視図
【図5】従来の温水コンセント(9) の正面図
【図6】図5の温水コンセント(9) に於けるプラグ体
(8) 装着状態でのVIーVI断面図
【符号の説明】
(5) ・・・プラグ体 (51)(52)・・・プラグ (4a)(4b)(4c)・・・第1端子 (41)(42)(43)・・・接点部 (100) ・・・温水コンセント (21)(22)・・・温水接続口 (3a)(3b)(3c)・・・第2端子 (31)(32)(33)・・・接点部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 玉城 康年 京都市南区上鳥羽花名18番地の1 株式会 社藤井合金製作所内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路接続の為のプラグ体及び液体用コン
    セントを具備する流路接続装置であって、前記プラグ体
    は、前記流路接続の為のプラグと、前記プラグの基端側
    に続く本体部を包囲する保持体と、電気接続の為の第1
    端子と、を有し、前記液体用コンセントは、上方に開放
    し且つ前記プラグが着脱自在に接続される流体接続口
    と、前記電気接続の為の第2端子と、を有し、前記プラ
    グの接続状態で前記第1端子が前記第2端子に電気接続
    される流路接続装置において、 前記第1端子は、その接点部が前記保持体の側面に露出
    するように設けられ、前記第2端子は、前記第1端子に
    適合した位置に於いてその接点部が前記流体接続口より
    も高位に位置するように設けられることを特徴とする流
    路接続装置。
  2. 【請求項2】 前記保持体には、前記プラグの先端部ま
    でを包囲する筒部が備えられ、 前記第1端子の接点部は、前記保持体に於ける前記筒部
    の基端側に続く部分に設けられ、 前記第2端子は、その全体が前記プラグ接続状態での前
    記保持体の外側に位置するように設けられる請求項1に
    記載の流路接続装置。
  3. 【請求項3】 前記筒部の先端よりも内方側に前記プラ
    グの先端が位置する請求項2に記載の流路接続装置。
  4. 【請求項4】 前記液体用コンセントは、床面に設置さ
    れ且つ前記プラグ接続時に前記保持体が挿入される開口
    を有する上面板を備え、 前記プラグ接続状態での前記上面板の下方に前記第1端
    子の接点部及び前記第2端子が配置され、 前記プラグ接続状態に於いて前記保持体と前記開口との
    隙間を全周に亙って水密状態に維持するシール部材を更
    に具備する請求項1〜3の何れかに記載の流路接続装
    置。
  5. 【請求項5】 前記プラグは温水循環路接続の為に一対
    備えられると共に、前記流体接続口は前記一対のプラグ
    が各々接続されるように一対備えられ、 前記第1端子は複数備えられると共に、前記第2端子は
    前記複数の第1端子が各々接続されるように複数備えら
    れる請求項1〜4の何れかに記載の流路接続装置。
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