JP2003042372A - 液体用コンセント - Google Patents

液体用コンセント

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JP2003042372A
JP2003042372A JP2001231406A JP2001231406A JP2003042372A JP 2003042372 A JP2003042372 A JP 2003042372A JP 2001231406 A JP2001231406 A JP 2001231406A JP 2001231406 A JP2001231406 A JP 2001231406A JP 2003042372 A JP2003042372 A JP 2003042372A
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liquid outlet
connection port
hot water
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JP2001231406A
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English (en)
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Shigetada Murayama
重忠 村山
Masahiro Ogawa
正博 小川
Kenji Fujiki
顕士 藤木
Yasuhiro Matsumoto
康大 松本
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Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路接続の為のプラグ部と電気接続の為の端
子とを備えたプラグ体が着脱自在に装着される液体用コ
ンセントであって、前記プラグ部が着脱自在に接続され
る流体接続口(11)(12)と、前記プラグ部の接続に伴って
前記端子が挿入される電気接続口とを具備する液体用コ
ンセントに関し、電気接続口への液体の侵入を確実に防
止すること。 【解決手段】 前記電気接続口は、弾性体に形成された
スリット部(31)(32)(33)から構成されており、スリット
部(31)(32)(33)は、前記端子が密に差込み可能な大きさ
に設定されていると共に、前記端子の非差込み時には前
記弾性体の弾性復帰力により常時閉塞方向に付勢されて
いること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体用コンセン
ト、特に、流路接続の為のプラグ部と電気接続の為の端
子とを備えるプラグ体が着脱自在に装着される液体用コ
ンセントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すものは、従来の液体用コンセ
ントとしての温水コンセント(100)の正面図である。こ
の温水コンセントは、床面設置式であり、これに内蔵さ
れたコンセント本体(1)に対して、図7に示すようなプ
ラグ体(2)が装着される。
【0003】プラグ体(2)は、同図に示すように、温水
の熱を放出する放熱機(200)から延びる一対の温水ホー
ス(23)(24)及びリモコンケーブル(25)の先端部に装着さ
れている。このプラグ体(2)は、温水ホース(23)(24)に
各々連通接続されたプラグ部(21)(22)と、リモコンケー
ブル(25)に電気接続された板状の端子(2a)(2b)(2c)とが
ケーシング(20)の基端面(20a)から同方向に突出した構
成となっている。尚、ケーシング(20)には、プラグ部(2
1)(22)及び端子(2a)(2b)(2c)の各々の突出部分を包囲す
る保護筒(26)が設けられている。
【0004】プラグ部(21)(22)には、その流路を閉じる
弁体(図示せず)が各々内蔵されていると共に、プラグ
部(21)(22)の筒状主体の先端部の外周面には、Oリング
(21a)(22a)が各々装着されている。これらOリング(21
a)(22a)は、温水コンセント(1)の温水接続口(11)(12)へ
のプラグ部(21)(22)の挿入状態で温水接続口(11)(12)の
周面とプラグ部(21)(22)との間を水密状態に維持する為
のものである。
【0005】上記温水コンセント(100)は、図6に示す
ように、温水を加熱する加熱機を備えた室外機(図示せ
ず)から延びて温水循環路の一部を構成する一対の温水
配管(図示せず)の先端部に設けられるコンセント本体
(1)を具備する構成である。このコンセント本体(1)に
は、前記プラグ体(2)のプラグ部(21)(22)が接続される
一対の温水接続口(11)(12)が正面側に開放するように並
んで形成されている。
【0006】温水接続口(11)(12)にプラグ部(21)(22)を
接続した状態では、放熱機(200)から延長している室内
側の温水ホース(23)(24)、温水ホース(23)(24)に各々連
通接続されるプラグ部(21)(22)、プラグ部(21)(22)が連
通接続される温水接続口(11)(12)、さらには温水接続口
(11)(12)に接続される室外側の温水配管を介して、前記
放熱機(200)と室外機との間で温水が循環されることと
なる。これら温水接続口(11)(12)へのプラグ部(21)(22)
の挿入に伴って、温水接続口(11)(12)の弁体(図示せ
ず)と、プラグ部(21)(22)内の弁体の各々が閉弁し、
又、プラグ部(21)(22)の取外しに伴って両者の弁体が閉
弁するように、各部が構成されている。
【0007】さらに、コンセント本体(1)における前記
温水接続口(11)(12)の間には、温水接続口(11)(12)への
プラグ部(21)(22)の接続に伴って、プラグ体(2)の端子
(2a)(2b)(2c)が各々挿入される電気接続口(1a)(1b)(1c)
が形成されている。これら電気接続口(1a)(1b)(1c)は、
前記端子(2a)(2b)(2c)が密に挿入される大きさに形成さ
れており、その奥には端子(図示せず)が収容されてい
る。
【0008】従って、温水接続口(11)(12)へのプラグ部
(21)(22)の接続と同時に、プラグ体(2)の端子(2a)(2b)
(2c)が電気接続口(1a)(1b)(1c)に挿入され、プラグ体
(2)の端子(2a)(2b)(2c)とコンセント本体(1)の端子とが
電気接続されることとなる。これにより、加熱機から延
びるリモコンケーブルに電気接続されることとなり、こ
れら両端子と両リモコンケーブルを介して放熱機(200)
と加熱機との間で制御信号等が伝達されることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このものでは、温水接
続口(11)(12)からプラグ部(21)(22)が取り外される際、
この取外しに伴ってこれら両者の弁体が閉弁するが、前
記弁体よりも先端部側のプラグ部(21)(22)内に残存する
温水が外部に漏れるおそれがある。特に、温水コンセン
ト(100)が床面設置式のものの場合、プラグ部(21)(22)
から漏れ出た温水が温水コンセント(100)のコンセント
本体(1)上にこぼれてしまうことがある。コンセント本
体(1)には、温水接続口(11)(12)と共に電気接続口(1a)
(1b)(1c)が露出しているから、こぼれた温水が電気接続
口(1a)(1b)(1c)に達してしまい、内部に浸透してしまっ
た場合、端子が腐食したり、漏電が起きる等の問題が生
じる。
【0010】本発明は、『流路接続の為のプラグ部と電
気接続の為の端子とを備えたプラグ体が着脱自在に装着
される液体用コンセントであって、前記プラグ部が着脱
自在に接続される流体接続口と、前記プラグ部の接続に
伴って前記端子が挿入される電気接続口とを具備する液
体用コンセント』において、電気接続口への液体の侵入
を確実に防止できるようにすることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに講じた本発明の解決手段は、『前記電気接続口は、
弾性体に形成されたスリット部から構成されており、前
記スリット部は、前記端子が密に差込み可能な大きさに
設定されていると共に、前記端子の非差込み時には前記
弾性体の弾性復帰力により常時閉塞方向に付勢されてい
る』ことである。
【0012】スリット部は弾性体の弾性によって常時閉
じた状態にあり、端子が差し込まれると、前記端子の幅
だけ強制的に開かれて、前記端子を密に収容させること
ができる。そして、前記端子を引き抜くと、弾性復帰力
によって、前記スリット部はぴったりと閉じた状態とな
りその状態は維持されることとなる。よって、流体接続
口からプラグ部を取り外した際に前記プラグ部から漏れ
出た流体が、端子が引き抜かれた状態にある電気接続口
の周囲にこぼれても前記電気接続口は密に遮断された状
態となっていることから、流体が電気接続口から内部へ
侵入することはない。
【0013】*2項 1項において、『前記弾性体は、前記流路接続口の開放
面よりも突出するように設けられた突出部とし、前記ス
リット部は前記突出部の頂面に形成されている』もので
は、前記前記電気接続口たるスリット部が形成される面
が、流路接続口の開放面よりも前記突出部の突出高さ分
だけ高い位置に設けられることとなるため、プラグ部か
らこぼれ出た流体は流路接続口の開放面上にはたまり易
いが、前記突出部の頂面には到達しにくいものとなる。
【0014】*3項 上記2項において、『前記頂面は、その中心線に沿った
帯状底部と、その両側に形成される斜面部とから、断面
略台形状の凹部によって構成されるものとし、前記スリ
ット部は前記帯状底部に前記中心線に沿って形成されて
いる』ものでは、プラグ体の端子を、流体コンセントの
電気接続口に接続させる際に、前記端子が前記スリット
部の形成位置から多少ずれていても、凹部内に位置する
ように対向させれば、前記端子は前記斜面に沿って凹部
内を滑らせていけば、その底部である帯状底部に形成さ
れているスリット部に到達させることができる。
【0015】*4項 上記各項において、『前記プラグ部が前記流体接続口に
接続された状態にて、前記弾性体における前記スリット
部の周辺部分は、前記端子が突出している前記プラグ体
の基端面に圧接させられるようにした』ものでは、プラ
グ体の接続状態における電気接続部分の水密状態が確保
されることとなる。
【0016】*5項 上記各項において、『前記スリット部が頂面に形成され
た複数の矩形筒体が同方向に突出する接続子ユニットを
設け、前記接続子ユニットは全体が前記弾性体によって
構成されており、前記流路接続口が開放する開放面に前
記矩形筒体が密に挿通可能な大きさ形状の矩形孔部が前
記矩形筒体の数だけ形成されている』ものでは、前記接
続子ユニットの矩形筒体を、液体用コンセントに設けた
矩形孔部にそれぞれ強制的に差し込めば、前記液体用コ
ンセンの流路接続口が開放する開放面に、前記矩形筒体
の頂面が露出する態様となる。又、前記接続子ユニット
の全体が弾性体から構成されているから、前記矩形筒体
を矩形孔部に密に嵌合させることにより、前記矩形筒体
の周縁と前記矩形孔部の周縁との水密状態が確保され
る。
【0017】*6項 尚、上記各項において、『前記弾性体はシリコンゴムか
ら構成されている』ものでは、シリコンゴムの撥水作用
によって、弾性体にかかる液体ははじかれ、スリット部
の周辺にも液体は付着しない。
【0018】
【発明の効果】この発明では、温水接続口からプラグ体
を取り外した際に、プラグ部から漏れた液体が電気接続
口の周辺へこぼれても、電気接続口を構成するスリット
部は密に閉塞した状態に付勢されていることから、外部
からの液体は確実に遮断され、前記電気接続口内への不
用意な液体の侵入は確実に防止することができる。よっ
て、液体用コンセント内の端子の腐食等による電気系統
の損傷や漏電が防止できる。又、同時に防塵効果も期待
できる。
【0019】2項のものでは、流体接続口の周辺にこぼ
れた液体がスリット部の形成面に到達しにくいように構
成されているから、電気接続口からの液体の侵入をより
一層防止することができる。
【0020】3項のものでは、上記効果に加えて、プラ
グ体の端子はスリット部が形成されている帯状底部の両
側の斜面部に導かれてスリット部に差し込まれるように
設定されているから、前記端子のスリット部への差込み
が容易であるという効果がある。
【0021】4項のものでは、上記効果に加えて、プラ
グ体の接続時においても電気接続部分への防水効果が期
待できる。
【0022】さらに、5項のものでは、弾性体からなる
電気接続口を液体用コンセントへ組み付ける組み付け作
業が容易であり、又、前記弾性体の周囲と接続口部の開
放面との間の水密状態も確保することができるという効
果がある。
【0023】そして、6項のものでは、弾性体自体に撥
水機能を具備させたから、電気接続口への漏水の侵入を
より一層確実に防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。図1は、本願発明の実施の形
態に於ける温水コンセント(100)の平面図である。この
実施の形態の温水コンセント(100)も従来のものと同
様、床面設置式のものを採用し、これに内蔵されたコン
セント本体(1)に対してプラグ体(2) が装着される構成
とする。
【0025】プラグ体(2)としては、図7で示したよう
な従来のものと同じ構成のものが採用可能である。すな
わち、放熱機(200)から延びる一対の温水ホース(23)(2
4)に各々連通接続されたプラグ部(21)(22)と、前記温水
ホース(23)(24)と共に放熱機(200)から延びるリモコン
ケーブル(25)に電気接続された板状の端子(2a)(2b)(2c)
とが、ケーシング(20)の基端面(20a)から前方に突出さ
せた保護筒(26)内に、同方向に突出する態様で設けられ
ている。
【0026】温水コンセント(100) は、図1に示すよう
に、温水を加熱する加熱機(図示せず)から延長し且つ
温水回路の一部を構成する一対の室外側温水配管の先端
部に設けられるコンセント本体(1)と、このコンセント
本体(1)を収容するケース体(10)と、このケース体(10)
に取り付けられたカバー板(15)とを具備する構成であ
る。
【0027】ケース体(10)は、上方に開放する矩形の箱
体で、床板に設けられた開口部に取り付けられており、
カバー板(15)は、このケース体(1)の全体を被覆すると
共に前記床面に添う態様に装着されている。前記カバー
板(15)には、プラグ体の保護筒(26)を挿入する為の開口
(16)が形成されていると共に、開口(16)を含む所定範囲
を被覆する為に、回動式の蓋体(17)が備えられている。
この蓋体(17)の開状態で、プラグ体(2)のプラグ部(21)
(22)がコンセント本体(1)内で上方に開放する温水接続
口(11)(12)に装着される。コンセント本体(1) は、図2
に示すように、金属製の主体部(13)に電気絶縁性を有す
る接続子ユニット(3)が装着された構成である。
【0028】まず、主体部(13)について説明する。主体
部(13)は、前記コンセント本体(1)の開口(16)から露出
するように、横断面が略長円形に形成されており、その
上端面(13a)の両端近傍には、前記プラグ部(21)(22)が
挿入接続される温水接続口(11)(12)を開放させている。
又、前記温水接続口(11)(12)の間であって前記上端面(1
3a)の一方の長辺側に偏った位置には、前記接続子ユニ
ット(3)の、後述する3つの突出部(3a)(3b)(3c)を突出
させるための孔部が形成されている。
【0029】又、前記温水接続口(11)(12)の下端部に
は、図1に示すように、これら温水接続口(11)(12)を開
閉する為の弁体(18)(19)が各々内蔵されている。更に、
これら温水接続口(11)(12)へのプラグ部(21)(22)の挿入
に伴ってこれら弁体(18)(19)とプラグ部(21)(22)の弁体
とが開弁し、温水接続口(11)(12)及びプラグ部(21)(22)
を介して、室外側の温水配管と室内側の温水ホースが連
通し、加熱機と放熱機(200)との間で温水が循環するこ
ととなる。そして、プラグ部(21)(22)の取外しに伴って
両者の弁体は閉弁するように設定されている。
【0030】上記した主体部(13)には、図3に示すよう
に、プラグ体(2)の端子(2a)(2b)(2c)が各々接続される
端子(4a)(4b)(4c)が設けられているが、これら端子の水
密を確保する為に接続子ユニット(3)が設けられてい
る。
【0031】この接続子ユニット(3)は、図2又は図3
に示すように、直方体状の主体部(301)の上端面から直
方体状の3つの突出部(3a)(3b)(3c)が突出する構成とな
っており、全体をシリコンゴムによって構成されている
ものとする。そして、この接続子ユニット(3)は、上端
面(13a)に形成された前記孔部に前記突出部(3a)(3b)(3
c)をそれぞれ挿通させることにより、前記上端面(13a)
から前記突出部(3a)(3b)(3c)が上方に突出する態様とな
る。
【0032】各突出部(3a)(3b)(3c)の頂面は、図3に示
すように、その周縁よりも一段低く位置し且つ前記頂面
の中心線に沿って設けられた帯状底部(30a)(30b)(30c)
とその両側にそれぞれ配設された斜面部(37)とから、全
体に横断面略台形状の凹部が形成された態様となってお
り、そして、前記帯状底部(30a)(30b)(30c)には、温水
接続口(11)(12)へのプラグ部(21)(22)の接続に伴ってプ
ラグ体(2)の端子(2a)(2b)(2c)が各々挿入される電気接
続口としてのスリット部(31)(32)(33)が、前記中心線に
沿って形成されている。これら各スリット部(31)(32)(3
3)は、端子(2a)(2b)(2c)の幅に略一致する長さの切れ線
であり、端子(2a)(2b)(2c)が挿入されない状態において
は、前記シリコンゴムの弾性力によって、図1又は図2
に示すように、隙間なくぴったりと閉じた状態に維持さ
れている。
【0033】又、前記帯状底部(30a)(30b)(30c)の下方
には、図3に示すように、空室(34)(35)(36)が設けられ
ており、この空室(34)(35)(36)に前記した端子(4a)(4b)
(4c)が収容されている。
【0034】温水接続口(11)(12)へプラグ部(21)(22)を
接続させることによって、図3及び図4の二点鎖線に示
すように、プラグ体(2)の端子(2a)(2b)(2c)が前記スリ
ット部(31)(32)(33)を強制的に押し広げて前記空室(34)
(35)(36)内に差し込まれると共に、コンセント本体(1)
の端子(4a)(4b)(4c)に電気接続されることとなる。これ
により、加熱機と放熱機(200)とは、温水コンセント側
のこれら端子(4a)(4b)(4c)、プラグ体(2)側の端子(2a)
(2b)(2c)及び両リモコンケーブルを介して電気接続され
ることとなる。
【0035】前記プラグ体(2)の端子(2a)(2b)(2c)のス
リット部(31)(32)(33)への差込み状態においては、前記
端子(2a)(2b)(2c)各々の両側面は前記帯状底部(30a)(30
b)(30c)におけるスリット部(31)(32)(33)の両側の部分
によって、水密状態に挟圧されることとなる。
【0036】又、差込みの際に、端子(2a)(2b)(2c)の先
端部分がスリット部(31)(32)(33)にちょうど一致しなく
ても、各突出部(3a)(3b)(3c)の頂面に形成された凹部内
に収容されるのであれば、各端子(2a)(2b)(2c)は斜面部
(37)を滑り、帯状底部(30a)(30b)(30c)に至り、スリッ
ト部(31)(32)(33)に導かれることとなる。
【0037】尚、端子(2a)(2b)(2c)がスリット部(31)(3
2)(33)内に差し込まれ、端子(4a)(4b)(4c)と接続した状
態において、前記各突出部(3a)(3b)(3c)の頂面(凹部の
周縁に相当する)が、図5の二点鎖線に示すように、前
記プラグ体(2)の基端面(20a)によって押し潰された態様
でプラグ体(2)の前記基端面(20a)に圧接すると同時に、
前記基端面(20a)から突出する係合フック(27)(図7参
照)の先端が、前記温水接続口(11)(12)の間に設けられ
ている係合口(14)に係合するように、各部の寸法は設定
されているものとする。
【0038】温水暖房装置を使用しないときには、プラ
グ体(2)の上端に突出させている解除レバー(28)を操作
して前記係合フック(27)と係合口(14)との係合を解除す
ることにより、温水コンセント(100)からプラグ体(2)は
引き抜かれる。つまり、温水接続口(11)(12)からプラグ
部(21)(22)が引き抜かれると同時に、電気接続口として
のスリット部(31)(32)(33)から端子(2a)(2b)(2c)が引き
抜かれる。そして、この引き抜きに際して、温水接続口
(11)(12)の弁体(18)(19)、及び、プラグ部(21)(22)の弁
体(図示せず)の各々が閉弁する。ところが、温水接続
口(11)(12)からのプラグ部(21)(22)の引抜きに伴って、
これら弁体が閉じるから、完全に閉弁されるまでの間に
多少の温水が温水接続口(11)(12)とプラグ部(21)(22)と
に溜ることとなる。そして、プラグ部(21)(22)を温水接
続口(11)(12)の開放端から引き抜いたときに、前記残存
していた温水がプラグ部(21)(22)から温水接続口(11)(1
2)の周囲に漏れることがある。
【0039】電気接続口を構成するスリット部(31)(32)
(33)は、温水接続口(11)(12)の開放端面でもあるコンセ
ント本体(1)の主体部(13)の上端面(13a)よりも上方に突
出するように設けられたシリコンゴム製の突出部(3a)(3
b)(3c)の頂面に形成されているから、又、前記シリコン
ゴムは撥水性を有することから、上端面(13a)上に漏れ
た温水が溜まっても、前記電気接続口に前記温水は到達
しにくいものとなっている。さらに、前記電気接続口
は、前記頂面に設けたスリット部(31)(32)(33)とすると
共に、これらは前記シリコンゴムの弾性復帰力によって
常時密に閉塞された状態に付勢される構成としたから、
前記頂面に設けられた凹部内に水滴が付着するようなこ
とがあっても、前記スリット部(31)(32)(33)から内部へ
水滴が侵入することがない。これによって、端子(4a)(4
b)(4c)での漏電や端子(4a)(4b)(4c)の腐食などが防止さ
れる。
【0040】又、不使用期間中に、前記凹部内に埃が付
着しても、それがコンセント本体(1)の内部にまで侵入
することもない。上記の実施の形態の温水コンセント(1
00)は床面設置式としたが、温水接続口(11)(12)が開放
される前記端面(13a)が側方を向く壁面設置式としても
良い。
【0041】又、接続子ユニット(3)は、シリコンゴム
製としたが、スリット部(31)(32)(33)を密に閉塞させる
弾性力と、撥水性、さらには電気絶縁性を有する材質の
ものであれば、他の材料により構成することも可能であ
る。上記の実施の形態では、温水の場合について説明し
たが、これを、その他の液体、例えば、オイル等として
も使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態における温水コンセント
(100) の平面図。
【図2】図1の温水コンセント(100)に装着されるコン
セント本体(1)の斜視図。
【図3】図2のX−X部分拡大断面図。
【図4】図3のY−Y拡大断面図。
【図5】端子が接続された状態における突出部(3a)(3b)
(3c)の弾性変形の様子を示す拡大断面図。
【図6】従来の温水コンセント本体の平面図。
【図7】プラグ体(2)の斜視図。
【符号の説明】
(1a)(1b)(1c)・・・・・電気接続口 (11)(12)・・・・・・・流体接続口 (2) ・・・・・・・・・プラグ体 (21)(22)・・・・・・・プラグ部 (2a)(2b)(2c)・・・・・端子 (31)(32)(33)・・・・・スリット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤木 顕士 京都市南区上鳥羽花名18番地の1 株式会 社藤井合金製作所内 (72)発明者 松本 康大 京都市南区上鳥羽花名18番地の1 株式会 社藤井合金製作所内 Fターム(参考) 3J106 AB06 BA01 BB01 BC12 BE03 BE40 CA02 CA06 GA02 GA04 3L070 BC17 5E087 EE02 EE14 FF06 HH02 MM06 PP09 QQ06 RR12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路接続の為のプラグ部と電気接続の為
    の端子とを備えたプラグ体が着脱自在に装着される液体
    用コンセントであって、前記プラグ部が着脱自在に接続
    される流体接続口と、前記プラグ部の接続に伴って前記
    端子が挿入される電気接続口とを具備する液体用コンセ
    ントにおいて、 前記電気接続口は、弾性体に形成されたスリット部から
    構成されており、 前記スリット部は、前記端子が密に差込み可能な大きさ
    に設定されていると共に、前記端子の非差込み時には前
    記弾性体の弾性復帰力により常時閉塞方向に付勢されて
    いることを特徴とする液体用コンセント。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液体用コンセントにお
    いて、前記弾性体は、前記流路接続口の開放面よりも突
    出するように設けられた突出部とし、前記スリット部は
    前記突出部の頂面に形成されている液体用コンセント。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の液体用コンセントにお
    いて、前記頂面は、その中心線に沿った帯状底部と、そ
    の両側に形成される斜面部とから、断面略台形状の凹部
    によって構成されるものとし、 前記スリット部は前記帯状底部に前記中心線に沿って形
    成されている液体用コンセント。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の液体
    用コンセントにおいて、前記プラグ部が前記流体接続口
    に接続された状態にて、前記弾性体における前記スリッ
    ト部の周辺部分は、前記端子が突出している前記プラグ
    体の基端面に圧接させられることを特徴とする液体用コ
    ンセント。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の液体
    用コンセントにおいて、前記スリット部が頂面に形成さ
    れた複数の矩形筒体が同方向に突出する接続子ユニット
    を設け、 前記接続子ユニットは全体が前記弾性体によって構成さ
    れており、 前記流路接続口が開放する開放面に前記矩形筒体が密に
    挿通可能な大きさ形状の矩形孔部が前記矩形筒体の数だ
    け形成されている液体用コンセント。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の液体
    用コンセントにおいて、前記弾性体はシリコンゴムから
    構成されている液体用コンセント。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014049257A1 (fr) * 2012-09-28 2014-04-03 Snecma Bague d'interface hydraulique et electrique pour une turbomachine

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