JP3051810U - ジョイント部分の破断回避構造 - Google Patents

ジョイント部分の破断回避構造

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JP3051810U
JP3051810U JP1998001403U JP140398U JP3051810U JP 3051810 U JP3051810 U JP 3051810U JP 1998001403 U JP1998001403 U JP 1998001403U JP 140398 U JP140398 U JP 140398U JP 3051810 U JP3051810 U JP 3051810U
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jumper wire
hole
shaped
shaped jumper
avoiding breakage
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JP1998001403U
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Inventor
航 佐藤
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株式会社ワイエヌエス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、車両の電装部品である回転検出用
センサにおけるジョイント部分の破断回避構造に関する
ものであり、ジョイント部分の接点の界面破断による電
路の損傷を防止し、同時に従来技術よりコストを低減す
ることを目的とする。 【構成】 電装部品本体に穴を設け、当該穴に自動ジャ
ンパ挿入機で取り扱えるU字形のジャンパ線を遊嵌し、
そのU字形のジャンパ線の一方の端と他方の端で電路を
ジョイントした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の電装部品である回転検出用センサにおけるジョイント部分の 破断回避構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転検出用センサにおいて、波形整形やノイズ除去を行わせるためにプ リント基板を設置する。この場合、外部との電気的接続のための端子とプリント 基板との接続が必要となり、一般に半田付けが行われている。回転検出用センサ の使用環境によって温度が変化(摂氏150度乃至零下40度)するとき、端子 、プリント基板及び端子をモールドする樹脂とでは熱膨張率が異なる。それを原 因とする熱応力により、半田付け部分が界面破断し接点無効が発生している。こ の現象を図1で説明する。プリント基板(1)と端子(2)は熱膨張率が異なる 異種部材でモールドされていて動かない。その両者は半田付けによりジョイント されている。熱膨張による熱応力が部材に発生してくると、熱応力が矢印の向き に作用してジョイント部分に応力が集中し、この部分に界面破断による接点無効 が発生する。接点無効によって電路が絶たれたこととなる。
【0003】 そこで、エキスパンション・ループ形状を活かした板バネ部品(以下、特殊な 板バネ部品(3)と称する)を介在させていた。エキスパンション・ループとは ループ型伸縮継手のことであり、曲部のたわみを利用して伸びを調節する継手の ことである。図2において、プリント基板(1)と端子(2)のジョイント部分 に特殊な板バネ部品(3)を介在させる。特殊な板バネ部品(3)の一方の端は プリント基板(1)に半田付け(9)で固定し、他方の端は端子(2)にスポッ ト溶着(10)で固定していた。エキスパンション・ループ形状により、熱応力 が原因で発生する部材変形やゆがみを吸収し、電路の破断を回避していた。応力 を吸収し、接点有効のまま電路は保たれる。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】 特殊な板バネ部品(3)を用いる従来技術では、特殊な板バネ部品代の他、部 品を加工するための専用金型、専用の組み付け治具、組み付け装置及び組み付け 作業が必要であり、コストがかかっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、そのようなコストを解消するために、本考案は、電装部品本体に穴を 設け、当該穴に自動ジャンパ挿入機で取り扱えるU字形のジャンパ線を遊嵌し、 そのU字形のジャンパ線の一方の端と他方の端で電路をジョイントしたことを特 徴とするジョイント部分の破断回避構造を提供しようとするものである。
【0006】 電装部品本体に設ける穴は、クリアランスの中でU字形のジャンパ線の二本の 腕がある程度自由に動ける遊び(以下、遊嵌と称す)をもてるほどの穴であれば 良く、一つの穴にそのU字形のジャンパ線を丸ごと遊嵌したり、或いは、前記ジ ャンパ線の二本の腕の一本一本に遊嵌穴を設けても良い。ジャンパ線はスズ鍍金 銅線が知られる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図3はU字形のジャンパ 線(4)を示す立面図である。U字形のジャンパ線(4)の二本の腕は、点線矢 印の向きの外力を受けると、その方向に根本から曲がることができる。同様に一 点鎖線矢印の向きの外力を受けると、U字形のジャンパ線(4)の二本の腕は、 根本からその方向に曲がることができる。このように、U字形のジャンパ線(4 )は、変形することで外力を吸収することができる。
【0008】 図4は、本考案実施の一例を示す斜視図である。(5)は回転検出用センサ本 体である。端子(2)は回転検出用センサ本体の内部にモールドされている。( 6)は回転検出用センサ別体である。(7)はプリント基板である。プリント基 板(7)は回転検出用センサ別体(6)にモールドされている。従来技術では、 プリント基板(7)のプリント回路と端子(2)をそのままジョイントして半田 付けするか、或いは、特殊な板バネ部品(図2の(3)参照)を介在させてジョ イントしていた。本考案においては、U字形のジャンパ線(4)を、回転検出用 センサ別体(6)に形設した穴(8)に挿入して、当該ジャンパ線(4)の一方 の端を端子(2)側に、他方の端をプリント基板(7)のプリント回路側に延出 させる。この延出部分とこれらに対応するそれぞれの部材を半田付け(9)で結 線する。
【0009】 U字形のジャンパ線(4)は、穴(8)に遊嵌しているので、端子(2)とプ リント基板(7)の位置関係が熱応力による変形で変化しても、U字形のジャン パ線(4)がその変化を吸収してしまうので、ジョイント部分が損傷することな く接点有効のまま電路が保たれる。
【0010】 ジャンパ線は電路となる汎用部品であり、U字形のジャンパ線(4)は自動ジ ャンパ挿入機での組み付けが可能である。U字形のジャンパ線(4)を挿入する 穴(8)の入り口にすり鉢状の誘い込みを設けても良い。自動ジャンパ挿入機で の組み付けをスムーズに行うための改良である。
【0011】
【考案の効果】
これにより、ジョイント部分の接点の界面破断による電路の損傷を防止できる 。汎用性のある安価な材料を用いることが可能となる。特殊な板バネ部品専用の 加工金型、組み付け装置等が不要となった。本考案によるU字形のジャンパ線は 汎用の自動ジャンパ挿入で対応できるため新たな設備投資が不要である。従来技 術よりコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作用を説明する断面図である。
【図2】従来技術の作用を説明する斜視図である。
【図3】U字形のジャンパ線を示す立面図である。
【図4】本考案実施の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 端子 3 特殊な板バネ部品 4 U字形のジャンパ線 5 回転検出用センサ本体 6 回転検出用センサ別体 7 プリント基板 8 穴 9 半田付け 10 スポット溶着

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装部品本体に穴を設け、当該穴に自動
    ジャンパ挿入機で取り扱えるU字形のジャンパ線を遊嵌
    し、そのU字形のジャンパ線の一方の端と他方の端で電
    路をジョイントしたことを特徴とするジョイント部分の
    破断回避構造。
JP1998001403U 1998-02-25 1998-02-25 ジョイント部分の破断回避構造 Expired - Lifetime JP3051810U (ja)

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