JP3051635U - 集水多孔管の外周域泥土の除去用ノズル機構 - Google Patents

集水多孔管の外周域泥土の除去用ノズル機構

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JP3051635U
JP3051635U JP1998001210U JP121098U JP3051635U JP 3051635 U JP3051635 U JP 3051635U JP 1998001210 U JP1998001210 U JP 1998001210U JP 121098 U JP121098 U JP 121098U JP 3051635 U JP3051635 U JP 3051635U
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健二 春日
健二 今谷
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株式会社春日産業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、地表近傍に位置する数メート
ル、或いは、1メートルにも満たないような浅い所で、
且つ、上下方向に蛇行し粘土層、土質層が入り組んでい
る砂礫層の直下の粘土層内に集水多孔管を配設し、その
集水多孔管の集水孔の近傍の泥土を効率良く洗浄、除去
するノズル機構を提供することを目的としたものであ
る。 【構成】本考案は、集水多孔管の内側に挿脱可能とする
ノズルヘッドと、ノズルヘッドと接続部を介設して接続
するヘッド用硬管と、ヘッド用硬管と接続部を介設して
接続可能な高圧送水管と、高圧送水管の接続部とヘッド
用硬管の接続部とを介して連続して接続可能な接続部を
設けた複数の伸延用硬管とを備えると共に、ノズルヘッ
ドの噴射口をヘッド用硬管の周方向に開口させたもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は比較的浅い土中の地下水を集水して活用する浅井戸用の水利装置に配 設された多数本の集水多孔管の集水孔の近傍の泥土を除去するノズル機構に関す るものである。
【0002】
【従来技術】
従来、この種の地下水を利用する井戸としては水の豊富な土中深くの帯水層を 探査して、その帯水層へ至るまで縦坑を掘削しながらヒューム管等の堅牢管を埋 設し、堅牢管の外周壁及び底部より多数の多孔管を縦横に配設して集水を行なう 方法等が一般的であるが、大規模な工事となつて膨大な費用が係り、公的な単位 での施工となるばかりか、地層によっては地表下数メートルで岩盤に到達し、岩 盤が数100メートルにもおよぶ場合には井戸の掘削が不可能な地殻が各所に現 存している。
【0003】
【解決しようとする課題】
特に洪積台地帯では岩盤が地表に近いため地下水の集水に難渋を極め、必要な 水を確保するために苛酷な水汲み労働や、溜池、用水地等を必要としたり、遠方 から用水路を設けたり、配管をしたりして水を導き確保していた。
【0004】 又、洪積台地帯での地表近傍の数メートル下、或いは、1メートルにも満たな いような所に位置し且つ上下方向に蛇行する砂礫層より集水する方法が何度か試 されているが、地表近傍の砂礫層は地中深くに存在する帯水層と異なり、砂礫層 と粘土層、土質層が上下に蛇行し入り組んでいるため集水多孔管の集水孔に泥土 が詰まってしまい使用できなくなっており、集水孔の近傍の泥土の除去が必要と 成っていた。
【0005】
【課題を解決する手段】 本考案は前述の課題を解決するために成されたもので、集水多孔管の内側に挿 脱可能とするノズルヘッドと、ノズルヘッドと接続部を介設して接続するヘッド 用硬管と、ヘッド用硬管と接続部を介設して接続可能な高圧送水管と、高圧送水 管の接続部とヘッド用硬管の接続部とを介して連続して接続可能な接続部を設け た複数の伸延用硬管とを備えると共に、ノズルヘッドの噴射口をヘッド用硬管の 周方向に開口させたものである。
【0006】 従って、本考案の目的は、地表近傍に位置する数メートル、或いは、1メート ルにも満たないような浅い所で、且つ、上下方向に蛇行し粘土層、土質層が入り 組んでいる砂礫層の直下の粘土層内に集水多孔管を配設し、その集水多孔管の集 水孔の近傍の泥土を効率良く洗浄、除去するノズル機構を提供することを目的と したものである。
【0007】
【作用】
本考案は、高圧送水管の接続部とヘッド用硬管の接続部とを介して連続して接 続可能な接続部を設けた複数の伸延用硬管とを備えたことによって、井戸の内径 と、夫々の集水多孔管の長さと、夫々の集水孔の位置に合わせて任意数の伸延用 硬管を介装して長さの調整し、更に、ノズルヘッドの噴射口をヘッド用硬管の周 方向に開口させたことによって、ジェット噴流を集水多孔管の周方向に噴射させ ることを可能としたものである。
【0008】
【考案の実施例】
以下、本考案の集水多孔管の外周域泥土の除去用ノズル機構を実施例の図面に 基づいて説明する。
【0009】 図1は本考案の集水多孔管の外周域泥土の除去用ノズル機構の説明のための概 要図断面であり、図2は本考案の集水多孔管の外周域泥土の除去用ノズル機構の 伸延用硬管を介装した状態を表わす概要図である。
【0010】 本考案は比較的浅い土中の地下水を集水して活用する浅井戸用の水利装置に配 設された多数本の集水多孔管Bの集水孔Baの近傍の泥土を除去するノズル機構 に関するものであり、土中に埋設した密閉状の底部を有した堅牢管Aの胴部を貫 通させ外方に多数本の集水多孔管Bを水平状且つ放射状に配設した井戸の集水孔 Baの外周域の泥土を除去するノズルであって、前記集水多孔管Bの内側に挿脱 可能とするノズルヘッド1と、該ノズルヘッド1と接続部を介設して接続するヘ ッド用硬管2と、該ヘッド用硬管2と接続部を介設して接続可能な高圧送水管3 と、該高圧送水管3の接続部とヘッド用硬管2の接続部とを介して連続して接続 可能な接続部を設けた複数の伸延用硬管4とを備えると共に、前記ノズルヘッド 1の噴射口1aをヘッド用硬管2の周方向に開口させたものである。
【0011】 即ち、本考案の集水多孔管Bの外周域泥土の除去用ノズルは、洪積台地帯の地 表下の数メートル、或いは、1メートルにも満たないような位置に存在し、且つ 、上下方向に蛇行する砂礫層に含まれている水を砂礫層の直下の粘土層より集水 するものである。
【0012】 井筒は密閉した底を有するヒューム管等の堅牢管Aであり、地表より地中の砂 礫層、粘土層を貫いて埋設し、下方の内部が集水した水の貯水槽となるもので、 前記砂礫層の直下の粘土層に位置する井筒の胴部へ貫通する貫通孔を多数穿設す るものである。
【0013】 そして、集水多孔管Bは井筒の内径よりも短い長さとすると共に、胴周には多 数の集水孔Baを穿設しているものであり、井筒の内部より先端の集水多孔管B を貫通孔に通し、ジャッキ等で水平方向に押圧して先端の集水多孔管Bが略外方 に突出させ、次集水多孔管Bを溶着等の手段によって接続し、更に、押圧させて 次々と延伸させるものである。
【0014】 つまり、配設後の多数本の集水多孔管Bは井筒を中心として外方向に略水平状 且つ放射状と成っており、上下方向に蛇行する砂礫層の直下の粘土層に配設され ているものである。
【0015】 本考案の集水多孔管Bの外周域泥土の除去用ノズルは、前述のように配設した 集水多孔管Bの胴周に穿設した多孔とした集水孔Baの近傍には粘土、砂礫等の 泥土が存するため集水効率が極めて悪く、泥土の除去を行うものであり、先ず、 井筒の内部より高圧水用ポンプ(図示せず)に接続されたパイプ又はホースから 成る高圧送水管3とノズルヘッド1と接続部を介して接続したヘッド用硬管2と 接続し、高圧水用ポンプを駆動させ、ノズルヘッド1の噴射口1aからジェット 噴流を噴出させて集水多孔管Bの手前の集水孔Baの近傍の泥土の除去を実施す るものである。
【0016】 つまり、ノズルヘッド1は集水多孔管Bの内側に挿脱可能のサイズとしており 、且つ、ノズルヘッド1の噴射口1aをヘッド用硬管2の周方向に開口させてい るため集水多孔管Bの胴周に穿設された集水孔Baに的確にジェット水流を噴射 させることができ、ジェット水流により集水孔Baの近傍の細かい泥土は集水孔 Baより井戸内に流出し、透水性を有した荒目の砂、小石等のみが集水孔Baの 近傍には残留するものである。
【0017】 そして、集水多孔管Bの手前の集水孔Baから順次近傍の泥土の除去を実施し 、ノズルヘッド1とヘッド用硬管2とが略集水多孔管Bに埋装された状態でヘッ ド用硬管2の接続部と高圧送水管3の接続部とを外し、伸延用硬管4の両側に設 けた夫々の接続部を利して、ヘッド用硬管2と高圧送水管3の間に伸延用硬管4 を接続するもので、更に、前述の工程を繰り返し配設した集水多孔管Bの先端部 位までの集水孔Baの泥土の除去を単数又は複数の延伸用硬管4を延伸させなが ら行うものであ利、夫々の接続部は同様な構造として互換性を有するものである 。
【0018】 つまり、本考案の集水多孔管Bの外周域泥土の除去用ノズル機構は単数本又は 複数本の延伸用硬管4をノズルヘッド用硬管2と高圧送水管3との間に介装して 集水多孔管Bの長さと合わせ、集水孔Baにノズルヘッド1の噴射口1aから高 圧ジェット噴流水を噴射させ、且つ、順次噴射位置をずらせ乍がら集水孔Baの 近傍の泥土を除去することで、全ての集水多孔管Bの外周域の泥土を除去するも のであり、集水多孔管Bの集水孔Baより流出した泥土は井戸の下方底部の貯水 槽に溜まり、貯水槽にたまった泥土は随時排出されるものである。
【0019】
【考案の効果】
前述の通り、本考案は難渋をきわめていた、主に洪積台地帯での地下水の集水 のための泥土の除去が簡易な設備で行なえ、水汲み等の苛酷な労働からの開放と 、取水のための用水路等の設備のための経費の節減等に極めて優れた効果が得ら れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の集水多孔管の外周域泥土の除去
用ノズル機構の説明のための概要図断面である。
【図2】図2は本考案の集水多孔管の外周域泥土の除去
用ノズル機構の伸延用硬管を介装した状態を表わす概要
図である。
【符号の説明】
A 堅牢管 B 集水多孔管 Ba 集水孔 1 ノズルヘッド 1a 噴射口 2 ヘッド用硬管 3 高圧送水管 4 伸延用硬管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】土中に埋設し底部を有した堅牢管の胴部を
    貫通させ外方に多数本の集水多孔管を水平状且つ放射状
    に配設した井戸の集水孔の外周域の泥土を除去するノズ
    ルであって、前記集水多孔管の内側に挿脱可能とするノ
    ズルヘッドと、該ノズルヘッドと接続部を介設して接続
    するヘッド用硬管と、該ヘッド用硬管と接続部を介設し
    て接続可能な高圧送水管と、該高圧送水管の接続部とヘ
    ッド用硬管の接続部とを介して連続して接続可能な接続
    部を設けた複数の伸延用硬管とを備えると共に、前記ノ
    ズルヘッドの噴射口をヘッド用硬管の周方向に開口させ
    たことを特徴とする集水多孔管の外周域泥土の除去用ノ
    ズル機構。
JP1998001210U 1998-02-20 1998-02-20 集水多孔管の外周域泥土の除去用ノズル機構 Expired - Lifetime JP3051635U (ja)

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