JP3051298U - 手の乾燥防止・防寒用手袋 - Google Patents

手の乾燥防止・防寒用手袋

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JP3051298U
JP3051298U JP1998000921U JP92198U JP3051298U JP 3051298 U JP3051298 U JP 3051298U JP 1998000921 U JP1998000921 U JP 1998000921U JP 92198 U JP92198 U JP 92198U JP 3051298 U JP3051298 U JP 3051298U
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glove
hands
hand
gloves
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JP1998000921U
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Inventor
傳三 渡辺
Original Assignee
シンコー繊維株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の毛糸製の手袋は風を透過させ手を乾燥さ
せて手の肌あれや手がカサカサになる欠点があり、女性
はよくクリームを塗るなどして手の肌あれや手のカサカ
サを防止するようにしていたが、風を通さなくして手の
乾燥を防止し手の肌あれや手がカサカサになるのを解消
し、保湿性が良く安価で耐久性も良好な手の乾燥防止・
防寒用手袋を提供する。 【解決手段】毛糸の手編糸により編成した手袋状表部材
1とメリヤス糸により編成した手袋状裏部材2との間に
合成樹脂フィルム製の手袋状中間部材3を介挿し、指先
部で前記中間部材3を挟んで前記表部材1と前記裏部材
2とを縫着し、表部材1の所定長の裾部を内方に折返し
て二重とした裾部1aの間に前記中間部材3の裾部3aと前
記裏部材の裾部2aとを挟持して、前記表部材の二重とし
た裾部1aの前端部で前記表部材1と前記中間部材3と前
記裏部材2とを一体に縫着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、手の肌あれ及び手のカサカサ防止のための手の乾燥防止を兼ねた 防寒用手袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、防寒用手袋には、革又は毛糸製が多く用いられている。また、スキー用 、防寒用の手袋として実開昭61−11719号公報には、牛皮もしくは合成皮 革製で必要に応じて裏側にスポンジを添着した手袋状の外側部材と、布地製で必 要に応じて表側にスポンジを添着した手袋状の内側部材との間に、柔軟な合成樹 脂製の手袋状の中間部材を入れ、それぞれの履口を縫合したスキー用、防寒用の 手袋が開示されている。一方、防寒用ではないが、会葬用手袋として特開平8− 311709号公報には、白色の手袋状メリヤス表材と手袋状メリヤス裏材との 間に、手袋用合成樹脂フィルム材を介在させ、手袋の指先部の合成樹脂フィルム 材が表材及び裏材と接着し、裏材と合成樹脂フィルム材と表材の三者の裾部を履 口で一体に縫着したものが開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
革製の手袋は耐久性に優れているが高価であって毛糸製の手袋より保温性に劣 り、毛糸製の手袋は安価で保温性はよいが風を透過させ手を乾燥させて手の肌あ れや手がカサカサになる欠点があり、女性はよくクリームを塗るなどして手の肌 あれや手のカサカサを防止するようにしている。また、前記スキー用、防寒用の 手袋は、外側部材の牛皮などの縫目から浸透する水分を中間部材で遮断し手指が 濡れるのを防止するものであるが、防寒用手袋としては高価にならざるを得ない 。一方、前記会葬用手袋は手袋の表生地が濡れても、この濡れは合成樹脂フィル ム材で遮られ手に達することがないから不快感をなくすることができるが防寒効 果は不充分である。
【0004】 また、前記スキー用、防寒用の手袋や前記会葬用手袋では、三重構造を形成す る外側部材と内側部材とその間に設けた手袋状合成樹脂フィルム製の中間部材と は、何れも手を挿入する外側端部を一体的に縫合して履口を形成しているため、 合成樹脂フィルム製の中間部材の外側端部は、使用に伴い縫目部分で破損しやす く耐久性に問題がある。
【0005】 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであって、保温性が良く、風を透過さ せず手の乾燥を防止し手の肌あれ及び手がカサカサになるのを解消した安価で耐 久性も良好な手の乾燥防止・防寒用手袋を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に於ては、手の乾燥防止・防寒用手袋として 、毛糸の手編糸で編成した手袋状表部材1と、メリヤス糸で編成した手袋状裏部 材2との間に、柔軟な合成樹脂フィルム製の手袋状中間部材3を挿入し、前記中 間部材3の指先部を介して前記表部材1及び前記裏部材2のそれぞれの指先部が 相互に縫着しているとともに、前記表部材1の手形部に連続している所定長の裾 部1a' を内方に折返して二重とした裾部1aの間に、前記手袋状中間部材3の裾部 3aと前記手袋状裏部材2の裾部2aとを挾み保持して、前記表部材1の裾部1aの前 端部に於て前記表部材1と前記中間部材3と前記裏部材2とを一体に縫着して構 成したものである。
【0007】 これにより、本考案の手の乾燥防止・防寒用手袋に於ては、手袋状表部材1と 手袋状裏部材2との間に挿入された合成樹脂フィルム製の手袋状中間部材3によ り、手袋内には風を通さなくすることができ、手袋をはめた手の乾燥を防止して 手の本来持っている湿気により手が肌あれしたり手がカサカサになることはなく 、手の肌あれや手のカサカサ防止のため手にクリームを塗る必要をなくすことが できる。また、該中間部材3により体温を外部に放散するのを防止して毛糸の手 編糸で編成した表部材の繊維間に保持される空気による保温効果と相俟ってすぐ れた保温効果を上げることができる。
【0008】 さらに、合成樹脂フィルム製の中間部材3は、その裾部3aが、表部材1の手形 部に連続する所定長さの裾部1a' を内方に折返して二重とした裾部1aの間に裏部 材2とともに挾持され縫着されているため、薄い柔軟なフィルムを手袋の履口で 縫着する場合と異なり縫着部から履口までの距離が充分にとれ、使用に伴い又は 洗濯などでフィルムの縫着部が縫目部分で痛むことがあっても、該中間部材は指 先部と裾部の前端部とで安定して保持され耐久性良く使用することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の好ましい実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の手の乾燥防止・防寒用手袋の実施の形態を示す一部を切除し た手袋の平面図で、図2は、該手袋の作製手順を示す斜視図である。
【0010】 手の乾燥防止を兼ねた防寒用手袋Aは、手袋の表生地と裏生地との間に柔軟な 合成樹脂フィルムを挾んで、外部からの風が通って手を乾燥せしめて手の皮膚が あれたりカサカサになると云うようなことが無いようにするとともに、保温性を 良くしたものである。 前記手袋の表生地である手袋状表部材1は、太い毛糸である手編糸により、手 形部はメリヤス編で、また該手形部に連続する裾部1a' はゴム編で、後述する中 間部材3の裾部3aと裏部材2の裾部2aを挾み込み可能に前記中間部材の裾部3a又 は前記裏部材の裾部2aの長さの約2倍の長さに編成されている。
【0011】 手袋の裏生地である手袋状裏部材2は、前記表部材1より稍小さくほぼ相似形 で該表部材1に挿入可能に且つ細い毛糸であるメリヤス糸により手形部はメリヤ ス編で、また手形部に連続する裾部2aはゴム編で所定長さに編成されている。前 記手編糸、メリヤス糸等の毛糸はコスト上アクリル糸が用いられるが他の毛糸で も良い。
【0012】 前記手袋状表部材1と手袋状裏部材2との間に挿入する手袋状中間部材3は、 防水性があり湿気を通さないポリエチレンフィルムなどの柔軟な合成樹脂フィル ムを用い、前記表部材1と前記裏部材2との間に挿入可能に該裏部材2より稍大 きくほぼ相似形にフィルム生地端縁をヒートカットして端縁を融合閉鎖したもの か又は手袋状金型を用いて直接成形したもので、前記裏部材2の裾部2aと同じ長 さの裾部3aを備えたものを用いる。この合成樹脂フィルムはポリエチレンフィル ム以外にポリ塩化ビニルフィルム、ポリウレタンフィルム等を用いることができ る。
【0013】 該手袋の乾燥防止・防寒用手袋Aの形成は次のようにして行う。 先ず手袋状裏部材2を、図示しない手袋状の金型乃至木型にかぶせ、図2に示す ように、手袋状中間部材3に該手袋状裏部材2を挿入するように手袋状裏部材2 に手袋状中間部材3をかぶせ、之を手袋状表部材1に挿入するように該手袋状中 間部材3の上面に手袋状表部材1をかぶせ、各部材1,2,3の指先部が重合す るようにする。これにより、手袋状表部材1の裾部1a’と、手袋状中間部材3の 裾部3a及び手袋状裏部材2の裾部2aの各裾部前端は一致状態となる。
【0014】 次に手袋状表部材1の所定長の裾部1a’を開口部から内方に折返して二重の裾 部1aを形成し、前記手袋状中間部材3の裾部3aと前記手袋状裏部材2の裾部2aと を該二重とした裾部1aの間に挾持せしめる。 そして、前記表部材1の指先部と前記裏部材2の指先部とで前記中間部材3の 指先部を挾んだ状態で、表部材の毛糸と同色の糸を用いて縫着する。この縫着時 、縫目は太い手編糸の間に埋没状態となり、外観的には縫糸は判らず堅固に表部 材1、中間部材3、裏部材2の各指先部を重合縫着せしめることができる。
【0015】 また、前記表部材1の二重とした裾部1aの前端部で、重合状態の表部材1、中 間部材3、裏部材2の各裾部1a,3a,2aを一体に縫糸が外部に見えないように縫 着する。この場合、手袋状表部材1、手袋状中間部材3、手袋状裏部材2各部材 の指先部での縫着とともに裾部前端部での縫着とにより、手袋の反復使用に拘ら ず生地の三重構造を堅固に保持することができ、合成樹脂フィルム製手袋状中間 部材3の破損しやすい裾部の縫着部も、該縫着部から裾部3aの開口端までの距離 を長くとれることから耐久性を保持せしめることができる。
【0016】 このようにして、前記手の乾燥防止・防寒用手袋は、手袋内に風を通すことが なく手の乾燥を防止して手の肌あれや手がカサカサになるのを解消するとともに 、保温性にすぐれ安価で耐久性も良好な手袋とすることができる。
【0017】
【考案の効果】
請求項1記載の本考案の手の乾燥防止・防寒用手袋によれば、三重構造の手袋 生地の中間に位置する柔軟な合成樹脂フィルム製の手袋状中間部材により手袋内 に風を通さなくすることができるとともに、手袋をはめた手の本来持っている湿 気を外部に逃がさないようにすることができる。従って、手袋をはめた手の乾燥 を防止して、手の肌あれや手のカサカサ防止のために手にクリームを塗る必要を なくすことができ、さらに指先部と裾部前端で縫着した該中間部材により手に接 する空気の外部への流失を防ぎ体温を外部へ放散するのを防止して、毛糸の手編 糸で編成した手袋状表部材の保温効果と相俟ってすぐれた保温効果を上げること ができるとともに、安価で耐久性も良好な手袋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案手袋の実施の形態を示す一部を切除した
平面図である。
【図2】本考案手袋の作製手順を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…手袋状表部材、 1a’…手袋状表部材の所定長の裾
部、 1a…折返して二重とした手袋状表部材の裾部、
2…手袋状裏部材、 2a…裏部材の裾部、 3…手袋状
中間部材、 3a…中間部材の裾部、 A…手の乾燥防止
・防寒用手袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】毛糸の手編糸により編成した手袋状表部材
    1とメリヤス糸により編成した手袋状裏部材2との間に
    柔軟な合成樹脂フィルムからなる手袋状中間部材3を介
    挿し、前記中間部材3の指先部を介し前記表部材1と前
    記裏部材2の各指先部が相互に縫着しているとともに、
    前記表部材1の手形部に連続する所定長の裾部1a' を内
    方に折返して二重とした裾部1aの間に前記手袋状中間部
    材3の裾部3aと前記手袋状裏部材2の裾部2aとを挾持し
    て、前記表部材の裾部1aの前端部に於て前記表部材1と
    前記中間部材3と前記裏部材2とが一体に縫着している
    ことを特徴とする手の乾燥防止・防寒用手袋。
JP1998000921U 1998-02-09 1998-02-09 手の乾燥防止・防寒用手袋 Expired - Lifetime JP3051298U (ja)

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