JP3051186U - 水中灯保持具 - Google Patents

水中灯保持具

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JP3051186U
JP3051186U JP1998001388U JP138898U JP3051186U JP 3051186 U JP3051186 U JP 3051186U JP 1998001388 U JP1998001388 U JP 1998001388U JP 138898 U JP138898 U JP 138898U JP 3051186 U JP3051186 U JP 3051186U
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hollow case
annular
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厚生 安岡
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厚生 安岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中灯保持具の中空ケースに巣がないか一個
一個検査する必要がなく、作業員が中空ケースに触れて
も感電しないようにするとともに、中空ケースの劣化を
防ぐ。 【解決手段】 水中灯保持具の中空ケースをプラスチッ
ク製とし、中空ケース内の電球の周囲を金属製パイプで
覆って、電球から発せられる高熱や紫外線が中空ケース
に届かないようにして、中空ケースが高熱や紫外線で劣
化しないようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、漁業や水中作業等に使用される水中灯の保持具に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、水中灯保持具の中空ケースは鋳物であった。鋳物は巣(空隙)を含むこ とがあり、水中灯保持具の中空ケースが巣を含んでいるとそこに水が侵入して水 中灯の漏電を引き起こす。このため、中空ケースに巣がないか調べるため一個一 個検査しなければならなかった。
【0003】 また従来の中空ケースは金属製であるので、水中灯の電線が断線したときや水 が水中灯保持具の内部に侵入したときに漏電が起こり、水中灯保持具に触れた作 業員が感電することがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、水中灯保持具 の中空ケースをプラスチック製として、中空ケースに巣がないか一個一個検査す る必要がなく、また作業員が感電することもなく、加えて、中空ケースがプラス チック製でありながら電球から放出される高熱や紫外線により劣化することのな い水中灯保持具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
電球を収納するプラスチック製中空ケースと、電球の基端部の外周と前記中空 ケース内周との間に配置された環状ガスケット装置と、この環状ガスケット装置 をその厚み方向に締め付けるための締め付け体と、電球口金部を装着したソケッ トから前記環状ガスケット装置に至るまでの間において電球基端部外周と前記中 空ケース内周との間に配置された金属製放熱パイプとを備え、前記環状ガスケッ ト装置は金属製第一環状体と金属製第二環状体と弾性環状体とから成り、前記第 一環状体は一部の内周の内径が他の部分より小さくされ、内径の大きい部分に前 記弾性環状体を、第一環状体と中心線を同じくして内蔵し、前記第二環状体はそ の一方の端部の外径が他方の端部の外径より小さくされて、その小さな外径部分 が前記第一環状体の前記弾性環状体を内蔵した部分に嵌入するようにされ、前記 環状ガスケット装置がその厚み方向に締め付けられたとき前記第二環状体が前記 弾性環状体を圧迫し、前記弾性環状体が内方に膨出して前記電球基端部の外周に 圧接するようにされ、前記環状ガスケット装置の電球口金部側の外周にその外径 が小さくされた切り欠き部が設けられ、前記プラスチック製中空ケースの内周に 内径の小さい突出部が設けられ、前記切り欠き部と前記突出部との間にOリング が配設され、前記放熱パイプは前記環状ガスケット装置に接触するようにする。
【0006】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図面によって説明する。 図2は、本考案の水中灯保持具の一実施例の外形図である。図1は、本考案の 水中灯保持具の一実施例の部分断面図である。図1において、1は電球、2は電 球1を収納するユリア樹脂製の中空ケースである。電球1の口金部は、ソケット 3に装着されて中空ケース2内に収納され、ソケット3には中空ケース2外部か ら導入された電線4が結線されている。
【0007】 図3は、中空ケース2の外部から電線4を中空ケース2内に導入する際の、中 空ケース2に取り付けられた水密構造を示した断面図である。図3において、中 空ケース2の上側開口端5の内周に内径を大きくした切り欠き部6が設けられ、 この切り欠き部6の下の、中空ケース2内周に筒状の黄銅製グランドホルダー7 がインサートされている。すなわち、グランドホルダー7は、中空ケース2を成 型するときにユリア樹脂中に埋め込まれる。このグランドホルダー7には、筒状 のフッ素ゴム製ガスケット8を収納するスタフィンボックス9が設けられ、この スタフィンボックス9の上方のグランドホルダー7内周にはナットが刻まれてい る。
【0008】 図3において、10は筒状の黄銅製グランドであり、その外周に刻まれたボル トをグランドホルダー7のナットにねじ込むことによりガスケット8を圧迫して 、ガスケット8を内方及び外方に膨出させ、水が中空ケース2内に侵入すること が防がれる。グランドホルダー7が中空ケース2内周にインサートされているの は、中空ケース2内壁に直接スタフィンボックスとナットを設けると、中空ケー ス2はユリア樹脂製であり、強度が小さいので、グランド10をねじ込んだとき 中空ケース2が割れるおそれがあるからである。グランド10のボルト部の上方 外周にOリング11が装着され、グランド10がグランドホルダー7にねじ込ま れたとき、Oリング11は切り欠き部6とグランド10との間に挟まれ且つ圧迫 されて、中空ケース2とグランド10の間からの水の侵入が防止される。
【0009】 グランド10のOリング11を装着した部分の上方内側に、筒状のフッ素ゴム 製ガスケット12を収納するスタフィンボックス13が設けられ、このスタフィ ンボックス13の上方内壁にはナットが刻まれている。このナットにグランド1 4のボルトがねじ込まれることにより、ガスケット12がグランド10と電線4 の間からの水の侵入を防止する。
【0010】 図1において、ソケット3の上端外周の外径が大きくされて突出部15が設け られ、この突出部15の下端に圧縮コイルバネ16の上端が装着されている。圧 縮コイルバネ16の内径は下方にいくに従って若干大きくなるようにされている ため、圧縮コイルバネ16はソケット3の外壁に妨げられずに自由に伸縮できる 。圧縮コイルバネ16の下端はソケット3の下端より少し上方に位置している。
【0011】 図1において、17は筒状の黄銅製放熱パイプである。図4は放熱パイプ17 の斜視図である。この放熱パイプ17の外径は、圧縮コイルバネ16の下端外径 とほぼ同じ大きさにされている。放熱パイプ17の上端内周には、断面逆L字形 のフッ素ゴム製リング18の外径小の部分19が嵌入され、リング18の外径大 の部分20の外径は放熱パイプ17の外径及び圧縮コイルバネ16の下端外径と ほぼ同じ大きさとされている。放熱パイプ17はリング18を介して圧縮コイル バネ16の下端に接触し、これによって放熱パイプ17と圧縮コイルバネ16と が直接接触したときの滑りが防止される。圧縮コイルバネ16が圧縮されるとソ ケット3の下部は放熱パイプ17内に侵入する。電球1の基端部は放熱パイプ1 7の内部に有り、電球から発せられる紫外線や高熱がユリア樹脂製の中空ケース 2内壁に達することが妨げられるので、中空ケース2が紫外線や高熱によって劣 化することが防止される。
【0012】 放熱パイプ17の下端は、中空ケース2内にある環状ガスケット装置21の黄 銅製第一環状体22の上面に接触している。図5に示すように環状ガスケット装 置21は、黄銅製第一環状体22と、フッ素ゴム製ドーナツ状円板23と、シリ コーンゴム製弾性環状体24と、黄銅製第二環状体25とから構成されている。 第一環状体22は、その上部26の内周内径が小さくされて、収納部27が形成 され、収納部27内には、上から順にドーナツ状円板23とシリコーンゴム製弾 性環状体24とが収納されている。第二環状体25は、その下部28の外径は第 一環状体22の外径と同じ大きさにされ、第二環状体の上部29の外径は第二環 状体の下部28の外径よりも小さくされて、第二環状体の上部29が第一環状体 22の収納部27内に嵌入するようにされている。
【0013】 図1に示すように第一環状体22の上部26の外周は外径が小さくされて切り 欠き部30が形成され、また中空ケース2の内周には内径が小さくされた突出部 31が形成され、この切り欠き部30と突出部31との間にOリング32が配設 されている。
【0014】 電球1の基端部の外周には突起部33が設けられていて、中空ケース2内にソ ケット3、圧縮コイルバネ16、放熱パイプ17、環状ガスケット装置21を組 み込んだとき、これらは、突起部33と同じ高さにシリコーンゴム製弾性環状体 24がくるように配置される。第二環状体25の下に締め付け体34が配置され 、中空ケース2の下端部にはボルト35を差し込むための透孔36が穿たれ、こ の透孔の下に位置する締め付け体34の部分にはナット37が刻まれ、ボルト3 5を透孔36を介してナット37にねじ込むことによって締め付け体34が第二 環状体25を上方に押し、環状ガスケット装置21はその厚み方向に締め付けら れ、第二環状体25がシリコーンゴム製弾性環状体24を圧迫し、シリコーンゴ ム製弾性環状体24が内方に膨出して電球1の突起部33に圧接して、この部分 からの水の侵入が防止され、また第一環状体22の切り欠き部30がOリング3 2を中空ケース2の突出部31に圧接させて、この部分からの水の侵入が防止さ れる。ドーナツ状円板23は第一環状体22が直接電球1の突起部33に当たっ て電球が壊れるのを防ぐ働きを持つが本件考案に必須のものではない。38は電 球1のガードである。
【0015】 電球1から発せられた高熱は、放熱パイプ17に伝えられ、放熱パイプ17の 熱は第一環状体22、第二環状体25、締め付け体34を経て水中に放出される 。水中灯使用時には放熱パイプ17は自分の重さで第一環状体22に接触するが 、圧縮コイルバネ16は放熱パイプ17と第一環状体22との接触を確実にする 。なお第一環状体22と第二環状体25との間の熱伝導は、第二環状体25の上 部29が第一環状体22の収納部27に嵌入することによっても行われるが、第 一環状体22の下端面39と第二環状体25の下部上端面40とが接触している ときに熱伝導性が高いので、締め付け体34の締め付け時に第一環状体22の下 端面39と第二環状体25の下部上端面40とが接触するようにシリコーンゴム 製弾性環状体24の厚みを調節した方がよい。
【0016】
【考案の効果】
水中灯保持具の中空ケースがプラスチック製であるので、中空ケースに巣がな いか一個一個検査する必要がなく、また作業員が中空ケースに触っても感電する ことがない。そして中空ケースがプラスチック製でありながら、電球から放出さ れる高熱や紫外線により中空ケースが劣化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の部分断面図
【図2】本考案の一実施例の外形図
【図3】中空ケースの外部から電線を中空ケース内に導
入する際の中空ケースに取り付けられた水密構造の断面
【図4】放熱パイプの斜視図
【図5】環状ガスケット装置の斜視図
【符号の説明】
1は電球 2は中空ケース 3はソケット 4は電線 5は上側開口端 6は切り欠き部 7はグランドホルダー 8はガスケット 9はスタフィンボックス 10はグランド 11はOリング 12はガスケット 13はスタフィンボックス 14はグランド 15は突出部 16は圧縮コイルバネ 17は放熱パイプ 18はリング 19は外径小の部分 20は外径大の部分 21は環状ガスケット装置 22は第一環状体 23はドーナツ状円板 24は弾性環状体 25は第二環状体 26は第一環状体上部 27は収納部 28は第二環状体下部 29は第二環状体上部 30は切り欠き部 31は突出部 32はOリング 33は突起部 34は締め付け体 35はボルト 36は透孔 37はナット 38はガード 39は第一環状体の下端面 40は第二環状体の下部上端面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電球を収納するプラスチック製中空ケース
    と、電球の基端部の外周と前記中空ケース内周との間に
    配置された環状ガスケット装置と、この環状ガスケット
    装置をその厚み方向に締め付けるための締め付け体と、
    電球口金部を装着したソケットから前記環状ガスケット
    装置に至るまでの間において電球基端部外周と前記中空
    ケース内周との間に配置された金属製放熱パイプとを備
    え、前記環状ガスケット装置は金属製第一環状体と金属
    製第二環状体と弾性環状体とから成り、前記第一環状体
    は一部の内周の内径が他の部分より小さくされ、内径の
    大きい部分に前記弾性環状体を、第一環状体と中心線を
    同じくして内蔵し、前記第二環状体はその一方の端部の
    外径が他方の端部の外径より小さくされて、その小さな
    外径部分が前記第一環状体の前記弾性環状体を内蔵した
    部分に嵌入するようにされ、前記環状ガスケット装置が
    その厚み方向に締め付けられたとき前記第二環状体が前
    記弾性環状体を圧迫し、前記弾性環状体が内方に膨出し
    て前記電球基端部の外周に圧接するようにされ、前記環
    状ガスケット装置の電球口金部側の外周にその外径が小
    さくされた切り欠き部が設けられ、前記プラスチック製
    中空ケースの内周に内径の小さい突出部が設けられ、前
    記切り欠き部と前記突出部との間にOリングが配設さ
    れ、前記放熱パイプは前記環状ガスケット装置に接触す
    るようにされたことを特徴とする水中灯保持具。
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