JP3051066B2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

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JP3051066B2
JP3051066B2 JP8276110A JP27611096A JP3051066B2 JP 3051066 B2 JP3051066 B2 JP 3051066B2 JP 8276110 A JP8276110 A JP 8276110A JP 27611096 A JP27611096 A JP 27611096A JP 3051066 B2 JP3051066 B2 JP 3051066B2
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達也 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手術や医療検査等
に用いられる内視鏡用処置具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の内視鏡用処置具とし
ては、例えば、図4に示すものがある。即ち、操作機構
(図示しない)から延びる長尺パイプ52内にはロッド
53が収容され、このロッド53の基端は同操作機構に
駆動連結されている。ロッド53の先端は開閉リンク機
構54を介して鉗子51に連結されている。開閉リンク
機構54においては、ロッド53の先端に連結リンク5
5が設けられ、同連結リンク55には永久中心軸56に
より開閉リンク57,58が回動可能に連結されてい
る。又、前記鉗子51は、一対の刃体59,60から構
成され、両刃体59,60は、固定中心軸61により回
動可能に支持されている。両刃体59,60の基端は永
久支軸62,63を介して前記開閉リンク57,58に
連結され、その永久支軸62,63により両刃体59,
60と開閉リンク57,58はそれぞれ相対回動可能に
連結されている。そして、操作機構を遠隔操作してロッ
ド53が引かれると、前記開閉リンク機構54において
その固定中心軸61から永久中心軸56が離れ、前記両
刃体59,60が互いに閉じる。又、操作機構を遠隔操
作してロッド53が押されると、前記開閉リンク機構5
4においてその固定中心軸61に永久中心軸56が近づ
き、前記両刃体59,60が互いに開く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記鉗子5
1を開閉するのに開閉リンク機構54を必要としたた
め、連結リンク55、永久中心軸56、開閉リンク5
7,58、永久支軸62,63等の多くの部品を必要と
してした。そのため、構造が複雑となるばかりか、組み
付け作業が面倒であるという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、部品点数を減らし、鉗
子における刃体等の開閉体を回動させる構造を簡単にす
ることを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、操作機構には内視鏡を介して体内に挿入される挿入
部材の後端部を接続し、操作部材の前端部には開閉体を
回動可能に支持し、挿入部材内には連動部材を設け、こ
の連動部材の後端部を前記操作機構に駆動連結する一
方、連動部材の前端部を線状部材を介して前記開閉体に
駆動連結し、同開閉体を操作機構の遠隔操作に基づき作
動させる内視鏡用処置具において、前記線状部材を単一
とし、この線状部材の弾性力により前記開閉体を開く方
向に付勢したことを要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記線状部材
は、互いに折り曲げられた一対の折曲部とから構成さ
れ、両折曲部の境界部は連動部材の挿通部に挿通される
とともに、同折曲部の先端は前記開閉体の係止部に係止
されていることを要旨とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記折曲部の先
端は、同折曲部の基端側に反転するように折り曲げられ
た抜け止め防止部を有することを要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、内
視鏡用処置具1の操作機構2は、前後方向に対向配置さ
れた前側ハンドル3と後側ハンドル4とから構成され、
両ハンドル3,4の基端は支軸5により開閉可能に連結
されている。前側ハンドル3の上端には前後方向に延び
る長尺パイプ6(挿入部材)が設けられ、この長尺パイ
プ6内にはその軸線方向に沿って延びるロッド(連動部
材)7が収容されている。長尺パイプ6及びロッド7の
前端は、内視鏡(図示しない)を介して体内に挿入可能
となっている。ロッド7の後端は前記後側ハンドル6の
上端に連結され、前記両ハンドル3,4の開閉に伴い前
後方向へ往復移動する。
【0009】図2(a)〜(c)に示すように、前記長
尺パイプ6の先端には前記ロッド7の前端から所定の間
隔をおいて鉗子8が設けられ、鉗子8は長尺パイプ6の
先端開口部6aから前方へ突出されている。この鉗子8
は互いに重ね合わされた一対の刃体(開閉体)9,10
から構成されており、両刃体9,10は長尺パイプ6の
先端に固定された固定中心軸11により回動可能に支持
されている。両刃体9,10は、その後端から前記固定
中心軸11付近にかけて同一水平面上となるように互い
に内側に折曲されている。又、両刃体9,10の後端に
は上下方向に円形状をなす係止孔(係止部)12,13
が形成されている。
【0010】前記ロッド7の前端には挿通孔7aが水平
方向に沿って形成されている。この挿通孔7aには金属
からなる一本(単一)のワイヤ(線状部材)14が挿通
され、このワイヤ14は、挿通孔7aに挿通された基部
15と、基部15の両端からほぼ直角をなすように前方
側に折曲された一対の折曲部16,17と、両折曲部1
6,17の先端に鉤状をなす抜け止め防止部18,19
とから構成されている。ワイヤ14の両端の抜け止め防
止部18,19は、両折曲部16,17の基端側へ反転
するように折り曲げられており、前記両刃体9,10の
係止孔12,13に通してそれぞれ係止されている。そ
して、抜け止め防止部18,19が刃体9,10の後端
部に干渉することにより、折曲部16,17が係止孔1
2,13から抜けないようになっている。これにより、
前記鉗子8の両刃体9,10とロッド7とがワイヤ14
により駆動連結されている。又、前記ワイヤ14の折曲
部16,17は、X字状をなすように互いに交差されて
おり、両刃体9,10が開く方向に所定の弾性力を有し
ている。即ち、ワイヤ14の折曲部16,17により両
刃体9,10が開く方向に回動付勢されている。
【0011】次に、上記のように構成された内視鏡用処
置具1の作用について説明する。操作機構2を遠隔操作
してロッド7が後方に引かれると、固定中心軸11から
ロッド7の前端が離れ、ワイヤ14が後方に変位してそ
の折曲部16,17の弾性力に抗して刃体9,10が互
いに閉じる。又、操作機構2を遠隔操作してロッド7が
前方に押されると、ワイヤ14が前方に変位してその両
折曲部16,17の弾性力も加わり、固定中心軸11に
ロッド7の前端が近づき、前記両刃体9,10が互いに
開く。刃体9,10の開閉操作中において、係止孔1
2,13から折曲部16,17から抜けようとしても、
抜け止め防止部18,19が両折曲部16,17の基端
側に折曲されているため、ワイヤ14の折曲部16,1
7は係止孔12,13から抜けることはない。更に、刃
体9,10の開閉操作中において、ワイヤ14の両折曲
部16,17にその両端から互いに向かい合う方向へ圧
縮力が作用するが、同折曲部16,17は所定の剛性を
有しているため折損することはない。
【0012】次に、本実施形態から見い出せる効果を以
下に記載する。 (1)ロッド7と両刃体9,10とを一本のワイヤ14
により駆動連結した。そのため、ロッド7と両刃体9,
10とを複数の部品を用いたリンク機構により駆動連結
する場合と異なり、部品点数を減らすことができる。よ
って、ロッド7とワイヤ14の連結構造を簡単にするこ
とができ、内視鏡用処置具1の製造コストを低減でき
る。又、一本のワイヤ14を用いているだけなので、複
数の部品を組み付けなくてもよいので組み付け工程数も
低減できる。
【0013】(2)ワイヤ14の基部15をロッド7の
挿通孔7aに通すとともに、両抜け止め防止部18,1
9を各刃体9,10の係止孔12,13に係止すること
により、ロッド7と刃体9,10とを互いに駆動連結し
た。そのため、ワイヤ14とロッド7、ワイヤ14と刃
体9,10を連結するための部材を余分に必要としな
い。従って、連結構造を簡素化することができるととも
に、ロッド7における取付けスペースを狭くすることが
できるので、長尺パイプ6の前端部を小型化することが
できる。
【0014】(3)ワイヤ14の折曲部16,17には
鉗子8の両刃体9,10が開く方向に弾性力を付与した
ため、固定中心軸11にロッド7の前端が近づいた際
に、ワイヤ14の両折曲部16,17の弾性力も加える
ことができる。従って、両刃体9,10のスムーズな開
き動作を実現できる。
【0015】(4)両刃体9,10を、その後端から固
定中心軸11付近にかけて同一水平面上となるように形
成した。そのため、両刃体9,10の基端側と長尺パイ
プ6の内側面との間を広くできるので、ワイヤ14と刃
体9,10との連結スペースを広くとることができる。
従って、ワイヤ14が絡まったりすることを防止でき、
両刃体9,10の開閉が不良となるのを防止できる。
【0016】(5)所定の剛性を有するワイヤ14を用
いたため、刃体9,10の形状に制限を受けることな
く、同刃体9,10を任意の形状しても柔軟に対応する
ことができる。
【0017】(6)ワイヤ14の両端の抜け止め防止部
18,19を、両折曲部16,17の基端側へ反転する
ように折り曲げたため、特に、ワイヤ14が後方に引か
れた際に、折曲部16,17が係止孔12,13から抜
けるのを確実に防止できる。
【0018】なお、本発明は前記実施の形態以外に以下
のように構成してもよい。 (ア)前記実施形態では、ワイヤ14の折曲部16,1
7を互いに交差させたが、図3に示すように、折曲部1
6,17を交差させなくてもよい。
【0019】(イ)前記実施形態においては、操作機構
2を互いに開閉可能な一対のハンドル3,4から構成し
たが、この操作機構2に限定される必要はなく、例え
ば、一つの操作棒を往復移動することによりロッド7を
前後方向に駆動させる操作機構2に変更することも可能
である。
【0020】(ウ)前記実施形態においては、鉗子8の
刃体9,10の形状を、例えば、カップ状にする等、任
意の形状に変更することが可能である。 (エ)前記実施形態においては、線状部材としてワイヤ
14を使用したが、線状部材はリボン状をなすものも含
まれる。
【0021】(オ)前記実施形態においては、刃体9,
10を開閉させるのに、操作機構2の操作に連動して前
後移動するロッド7を使用した。この構成以外にも、ロ
ッド7に代えて、操作機構2の操作に連動する連動索に
してもよい。
【0022】(カ)前記実施形態では、ワイヤ14を、
基部15と、折曲部16,17と、抜け止め防止部1
8,19とから構成したが、両折曲部16,17が繋が
っていれば基部15を省してもよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、部品点
数を減らすことにより、開閉体を回動させる構造を簡単
にすることができる。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、線状部材を簡単に取り付け
ることができる。請求項3に記載の発明によれば、請求
項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、開閉体か
ら線状部材が抜けるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における内視鏡用処置具を示す斜視
図。
【図2】一実施形態において(a)は鉗子を示す平面
図、(b)は鉗子の側面図、(c)は鉗子の一部を省略
した側面図。
【図3】別の実施形態における鉗子の平面図。
【図4】従来技術における鉗子の平面図。
【符号の説明】
1…内視鏡用処置具、2…操作機構、6…長尺パイプ
(挿入部材)、7…ロッド(連動部材)、7a…基部、
9,10…刃体(開閉体)、12,13…係止孔(係止
部)、14…ワイヤ(線状部材)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作機構には内視鏡を介して体内に挿入さ
    れる挿入部材の後端部を接続し、操作部材の前端部には
    開閉体を回動可能に支持し、挿入部材内には連動部材を
    設け、この連動部材の後端部を前記操作機構に駆動連結
    する一方、連動部材の前端部を線状部材を介して前記開
    閉体に駆動連結し、同開閉体を操作機構の遠隔操作に基
    づき作動させる内視鏡用処置具において、 前記線状部材を単一とし、この線状部材の弾性力により
    前記開閉体を開く方向に付勢した内視鏡用処置具。
  2. 【請求項2】前記線状部材は、互いに折り曲げられた一
    対の折曲部とから構成され、両折曲部の境界部は連動部
    材の挿通部に挿通されるとともに、同折曲部の先端は前
    記開閉体の係止部に係止されている請求項1に記載の内
    視鏡用処置具。
  3. 【請求項3】前記折曲部の先端は、同折曲部の基端側に
    反転するように折り曲げられた抜け止め防止部を有する
    請求項1又は請求項2に記載の内視鏡用処置具。
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