JP3051030U - 接着剤用ノズル構造 - Google Patents

接着剤用ノズル構造

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JP3051030U
JP3051030U JP1998000298U JP298U JP3051030U JP 3051030 U JP3051030 U JP 3051030U JP 1998000298 U JP1998000298 U JP 1998000298U JP 298 U JP298 U JP 298U JP 3051030 U JP3051030 U JP 3051030U
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JP1998000298U
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Inventor
歩 佐々木
Original Assignee
富双合成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル本体をポリプロピレンとし、しかも、
接着剤導出の際に付着しない位置において、ナイフを擦
れに対して十分な硬度を備えた金属で構成することによ
り、擦れに対して耐久性があり、瞬間接着剤でも、使用
に耐え得るノズル構造を提供する。 【解決手段】 隣接する床材の接合小口間にガイドのナ
イフを挿入して、小口間を移動させながら、ナイフ先端
に位置するノズル本体の接着剤導出口から接着剤を導出
し、前記接合小口間を、前記接着剤を介して接合するよ
うに構成した接着剤用ノズル構造において、前記ナイフ
を所要厚さの金属板で構成し、また、前記金属板を装着
したノズル本体を、ポリプロピレンの成形体とすると共
に、前記金属板と並んだ上側位置で、前記ノズル本体に
前記接着剤導出口が形成されていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として、瞬間接着剤を対象として、床板の接合小口に前記接着剤 を供給するための接着剤用ノズルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の接着剤用ノズル構造は、本出願人が過去に所持する登録実用新 案(実公昭55−41320号公報)の「シーム・シーラーのノズル装置」とし て、広く知られている。このノズル装置では、短筒状体を接着剤容器の口に装着 し、該短筒状体の先端に円錐部を形成し、この先端の接着剤導出部から、容器内 の接着剤を押し出して、床板の接合小口間に導入し、前記接着剤で、前記接合小 口の相互を接合しているが、この際、ノズル先端を誘導するために、前記ノズル 本体に所要厚さのナイフを装備し、該ナイフを接合小口間に挿入して、接着剤供 給の際のガイドとしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のノズル装置では、ガイド用のナイフが、前記ノズル本体 の先端に位置して、その接着剤導出口に対応した位置で、一体的に、同材質にて 形成されているので、前記ノズル本体の材質をポリプロピレン以外の樹脂、ある いは、金属製とすると、使用する接着剤が所謂、瞬間接着剤である場合に、使用 途中で、硬化して、接着剤導出口を閉塞すると、それを取り除くことが困難であ る。
【0004】 しかし、ポリプロピレンを用いて、ノズル本体およびナイフを一体成形すると 、接着剤導出に際して、ナイフ先端が、床板下の、コンクリートなどの躯体表面 で擦れ、忽ちに磨耗損傷し、あるいは変形して、使用に耐えなくなる恐れがある 。
【0005】 本考案は、上記事情に基づいてなされたもので、ノズル本体をポリプロピレン とし、しかも、接着剤導出の際に付着しない位置において、ナイフを擦れに対し て十分な硬度を備えた金属で構成することにより、擦れに対して耐久性があり、 瞬間接着剤でも、使用に耐え得るノズル構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案では、隣接する床材の接合小口間にガイドのナイフを挿入し て、小口間を移動させながら、ナイフ先端に位置するノズル本体の接着剤導出口 から接着剤を導出し、前記接合小口間を、前記接着剤を介して接合するように構 成した接着剤用ノズル構造において、前記ナイフを所要厚さの金属板で構成し、 また、前記金属板を装着したノズル本体を、ポリプロピレンの成形体とすると共 に、前記金属板と並んだ上側位置で、前記ノズル本体に前記接着剤導出口が形成 されていることを特徴とする。
【0007】 この場合、本考案の実施の形態として、前記ノズル本体は、前記ナイフに形成 した貫通孔もしくはスリットを介して、前記ナイフの左右から連続する形で、前 記ナイフをインサートして型成形されることが、また、前記ノズル本体が、接着 剤容器に直接に装着されているか、あるいは、前記ノズル本体は、接着剤容器に 装着された既存のノズルの外側に対して、装着可能なアダプターの構造であるこ とが好ましく、更には、前記ノズル本体には、接着剤導出口を介して前記ナイフ と対向する位置に、前記ノズル本体を床材側に押圧するために、平坦な押圧部を 形成していることが好ましい。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を、図面を参照して、具体的に説明する。ここで示 すノズル構造は、図1および図2に示すように、そのノズル本体1が直接に接着 剤容器2の取出し口2aに螺合される接合部1aを持ったものであるか、あるい は、図4および図5に示すように、接着剤容器2の取出し口2aに装着した既存 のノズル3に嵌合するアダプターの形状に構成したものである。
【0009】 (第1の実施の形態) 図1および図2に示す実施の形態では、図3に示すように、コンクリートなど の躯体Aに対して、接着剤Bを介して床材Cを接着・施工した場合、その隣接す る床材C相互の接合小口間に所要厚さ、例えば、0.25mm程度の厚さのガイ ド用金属製ナイフ4を挿入して、小口間を移動させながら、ナイフ4の先端に位 置するノズル本体1の接着剤導出口1bから接着剤を導出し、前記接合小口間を 、前記接着剤を介して接合するように、その接着剤用ノズル構造が構成されてい る。
【0010】 特に、この接着剤用ノズル構造において、ナイフ4は、上述のような所要厚さ の金属板(例えば、高さ:約4mm、長さ:約23mmの長方形)で構成され、 また、金属板(ナイフ4)を装着したノズル本体1は、ポリプロピレンの成形体 であって、金属板と並んだ上側位置で、接着剤導出口1bを形成している。
【0011】 更に詳述すれば、ノズル本体1は、接着剤容器2の取出し口2aに螺合する接 合部1aから、その先端の接着剤導出口1bに向けて内・外壁面がテーパー形状 になっており、そのテーパー形状の外壁面下側に位置して、ナイフ4を、その長 手方向に向けてインサートして、一体的に固定するように、型成形される。
【0012】 なお、この実施の形態の場合、ナイフ4には、複数の貫通孔4a(図面には、 貫通孔の形で示しているが、細長いスリットの形でもよい)が形成されていて、 ノズル本体1の一部は、これを介して、ナイフの左右から連続する形で、型成形 されている。また、ノズル本体1には、接着剤導出口1bを介して、ナイフ4と 対向する位置に、作業者がナイフ4を接合小口間に挿入した状態で、引き摺るよ うに、ノズル本体1を床材C側に押圧するために、指を当てる、平坦な押圧部1 cを形成している。
【0013】 このような構成では、ノズル本体1がポリプロピレンで作られているので、接 着剤の導出作業過程で、作業が中断され、接着剤導出口1b付近で、外部に曝さ れた接着剤(例えば、瞬間接着剤)が硬化しても、その後の作業開始に際して、 接着剤の硬化部分を簡単に除去することができる。しかも、ナイフ4は、接着剤 導出口1bから離れて、ノズル本体1の下側にあって、接着剤に触れない。従っ て、ナイフ4が金属板で構成されていても、接着剤の硬化に関して、何ら支障が ない。また、ナイフ4が金属製であるから、接着剤容器2を案内するために、小 口間で、躯体Aの表面を擦って、移動されても、樹脂製の場合と異なり、摩擦・ 損傷したり、変形することなく、十分な耐久性を発揮できる。
【0014】 (第2の実施の形態) 次に、アダプターとしてのノズル構造について、図4〜図6を参照して、具体 的に説明する。なお、前記実施例と同様な構成は、同一符号を付して、その構成 の説明を省略する。ここでは、接着剤容器2の取出し口2aには、既存のノズル 3のネジ部3aが螺合されており、ノズル3は、その先端の接着剤導出口3bに 向けて、テーパー形状になっている。一方、アダプターとしての、ノズル本体1 (ポリプロピレンで作成)は、全体として、前記ノズル3のテーパー部分に嵌合 するテーパー形状になっており、その下側には、金属板からなるガイド用ナイフ 4が設けられている。
【0015】 従って、先述の実施の形態と同様に、瞬間接着剤に適用した場合でも、接着剤 の導出作業過程で、接着剤の硬化により、使用不能となることが避けられ、また 、ガイド用ナイフの磨耗・損傷あるいは変形が避けられ、十分な耐久性を発揮で きる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、以上詳述したように、隣接する床材の接合小口間にガイドのナイフ を挿入して、小口間を移動させながら、ナイフ先端に位置するノズル本体の接着 剤導出口から接着剤を導出し、前記接合小口間を、前記接着剤を介して接合する ように構成した接着剤用ノズル構造において、前記ナイフを所要厚さの金属板で 構成し、また、前記金属板を装着したノズル本体を、ポリプロピレンの成形体と すると共に、前記金属板と並んだ上側位置で、前記ノズル本体に前記接着剤導出 口が形成されているので、ナイフの擦れに対して耐久性があり、また、瞬間接着 剤でも、使用に耐え得るという実用上の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態を示す縦断側面図で
ある。
【図2】同じく、要部の断面図である。
【図3】同じく、使用態様を示す側面図である。
【図4】本考案の第2の実施の形態を示す縦断側面図で
ある。
【図5】同じく、要部の断面図である。
【図6】同じく、使用態様を示す側面図である。
【符号の説明】
A 躯体 B 接着剤 C 床材 1 ノズル本体 1a 接合部 1b 接着剤導出口 1c 押圧部 2 接着剤容器 2a 取出し口 3 ノズル 3a ネジ部 3b 接着剤導出口 4 ナイフ 4a 貫通孔(スリット)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する床材の接合小口間にガイドのナ
    イフを挿入して、小口間を移動させながら、ナイフ先端
    に位置するノズル本体の接着剤導出口から接着剤を導出
    し、前記接合小口間を、前記接着剤を介して接合するよ
    うに構成した接着剤用ノズル構造において、前記ナイフ
    を所要厚さの金属板で構成し、また、前記金属板を装着
    したノズル本体を、ポリプロピレンの成形体とすると共
    に、前記金属板と並んだ上側位置で、前記ノズル本体に
    前記接着剤導出口が形成されていることを特徴とする接
    着剤用ノズル構造。
  2. 【請求項2】 前記ノズル本体は、前記ナイフに形成し
    た貫通孔もしくはスリットを介して、前記ナイフの左右
    から連続する形で、前記ナイフをインサートして型成形
    されることを特徴とする請求項1に記載の接着剤用ノズ
    ル構造。
  3. 【請求項3】 前記ノズル本体は、接着剤容器に直接に
    装着されていることを特徴とする請求項1あるいは2に
    記載の接着剤用ノズルの構造。
  4. 【請求項4】 前記ノズル本体は、接着剤容器に装着さ
    れた既存のノズルの外側に対して、装着可能なアダプタ
    ーの構造であることを特徴とする請求項1あるいは2に
    記載の接着剤用ノズルの構造。
  5. 【請求項5】 前記ノズル本体には、接着剤導出口を介
    して前記ナイフと対向する位置に、前記ノズル本体を床
    材側に押圧するために、平坦な押圧部を形成しているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の接着
    剤用ノズル構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012514532A (ja) * 2009-01-06 2012-06-28 1366 テクノロジーズ インク. 分配管を使用した、パターン化表面への液体含有材料の分配
JP2013180220A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Daihatsu Motor Co Ltd シーラ塗布装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012514532A (ja) * 2009-01-06 2012-06-28 1366 テクノロジーズ インク. 分配管を使用した、パターン化表面への液体含有材料の分配
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