JP3050781U - 履物及びサンダル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、装飾体とサンダルとの間に介在した
弾性部材の破損を防止することを目的としている。 【解決手段】サンダル１は、足をのせる底２と、この底
２が足から離れないように、足の甲を跨ぐように設けら
れた甲当接部材３と、表面に蝶、花等を描いた装飾体４
と、一端を装飾体４に、他端を甲当接部材３に取り付け
られた紐５と、装飾体４と甲当接部材３との間であっ
て、紐５を囲むように設けられると共に装飾体４と甲当
接部材３に当接するように設けられた弾性部材10とを備
え、弾性部材10の変形に伴い弾性部材10に当接した装飾
体４が動くものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 本考案は、履物及びサンダルに係り、特に、蝶、花等を描いた装飾体を備え た履物及びサンダルに関する。

【０００２】

【先行技術】

楽しさを向上させるために、蝶、花等を描いた装飾体をサンダルに取り付け 、サンダルの動きに伴い蝶、花等を描いた装飾体が動くように、装飾体とサンダ ルとの間に弾性部材を介在させたものが考えられる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述のサンダル、特に、幼児の使用にあっては、装飾体を引 っ張ろうとし、装飾体とサンダルとの間に介在した弾性部材が容易に破損してし まうという問題点が生じた。

【０００４】 本考案は、上記問題点を除去するようにした履物及びサンダルを提供するこ とを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の履物は、表面に蝶、花等を描いた装飾 体と、一端を前記装飾体に、他端を履物に取り付けられた紐と、前記装飾体と前 記履物との間であって、前記紐を囲むように設けられると共に前記装飾体の裏面 と前記履物の外表面に当接するように設けられた弾性部材とを備え、前記弾性部 材の変形に伴い前記弾性部材に当接した前記装飾体が動くものである。

【０００６】 また、本考案のサンダルは、足をのせる底と、この底が足から離れないよう に、足の甲を跨ぐように設けられた甲当接部材と、表面に蝶、花等を描いた装飾 体と、一端を前記装飾体に、他端を前記甲当接部材に取り付けられた紐と、前記 装飾体と前記甲当接部材との間であって、前記紐を囲むように設けられると共に 前記装飾体と前記甲当接部材に当接するように設けられた弾性部材とを備え、前 記弾性部材の変形に伴い前記弾性部材に当接した前記装飾体が動くものである。

【０００７】 また、本考案のサンダルは、足をのせる底と、この底が足から離れないよう に、足の甲を跨ぐように設けられたベルトと、表面に蝶、花等を描いた装飾体と 、一端を前記装飾体の裏面に、他端を前記ベルトの裏面に取り付けられた紐と、 前記装飾体と前記ベルトとの間であって、前記紐を囲むように設けられると共に 前記装飾体の裏面と前記ベルトの外表面に当接するように設けられた弾性部材と を備え、前記弾性部材は、棒状の金属材料を円筒形の螺旋状に巻いて形成された ものであり、前記弾性部材の変形に伴い前記弾性部材に当接した前記装飾体が動 くものである。

【０００８】

【実施例】

本考案の一実施例の履物（例えば、サンダル）について、図面を参照して説 明する。

【０００９】 図１乃至図４において、１は、履物、例えば、サンダルで、サンダル１は、 足をのせる底２と、この底２が足から離れないように、足の甲を跨ぐように設け られた甲当接部材（例えば、ベルト３）とから概略的に構成されている。

【００１０】 ４は装飾体で、装飾体４は、表面に蝶を描いて蝶の形状をしたものである。 なお、装飾体４は蝶に限らず、花でも良く、装飾体４は表面に蝶、花等を描いた ものであれば良い。

【００１１】 ５は紐で、紐５の一端は装飾体４の裏面に、他端は履物１の外表面、例えば 、甲当接部材（例えば、ベルト３）の裏面に取り付けられている。取り付けは、 例えば、接着剤を塗布した止め部材６、７（止め部材６、７は、粘着剤を塗布し たもの、粘着剤そのもの、接着剤そのものでも良い。）を使用し、紐５の一端を 通した止め部材６を装飾体４の裏面に接着することにより、止め部材７をベルト ３の裏面に紐５の他端と共に接着することにより行われる。

【００１２】 なお、特に、紐５の他端は、ベルト３に設けられた穴８を通り、更に、ベル ト３に設けられた２個の穴９、９’を通して折り返して結合関係を強めている。

【００１３】 穴８には、例えば、環状の金具で形成された鳩目部材11が設けられている。 鳩目部材11は、例えば、図４に示すように、部材11A 、部材11B とからなり、図 ２に示すように、部材11A に甲当接部材（例えば、ベルト３）を介して部材11B を入れ、部材11B の先端部を拡菅して部材11B と部材11A を接続する。

【００１４】 10は弾性部材で、弾性部材10は、例えば、棒状の金属材料を円筒形の螺旋状 に巻いて形成されたスプリングで、装飾体４と甲当接部材（例えば、ベルト３） との間であって、紐５を囲むように設けられると共に装飾体４と甲当接部材（例 えば、ベルト３）に当接するように設けられている。

【００１５】 従って、履物、例えば、サンダル１を足に装着して使用すると、図３に示す ように、振動により弾性部材10が変形し、弾性部材10の変形に伴って弾性部材10 に当接した装飾体４が動くこととなる。

【００１６】 なお、上述の図１乃至図４においては、鳩目部材11を設けているが、場合に より、図５に示すように鳩目部材11を省略し、棒状の金属材料を円筒形の螺旋状 に巻いて形成されたスプリング10の一端を紐５に係合させるようにしても良い。

【００１７】

【考案の効果】

請求項１記載の履物は、表面に蝶、花等を描いた装飾体と、一端を前記装飾 体に、他端を履物に取り付けられた紐と、前記装飾体と前記履物との間であって 、前記紐を囲むように設けられると共に前記装飾体の裏面と前記履物の外表面に 当接するように設けられた弾性部材とを備え、前記弾性部材の変形に伴い前記弾 性部材に当接した前記装飾体が動くものである。 その結果、使用者が歩行するとき、例えば、装飾体を蝶とした場合、飛来す る蝶が今まさに、履物、例えば、サンダルに止まろうとする風情を与えたり、ま た、例えば、漫画の登場人物の絵を描いてなる装飾体とした場合、履物の動きに 伴って、描いた登場人物の表情（うなずく等）までもが変化し、楽しさをより向 上させることができ、 しかも、装飾体を引っ張ろうとしても、装飾体は紐に取り付けられているた め、装飾体と履物との間に介在した弾性部材の破損を防止することができる。

【００１８】 また、請求項２記載のサンダルは、足をのせる底と、この底が足から離れな いように、足の甲を跨ぐように設けられた甲当接部材と、表面に蝶、花等を描い た装飾体と、一端を前記装飾体に、他端を前記甲当接部材に取り付けられた紐と 、前記装飾体と前記甲当接部材との間であって、前記紐を囲むように設けられる と共に前記装飾体と前記甲当接部材に当接するように設けられた弾性部材とを備 え、前記弾性部材の変形に伴い前記弾性部材に当接した前記装飾体が動くもので ある。 その結果、使用者が歩行するとき、例えば、装飾体を蝶とした場合、飛来す る蝶が今まさに、サンダルに止まろうとする風情を与えたり、また、例えば、漫 画の登場人物の絵を描いてなる装飾体とした場合、サンダルの動きに伴って、描 いた登場人物の表情（うなずく等）までもが変化し、楽しさをより向上させるこ とができ、 しかも、装飾体を引っ張ろうとしても、装飾体は紐に取り付けられているた め、装飾体とサンダルとの間に介在した弾性部材の破損を防止することができる 。

【００１９】 また、請求項３記載のサンダルは、足をのせる底と、この底が足から離れな いように、足の甲を跨ぐように設けられたベルトと、表面に蝶、花等を描いた装 飾体と、一端を前記装飾体の裏面に、他端を前記ベルトの裏面に取り付けられた 紐と、前記装飾体と前記ベルトとの間であって、前記紐を囲むように設けられる と共に前記装飾体の裏面と前記ベルトの外表面に当接するように設けられた弾性 部材とを備え、前記弾性部材は、棒状の金属材料を円筒形の螺旋状に巻いて形成 されたものであり、前記弾性部材の変形に伴い前記弾性部材に当接した前記装飾 体が動くものである。 その結果、使用者が歩行するとき、例えば、装飾体を蝶とした場合、飛来す る蝶が今まさに、サンダルに止まろうとする風情を与えたり、また、例えば、漫 画の登場人物の絵を描いてなる装飾体とした場合、サンダルの動きに伴って、描 いた登場人物の表情（うなずく等）までもが変化し、楽しさをより向上させるこ とができ、 しかも、装飾体を引っ張ろうとしても、装飾体は紐に取り付けられているた め、装飾体とサンダルとの間に介在した弾性部材の破損を防止することができる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案の一実施例のサンダルの概略的
斜視図である。

【図２】図２は、図１のサンダルの概略的断面図であ
る。

【図３】図３は、図２の動作状態の概略的断面図であ
る。

【図４】図４は、図２記載のものを分解して示す概略的
分解図である。

【図５】図５は、図１のサンダルと異なる他のサンダル
の概略的断面図である。

【符号の説明】

１ 履物（例えば、サンダル） ２ 底 ３ 甲当接部材（例えば、ベルト） ４ 装飾体 ５ 紐 10 弾性部材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】表面に蝶、花等を描いた装飾体と、 一端を前記装飾体に、他端を履物に取り付けられた紐
   と、 前記装飾体と前記履物との間であって、前記紐を囲むよ
   うに設けられると共に前記装飾体の裏面と前記履物の外
   表面に当接するように設けられた弾性部材とを備え、 前記弾性部材の変形に伴い前記弾性部材に当接した前記
   装飾体が動くことを特徴とする履物。
2. 【請求項２】足をのせる底と、 この底が足から離れないように、足の甲を跨ぐように設
   けられた甲当接部材と、 表面に蝶、花等を描いた装飾体と、 一端を前記装飾体に、他端を前記甲当接部材に取り付け
   られた紐と、 前記装飾体と前記甲当接部材との間であって、前記紐を
   囲むように設けられると共に前記装飾体と前記甲当接部
   材に当接するように設けられた弾性部材とを備え、 前記弾性部材の変形に伴い前記弾性部材に当接した前記
   装飾体が動くことを特徴とするサンダル。
3. 【請求項３】足をのせる底と、 この底が足から離れないように、足の甲を跨ぐように設
   けられたベルトと、表面に蝶、花等を描いた装飾体と、 一端を前記装飾体の裏面に、他端を前記ベルトの裏面に
   取り付けられた紐と、 前記装飾体と前記ベルトとの間であって、前記紐を囲む
   ように設けられると共に前記装飾体の裏面と前記ベルト
   の外表面に当接するように設けられた弾性部材とを備
   え、 前記弾性部材は、棒状の金属材料を円筒形の螺旋状に巻
   いて形成されたものであり、 前記弾性部材の変形に伴い前記弾性部材に当接した前記
   装飾体が動くことを特徴とするサンダル。