JP3050598U - 家紋表示台位牌 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】近年．家紋に関してはその存在を知る時は．葬
儀もしくはテレビでの時代劇等の番組でしか見られず．
その存在は年々薄れて行きつつある。家紋は各家に皆あ
るものであるが．その家人ですら解らない人達が多々お
り先行きが心配である。又．位牌自体も単に戒名表記体
に過ぎず故人を偲び敬う気持ちを育てるまでには行かな
い。前記記載の問題を解決すべく．歴史と文化及び人と
しての心の継承を可能にする家紋表示台位牌を提供する
ものである。 【構成】本考案の．家紋表示台位牌では．戒名表記体と
台座の間に家紋表示台を設け．家紋表示台の各面を家紋
表示板とし．家紋表示台内部に遺品．遺骨等を収納し．
家紋表示台開口部は戒名表記体を蓋として完成する。そ
のため家紋表示台位牌は日常的に家紋を知らしめ．故人
を偲び敬うことのできる位牌となる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本考案は．家紋表示台位牌に関する。

【従来の技術】

位牌に関しては．戒名表記体と台座から成り立ち．戒名．命日．俗名等を記す だけの物であり．他に繰り出し位牌等もあるが戒名札を入れるだけの物である。 家紋表示台を持ち．各面を家紋表示板とし．その内部空間を遺品．遺骨等の収納 室とした位牌は存在しなかった。

【考案が解決しようとする問題点】

従来．位牌は故人が出来て初めて必要になり．その目的は故人の戒名．命日． 俗名等を記すものであるが．その故人の家系を記す家紋を表示する専門の場所が なかった。家紋と名字を組み合わせ調べれば端的にその家系が解るものであり． 家紋は日本の文化そのものである。近年の人々は．その家の属する宗教．宗派も 知らず．家紋に至ってはほとんど知らない場合が多い．又．故人の遺品．遺骨等 を収納し故人の供養ができる位牌は存在しなかった。 本考案は．前記不都合を解消し日本古来の文化を損なわず．真の供養が自宅で 可能になる家紋表示台位牌を提供することにある。

【課題を解決するための手段】

本考案は．前記目的を達成するために．家紋表示台からなる位牌で家紋表示台 の各面を家紋表示板とし．家紋表示台内部空間を遺品．遺骨等の収納室に設け． 家紋表示台開口部は戒名表記体を蓋としたことを要旨とするものである。

【作用】

請求項第１項の本考案によれば．家紋表示板に家紋を記すことにより日常的に 目に触れやすく家紋の歴史及び文化の継承に役立つ。 請求項第２項の本考案によれば．家紋表示台内部空間を故人の遺品．遺骨等の 収納室としたため位牌自体が故人そのものになり．真の供養ができる。 請求項第３項の本考案によれば．家紋表示台開口部は戒名表記体を蓋とするこ とにより特別な蓋を必要としない。

【実施例】 以下．図面について本考案の実施例を詳細に説明する。 第１図は．本考案の家紋表示台位牌の第１実施例を示す縦断側面図．第２図は． 同考案の斜視図で歴史と文化の継承及び真の供養ができる位牌である。

【考案の効果】

本考案は．以上記載の通り．家紋表示台位牌を作ることにより忘れられがちな 家紋を表示し．その歴史と文化を貴び．遺品．遺骨等を収納することにより故人 を偲び敬う心を育て．歴史と文化及び人としての心を継承するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】は本考案の縦断側面図。

【図２】は同考案の斜視図。

【符号の説明】

１．位牌 ２．家紋表示台開口部 ３．戒名表記体
４．家紋表示台 ５．家紋表示板 ６．台座 ７．収納
室

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】家紋表示台（４）からなる位牌（１）で．
   戒名表記体（３）と台座（６）の間に家紋表示台（４）
   を設け家紋表示台の各面を家紋表示板（５）としたこと
   を特徴とした家紋表示台位牌。
2. 【請求項２】家紋表示台（４）からなる位牌（１）で．
   家紋表示台内部空間を遺品．遺骨等の収納室（７）とし
   たことを特徴とした家紋表示台位牌。
3. 【請求項３】家紋表示台（４）からなる位牌（１）で．
   家紋表示台開口部（２）は戒名表記体（３）を着脱自在
   の蓋としたことを特徴とした家紋表示台位牌。