JP3050325B2 - ボンド磁石粉末用防錆剤 - Google Patents
ボンド磁石粉末用防錆剤Info
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Description
本発明は、ボンド磁石粉末の耐蝕性向上に好適な防錆
剤に関する。
剤に関する。
ボンド磁石は、寸法精度が良く複雑な形状の成形や一
体成形が可能であるという特徴から電子機器部品として
広範囲に使用されている。 しかしながら、ボンド磁石粉末として、アルニコ磁石
粉末が希土類磁石粉末を用いるため錆びやすいという欠
点を有する。そのためボンド粉末磁石に対して、リン酸
塩等による化成被膜等の表面処理やJISK2246に規定され
る防錆油処理等が行われている。
体成形が可能であるという特徴から電子機器部品として
広範囲に使用されている。 しかしながら、ボンド磁石粉末として、アルニコ磁石
粉末が希土類磁石粉末を用いるため錆びやすいという欠
点を有する。そのためボンド粉末磁石に対して、リン酸
塩等による化成被膜等の表面処理やJISK2246に規定され
る防錆油処理等が行われている。
しかしながら、上記防錆処理法では、磁気特性を損わ
ずに耐蝕性を満足させることは極めて困難であった。そ
こで本発明の目的は、上記事情に鑑み、磁気特性を損な
わずに耐蝕性の優れたボンド磁石粉末を製造することが
出来る防錆剤を提供することにある。
ずに耐蝕性を満足させることは極めて困難であった。そ
こで本発明の目的は、上記事情に鑑み、磁気特性を損な
わずに耐蝕性の優れたボンド磁石粉末を製造することが
出来る防錆剤を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するものであって、0.5〜
5.0体積%のメタン系スルホン酸塩を含有するポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリル酸
メチルおよびポリメタクリル酸メチルのうち少なくとも
1種以上を含有する溶液からなり、その溶液の20℃にお
ける粘度が1000センチポイズ以下であることを特徴とす
るボンド磁石粉末用防錆剤である。
5.0体積%のメタン系スルホン酸塩を含有するポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリル酸
メチルおよびポリメタクリル酸メチルのうち少なくとも
1種以上を含有する溶液からなり、その溶液の20℃にお
ける粘度が1000センチポイズ以下であることを特徴とす
るボンド磁石粉末用防錆剤である。
本発明のボンド磁石粉末用防錆剤に防錆主剤として含
まれるポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリアクリル酸メチルおよびポリメタクリル酸メチルは
汎用樹脂で安価である。また、主鎖がアルキル基からな
り疎水性を有していることから、ボンド磁石粉末表面に
発錆源であるハロゲン含有水分が付着するのを防止する
効果が大きいことが特筆される。これ以外の汎用樹脂、
例えばポリアミド樹脂やエポキシ樹脂は、基本構造に占
める親水基の割合が大きく撥水性に劣る。よって耐蝕性
が充分でない。 次に、ボンド磁石粉末用防錆剤の添加剤であるメタン
系スルホン酸塩、例えば、C4H9SO3Na、C5H11SO3Na、あ
るいは(C7H15SO3)2Caは、防錆成形原料の磁石と上記
樹脂の密着性を向上させる役割をもっている。しかし、
その添加量が0.5体積%以下であると、樹脂とボンド磁
石粉末とのぬれ性が悪く、形成される被膜が緻密性に欠
けてしまう。逆に、5体積%以上では、被膜が厚くな
り、磁気特性が劣化する。 また、本発明の防錆剤は、20℃における粘度が1000セ
ンチポイズ以下であることが必要である。これにより、
磁気特性を低下させずに、耐蝕性に優れた、すなわち安
定で薄い防錆被膜を形成することができる。粘度1000セ
ンチポイズを超えると、形成される防錆被膜の厚さが増
大して耐蝕性や磁気特性が低下する。 防錆剤の20℃における粘度を1000センチポイズ以下に
調整するには、溶剤としてベンゼン系有機溶媒、例えば
ベンゼン、キシレン、トルエン等を適宜使用すれば良
い。 本発明の防錆剤によりボンド磁石粉末に防錆処理を施
すには種類の方法が用いられるが、より安価な浸漬法が
一般的である。
まれるポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリアクリル酸メチルおよびポリメタクリル酸メチルは
汎用樹脂で安価である。また、主鎖がアルキル基からな
り疎水性を有していることから、ボンド磁石粉末表面に
発錆源であるハロゲン含有水分が付着するのを防止する
効果が大きいことが特筆される。これ以外の汎用樹脂、
例えばポリアミド樹脂やエポキシ樹脂は、基本構造に占
める親水基の割合が大きく撥水性に劣る。よって耐蝕性
が充分でない。 次に、ボンド磁石粉末用防錆剤の添加剤であるメタン
系スルホン酸塩、例えば、C4H9SO3Na、C5H11SO3Na、あ
るいは(C7H15SO3)2Caは、防錆成形原料の磁石と上記
樹脂の密着性を向上させる役割をもっている。しかし、
その添加量が0.5体積%以下であると、樹脂とボンド磁
石粉末とのぬれ性が悪く、形成される被膜が緻密性に欠
けてしまう。逆に、5体積%以上では、被膜が厚くな
り、磁気特性が劣化する。 また、本発明の防錆剤は、20℃における粘度が1000セ
ンチポイズ以下であることが必要である。これにより、
磁気特性を低下させずに、耐蝕性に優れた、すなわち安
定で薄い防錆被膜を形成することができる。粘度1000セ
ンチポイズを超えると、形成される防錆被膜の厚さが増
大して耐蝕性や磁気特性が低下する。 防錆剤の20℃における粘度を1000センチポイズ以下に
調整するには、溶剤としてベンゼン系有機溶媒、例えば
ベンゼン、キシレン、トルエン等を適宜使用すれば良
い。 本発明の防錆剤によりボンド磁石粉末に防錆処理を施
すには種類の方法が用いられるが、より安価な浸漬法が
一般的である。
以下に、本発明を実施例により説明する。 ボンド磁石用合金粉末は、以下に記述する方法で作成
した。Nd−Fe−Co−B系合金の鋳塊を高周波溶解後、周
速度40m/秒で回転する銅ロール面に圧力0.5kg/cm2で吹
き付けて急冷し、幅2mm、厚さ20μmのリボンを得た。
このリボンを真空中750℃で10分間加熱し、常温まで冷
却した後、35メッシュ(JIS)以下まで粉砕した粉末
(以下、磁石粉末1と略す)を得た。 磁石粉末1の組成は原子%で、Nd12.5%、Co5.5%、B
5.0%、残部Feであった。 一方、JIS C 2502に規定された永久磁石材料とし
て、Co24重量%、Ni14重量%、Al8重量%、Cu3重量%、
残部Feの組成を有し、MCA 44/5の使用を満足させるア
ルニコ磁石を用意した後、このアルニコ磁石を粉砕し
て、篩分けする事にて、粒径が35メッシュ以下の磁石粉
末(以下、磁石粉末2と称す)を得た。 実施例1 ポリエチレン(PE)のペレット状物を適量の80℃キシ
レンに溶解した。但し、20℃における粘度が1000センチ
ポイズ以下、すなわち本実施例の場合820センチポイズ
になるように調整した。これにメタン系スルホン酸塩と
してC4H9SO3Naを適量、すなわち本実施例の場合1.0体積
%添加し、混合した80℃の溶液中に、上記磁石粉末1を
30分間浸漬し、その後磁石粉末1をろ別し、80℃の真空
オーブン中にて1時間乾燥した。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1の100gに対しエポ
キシ樹脂および硬化剤からなるバインダー2gを混合し、
面圧力5t/cm2で圧縮成形し、120℃で1時間加熱するこ
とにより、幅5mm、長さ10mm、高さ6mmの硬化物を得た。
この硬化物を50kOeの磁場中で着磁してボンド磁石とし
た(ボンド磁石1と称す)。 なお、粘度測定には較正液(JISZ8809)で構成したB
型回転粘度計を用いた。 ここで得られた防錆処理済みの磁石粉末1及びボンド
磁石に対しては以下の試験を行った。 (1)耐蝕性試験:常温、温度1重量%の塩化ナトリウ
ム水溶液に10分間浸漬し、ろ別後温度80℃相対湿度90%
の恒温恒湿槽中で200時間暴露し、試験試料の発錆状態
を目視確認した。 (2)磁気特性:ボンド磁石1をチオフィー型自己磁束
計にて最大エネルギー積を測定した。 以上の結果を防錆添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に
第1表に示す。 実施例2 メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを3.0体積%
添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処
理した。但し、溶液の20℃における粘度が502センチポ
イズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例3 メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを5.0体積%
添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処
理した。但し、溶液の20℃における粘度が315センチポ
イズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例4 ポリエチレン(PE)の代わりにポリスチレン(PS)を
使用し、メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを2.0
体積%添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末
1を処理した。但し、溶液の20℃における粘度が315セ
ンチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例5 ポリエチレン(PE)の代わりにポリスチレン(PS)を
使用し、メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを4.0
体積%添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末
1を処理した。但し、溶液の20℃における粘度が675セ
ンチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例6 ポリエチレン(PE)の代わりにポリプロピレン(PP)
を使用し、メタン系スルホン酸塩としてC4H9SO3Naを1.0
体積%添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末
1を処理した。但し、溶液の20℃における粘度が300セ
ンチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例7 ポリエチレン(PE)の代わりにポリアクリル酸メチル
(PMAA)を使用し、メタン系スルホン酸塩としてC4H9SO
3Naを1.0体積%添加した他は、実施例1と同様にして、
磁石粉末1を処理した。但し、溶液の20℃における粘度
が300センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例8 ポリエチレン(PE)の代わりにポリメタクリル酸メチ
ル(PMMA)を使用し、メタン系スルホン酸塩として、C4
H9SO3Naを2.0体積%添加した他は、実施例1と同様にし
て、磁石粉末1を処理した。但し、溶液の20℃における
粘度が280センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例9 ポリエチレン(PE)の代わりにポリメタクリル酸メチ
ル(PMMA)を使用し、メタン系スルホン酸塩としてC4H9
SO3Naを4.0体積%添加した他は、実施例1と同様にし
て、磁石粉末1を処理した。但し、溶液の20℃における
粘度が720センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例1 メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを0.2体積%
添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処
理した。なお、溶液の20℃における粘度は820センチポ
イズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例2 メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを7.5体積%
添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処
理した。なお、溶液の20℃における粘度は505センチポ
イズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例3 メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを2.0体積%
添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処
理した。但し、溶液の20℃における粘度が1500センチポ
イズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例4 ポリエチレン(PE)の代わりにポリエチレン(PE)を
使用し、メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを2.0
体積%添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末
1を処理した。但し、溶液の20℃における粘度が1500セ
ンチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例5 ポリエチレン(PE)の代わりにポリメタクリル酸メチ
ル(PMMA)を使用し、メタン系スルホン酸塩として、C4
H9SO3Naを7.5体積%添加した他は、実施例1と同様にし
て、磁石粉末1を処理した。なお、溶液の20℃における
粘度が720センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例6 防錆剤としてナイロン12を使用した他は、実施例1と
同様にして、磁石粉末1を処理した。なお、ナイロン12
の20℃における粘度が410センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例7 防錆剤としてノボラック型一液性エポキシ樹脂を使用
した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処理し
た。なお、エポキシ樹脂の20℃における粘度が410セン
チポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例8 ポリエチレン(PE)の代わりにエポキシを使用し、メ
タン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを2.0体積%添加
した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処理し
た。なお、溶液の20℃における粘度が410センチポイズ
であった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 従来例1 磁石粉末1に対して、60℃、pH3.5のリン酸亜鉛水溶
液中に15分間浸漬、ろ別し、80℃の真空オーブン中で乾
燥する処理を行なったこと以外は、実施例1と同様にし
て、磁石粉末1を処理した。なお、リン酸亜鉛水溶液の
20℃における粘度が155センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 従来例2 防錆処理剤として、常温の防錆剤(JIS K 2246に
規定されている溶剤希釈剤形さび止め油3種)を使用し
た他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処理し
た。なお、防錆剤の20℃における粘度が382センチポイ
ズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例1〜9、比較例1〜8、従来例1〜2の試験結
果を防錆主剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に第1
表に示す。実施例1〜9、比較例1〜8、従来例1〜2
を比較すれば、本発明の防錆剤が極めて優れた耐蝕性を
有していることがわかる。 実施例10〜15 実施例1〜9と同様にして、ポリエチレン(PE)、ポ
リプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリアクリ
ル酸メチル(PMAA)あるいはポリメタクリル酸メチル
(PMMA)をキシレンに溶解し、20℃における粘度が1000
センチポイズ以下になるように調整し、これに添加剤の
メタン系スルホン酸塩として、C5H11SO3Naを適量添加
し、混合した溶剤を使って、磁石粉末1を処理及び試験
した。 比較例9〜15 比較例1〜8と同様にして、ポリエチレン(PE)、ポ
リスチレン(PS)、ポリアクリル酸メチル(PMAA)、ポ
リメタクリル酸メチル(PMMA)、ナイロン12あるいはエ
ポキシ樹脂を使って、磁石粉末1を処理及び試験した。
添加剤のメタン系スルホン酸塩として、C5H11SO3Naを適
量(零を含む。)添加した。 実施例10〜15および比較例9〜15の試験結果を防錆主
剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に第2表に示す。
実施例10〜15と比較例9〜15を比較すれば、本発明の防
錆剤が極めて優れた耐蝕性を有していることがわかる。 実施例16〜22 実施例1〜9と同様にして、ポリエチレン(PE)、ポ
リプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリアクリ
ル酸メチル(PMAA)あるいはポリメタクリル酸メチル
(PMMA)をキシレンに溶解し、20℃における粘度が1000
センチポイズ以下になるように調整し、これに添加剤の
メタン系スルホン酸塩として(C7H15SO3)2Caを適量添
加し、混合した溶剤を使って、磁石粉末1を処理及び試
験した。 比較例16〜21 比較例1〜8と同様にして、ポリプロピレン(PP)、
ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリアクリ
ル酸メチル(PMAA)、ポリメタクリル酸メチル(PMM
A)、ナイロン12及びエポキシのいずれかを使って、磁
石粉末1を処理及び試験した。添加剤のメタン系スルホ
ン酸塩として(C7H15SO3)2Caを適量(零を含む。)添
加した。 実施例16〜22および比較例16〜21の試験結果を防錆主
剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に第3表に示す。
実施例16〜22と比較例16〜21を比較すれば、本発明の防
錆剤が極めて優れた耐蝕性を有していることがわかる。 実施例23〜29 磁石粉末2を使って、実施例1と同様に防錆処理し、
防錆処理済み磁石粉末2の100gに対して、バインダーと
してナイロン12を7.5gの割合で混合した後、この混合物
を250℃で15分間混合し、18kOeの磁場中で240℃にて射
出成型し、幅5mm、長さ10mm、高さ5mmの成型体を製作
し、50kOeの磁場中で着磁して、ボンド磁石とした(以
下、ボンド磁石2と称す)。 ボンド磁石2を使用して、実施例1〜9と同様に試験
した。 比較例22〜28 磁石粉末2を使って比較例1〜8と同様にして試験し
た。 従来例3〜4 ボンド磁石2を使用して、従来例1〜2と同様に試験
した。 実施例23〜29、比較例22〜28および従来例3〜4の試
験結果を防錆主剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に
第4表に示す。実施例23〜29と比較例22〜28を比較すれ
ば、本発明の防錆剤が極めて優れた耐蝕性を有している
ことがわかる。 実施例30〜33 ボンド磁石2を使用して、実施例10〜15と同様に試験
した。 比較例29〜32 ボンド磁石2を使用して、比較例9〜15と同様に試験
した。 実施例30〜33および比較例29〜32の試験結果を防錆主
剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に第5表に示す。
実施例30〜33と比較例29〜32を比較すれば、本発明の防
錆剤が極めて優れた耐蝕性を有していることがわかる。 実施例34〜38 ボンド磁石2を使用して、実施例16〜22と同様に試験
した。 比較例33〜37 ボンド磁石2を使用して、比較例16〜21と同様に試験
した。 実施例34〜38および比較例33〜37の試験結果を防錆主
剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に第6表に示す。
実施例34〜38と比較例33〜37を比較すれば、本発明の防
錆剤が極めて優れた耐蝕性を有していることがわかる。 以上の実施例に示すように、本発明の実施により入手
された製品は、優れた耐蝕性を示すと共に、磁気特性と
しての最大エネルギー積は従来より高い数値を示してお
り、その他の磁気特性に対しても何等の劣化現象を認め
られなかった。
した。Nd−Fe−Co−B系合金の鋳塊を高周波溶解後、周
速度40m/秒で回転する銅ロール面に圧力0.5kg/cm2で吹
き付けて急冷し、幅2mm、厚さ20μmのリボンを得た。
このリボンを真空中750℃で10分間加熱し、常温まで冷
却した後、35メッシュ(JIS)以下まで粉砕した粉末
(以下、磁石粉末1と略す)を得た。 磁石粉末1の組成は原子%で、Nd12.5%、Co5.5%、B
5.0%、残部Feであった。 一方、JIS C 2502に規定された永久磁石材料とし
て、Co24重量%、Ni14重量%、Al8重量%、Cu3重量%、
残部Feの組成を有し、MCA 44/5の使用を満足させるア
ルニコ磁石を用意した後、このアルニコ磁石を粉砕し
て、篩分けする事にて、粒径が35メッシュ以下の磁石粉
末(以下、磁石粉末2と称す)を得た。 実施例1 ポリエチレン(PE)のペレット状物を適量の80℃キシ
レンに溶解した。但し、20℃における粘度が1000センチ
ポイズ以下、すなわち本実施例の場合820センチポイズ
になるように調整した。これにメタン系スルホン酸塩と
してC4H9SO3Naを適量、すなわち本実施例の場合1.0体積
%添加し、混合した80℃の溶液中に、上記磁石粉末1を
30分間浸漬し、その後磁石粉末1をろ別し、80℃の真空
オーブン中にて1時間乾燥した。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1の100gに対しエポ
キシ樹脂および硬化剤からなるバインダー2gを混合し、
面圧力5t/cm2で圧縮成形し、120℃で1時間加熱するこ
とにより、幅5mm、長さ10mm、高さ6mmの硬化物を得た。
この硬化物を50kOeの磁場中で着磁してボンド磁石とし
た(ボンド磁石1と称す)。 なお、粘度測定には較正液(JISZ8809)で構成したB
型回転粘度計を用いた。 ここで得られた防錆処理済みの磁石粉末1及びボンド
磁石に対しては以下の試験を行った。 (1)耐蝕性試験:常温、温度1重量%の塩化ナトリウ
ム水溶液に10分間浸漬し、ろ別後温度80℃相対湿度90%
の恒温恒湿槽中で200時間暴露し、試験試料の発錆状態
を目視確認した。 (2)磁気特性:ボンド磁石1をチオフィー型自己磁束
計にて最大エネルギー積を測定した。 以上の結果を防錆添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に
第1表に示す。 実施例2 メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを3.0体積%
添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処
理した。但し、溶液の20℃における粘度が502センチポ
イズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例3 メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを5.0体積%
添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処
理した。但し、溶液の20℃における粘度が315センチポ
イズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例4 ポリエチレン(PE)の代わりにポリスチレン(PS)を
使用し、メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを2.0
体積%添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末
1を処理した。但し、溶液の20℃における粘度が315セ
ンチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例5 ポリエチレン(PE)の代わりにポリスチレン(PS)を
使用し、メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを4.0
体積%添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末
1を処理した。但し、溶液の20℃における粘度が675セ
ンチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例6 ポリエチレン(PE)の代わりにポリプロピレン(PP)
を使用し、メタン系スルホン酸塩としてC4H9SO3Naを1.0
体積%添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末
1を処理した。但し、溶液の20℃における粘度が300セ
ンチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例7 ポリエチレン(PE)の代わりにポリアクリル酸メチル
(PMAA)を使用し、メタン系スルホン酸塩としてC4H9SO
3Naを1.0体積%添加した他は、実施例1と同様にして、
磁石粉末1を処理した。但し、溶液の20℃における粘度
が300センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例8 ポリエチレン(PE)の代わりにポリメタクリル酸メチ
ル(PMMA)を使用し、メタン系スルホン酸塩として、C4
H9SO3Naを2.0体積%添加した他は、実施例1と同様にし
て、磁石粉末1を処理した。但し、溶液の20℃における
粘度が280センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例9 ポリエチレン(PE)の代わりにポリメタクリル酸メチ
ル(PMMA)を使用し、メタン系スルホン酸塩としてC4H9
SO3Naを4.0体積%添加した他は、実施例1と同様にし
て、磁石粉末1を処理した。但し、溶液の20℃における
粘度が720センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例1 メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを0.2体積%
添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処
理した。なお、溶液の20℃における粘度は820センチポ
イズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例2 メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを7.5体積%
添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処
理した。なお、溶液の20℃における粘度は505センチポ
イズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例3 メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを2.0体積%
添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処
理した。但し、溶液の20℃における粘度が1500センチポ
イズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例4 ポリエチレン(PE)の代わりにポリエチレン(PE)を
使用し、メタン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを2.0
体積%添加した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末
1を処理した。但し、溶液の20℃における粘度が1500セ
ンチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例5 ポリエチレン(PE)の代わりにポリメタクリル酸メチ
ル(PMMA)を使用し、メタン系スルホン酸塩として、C4
H9SO3Naを7.5体積%添加した他は、実施例1と同様にし
て、磁石粉末1を処理した。なお、溶液の20℃における
粘度が720センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例6 防錆剤としてナイロン12を使用した他は、実施例1と
同様にして、磁石粉末1を処理した。なお、ナイロン12
の20℃における粘度が410センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例7 防錆剤としてノボラック型一液性エポキシ樹脂を使用
した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処理し
た。なお、エポキシ樹脂の20℃における粘度が410セン
チポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 比較例8 ポリエチレン(PE)の代わりにエポキシを使用し、メ
タン系スルホン酸塩として、C4H9SO3Naを2.0体積%添加
した他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処理し
た。なお、溶液の20℃における粘度が410センチポイズ
であった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 従来例1 磁石粉末1に対して、60℃、pH3.5のリン酸亜鉛水溶
液中に15分間浸漬、ろ別し、80℃の真空オーブン中で乾
燥する処理を行なったこと以外は、実施例1と同様にし
て、磁石粉末1を処理した。なお、リン酸亜鉛水溶液の
20℃における粘度が155センチポイズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 従来例2 防錆処理剤として、常温の防錆剤(JIS K 2246に
規定されている溶剤希釈剤形さび止め油3種)を使用し
た他は、実施例1と同様にして、磁石粉末1を処理し
た。なお、防錆剤の20℃における粘度が382センチポイ
ズであった。 ここで得た防錆処理済み磁石粉末1から実施例1と同
様にして、ボンド磁石1を得て、試験した。 実施例1〜9、比較例1〜8、従来例1〜2の試験結
果を防錆主剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に第1
表に示す。実施例1〜9、比較例1〜8、従来例1〜2
を比較すれば、本発明の防錆剤が極めて優れた耐蝕性を
有していることがわかる。 実施例10〜15 実施例1〜9と同様にして、ポリエチレン(PE)、ポ
リプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリアクリ
ル酸メチル(PMAA)あるいはポリメタクリル酸メチル
(PMMA)をキシレンに溶解し、20℃における粘度が1000
センチポイズ以下になるように調整し、これに添加剤の
メタン系スルホン酸塩として、C5H11SO3Naを適量添加
し、混合した溶剤を使って、磁石粉末1を処理及び試験
した。 比較例9〜15 比較例1〜8と同様にして、ポリエチレン(PE)、ポ
リスチレン(PS)、ポリアクリル酸メチル(PMAA)、ポ
リメタクリル酸メチル(PMMA)、ナイロン12あるいはエ
ポキシ樹脂を使って、磁石粉末1を処理及び試験した。
添加剤のメタン系スルホン酸塩として、C5H11SO3Naを適
量(零を含む。)添加した。 実施例10〜15および比較例9〜15の試験結果を防錆主
剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に第2表に示す。
実施例10〜15と比較例9〜15を比較すれば、本発明の防
錆剤が極めて優れた耐蝕性を有していることがわかる。 実施例16〜22 実施例1〜9と同様にして、ポリエチレン(PE)、ポ
リプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリアクリ
ル酸メチル(PMAA)あるいはポリメタクリル酸メチル
(PMMA)をキシレンに溶解し、20℃における粘度が1000
センチポイズ以下になるように調整し、これに添加剤の
メタン系スルホン酸塩として(C7H15SO3)2Caを適量添
加し、混合した溶剤を使って、磁石粉末1を処理及び試
験した。 比較例16〜21 比較例1〜8と同様にして、ポリプロピレン(PP)、
ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリアクリ
ル酸メチル(PMAA)、ポリメタクリル酸メチル(PMM
A)、ナイロン12及びエポキシのいずれかを使って、磁
石粉末1を処理及び試験した。添加剤のメタン系スルホ
ン酸塩として(C7H15SO3)2Caを適量(零を含む。)添
加した。 実施例16〜22および比較例16〜21の試験結果を防錆主
剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に第3表に示す。
実施例16〜22と比較例16〜21を比較すれば、本発明の防
錆剤が極めて優れた耐蝕性を有していることがわかる。 実施例23〜29 磁石粉末2を使って、実施例1と同様に防錆処理し、
防錆処理済み磁石粉末2の100gに対して、バインダーと
してナイロン12を7.5gの割合で混合した後、この混合物
を250℃で15分間混合し、18kOeの磁場中で240℃にて射
出成型し、幅5mm、長さ10mm、高さ5mmの成型体を製作
し、50kOeの磁場中で着磁して、ボンド磁石とした(以
下、ボンド磁石2と称す)。 ボンド磁石2を使用して、実施例1〜9と同様に試験
した。 比較例22〜28 磁石粉末2を使って比較例1〜8と同様にして試験し
た。 従来例3〜4 ボンド磁石2を使用して、従来例1〜2と同様に試験
した。 実施例23〜29、比較例22〜28および従来例3〜4の試
験結果を防錆主剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に
第4表に示す。実施例23〜29と比較例22〜28を比較すれ
ば、本発明の防錆剤が極めて優れた耐蝕性を有している
ことがわかる。 実施例30〜33 ボンド磁石2を使用して、実施例10〜15と同様に試験
した。 比較例29〜32 ボンド磁石2を使用して、比較例9〜15と同様に試験
した。 実施例30〜33および比較例29〜32の試験結果を防錆主
剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に第5表に示す。
実施例30〜33と比較例29〜32を比較すれば、本発明の防
錆剤が極めて優れた耐蝕性を有していることがわかる。 実施例34〜38 ボンド磁石2を使用して、実施例16〜22と同様に試験
した。 比較例33〜37 ボンド磁石2を使用して、比較例16〜21と同様に試験
した。 実施例34〜38および比較例33〜37の試験結果を防錆主
剤、添加剤含有量及び防錆剤粘度と共に第6表に示す。
実施例34〜38と比較例33〜37を比較すれば、本発明の防
錆剤が極めて優れた耐蝕性を有していることがわかる。 以上の実施例に示すように、本発明の実施により入手
された製品は、優れた耐蝕性を示すと共に、磁気特性と
しての最大エネルギー積は従来より高い数値を示してお
り、その他の磁気特性に対しても何等の劣化現象を認め
られなかった。
以上から明らかなように、本発明は浸漬法という安価
な方法で耐蝕性に優れ、しかも磁気特性も満足するボン
ド磁石を製造するのに好適な防錆剤を提供することがで
きる。
な方法で耐蝕性に優れ、しかも磁気特性も満足するボン
ド磁石を製造するのに好適な防錆剤を提供することがで
きる。
Claims (1)
- 【請求項1】0.5〜5.0体積%のメタン系スルホン酸塩を
含有するポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリアクリル酸メチルおよびポリメタクリル酸メチ
ルのうち少なくとも1種以上を含有する溶液からなり、
該溶液の20℃における粘度が1000センチポイズ以下であ
ることを特徴とするボンド磁石粉末用防錆剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2283402A JP3050325B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | ボンド磁石粉末用防錆剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2283402A JP3050325B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | ボンド磁石粉末用防錆剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04160171A JPH04160171A (ja) | 1992-06-03 |
JP3050325B2 true JP3050325B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=17665062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2283402A Expired - Lifetime JP3050325B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | ボンド磁石粉末用防錆剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050325B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114999807B (zh) * | 2022-06-29 | 2023-12-01 | 矿冶科技集团有限公司 | 用于柔性钕铁硼磁体的防腐剂和柔性钕铁硼磁体表面防腐处理的方法 |
-
1990
- 1990-10-23 JP JP2283402A patent/JP3050325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04160171A (ja) | 1992-06-03 |
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