JP3050240U - 電磁放射測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁放射測定装置の提供。 【解決手段】 電磁放射測定装置の制御回路１に一つの
コンデンサ１２を設けて、入力信号を適当に通過或いは
遮断して必要な信号を獲得し、並びに一つの高感度の感
知ユニット１３により一つの高電位信号を発生してそれ
を警示装置に出力して警示させるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の電磁放射測定装置に関し、さらに詳しくは、高感度フィルタユ ニットにより受信した電磁波入力信号より特定の周波数成分を通過させたり或い は遮断することで、必要な周波数成分を取り出して、さらに一つの高電位信号を 警示装置に出力して警示させる作用を有するものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

車の運転中の携帯電話の使用による事故を防止するために、すでに各種の握持 不要の受話器が開発されている。しかし、握持不要の受話器は実際に使用する上 での問題があり、あまり普及していない。このため、すでに電磁波に感応して電 話を受けたか否かを表示できる装置も開発されている。このような電磁波感応装 置の制御回路は、一つの感知ダイオードと一つの増幅器で形成された感知ユニッ トを採用しており、感知ダイオードの感度は良くないため、電磁波感知時に発生 する微弱電圧を高倍率の増幅器により増幅している。このため周知の電磁波感応 装置の制御回路の消耗電力は大きく、且つ電磁波をフィルタリングする設計が設 けられてないために、アンテナが各種の電磁波を受信することで発生する信号が 、いずれも高倍率の増幅器により増幅されてしまい、そのため、極めて大きな雑 音を発生した。そして、このように消耗電力が大きいために部品の寿命が短くな るほか、予期せぬ干渉が発生するため、すでに各種の握持不要の受話器が開発さ れているにも係わらず、それらは一般に普及していない。このように、周知のコ ードレス電話の握持不要の受話器において、電磁波を検出して周辺警示装置を制 御する制御回路は実用化が難しく、改善すべき点を有していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、電磁放射測定装置において、そのアンテナと回路間に一つのコンデ ンサを設けることで、入力信号を通過或いは遮断させて必要な周波数帯域の電磁 波を取得できるようにして、測定装置の感度を高めることを課題としている。

【０００４】 本考案は次に、電磁放射測定装置において、二つの感知ダイオードと比較器で 構成した一つの感知ユニットを設けることで、測定感度を高めるほか、比較器に より干渉防止を行い、大幅にその電磁波測定能力と測定の安定性を高め、並びに 低電源区での動作を可能として、部品の寿命を延長できるようにすることを課題 としている。

【０００５】 本考案はさらに、電磁放射測定装置において、一つの遅延処理ユニットを設け て比較器の発生したパルス放射を暫時保存できるようにし、並びに十分なパルス 放射エネルギーを保存した後に、平均して放出するようにし、信号を安定させる ことを課題としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、アンテナ、コンデンサ及び遅延処理ユニットを含む電磁放 射測定装置にあって、該電磁放射測定装置の制御回路の電気回路とアンテナの間 に一つのコンデンサが設けられてアンテナが受け取る電磁波を制御し並びにスク リーニングし、該コンデンサの出力端に、二つの感知ダイオードと、抵抗及び比 較器で組成された感知ユニットが設けられ、その中、該感知ダイオードが直列方 式で一つの回路中に連接され、並びに該回路の両端と該比較器の入力端が連接し 、二つの感知ダイオードの回路中に抵抗が連接され、該抵抗の一端にもう一つの 抵抗が直列に連接された後に電源と連接され、もう一端にさらにもう一つの抵抗 が連接された後に接地端に連接され、該比較器の出力端に上記遅延処理ユニット が連接され、該遅延処理ユニットが一つのダイオードと抵抗と一つのコンデンサ を含んで十分なパルスエネルギーを保存して警示装置を起動できるものとされ、 以上の構成からなる電磁放射測定装置としている。

【０００７】 請求項２の考案は、警示装置が警示ランプ、振動装置及び握持不要の受話器の いずれかとされた、請求項１に記載の電磁放射測定装置としている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１及び図２に示されるように、本考案は電磁放射測定装置において、制御回 路１に一つのコンデンサ１２を設けて、入力信号を適当に通過或いは遮断して必 要な信号を獲得し、並びに一つの高感度の感知ユニット１３により一つの高電位 信号を発生してそれを警示装置に出力して警示させるようにしたものである。以 下、さらに詳しく説明を行う。

【０００９】 制御回路１の電気回路１１とアンテナ１２の間には一つのコンデンサ１２が設 けられ、それによりアンテナ１２が受信した電磁波信号を制御並びにスクリーニ ングし、並びに必要な電磁波信号のみ通過させ、それにより、アンテナ１２があ る特定の周波数域の電磁波に対して良好な感度を有するものとされる。待機時に は、二つの感知ダイオード１３１が微小な電流を通過させ、このため、比較器１ ３２の入力端に微小な直流電圧降下がある。アンテナ１２に受信された電磁波信 号がコンデンサ１２１を通過した後に、二つの感知ダイオード１３１、抵抗１３ ３及び比較器１３２で構成された一つの感知ユニット１３に進入し、並びに感知 ダイオード１３１と抵抗１３３の間で一つの電流の回路を形成し、比較器１３２ の入力端で反向電圧降下を形成し、この反向電圧降下が待機時の直流電圧降下よ り大きくなると、比較器１３２が一つの高電位信号を出力し、並びに比較器１３ ２の後に連接する遅延処理ユニット１４が十分なパルスエネルギー量を保存する ことにより、確実に警示装置２を起動する。該遅延処理ユニット１４は一つのダ イオード１４１、抵抗１４３及び一つのコンデンサ１４２を包括し、コンデンサ １４２がこのパルス信号保存し、パルス信号が連続して存在し並びにコンデンサ １４２中に十分なパルスエネルギーが保存されることで、警示装置２を起動する 。このように、遅延処理ユニット１４により、比較器１３２の発生した高電位信 号が保存され、並びに十分なパルスエネルギーが保存されてはじめて平均した放 出が行われるため、信号が安定し、これにより電磁放射測定装置の感度を高め、 干渉を少なくし、消耗電力を減らす目的が達成される。

【００１０】

【考案の効果】 本考案の電磁放射測定装置は、高感度、低干渉、低消耗電力及び部品の寿命が 長いという優れた特徴を有しており、携帯電話、電子レンジ、電磁炉など電磁波 を利用した製品に運用されて、適当な警示を行うことができ、新規性、進歩性及 び実用性及び産業上の利用価値を有する考案であるといえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の電気回路図である。

【図２】本考案の動作フローチャートである。

【符号の説明】

１ 制御回路 １１ 電気回路 １２ アンテナ １２１、１４２ コンデンサ １３ 感知ユニット １３１ 感知ダイオード １３２ 比較器 １３３、１４３ 抵抗 １４ 遅延処理ユニット １４１ ダイオード ２ 警示装置

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 アンテナ、コンデンサ及び遅延処理ユニ
   ットを含む電磁放射測定装置にあって、該電磁放射測定
   装置の制御回路の電気回路とアンテナの間に一つのコン
   デンサが設けられてアンテナが受け取る電磁波を制御し
   並びにスクリーニングし、該コンデンサの出力端に、二
   つの感知ダイオードと、抵抗及び比較器で組成された感
   知ユニットが設けられ、その中、該感知ダイオードが直
   列方式で一つの回路中に連接され、並びに該回路の両端
   と該比較器の入力端が連接し、二つの感知ダイオードの
   回路中に抵抗が連接され、該抵抗の一端にもう一つの抵
   抗が直列に連接された後に電源と連接され、もう一端に
   さらにもう一つの抵抗が連接された後に接地端に連接さ
   れ、該比較器の出力端に上記遅延処理ユニットが連接さ
   れ、該遅延処理ユニットが一つのダイオードと抵抗と一
   つのコンデンサを含んで十分なパルスエネルギーを保存
   して警示装置を起動できるものとされ、以上の構成から
   なる電磁放射測定装置。
2. 【請求項２】 警示装置が警示ランプ、振動装置及び握
   持不要の受話器のいずれかとされた、請求項１に記載の
   電磁放射測定装置。