JP3050033U - 多用途振動及び呼出音発生装置 - Google Patents
多用途振動及び呼出音発生装置Info
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- JP3050033U JP3050033U JP1997011283U JP1128397U JP3050033U JP 3050033 U JP3050033 U JP 3050033U JP 1997011283 U JP1997011283 U JP 1997011283U JP 1128397 U JP1128397 U JP 1128397U JP 3050033 U JP3050033 U JP 3050033U
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Abstract
(57)【要約】
〔課題〕 部品数及び組立工数を減らして製造原価を節
減するとともに、適用機器の空間活用度を一層高めるこ
とが出来る多用途の振動及び呼出音発生装置を提供す
る。 〔解決手段〕リング(1)の内部に電磁石(2)が装着
され上・下端には各々振動用振動板(3a)と金属薄板
の呼出音発生用振動板の縁を掛け座らせ、下面及び上面
を底板(4)とカバー(5)で固定されるように構成し
たものに於いて、呼出音発生用振動板(3b)を合成樹
脂フィルムに代置して一側にはカバー(5)の外部に露
出される延長部(23b)を一体型に具備し平面上には
銅箔の配線(43b)を形成してコイル(8)の両端部
を接続する内部端子(13b)と延長部(23b)先端
側の適用機器を接続する外部端子(33b)を配線(4
3b)で繋いで振動板と回路基板の機能を兼ねるように
構成した。
減するとともに、適用機器の空間活用度を一層高めるこ
とが出来る多用途の振動及び呼出音発生装置を提供す
る。 〔解決手段〕リング(1)の内部に電磁石(2)が装着
され上・下端には各々振動用振動板(3a)と金属薄板
の呼出音発生用振動板の縁を掛け座らせ、下面及び上面
を底板(4)とカバー(5)で固定されるように構成し
たものに於いて、呼出音発生用振動板(3b)を合成樹
脂フィルムに代置して一側にはカバー(5)の外部に露
出される延長部(23b)を一体型に具備し平面上には
銅箔の配線(43b)を形成してコイル(8)の両端部
を接続する内部端子(13b)と延長部(23b)先端
側の適用機器を接続する外部端子(33b)を配線(4
3b)で繋いで振動板と回路基板の機能を兼ねるように
構成した。
Description
【0001】
本考案はハンドフォーンや無線呼出器等のような通信機器の呼出用、時計のア ラーム(alarm)等に適用可能な振動及び呼出音発生装置に関するもので、 より詳細には小型薄型化した単一体の振動及び呼出音発生装置の呼出音発生用振 動板を合成樹脂板に代置して回路基板を兼ねることが出来るようにした多用途振 動及び呼出音発生装置に関するものである。
【0002】
ハンドフォーンや無線呼出器等の通信機器に適用されている振動及び呼出音発 生装置を例に取れば、固定子の中心に設置した回転子の回転軸先端部に振子を偏 心に付着させて固定子に電流が流れて移転軸が回転する時、振子が回転軸に従っ て回りながら振動する振動体と呼出音を発生するブザーを各々別個体に装着して いる。 然し、このような振動及び呼出音発生装置は回転軸が長く、固定子の直径が大 きい振動体とブザーを各々別固体に装着するので部品数と組立工数が増え、これ が為、製造原価を高める要因となるのみならず、小型薄型化が困難で通信機器の スリム(slim)化が困難な実情である。
【0003】 また、このような問題点を解消する為、振動と呼出音を発生する装置を単一体 に構成したのが知られているが、これは金属薄板を呼出音発生用振動板として使 用することにより周波数に対する感覚が鈍で振動音が重くて荒いのみならず振動 板上のコイルと通信機器の接続の為にはコイルと通信機器との間に別途の回路基 板を設置しなければならないので、これが為、製造原価が高くなり回路基板の大 きさだけ設置面積を占める短所がある。
【0004】
本考案の目的は通信機器に適用する単一体の振動及び呼出音発生装置に於いて 、呼出音発生用振動板を、呼出音の発生は勿論、回路基板の機能まで持たせるこ とにより、部品数と組立工数を減らして製造原価を節減し、適用機器の空間活用 度を一層高めることの出来る広範囲の用途を持つ多用途振動及び呼出音発生装置 を提供するにある。
【0005】
上記の目的を達成する為に案出された本考案に依る多用途振動及び呼出音発生 装置は、両面が開かれたリングの両面に振動骨から成る振動板と底面の中央に同 心円をなすコイルを接合した呼出音発生用振動板を単一体に固定した振動及び呼 出音発生装置に於いて、呼出音発生用振動板を周波数に対する反応が一層敏感な 合成樹脂フィルムに代置してフィルムに銅箔の配線(pattern)を形成さ せることに依り呼出音の発生と回路基板の機能を兼ねることが出来るように構成 したのである。
【0006】
図1及び図2に表れた通り、本考案に依る振動及び呼出音発生装置はリング( 1)と電磁石(2)、振動板(3a、3b)及び底板(4)そしてカバー(5) から構成される。
【0007】 リング(1)は不導体で厚さが薄く側方向の両面が開かれた管状でその両面に は同一な平面積を持つ振動発生用振動板(3a)及び呼出音発生用振動板(3b )を各々掛け座らせた後、底面の方には底板(4)で固定し、上面と外面の方に は上からカバー(5)を被らせる。
【0008】 電磁石(2)はヨーク(6)と磁石(7)及びコイル(8)から構成されてい る。 ヨーク(6)の厚さはリング(1)の内面の高さに比べ遥かに低くその縦壁( 16)の内径はコイル(8)の外形より大きく、縦壁(16)の内側に位置する 磁石シート(26)には円形磁石(7)とその上に磁石(7)を支える円板(9 )を重畳状態に付着する。 上記ヨーク(6)上には振動板(3a)を密着させ、振動板(3a)、ヨーク (6)と磁石(7)及び円板(9)の各アイレット孔(13a)(36)(17 )(19)を一致するようにした状態でアイレット(10)を打って固定する。
【0009】 コイル(8)は磁石(7)及び円板(9)の外周面と縦壁(16)の内周面の 間に形成した環状空間に出入り出来る大きさの直径に巻いたものであり、コイル (8)の下端は上記の振動板(3b)の内側の底面中央に振動板(3b)と同心 円状に接合して両端部が内部端子(13b)に接続されるようになる。
【0010】 上記の振動板(3a)は中心のアイレット孔(13a)の両側に幾何学的形状 の振動骨(23a)を対称型に形成させ、低い周波数でも容易に難聴距離で大き な振動効果を得ることが出来るようにしたもので、その周縁はリング(1)の上 端に乗せられた状態でカバー(5)の押さえ縁(15)に押さえられて固定され る。
【0011】 又、振動板(3b)は薄い薄板からなる合成樹脂フィルムであり、大きさはリ ング(1)の外径と同一であり、その一側には外部に露出される延長部(23b )を一体型に形成して先端側の外部端子(33b)とコイル(8)の両端部を接 続した内部端子(13b)を銅箔の配線(43b)で互いに繋がれるようにして 回路基板を兼ねるようにする。 ここで、コイル(8)の両端部を接続する内部端子(13b)の位置設定は横 及び縦、場合に依っては円形にも形成する配線(43b)上でどの位置に設定し てもその結果は同様である。
【0012】 上記の振動板(3b)はその縁を底板(4)とリング(1)の下端間に嵌めて 固定し、一側の延長部(23b)はカバー(5)の一側の切欠部(25)を通っ て外部に露出させた後、その先端側の外部端子(33b)を通信機器の回路基板 と接続する。
【0013】 本考案の構成要素中、振動板(3b)を除外した残りのリング(1)と電磁石 (2)、振動板(3a)、底板(4)及びカバー(5)は上記の先出願考案の構 成と異なるところが無い。 即ち、本考案で特異な点は呼出音発生用振動板を金属薄板から薄い薄板である 合成樹脂フィルムに代置して一側に一体形の延長部(23b)を具備し、延長部 (23b)先端側の外部端子(33b)とコイル(8)の両端部を接続する内部 端子(13b)を銅箔の配線(43b)で互いに連結されて呼出音の発生ととも に回路基板を兼ねることが出来るようにした振動板(3b)の構成にある。
【0014】 図面中の未説明の符号20はダンパ(damper)、同符号30は両面接着 テープを表示する。
【0015】 次いで、本考案による振動及び呼出音発生装置の組立過程を図2を参照して説 明する。 先ず、ヨーク(6)の内面中心の磁石シート(26)の上に磁石(7)とその 上に円板(9)を順番に付着し、ヨーク(6)の磁石シート(26)が位置する 反対側の平面上に振動板(3a)を乗せた後、ヨーク(6)と磁石(7)、円板 (9)及び振動板(3a)のアイレット孔(36)(17)(19)(13a) を一致させた状態で(10)を打ち込んでコーキング等の方法で一体化する。
【0016】 一方、振動板(3a)一面の中央にはコイル(8)を振動板(3a)と同心円 を成すように接合し、コイル(8)の両端部は振動板(3b)の内部端子(13 b)に接続する。
【0017】 電磁石(2)と振動板(3b)の端子(13b)に両端部が接続されるようコ イル(3)を接合させて中間組立体を構成した状態で、リング(1)の上端の方 にはヨーク(6)、磁石(7)、円板(9)及び振動板(3a)をアイレット( 10)で一体化した群の中で円板(9)側が入るようにしてリング(1)の上端 に振動板(3a)の縁を掛け座らせた後、その上にカバー(5)を被せて固定す る。 この時、カバー(5)の押さえ縁(15)がリング(1)の上端に乗せた振動 板(3a)の縁を押さえて固定状態を維持させる。
【0018】 上記リング(1)の反対側に位置する下端の上にはコイル(8)側がリング( 1)内に向かうよう振動板(3b)の縁を乗せて延長部(23b)がカバー(1 5)の切欠部(25)に嵌められる状態で外部に露出させた後、底板(4)を被 せて固定すれば、図2と同じ単一体の振動及び呼出音発生装置が完成される 。
【0019】 この状態でコイル(8)は磁石(7)及び円板(9)の外周面と縦壁(16) の内周面間の環状空間に余裕をもって入るので、コイル(8)と磁石(7)との 間に発生する電磁気に依り振動板(3a)(3b)が振動する時、ヨーク(6) の縦壁(16)や又は磁石(7)と円板(9)がコイル(8)と互いに邪魔にな らないようになる。
【0020】 上記の完成品はハンドフォーンや無線呼出器等の通信機器の組立過程で内部空 間に両面接着テープ(30)を接合して固定し、通信機器の回路基板(図示され ず)に振動板(3b)の延長部(23b)先端側の外部端子(33b)を接続す るようになれば従来のコイルと通信機器の間に別途に設置した回路基板が省略さ れるのである。
【0021】 本考案による振動及び呼出音発生装置を通信機器に適用した場合には外部から 呼出信号が認可されるとマイクロコンピュータ(以下マイコン)から振動又は呼 出音の発生に合う高・低の周波数を区分してコイル(8)に送るようになる。
【0022】 マイコンから送られる周波数がコイル(8)に認可されるとコイル(8)と磁 石(7)との間で電磁力が発生し、その電磁力によりヨーク(6)とコイル(8 )が軸方向、即ち面方向に遊動するに従って各振動板(3a)(3b)は同時動 作で振動する。
【0023】 この時、振動板(3a)(3b)の振動する方向はヨーク(6)及びコイル( 8)が震える方向、即ちアイレット(10)の軸方向になる。 要するに、通信機器を振動で選択すればコイル(8)には低い周波数(120 Hz程度)が認可されて振動板(3a)は指先で叩くように体感するに十分な程度 の振動効果を出し、呼出音で選択すればコイル(8)には高い周波数(2KHz程 度)が認可されてコイル(8)と振動板(3b)が一緒に極めて速い速度で振動 しながら”ピーピーピー”という温和な呼出音を発生するようになる。
【0024】 そして、高・低の周波数の認可で動作する通信機器でないもの、即ち時計のア ラーム等に使用しようとする場合にはボタンの追加により振動と呼出音を選択的 に使用することが出来る。
【0025】
本考案による多用途振動及び呼出音発生装置は、単一体の振動及び呼出音発生 装置において、呼出音発生用振動板を銅箔の配線を形成させた合成樹脂フィルム に代置して呼出音を発生する振動板と回路基板の機能まで兼ねるようにすること に依り、部品数と組立工数を減らして製造原価を節減するとともに適用機器の空 間活用度を高めることにより機器の小型化と広範囲な用途を持つ等の効果が期待 される極めて有用な考案である。
図1は本考案に依る振動及び呼出音発生装置の分解斜視
図 図2は図1の組立体の縦断正面図 図3は回路基板を兼ねた振動板の平面図
図 図2は図1の組立体の縦断正面図 図3は回路基板を兼ねた振動板の平面図
3a、3b…振動板、 4…底板、 5…カバー、 6…ヨーク(YOKE)、 7…磁石、 8…コイル、 9…円盤、 10…アイレット(I−let)、 13b…内部端子、 23b…延長部、 25…切欠部、 33b…外部端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G10K 9/12 G10K 9/12 A E H04M 1/00 H04M 1/00 K H04R 1/00 310 H04R 1/00 310G H05K 1/02 H05K 1/02 J
Claims (1)
- 【請求項1】リング(1)の内部に電磁石(2)が装着
され上・下端には各々振動用振動板(3a)と金属薄板
の呼出音発生用振動板(3b)の縁を掛け座らせて下面
及び上面を底板(4)とカバー(5)で固定されるよう
に構成したものに於いて、呼出音発生用振動板(3b)
を合成樹脂フィルムに代置して一側にはカバー(5)の
外部に露出される延長部(23b)を一体型に具備し平
面上には銅箔の配線(43b)を形成してコイル(8)
の両端部を接続する内部端子(13b)と延長部(23
b)先端側の適用機器を接続する外部端子(33b)を
配線(43b)に連結して振動板と回路基板の機能を兼
ねるように構成したことを特徴とする多用途振動及び呼
出音発生装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR9721512 | 1997-08-05 | ||
KR1997U21512 | 1997-08-05 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3050033U true JP3050033U (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=43184256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997011283U Expired - Lifetime JP3050033U (ja) | 1997-08-05 | 1997-12-09 | 多用途振動及び呼出音発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050033U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100356011B1 (ko) * | 2000-07-13 | 2002-10-18 | 주식회사 삼부커뮤닉스 | 신호 변환장치 |
JP2011030403A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 線形振動子 |
CN108927324A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-12-04 | 郭晟 | 一种无焊接实验筛 |
-
1997
- 1997-12-09 JP JP1997011283U patent/JP3050033U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100356011B1 (ko) * | 2000-07-13 | 2002-10-18 | 주식회사 삼부커뮤닉스 | 신호 변환장치 |
JP2011030403A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 線形振動子 |
CN108927324A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-12-04 | 郭晟 | 一种无焊接实验筛 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |