JP3049945U - 包 丁 - Google Patents

包 丁

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JP3049945U
JP3049945U JP1997011627U JP1162797U JP3049945U JP 3049945 U JP3049945 U JP 3049945U JP 1997011627 U JP1997011627 U JP 1997011627U JP 1162797 U JP1162797 U JP 1162797U JP 3049945 U JP3049945 U JP 3049945U
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JP
Japan
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blade
hole
kitchen knife
holes
edge
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Expired - Lifetime
Application number
JP1997011627U
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English (en)
Inventor
久雄 高波
Original Assignee
パール金属株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 野菜等のスライス切断に際して、被切断物の
刀身への付着を完全に防止すると共に、手持調理の際に
付着防止構造が邪魔にならないようにする。 【構成】 刀身2の背腹中間における刃先に近い箇所で
刃元部分の一定範囲を除いた箇所に、刃先縁3に添って
透孔4を並設すると共に、各透孔間を突部5で連結して
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は包丁の刀身の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
包丁を使用して、野菜等の切断をする場合に、切断された野菜等が刀身に付着 することは度々経験することである。この対策として刀身に透孔を設けたり、刀 身に突部を設けること(実開昭62−184863号、実開昭63−25960 号他)が提案されている。然し単に透孔を設けたのみでは、付着した被切断物の 剥離はなされないし、また突部を設ける手段では、低い突出部分では被切断物の 剥離が効果的に実施されず、また剥離が確実に行われるために突部の突出程度を 大きくすると、スライス切断以外の使用に際して使い難くなる。
【0003】 また低い突部でも剥離が実現するように透孔と突部を組み合わせたものが提案 されている(実開昭60−126168号)。これは、刀身の背腹中間における 刃先に近い箇所に、刃先縁に添って透孔を並設し、透孔の間にテーパー突条を設 けたものである。
【0004】 前記の従来例は、透孔と突部を組み合わせると低い突部でも被切断物の剥離を 実現できるが、被切断物によっては、透孔と突出部が各別に存在するので、被切 断物の剥離が確実であるとは言えないので、透孔の周囲に突部を設けた包丁も提 案されている(登録実用新案第3036992号)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記の突部と透孔の組み合わせた剥離手段を備えた従来器具は、種々の問題点 を抱えている。具体的には前記の剥離手段が刃全長に渡って形成されているため に、被調理物を手に持って包丁の刃元部分で切断調理する場合には、透孔箇所が 逆に邪魔になる。また刃から峰に至る途中に剥離手段が全く存在しない箇所があ るので、予め細幅(前後幅)に切断されている調理対象物の切断の場合には、包 丁に付着する虞がある。 そこで本考案は、より使い易く且つ被調理物の包丁への付着をより確実に阻止 した包丁を提案したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る包丁は、下縁に刃を形成した刀身の背腹中間における刃先に近い 箇所で且つ刃元から全長の4分1〜5分1の範囲を除いた箇所に、刃縁に添って 適宜大きさの透孔を適宜間隔で複数個穿設すると共に、各透孔間を刀身面より僅 かに突出させた突部で連結してなる刀身を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
前記包丁で野菜等を切断すると、被切断物は透孔周囲の突出部分によって刀身 より浮き上がると共に、透孔によって刀身との付着が解消されるので、被切断物 は確実に刀身より剥離する。また被切断対象物が細幅であっても突部か透孔の何 れかを通過するので、確実に包丁表面から剥離する。
【0008】 更に包丁の刃元の一定範囲内には、剥離手段を形成していないので、俎板を使 用しない被調理物を手に持って調理する場合、剥離構造が邪魔にならない。而も 俎板を使用する通常の切断作業に際しては刃元部分を使用しないので何ら問題は ない。
【0009】
【実施例】
次に本考案の実施例について説明する。 本考案の実施例に示した包丁は、従来の包丁と同様に柄1と下縁に刃3を形成 した刀身2からなり、刀身2の背腹中間(所謂しのぎ)における刃先に近い箇所 に複数の透孔4を適宜間隔で穿設すると共に、透孔4の間全部に渡る突部5を設 けたものである。
【0010】 そして特に前記の透孔4の形成範囲は、刃元aから刀身2の全長の4分1〜5 分1の範囲を除いた箇所で、透孔4を直径6〜10mmの円形とし、その形成間 隔は透孔直径の1〜1.5倍とし、突部5は、透孔4の直径の半分の縦幅とし、 峰の厚みと同一程度の厚さとなるように突出させて、透孔4を連結するように設 けたものである。
【0011】 而して前記の包丁は、野菜A等のスライス切断に際して、薄く切断された切断 物Bが、突部5によって刀身2の表面から浮き上がると共に、浮き上がった切断 物Bと刀身2の間に透孔4によって空気が流通することになるので、切断物Bの 刀身2から剥離は確実に行われることになる。而も切断物Bは、如何様に細幅で あっても、透孔4か突部5の何れかの上を通過することになるので、少なくとも 透孔4と突部5の相乗効果を得られなくとも、何方か一方の剥離効果を享受する ものである。また刃元部分は通常の包丁と同様であるから、野菜Aを手で持って 調理する際には、前記剥離構造が全く支障とならない。
【0012】 尚本考案は前記実施例に限定されるものではなく、透孔4は円形でなく、角孔 でも楕円孔でも良い。
【0013】
【考案の効果】
以上のように本考案は、刀身の背腹中間における刃先に近い箇所で且つ刃元を 除いた範囲に、刃先縁に添って透孔を並設すると共に、透孔間を突部で連結した もので、野菜等のスライス切断に際しての切断物の刀身への付着を完全に防止す ると共に、刃元を使用する調理に際しては、透孔や突部等の剥離構造が邪魔にな らないようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の正面図。
【図2】同使用状態の説明図。
【符号の説明】
1 柄 2 刀身 3 刃 4 透孔 5 突部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下縁に刃を形成した刀身の背腹中間にお
    ける刃先に近い箇所で且つ刃元から全長の4分1〜5分
    1の範囲を除いた箇所に、刃縁に添って適宜大きさの透
    孔を適宜間隔で複数個穿設すると共に、各透孔間を刀身
    面より僅かに突出させた突部で連結してなる刀身を備え
    たことを特徴とする包丁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の包丁に於いて、透孔の間
    隔を透孔横幅と同一から1.5倍の範囲に定め、突部の
    上下幅を透孔縦幅の半分と一致させてなることを特徴す
    る包丁。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の包丁に於いて、透孔の大
    きさを直径6〜10mmの円形としてなることを特徴す
    る包丁。
JP1997011627U 1997-12-18 1997-12-18 包 丁 Expired - Lifetime JP3049945U (ja)

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