JP3049927U - 実缶処理機 - Google Patents

実缶処理機

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JP3049927U
JP3049927U JP1997011138U JP1113897U JP3049927U JP 3049927 U JP3049927 U JP 3049927U JP 1997011138 U JP1997011138 U JP 1997011138U JP 1113897 U JP1113897 U JP 1113897U JP 3049927 U JP3049927 U JP 3049927U
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press
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JP1997011138U
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Inventor
徳之輔 富田
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大富精機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】内部に水分を封入した実缶をブロック状に圧縮
変形させる際、この圧縮によって噴出した缶内部の水分
が圧縮機の周りに飛散しないように排水されるようにし
た実缶処理機を提供する。 【解決手段】プレス室に収容した多数の実缶を該プレス
室の後面に設けられたプレス板4の押圧によってブロッ
ク状に圧縮し、プレス室の前面に設けられた蓋部材5を
開放してプレス板4の押出しにより排出する実缶処理機
において、プレス室の床部6が多数の透間8、8…を備
えて成り、プレス室で圧縮された実缶からの水分が床部
6の多数の透間8、8…を経てプレス室の下方へ排水さ
れるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、内部に水分を封入した実缶をブロック状に圧縮変形させるようにし た実缶処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、廃棄された空缶を回収してブロック状のインゴッドに圧縮変形させ ることにより、搬送の便を図り、再利用に供することが行われている。
【0003】 ところで、この回収された空缶をブロック状のインゴッドに圧縮変形するには 、多数の空き缶を投入するプレス室を備えた圧縮機を用い、この圧縮機の一壁面 に設けられたプレス板を圧縮方向へ駆動することにより、プレス室に収納された 多数の空缶を圧縮変形するのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、季節ものの缶ビール等のように、缶の内部に水分を封入した実缶と 称されるものを従来の圧縮機によって圧縮すると、缶の圧縮と共に内部の水分が 膨出し、これがプレス室を構成する各部材の接合部の隙間から噴出して、圧縮機 の周りに飛散するという問題点があった。
【0005】 特に、缶の内部にビール、コーラ等を含む実缶は、缶の圧縮と共に内部の水分 が泡状に飛散して圧縮機の周りを泡だらけにするという欠点があり、従来はこの ような事態を解消するために、実缶の蓋を開けて内部の水分を抜き出してから圧 縮機に供給するという面倒な手間を要していたのである。
【0006】 本考案は、上記の事情に鑑みて成されたもので、内部に水分を封入した実缶を ブロック状に圧縮変形させる際、この圧縮によって噴出した缶内部の水分が圧縮 機の周りに飛散しないように排水されるようにした実缶処理機を提供することを 目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本考案の実缶処理機は、プレス室に収容した多 数の実缶を該プレス室の後面に設けられたプレス板の押圧によってブロック状に 圧縮し、前記プレス室の前面に設けられた蓋部材を開放して前記プレス板の押出 しにより排出する実缶処理機において、前記プレス室の床部が簀の子状に多数の 透間を備えて成り、前記プレス室で圧縮された実缶からの水分が前記床部の多数 の透間を経て前記プレス室の下方へ排水されるようにしたものである。
【0008】 また、前記プレス室の床部は、多数の長尺部材が前記プレス板の押圧方向に長 手を成して簀の子状に配列されることにより多数の透間を備えるのがよい。
【0009】 また、前記床部が前記蓋部材から前方へ延出されて成る構成とするのが好まし い。
【0010】 また、前記プレス板の下端が前記床部の多数の透間に沿って突出する凹凸形状 を成す構成とするのが好ましい。
【0011】 また、前記蓋部材の下端が前記床部の多数の透間に沿って突出する凹凸形状を 成す構成とするのが好ましい。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0013】 図1は本考案による実缶処理機の全体斜視図である。図2は図1の実缶処理機 の平面図である。図3は図1の実缶処理機の側面図である。図4は図1の実缶処 理機の正面図である。図5は本考案による実缶処理機の床部の平面図である。図 6は本考案による実缶処理機の床部を含む斜視図である。
【0014】 本考案による実缶処理機の全体構成は、図1に示すように、基盤10に設けら れた排水溝11(図4参照)を跨いでH型鋼12を並設し、その上面に鋼材より 成る基台13を固設し、該基台13の上部の前方にプレス室1を形成し、このプ レス室1の後方にプレスシリンダー2を設けて成るものである。
【0015】 プレス室1は、図6に示すように、平行に形成された両側の側壁3、3と、該 両壁間に沿ってプレスシリンダー2によって前後方向に駆動されるプレス板4と 、該プレス板4の前方に開閉自在に設けられた蓋部材5と、簀の子状に多数の透 間8、8…を備えて成る床部6とから構成されている。また、天井部には、図1 に示すホッパー14を備えている。
【0016】 上記の床部6は、図5に示すように、複数の大径の透間15aを形成した支持 部材15の上面に多数の長尺部材7をプレス板4の押圧方向に長手を有して簀の 子状に配列し、これらの長尺部材7を支持部材15に固定することにより、各長 尺部材7、7…間に多数の透間8、8…を備える構成としてある。
【0017】 また、床部6は各長尺部材7を蓋部材5の前方に延出して成る延出部9を有し 、この延出部9の上面にプレス室1から押し出されたブロック状のインゴッド3 0を載置するようにしている。
【0018】 プレス板4は、図3に示すように、プレスシリンダー2によって駆動される。 このプレスシリンダー2はその上方に設けられた油圧ユニット16に接続され、 シリンダーロッド2aの先端をプレス板4の中央に固定した構成としてあり、プ レスシリンダー2の駆動によってプレス板4をプレス室1内で往復移動すること ができる。
【0019】 また、図6に示すように、プレス板4の下端には、各長尺部材7間の多数の透 間8、8…に沿って突出する凹凸形状4aが形成されている。これにより、プレ ス板4が上記のように往復移動する際にはプレス板4の振れ止めを行い、また長 尺部材7、7間の多数の透間8、8…に入った実缶を払い出すことができる。
【0020】 なお、図3または図6に示すように、プレス室1の両側壁にはプレス板4の往 復移動を案内する長尺の案内部材17、17が固設され、この案内部材17の断 面に沿って摺動する凹形状(不図示)をプレス板4の両側に形成してある。
【0021】 また、図3に示すように、プレス板4にはプレスシリンダー2の両側近傍に配 した案内ロッド18、18の先端が固定されている。この案内ロッド18はプレ ス室1の後方へ伸長され、スリーブ状のスライド部材19によって水平状態を保 持してあり、案内ロッド18の後端に固設されたアングル材20を上方へ伸長す ると共に、該アングル材20の上端に固設された遮蔽板21の後端を支持するよ うにしている。
【0022】 この遮蔽板21はプレス室1の天井部を覆う広さを有し、シリンダー駆動によ るプレス板4の往復移動に連動して該遮蔽板21もまたプレス室1の天井部にて 往復移動する。
【0023】 さらに、この遮蔽板21の前端を成すプレス板4の上端には切断刃22を設け てあり、この切断刃22がプレス室1の天井部の前方に固設された受刃23に噛 合されるようにしてある。このような構成により、ホッパー14からプレス室1 に投入された実缶がプレス室1の天井部を越す量であっても、上記のようにプレ ス板4の移動に連動して遮蔽板21がプレス方向へ移動すると共に、切断刃22 が実缶を一定量で仕切りながら前進し、切断刃22が受刃23と噛合する位置で 実缶を切断することにより、プレス室1内の実缶をホッパー14に残った実缶か ら仕切ることができる。
【0024】 また、図4に示すように、プレス室1の前方に設けられた蓋部材5の両側には 、該蓋部材5の上下動を案内する案内柱24、24が設けられ、その両側に立設 された扉開閉シリンダー25、25の上端をアングル材26、26に回動自在に 連結し、さらにアングル材26、26を蓋部材5の上端に固定した構成としてい る。このような構成により、扉開閉シリンダー25、25の駆動によって蓋部材 5が両側の案内柱24、24に沿って上下動し、プレス室1の前方を開閉するこ とができる。
【0025】 また、図6に示すように、この蓋部材5の下端は床部6の多数の透間8、8… に沿って突出する凹凸形状5aとされているため、プレス室1内で圧縮された実 缶の水分あるいはビール等の泡が閉塞された蓋部材5と床部6との間から漏洩す ることを防止することができる。
【0026】 さらに、本実施例の実缶処理機には、蓋部材5の上方に洗浄水を床部6の延出 部9方向に噴射する給水管27が設けられている。
【0027】 なお、図1において、ホッパー14の上方側部には投入窓28が形成されると 共に、この投入窓28に透明薄厚状のプラスチック板28aが蛇腹状に設けられ 、この投入窓28から実缶をホッパー14内へ投入することができる。
【0028】 また、プレス室1の側面には内部の状況を見るための透明板で閉塞された点検 窓29が設けられている。
【0029】 さらに、上記の構成の実缶処理機には制御盤31が設けられている。実缶をプ レス室1に投入した後、スイッチをONすると、制御盤31に構成された制御回 路によってプレス板4を駆動するプレスシリンダー2と蓋部材5を上下動する扉 開閉シリンダー25、25との起動タイミングが制御される。
【0030】 即ち、本実施例の実缶処理機の動作は、制御盤31のスイッチをONすると、 プレスシリンダー2の駆動によってプレス板4が蓋部材5の方向に移動されると 共に、プレス板4の移動に連動して遮蔽板21がプレス室1の天井部を前進して 実缶を一定量に仕切りながらプレス室1内の実缶を蓋部材5との挟圧によって圧 縮する。
【0031】 この際、プレス室1内にて実缶の内部から噴出した水分や泡等は、床部6の多 数の透間8、8…を経て下方の排水溝11に排出され、周囲に飛散することがな い。
【0032】 次いで、プレス室1内の実缶がブロック状に圧縮された位置で、プレス板4が 一旦停止し、扉開閉シリンダー25、25の駆動によって蓋部材5が解放された 後、プレスシリンダー2の駆動によってプレス板4が前方へ押し出されると、ブ ロック状の缶、即ちインゴッド30が床部6の延出部9まで排出される。
【0033】 この時、給水管から洗浄水を噴射させることにより、延出部9に載置されたイ ンゴッド30を洗浄することができ、また床部6に多数の透間8、8…を有する 構成により、洗浄水の水切りを行うことができる。
【0034】 次に、扉開閉シリンダー25、25の駆動によって蓋部材5が遮蔽されると同 時に、プレスシリンダー2の駆動によってプレス板4を待機位置まで後退させ、 次の実缶処理に備える。
【0035】 なお、本実施例の実缶処理機を使用する際は、床部6の延長部の前方に不図示 のコンベアーを設置しておき、延出部9に押し出されて立設されたインゴッド3 0を次のインゴッド30の押出しによって倒伏してからコンベアーに載せて他所 へ搬送することができる。
【0036】 また、図1に示すように、ホッパー14の側面に透過型光電センサー32を高 さ調節可能に設け、この光電センサー32を上記の制御盤31に接続し、ホッパ ー14に投入した実缶が光電センサー32の高さを越えて該光電センサー32を 遮ることにより上記装置の起動を行うようにすれば、ホッパー14内に実缶を投 入する作業だけで、上記した実缶の圧縮と排出の動作を自動的に行うことが可能 となる。なお、この自動運転の際には、制御盤31に設けた赤ランプ31aが点 灯するようにしておく。
【0037】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の実缶処理機は、プレス室の床部が多数の透間を 備えた構成とされることにより、プレス室で圧縮されて実缶から膨出した水分が 床部の多数の透間を経て該プレス室の下方へ排水されるため、圧縮された缶内の 水分が実缶処理機の周りに飛散するのを防止することができ、実缶の圧縮作業を 清潔に進めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案による実缶処理機の全体斜視図で
ある。
【図2】図2は図1の実缶処理機の平面図である。
【図3】図3は図1の実缶処理機の側面図である。
【図4】図4は図1の実缶処理機の正面図である。
【図5】図5は本考案による実缶処理機の床部の平面図
である。
【図6】図6は本考案による実缶処理機の床部を含む斜
視図である。
【符合の説明】
1…プレス室 2…プレスシリンダー 2a…シリンダーロッド 3…側壁 4…プレス板 4a…プレス板下端の凹凸形状 5…蓋部材 5a…蓋部材下端の凹凸形状 6…床部 7…長尺部材 8…透間 9…延出部 10…基盤 11…排水溝 12…H型鋼 13…基台 14…ホッパー 15…支持部材 15a…透間 16…油圧ユニット 17…案内部材 18…案内ロッド 19…スライド部材 20…アングル材 21…遮蔽板 22…切断刃 23…受刃 24…案内柱 25…扉開閉シリンダー 26…アングル材 27…給水管 28…投入窓 29…点検窓 30…インゴッド 31…制御盤

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス室に収容した多数の実缶を該プレス
    室の後面に設けられたプレス板の押圧によってブロック
    状に圧縮し、前記プレス室の前面に設けられた蓋部材を
    開放して前記プレス板の押出しにより排出する実缶処理
    機において、前記プレス室の床部が多数の透間を備えて
    成り、前記プレス室で圧縮された実缶からの水分が前記
    床部の多数の透間を経て前記プレス室の下方へ排水され
    るようにしたことを特徴とする実缶処理機。
  2. 【請求項2】前記プレス室の床部は、多数の長尺部材が
    前記プレス板の押圧方向に長手を成して簀の子状に配列
    されることにより多数の透間を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の実缶処理機。
  3. 【請求項3】前記床部が前記蓋部材から前方へ延出され
    て成ることを特徴とする請求項2記載の実缶処理機。
  4. 【請求項4】前記プレス板の下端が前記床部の多数の透
    間に沿って突出する凹凸形状を成すことを特徴とする請
    求項2記載の実缶処理機。
  5. 【請求項5】前記蓋部材の下端が前記床部の多数の透間
    に沿って突出する凹凸形状を成すことを特徴とする請求
    項2記載の実缶処理機。
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