JP3049809U - 手指乾燥機 - Google Patents

手指乾燥機

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JP3049809U
JP3049809U JP1997005417U JP541797U JP3049809U JP 3049809 U JP3049809 U JP 3049809U JP 1997005417 U JP1997005417 U JP 1997005417U JP 541797 U JP541797 U JP 541797U JP 3049809 U JP3049809 U JP 3049809U
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JP1997005417U
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満 内山
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満 内山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の目的で設備された圧縮空気を利用して、
騒音低減、装置の小型簡略化及び運転コストの低減等が
できる手指乾燥機を提供する。 【解決手段】 コンプレッサ13による圧縮空気の搬送
路11を備えた施設に設置される手指乾燥機10であっ
て、手Hを挿入して乾燥させるための乾燥容器17に、
エア搬送路11から分岐された圧縮空気の吹出し口18
を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、手指乾燥機に関し、特に、コンプレッサによる圧縮空気の搬送路を 備えた施設に設置される手指乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、手洗い後の手に付着した水分を除去するために、手に風を吹き付けて乾 燥させる手指乾燥機が用いられている。この手指乾燥機は、手を挿入する乾燥部 を有し、この乾燥部に手を挿入すると送風機が自動的に作動し手に向けて風を吹 き付ける。従って、例えばハンカチ等により水分を拭き取ることなく直接手に触 れずに乾燥させるので、簡単且つ衛生的に手から水分を除去し乾かすことができ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の手指乾燥機は、使用の都度、手指乾燥機毎に備え付けら れた送風機が作動して風を送るので、送風機の作動音が騒音となっていた。また 、手指乾燥機毎に送風機が備え付けられているので、装置の大型化及び複雑化が 避けられない。
【0004】 ところで、手指乾燥機は、簡単且つ衛生的に手洗い後の水分除去ができること から、頻繁に手洗いが行われる病院や工場等での使用が望まれるが、病院には、 例えば手術用機器駆動用や酸素混合用或いは空調用等の圧縮空気の搬送路用配管 が設備され、また工場には、例えばエアガンを用いた吹飛ばし清掃用の圧縮空気 の搬送路用配管が設備されており、これらの配管設備の利用が考えられる。
【0005】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、他の目的に使用される圧縮空気 を利用して、騒音低減、装置の小型軽量化及び運転コストの低減等ができる手指 乾燥機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案においては、コンプレッサによる圧縮空気の 搬送路を備えた施設に設置される手指乾燥機であって、手を挿入して乾燥させる ための乾燥部に、前記搬送路から分岐された前記圧縮空気の吹出し口を設けたこ とを特徴とする手指乾燥機を提供する。
【0007】 上記構成によれば、乾燥部に挿入した手に、コンプレッサによる圧縮空気の搬 送路から分岐された吹出し口を介して圧縮空気を吹きつける。これにより、手指 の乾燥以外の目的に使用される圧縮空気を利用して、手から水分を吹き飛ばすこ とができるので、単に高速で水滴を飛散させるばかりでなく極めて低湿度の空気 の吹き出しが得られ、手の表面の乾燥を速めることができる。また、個々に送風 装置を有しないので、設置場所における騒音の低減及び装置の小型簡略化、運転 コストの低減が可能になる。更に、圧縮空気は遠隔のコンプレッサでまとめて形 成されるので、ドレン処理等の集中化が可能になる。
【0008】
【考案の実施の形態】
好ましい実施の形態においては、前記搬送路は、病院の手術用機器駆動用圧縮 空気の搬送路を含むことを特徴としている。 この構成により、乾燥部に挿入した手に、病院の手術用機器駆動用圧縮空気の 搬送路から分岐された吹出し口を介して圧縮空気が吹きつける。これにより、手 指の乾燥以外の目的に使用される病院の手術用機器駆動用圧縮空気を利用して、 手から水分を吹き飛ばすことができる。
【0009】 さらに好ましい実施の形態においては、前記搬送路は、吹出し清掃用圧縮空気 の搬送路を含むことを特徴としている。 この構成により、乾燥部に挿入した手に、吹出し清掃用圧縮空気の搬送路から 分岐された吹出し口を介して圧縮空気が吹きつける。これにより、手指の乾燥以 外の目的に使用される吹出し清掃用圧縮空気を利用して、手から水分を吹き飛ば すことができる。
【0010】 別の好ましい実施の形態においては、前記乾燥部に遠赤外線を照射する遠赤外 線照射装置を設けたことを特徴としている。 この構成により、乾燥部に挿入した手に向けて、圧縮空気を吹き出すと同時に 遠赤外線照射装置から遠赤外線が照射される。これにより、手から水分を吹き飛 ばして乾燥させるとともに、手の表面の殺菌ができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の一実施例に係る手指乾燥機で用いる圧縮空気の配管系統図で ある。図2は、図1の手指乾燥機の説明図である。
【0012】 図1に示すように、手指乾燥機10は、例えば病院に備えられている圧縮空気 用の配管設備であるエア搬送路11を利用して装着される。エア搬送路11は、 手術用機器駆動用、酸素混合用或いは空調用等として様々な用途に用いられる圧 縮空気のその使用目的に応じて、複数の搬送経路により病院内のほぼ全域に配設 されている。各エア搬送路11には、病院内の機械室12に設置された大型のコ ンプレッサ13から蓄圧容器(アキュムレータ)14さらに電磁開閉弁15を経 て、高圧の圧縮空気が供給される。エア搬送路11に供給された圧縮空気は、エ ア搬送路11から分岐されて、例えば手洗い場等の濡れた手の乾燥場所に設置さ れた手指乾燥機10に供給される。
【0013】 図2に示すように、手指乾燥機10は、手指に圧縮空気を吹き付ける乾燥容器 (乾燥部)16を有し、例えば手洗い場等の濡れた手を乾かす必要のある場所に 、必要に応じて1個或いは2個以上が設置されている。この乾燥容器16には、 手Hの挿入及び引抜きを行う挿入口17aを有する圧力室17が設けられ、圧力 室17には、挿入された手Hに向けて圧縮空気を吹き付ける吹出し口18が開け られている。吹出し口18は、エア搬送路11から分岐されると共に電磁開閉弁 19及び圧力調整弁(レギュレータ)20が設けられたエア配管21を介して、 エア搬送路11に連通している。また、この圧力室17には、手Hが圧力室17 内に挿入されたことを検出するためのセンサ22とともに、挿入された手Hに向 けて遠赤外線を照射する遠赤外線照射装置23が設置されている。
【0014】 電磁開閉弁19、センサ22及び遠赤外線照射装置23は、スイッチ回路24 に接続され、センサ22の検出情報に基づくスイッチ回路24の制御動作により 電磁開閉弁19及び遠赤外線照射装置23が作動する。 上記構成を有する手指乾燥機10において、エア搬送路11が接続された蓄圧 容器14には、コンプレッサ13から高圧の圧縮空気が逐次導入され蓄積されて いる。蓄圧容器14に蓄積された高圧空気は、手術用機器のエア駆動用、供給用 酸素を薄めるための酸素混合用、空調機の作動用、或いは手指乾燥に使用等のた め、所定のエア搬送路11を介して送り出される。
【0015】 乾燥容器16の圧力室17に濡れた手Hが挿入されると、センサ22がこれを 検出し、検出情報に基づいて電磁開閉弁19が開きまた遠赤外線照射装置23が 作動する。電磁開閉弁19が開くと、エア搬送路11からエア配管21に分岐さ れて圧力調整弁20を経た高圧空気が、電磁開閉弁19を通って吹出し口18か ら圧力室17内に導入され、濡れた手Hに向けて吹き出す。同時に、遠赤外線照 射装置23から手Hに向けて遠赤外線が照射される。濡れた手Hの表面に高圧空 気が吹き付けられことにより、表面に付着した水分の蒸発作用が促進されて手H が短時間で乾き、また濡れた手Hの表面に遠赤外線が照射されることにより、水 分と赤外線との相互作用により付着した菌の細胞が破壊され手の殺菌ができる。 なお、この実施例では、病院における場合を示したが、手術用機器駆動用圧縮 空気と同様の吹出し清掃用圧縮空気の搬送路を備えた工場等においても、清掃用 圧縮空気を利用した同様の手指乾燥機を設置することができる。
【0016】 このように、手指乾燥機10には、手術用機器の駆動、酸素との混合、空調へ の使用、或いはエアガンによる吹飛ばし清掃等のための高圧の圧縮空気を搬送す るエア搬送路11から、個別に送風機を備えた場合には得られ難い高圧の圧縮空 気が導入されるので、手Hに吹き付けて水分を吹き飛ばす圧縮空気の大気開放時 、極めて乾燥した空気が得られることになる。即ち、単に高速で水滴を飛散させ るばかりでなく、高圧の圧縮空気が常圧になることで極めて低湿度の空気の吹き 出しが得られるため、手Hの表面の乾燥を速めることができる。また、遠赤外線 により、手指の乾燥と同時に殺菌することもでき、衛生上優れた手指の乾燥が可 能となる。
【0017】 また、手指乾燥機10は、個々に送風装置を有せず、病院や工場等に設備され た圧縮空気搬送用の配管から圧縮空気を得ているので、設置場所における騒音の 低減及び装置の小型簡略化、運転コストの低減が可能になり、簡単且つ衛生的に 手洗い後の水分除去ができる手指乾燥機10を低コストで合理的に設置すること ができる。
【0018】 更に、圧縮空気は結露し易いため、例えば蓄圧容器14にドレン水が溜まって しまうのが避けられないが、圧縮空気は手指乾燥機10から遠隔のコンプレッサ 13と蓄圧容器14でまとめて形成されることにより、ドレン処理等の集中化が 可能になりエア搬送路11の保守管理が容易となる。
【0019】 なお、上記実施例では、既に設置されている圧縮空気の搬送路を利用したが、 圧縮空気の搬送路の配設時に合わせて手指乾燥機を設置してもよく、手指乾燥機 の設置に合わせて、遠隔のコンプレッサでまとめて高圧の圧縮空気を搬送するエ ア搬送路を新たに設置してもよい。
【0020】 また、病院や工場に限らず、衛生管理の観点から頻繁に手洗いが必要な給食施 設や食品製造施設、或いは多くの手洗い場を備えた学校等に設置することにより 、大きな効果を得ることができる。
【0021】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案に係る手指乾燥機によれば、他の目的のために必 要なコンプレッサが備わり、圧縮空気配管が建物内に敷設された病院等において 、手指乾燥機を設置する場合に、個々の乾燥機毎に吹出し空気源となる送風機や コンプレッサが不要になり、乾燥機を例えば既設の圧縮空気配管に接続させて取 付けるだけで使用可能となり、乾燥機の構成が簡単となって設置作業も容易にで き、スペース的にも有利となって小型で場所を取らず低コストの手指乾燥機が実 現できる。このような手指乾燥機は、乾燥部に挿入した手に、コンプレッサによ る圧縮空気の搬送路から分岐された圧縮空気が吹きつけるので、手指の乾燥以外 の目的に使用される高圧の圧縮空気を利用して、手から水分を吹き飛ばすことが でき、単に高速で水滴を飛散させるばかりでなく極めて低湿度の空気の吹き出し が得られ、手の表面の乾燥を速めることができる。
【0022】 また、個々に送風装置を有しないので、設置場所における騒音の低減及び装置 の小型簡略化、運転コストの低減が可能になり、簡単且つ衛生的に手洗い後の水 分除去ができる手指乾燥機を低コストで合理的に設置することができる。更に、 圧縮空気は遠隔のコンプレッサでまとめて形成されるので、ドレン処理等の集中 化が可能になりエア搬送経路の保守管理が容易となる。
【0023】 また、前記搬送路は、病院の手術用機器駆動用圧縮空気の搬送路を含む構成と すれば、乾燥部に挿入した手に、病院の手術用機器駆動用圧縮空気の搬送路から 分岐された吹出し口を介して圧縮空気が吹きつけるので、手指の乾燥以外の目的 に使用される病院の手術用機器駆動用圧縮空気を利用して、手から水分を吹き飛 ばすことができる。
【0024】 また、前記搬送路は、吹出し清掃用圧縮空気の搬送路を含む構成とすれば、乾 燥部に挿入した手に、吹出し清掃用圧縮空気の搬送路から分岐された吹出し口を 介して圧縮空気が吹きつけるので、手指の乾燥以外の目的に使用される吹出し清 掃用圧縮空気を利用して、手から水分を吹き飛ばすことができる。
【0025】 更に、前記乾燥部に遠赤外線を照射する遠赤外線照射装置を設けた構成とすれ ば、乾燥部に挿入した手に向けて、圧縮空気が吹き出すと同時に遠赤外線照射装 置から遠赤外線が照射されるので、手から水分を吹き飛ばして乾燥させるととも に手の表面の殺菌ができ、衛生上優れた手指の乾燥が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る手指乾燥機で用いる
圧縮空気の配管系統図。
【図2】 図1の手指乾燥機の構成説明図。
【符号の説明】
10:手指乾燥機、11:エア搬送路、12:機械室、
13:コンプレッサ、14:蓄圧容器、15:電磁開閉
弁、16:乾燥容器、17:圧力室、18:吹出し口、
19:電磁開閉弁、20:圧力調整弁、21:エア配
管、22:センサ、23:遠赤外線照射装置、24:ス
イッチ回路、H:手。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンプレッサによる圧縮空気の搬送路を備
    えた施設に設置される手指乾燥機であって、 手を挿入して乾燥させるための乾燥部に、前記搬送路か
    ら分岐された前記圧縮空気の吹出し口を設けたことを特
    徴とする手指乾燥機。
  2. 【請求項2】前記搬送路は、病院の手術用機器駆動用圧
    縮空気の搬送路を含むことを特徴とする請求項1に記載
    の手指乾燥機。
  3. 【請求項3】前記搬送路は、吹出し清掃用圧縮空気の搬
    送路を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の手
    指乾燥機。
  4. 【請求項4】前記乾燥部に遠赤外線を照射する遠赤外線
    照射装置を設けたことを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の手指乾燥機。
JP1997005417U 1997-06-24 1997-06-24 手指乾燥機 Expired - Lifetime JP3049809U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7375449B2 (ja) 2019-10-16 2023-11-08 株式会社大林組 除菌装置及び除菌方法

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