JP3049747U - 蜜蜂の巣箱装置 - Google Patents

蜜蜂の巣箱装置

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JP3049747U
JP3049747U JP1997011489U JP1148997U JP3049747U JP 3049747 U JP3049747 U JP 3049747U JP 1997011489 U JP1997011489 U JP 1997011489U JP 1148997 U JP1148997 U JP 1148997U JP 3049747 U JP3049747 U JP 3049747U
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Application number
JP1997011489U
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Inventor
茂男 藤井
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茂男 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スズメバチによる蜜蜂の被害を殆どなくす
る。 【解決手段】 巣門1aの外側空間で、巣門1aの存在
個所から凡そ30cm程度離れた巣門1a周囲を、蜜蜂
は通過できるがスズメハチは通過できない寸法の網目か
らなる防護網3で被った構成となす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、蜜蜂の巣箱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
蜜蜂の巣箱がスズメバチに襲撃されると、大きな被害となることがあるので、 これに対処するため、次のようなスズメバチの防除器が創案されている。
【0003】 即ち、この防除器は底面の開放された囲い容器で、内部上方に捕獲室を備えて なり、使用のさいは巣門の外側近傍のみを被うように設置される。
【0004】 この防除器の使用状態では、蜜蜂は無理なくその底面から容器内を経て巣門へ 到達でき、逆に巣門から底面を経て容器外へ容易に飛び出ることもできる。
【0005】 一方、スズメバチは容器の存在により自由には巣門に近づけない。このため蜜 蜂が壊滅的に攻撃されることは免れる。 しかし、スズメバチは蜜蜂と同様に囲い容器の底面からその内方に侵入するこ とは可能である。このように容器内に侵入したスズメバチはその本能により、上 へ上へと移動し、最終的に逆行不可能な通路を経て捕獲室に入り込み、捕獲され る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記した在来の防除器では、容器内に侵入したスズメバチが巣門に過度に近づ くことになるため、蜜蜂はその本能によりスズメバチを決死の覚悟で撃退しよう とし、このさいの闘争により数十匹から数百匹もの蜜蜂が犠牲となる。
【0007】 本考案は、斯かる実情に対処し得るものとした蜜蜂の巣箱装置を提供すること を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、巣門の外側空間で、巣門の存在個所か ら凡そ30cm程度離れた巣門周囲を、蜜蜂は通過できるがスズメハチは通過で きない寸法の網目からなる防護網で被った構成となす。
【0009】 防護網は蜜蜂の活動を大きく妨げるものとならない状態で、スズメバチが巣門 に過度に近づくことを阻止する。
【0010】 本考案は具体的には次のようになす。 即ち、網目の縦横各寸法は凡そ6〜10mm程度となす。 また防護網は枠骨材を介し底面の開放された方形体となし、使用のさいは巣箱 を上方から被うものとなす。 網目はステンレス鋼材のような防錆金属材で形成するのがよい。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1を参照して、本考案の一実施例を説明する。 1は巣箱で、2は巣箱1に段重ねされた継箱である。これら巣箱1及び継箱2 は従来一般に使用されているものと変わりない。
【0012】 3は蜜蜂は通過できるがスズメハチは通過できない寸法の網目からなる防護網 である。 この防護網3は方形状に組み立てられた枠骨材4と、これの外面に(底面を除 く)被着された網体5からなる。
【0013】 しかして、この防護網3は巣門1aの外側空間で、巣門1aの存在個所から符 号ι1、ι2、ι3の寸法が凡そ30cm程度離れた巣門周囲を被うようになし てある。 また網目はナイロンなど適宜な材料で形成して差し支えないが、好ましくはス テンレス鋼材のような防錆金属材で形成する。
【0014】 現場に据え置くさいは、例えばコンクリートブロックaを敷き、その上に巣箱 1及び継箱2を載置すると共に、防護網3をそれらの上方から被せた後、頂面に 適宜な雨避け具を被せるようにする。
【0015】 この使用状態では、蜜蜂は防護網3の網目を容易に通過して防護網3の存在し ないときと同様に活動する。 しかし、スズメバチは網目を通過できないため、巣門1aに近づくことができ ないのである。
【0016】 網目が樹脂材などで形成されていると、スズメバチは稀に網目を噛みきって防 護網3の内方に侵入することがある。 このように侵入したスズメバチを観察してみると、折角侵入したにも拘わらず 、蜜蜂を攻撃することはなく、むしろ身の危険を感じて防護網3の外方へ出るの に懸命となる。一方、蜜蜂も巣門1aから凡そ30cm程度離れているスズメバ チを決死の覚悟で撃退することはしないのであり、蜜蜂がスズメバチの犠牲にな ることはない。
【0017】 また網目がステンレス鋼材などで形成してあると、網目がスズメバチに噛みき られることはなくなるのであり、防護網3は内方へスズメバチが侵入するのを一 層確実に阻止するものとなる。
【0018】 蜂群を管理するさいは防護網3が邪魔になるが、この場合は作業者が防護網3 を手で持ち上げ移動させることにより、それによる巣箱1の囲いを一時的に解く ようにする。 巣箱1を遠方へ移動させるようなときには、防護網3は、必要に応じ、分解し て偏平に折り畳むようになし、巣箱1などと分離して取り扱う。
【0019】
【考案の効果】
上記した本考案によれば、防護網の存在により、蜜蜂はその内外へ自由に通行 できるがスズメバチは巣門に近づくことができない状態となり、蜜蜂の犠牲は確 実に阻止されるものとなる。
【0020】 防護網の網目が樹脂材などからなるとき、スズメバチが稀に防護網の網目を噛 みきってその内方に侵入することが生じるが、この場合、侵入したスズメバチは 防護網の外方へ出るのに懸命となって、殆どの場合、巣門から凡そ30cm程度 離れた状態となるため、蜜蜂はスズメバチを真剣には攻撃せず、その犠牲となる に至らないのが実情である。
【0021】 請求項2によれば、防護網が蜜蜂の活動障害とならず、被害を効率的に阻止で きるものとなる。
【0022】 請求項3によれば、既存の巣箱に対し手作業で被せるように使用でき、蜂群の 管理などのさいに簡便に取り扱えるものとなる。
【0023】 請求項4によれば、スズメバチが網目を噛みきって防護網の内方へ侵入するこ とがなくなり、蜜蜂の被害は一層確実に阻止されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る蜜蜂の巣箱装置を示す図である。
【符号の説明】
1a 巣門 3 防護網 4 枠骨材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巣門の外側空間で、巣門の存在個所から
    凡そ30cm程度離れた巣門周囲を、蜜蜂は通過できる
    がスズメハチは通過できない寸法の網目からなる防護網
    で被ったことを特徴とするする蜜蜂の巣箱装置。
  2. 【請求項2】 網目の縦横各寸法が凡そ6〜10mm程
    度であることを特徴とする請求項1記載の蜜蜂の巣箱装
    置。
  3. 【請求項3】 防護網が枠骨材を介し底面の開放された
    方形体に形成され、巣箱を上方から被うように使用され
    るものであることを特徴とする請求項1又は2記載の蜜
    蜂の巣箱装置。
  4. 【請求項4】 網目をステンレス鋼材のような防錆金属
    材で形成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の密蜂の巣箱装置。
JP1997011489U 1997-12-12 1997-12-12 蜜蜂の巣箱装置 Expired - Lifetime JP3049747U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3472275B2 (ja) 2001-04-09 2003-12-02 朝和 富永 毒性を有するはち酒の製造方法

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