JP3049723U - 延長コード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 取付けと溶接の手数を省略でき、コンセント
とプラグとの電気的接続状況はかなり穏やかである。 【解決手段】 複数のコンセントと複数のスイッチとを
有する上カバー１２と、下部を覆う下カバーとからなる
延長コードにおいて、二枚で形成される挿入片２１と、
電極端子１８２に接続される横片２２と、挿入片と横片
を連結する連結条２０が一体に形成される第１電気ピー
スと、二枚で形成される挿入片２４と、電極端子１８４
に接続される横片２５とが一体に形成される第２電気ピ
ースと、第３電極端子１８６に接続されるそれぞれの横
片と、これらの横片を電気的に接続する連結条３０とか
らなる第３電気ピース組を有し、第２電気ピースと第３
電気ピース組とへの切り換えによってコンセントの電気
オンオフを制御する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、プラグの挿嵌片が正しく接続でき、複数の溶接や取付け手数を要し なく、製造速度とコストを大幅に低減できる延長コードに係わるものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の延長コードは、図５と図６に示すように、上カバー４４と下カバー４２ とからなり、前記上カバー４４に複数のコンセント４６と複数のスイッチ４８が 設けられ、前記スイッチ４８のオンオフによってコンセントの通電状態を制御す る。

【０００３】 前記延長コードの内部の構成は図６に示すように、コンセント６の内部に孔が 形成され、複数の電極片５０、５１がそれらの孔に挿入され、端縁部が前記孔の 下方より露出する。また、複数の脚部を有する連結条５６と、複数の連接片５５ と、複数の電極片５４とより、電気回路を形成する。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のこの複数コンセントを有する接続装置は下記のような欠 点がある。 （１）連接片と電極片とはばらばらなので、取付けに手数がかかる。 （２）連接片と電極片とはばらばらなので、電気的接続のための溶接手数が煩 雑である。 （３）前記コンセント内の電極片は一枚だけなので、プラグの挿嵌片が挿入さ れる時の電気的接触の面積が少なく、挿嵌片がずれた場合に通電できないように なるケースもしばしばある。

【０００５】 本考案は上記の課題を解決するためになされたものであり、取付けと溶接の手 数をかなり省略でき、コンセントとプラグとの電気的接続状況はかなり穏やかで ある延長コードを提供することをその目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の課題を解決するために、複数のコンセントと複数のスイッチと を有する上カバーと、前記上カバーの下部を覆う下カバーとからなる延長コード において、 前記コンセントの一方の孔に挿入し、二枚で形成される挿入片と、前記スイッ チの一方の電極端子に接続される横片と、前記複数のコンセントにおけるそれぞ れの前記挿入片と前記横片とを連結する連結条とが一体に形成される第１電気ピ ースと、 前記コンセントの他方の孔に挿入し、二枚で形成される挿入片と、前記スイッ チの他方の電極端子に接続される横片とが一体に形成される第２電気ピースと、 前記複数のスイッチの第３電極端子に接続されるそれぞれの横片と、これらの 横片をそれぞれ電気的に接続する連結条とからなる第３電気ピース組とを有し、 前記スイッチの前記第２電気ピースと前記第３電気ピース組とへの切り換えに よってコンセントの電気オンオフを制御することを特徴とした延長コードを提供 する。

【０００７】 本考案は上記の構成を有するので、電気回路が一体的な電気ピースによって構 成され、取付けと溶接の手数が大幅に減少できると共に、プラグの挿嵌片を受け る挿入片が二枚で構成されるので、電気的接続面積が大幅に増える。

【０００８】 以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳しく説明する。

【０００９】

【考案の実施の形態】

図１は本考案の好適な実施の形態の分解斜視図であり、図２は上カバーの一部 を示す一部斜視図であり、図３は本考案の好適な実施の形態の側面断面図であり 、図４は本考案の好適な実施の形態の平面断面図である。

【００１０】 図に示すように、本実施の形態の延長コードは、主に、上カバー１２と下カバ ー１４とを有し、前記上カバー１２に複数のコンセントとそれらのコンセントに 対応するスイッチ１８を有する。

【００１１】 また、前記コンセントの一方の孔１６に挿入するための、二枚で形成される挿 入片２１と、前記スイッチ１８における電極片１８２に電気的接続する横片２２ と、前記複数の挿入片２１と前記複数の横片２２とを連結する連結条２０とが、 例えばプレス加工によって一体に形成される第１電気ピースと、前記コンセント の他方の孔１６に挿入される二枚で形成される挿入片２４と、前記スイッチ１８ の他方の電極端子１８４に接続される横片２５とが一体に形成される第２電気ピ ースと、前記複数のスイッチ１８の第３電極端子１８６に接続されるそれぞれの 横片３２と、これらの横片３２をそれぞれ電気的に接続する連結条３０とからな る第３電気ピース組とを有し、前記スイッチの前記第２電気ピースと前記第３電 気ピース組とへの切り換えによってコンセントの電気オンオフを制御する。例え ば、スイッチ１８が電極端子１８４と電極端子１８２とを接続する場合、第１電 気ピースと第２電気ピースとが電気回路になり、給電できる、また、第３電極端 子１８６に切り替える場合に、第２電気ピースが断路し、電気回路を形成できな い。また、前記各電気ピースの前記スイッチ１８の電極端子に接続する部位に該 端子を囲む包囲部が形成されている。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上記の構成を有するので、下記のような効果を有する。つまり、 （１）第１電気ピースと第２電気ピースとはそれぞれ一体的に形成される挿入 片と横片と連結条とを有するので、部品の点数が少なくなり、取り付けの手数を 減少できる。 （２）第１電気ピースと第２電気ピースとはそれぞれ一体的に形成される挿入 片と横片と連結条とを有するので、部品の点数が少なくなり、電気的接続のため の溶接の手数を減少できる。 （３）前記挿入片は二枚で形成されているので、プラグの挿嵌片を引き受ける のは電気的接続の接触幅が広く好ましい接続状況を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の好適な実施の形態の分解斜視図であ
る。

【図２】上カバーの一部を示す一部斜視図である。

【図３】本考案の好適な実施の形態の側面断面図であ
る。

【図４】本考案の好適な実施の形態の平面断面図であ
る。

【図５】従来の延長コードの外見の斜視図である。

【図６】従来の延長コードの分解斜視図である。

【符号の説明】

１２ 上カバー １４ 下カバー １６ コンセントの孔 １８ スイッチ １８２、１８４、１８６ 電極端子 ２０ 連結条 ２１ 挿入片 ２２ 横片 ２４ 挿入片 ２５ 横片 ３０ 連結条 ３２ 横片

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のコンセントと複数のスイッチとを
   有する上カバー１２と、前記上カバー１２の下部を覆う
   下カバー１４とからなる延長コードにおいて、 前記コンセントの一方の孔に挿入し、二枚で形成される
   挿入片２１と、前記スイッチの一方の電極端子１８２に
   接続される横片２２と、前記複数のコンセントにおける
   それぞれの前記挿入片２１と前記横片２２とを連結する
   連結条２０とが一体に形成される第１電気ピースと、 前記コンセントの他方の孔に挿入し、二枚で形成される
   挿入片２４と、前記スイッチの他方の電極端子１８４に
   接続される横片２５とが一体に形成される第２電気ピー
   スと、 前記複数のスイッチの第３電極端子１８６に接続される
   それぞれの横片と、これらの横片をそれぞれ電気的に接
   続する連結条とからなる第３電気ピース組とを有し、前
   記スイッチの前記第２電気ピースと前記第３電気ピース
   組とへの切り換えによってコンセントの電気オンオフを
   制御することを特徴とした延長コード。
2. 【請求項２】 前記横片は前記スイッチの電極端子に接
   続する部位に、前記電極端子を包む包囲部を有すること
   を特徴とした請求項１に記載の延長コード。