JP3049367U - 男性用下腹ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁石等を取り付けた場合でもその重みでベルト
がずり落ちる心配がなく、長時間の装着が可能であると
いう効果を有するとともに、紐状体によって男性の局部
の移動が阻害されることもなく、装着時に男性の局部が
自由に移動できるので何ら違和感を感じることのない男
性用下腹ベルトを提供しようとするものである。 【解決手段】下腹部に巻き付けるようにして着脱可能と
した所定の肉厚のベルト本体と、ベルト本体の少なくと
も前面に所定の間隔で複数個取り付けた永久磁石と、男
性の局部を通すようにベルト本体前面の下端に取り付け
られ、多数の粒状の磁石もしくは水晶等を内蔵したルー
プ状の紐状体とを備えたことを特徴とする男性用下腹ベ
ルト。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、男性の下腹部に装着して、磁石による磁力や水晶等の放射物を男 性の下腹部ないしは男性の局部に作用させて、健康増進や、下腹部の不快感の解 消を図ることができるようにした男性用下腹ベルトに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、男性の下腹部に装着して磁石による磁力を男性の下腹部に作用させて、 健康増進を図ることができるようにしたものとしては、複数の磁石を所定の間隔 で内蔵させた磁気ベルトと称するサポータ状のものが市販されており、かつ周知 である。

【０００３】 しかしながら、上記磁気ベルトは単に腰部に装着するに過ぎず、例えば男性の 局部の不快感の解消を図ることができるようなものではなかった。そのため、た とえば特開平９−１９５１０２号に開示された快圧パンツの製造方法によって、 ブリーフ型のパンツ本体の下方に小室を設けてこれに男性の局部を収納するとと もに、小室の両側に磁石帯を縫い付けたパンツが提供されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述した快圧パンツには次のような問題点があった。すなわち 、快圧パンツとはいってもあくまでパンツであり、磁石等を取り付けた場合には その重みでパンツがずり落ちやすく、かといってパンツのゴムベルトを強くする と締め付けがきつくなり過ぎるために、長時間の装着が難しいという欠点があっ た。

【０００５】 また、パンツ本体の下方に小室を設けてこれに男性の局部を収納するようにな っているが、これによって逆に男性の局部の移動が阻害され、パンツの装着時に 男性の局部に違和感を持ちやすいという欠点があった。

【０００６】 そこでこの考案は、磁石等を取り付けた場合でもその重みでベルトがずり落ち る心配がなく、長時間の装着が可能であるという効果を有するとともに、紐状体 によって男性の局部の移動が阻害されることもなく、装着時に男性の局部が自由 に移動できるので何ら違和感を感じることのない男性用下腹ベルトを提供しよう とするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

すなわち、この考案の男性用下腹ベルトは、下腹部に巻き付けるようにして着 脱可能とした所定の肉厚のベルト本体と、ベルト本体の少なくとも前面に所定の 間隔で複数個取り付けた永久磁石と、男性の局部を通すようにベルト本体前面の 下端に取り付けられ、多数の粒状の磁石もしくは水晶を内蔵したループ状の紐状 体とを備えたことを特徴とするものである。

【０００８】 この考案の男性用下腹ベルトは、上記多数の粒状の磁石もしくは水晶が、網状 の袋体に収納されてなることを特徴とするものである。

【０００９】 この考案の男性用下腹ベルトは、上記粒状の磁石もしくは水晶が、数珠のよう に連結されてなることを特徴とするものである。

【００１０】 この考案は、上記の技術的手段を講じたことにより、磁石等を取り付けた場合 でもその重みでベルトがずり落ちる心配がなく、長時間の装着が可能であるとい う効果を有するとともに、紐状体によって男性の局部の移動が阻害されることも なく、装着時に男性の局部が自由に移動できるので何ら違和感を感じることのな い男性用下腹ベルトを提供することができるようになった。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の男性用下腹ベルトの実施の形態を、図面に基づいて詳細に説 明する。

【００１２】 図１および図２において、１は下腹部に巻き付けるようにして着脱可能とした 所定の肉厚のベルト本体で、皮革やプラスチックシート、複数枚重ねて縫い込ん だ織物、およびこれらの積層物で所定幅のサポータ状に形成されている。

【００１３】 そしてこのベルト本体１の少なくとも前面には、所定の間隔で永久磁石２が複 数個取り付けられている。この永久磁石２は、ベルト本体１に永久磁石２を覆っ て保持させたカバー３の周囲を縫い付けたり、接着剤によってカバー３をベルト 本体１に貼り付けることによって取り付けられる。４は縫い代である。

【００１４】 上記ベルト本体１はまた、両端部に面ファスナ５を互いに対面するように取り 付けてある。したがって下腹部の前面から腰に巻き付けたベルト本体１は、その 両端を後ろに回して面ファスナ５の部分で貼り付けることにより、下腹部にぴっ たりと密着した状態で装着することができる。もちろん、ベルト本体１の着脱は 面ファスナ５によって自在に行うことができる。

【００１５】 次にベルト本体１には、その前面の下端に男性の局部を通すように紐状体６が ループ状に取り付けられている。この紐状体６は非常に柔軟であり、男性の局部 を通すことも、また装着時に男性の局部の移動や揺れに応じて首振り可能であり 、したがって使用中に何ら違和感を生じさせることがない。

【００１６】 なお、上記紐状体６は好ましくは網状の袋体からなっており、その内部には多 数の粒状の磁石もしくは水晶等７が内蔵され、しかも自由に変形することができ るようになっている。

【００１７】 すなわち、上記網状の袋体からなる紐状体６は、図４のように多数の粒状の磁 石もしくは水晶等７がランダムに内蔵されており、加えられた力に応じて自由に 変形するものである。

【００１８】 図５は、紐状体６の他の例を示すもので、多数の粒状の磁石もしくは水晶等７ が、数珠のように連結されている。図において８は小さい玉からなるスペーサで 、連結ワイヤ９で連結された多数の粒状の磁石もしくは水晶等７を、所定の間隔 で整然と、しかも男性の局部に応じてより自由に変形することができるようにす るためのものである。

【００１９】 以上のように構成されたこの考案の男性用下腹ベルトは、図６のようにベルト 本体１を男性の下腹部に巻き付けるようにして取り付けられ、面ファスナ５の部 分で貼り付けることにより、下腹部にぴったりと密着した状態で装着される。そ の際、男性の局部をループ状の紐状体６のループの中に差し込んでおく。

【００２０】 こうすることによって、男性の下腹部に巻き付けられたベルト本体１の永久磁 石２が上記下腹部に作用するとともに、紐状体６が男性の局部の付け根の部分に 装着され、紐状体６に内蔵した粒状の磁石もしくは水晶等７が男性の局部に作用 する。このように磁石による磁力や水晶等の放射物を男性の下腹部ないしは男性 の局部に作用させて、健康増進や、下腹部の不快感の解消を図ることができるの である。

【００２１】 なお、図において１０は、ベルト本体１の上からはいたパンツである。

【００２２】

【考案の効果】

この考案によれば、磁石等を取り付けた場合でもその重みでベルトがずり落ち る心配がなく、長時間の装着が可能であるという効果を有するとともに、紐状体 によって男性の局部の移動が阻害されることもなく、装着時に男性の局部が自由 に移動できるので何ら違和感を感じることのない男性用下腹ベルトを提供するこ とができるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の男性用下腹ベルトの１実施例を示す
要部拡大斜視図である。

【図２】全体形状を示す斜視図である。

【図３】磁石の取り付け部分を示す拡大断面図である。

【図４】紐状体を示す拡大断面図である。

【図５】紐状体の別の例を示す拡大側面図である。

【図６】使用状態を示す概略図である。

【符号の説明】

１ ベルト本体 ２ 永久磁石 ３ カバー ４ 縫い代 ５ 面ファスナ ６ 紐状体 ７ 粒状の磁石もしくは水晶等 ８ スペーサ ９ 連結ワイヤ １０ パンツ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下腹部に巻き付けるようにして着脱可能
   とした所定の肉厚のベルト本体と、ベルト本体の少なく
   とも前面に所定の間隔で複数個取り付けた永久磁石と、
   男性の局部を通すようにベルト本体前面の下端に取り付
   けられ、多数の粒状の磁石もしくは水晶等を内蔵したル
   ープ状の紐状体とを備えたことを特徴とする男性用下腹
   ベルト。
2. 【請求項２】 多数の粒状の磁石もしくは水晶等が、網
   状の袋体に収納されてなる請求項１に記載の男性用下腹
   ベルト。
3. 【請求項３】 粒状の磁石もしくは水晶等が、数珠のよ
   うに連結されてなる請求項１に記載の男性用下腹ベル
   ト。