JP3048797U - 切断用手動工具 - Google Patents

切断用手動工具

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JP3048797U
JP3048797U JP1997010537U JP1053797U JP3048797U JP 3048797 U JP3048797 U JP 3048797U JP 1997010537 U JP1997010537 U JP 1997010537U JP 1053797 U JP1053797 U JP 1053797U JP 3048797 U JP3048797 U JP 3048797U
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諭 大多和
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諭 大多和
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は屋外でも使え、手を切らず、素早く
且つ滑らかに曲面の一部を切欠く加工が出来る切断用手
動工具を提供することを目的とする。 【解決手段】 ペンチ,ワイヤ−クリッパ−,ニッパ−
などの従来の切断用手動工具の刃部1の形状を、略半円
状或いは円弧状の先端と成し、且つそれに沿って垂直方
向に当接刃11を設けた構造とする。又、刃部1の一側面
に、直線状の側刃或いは緩やかに膨らむ曲線状の側刃13
を設けると共に前記刃部1の他側面に切屑が落下可能な
逃げ部14を設けたものとすると良く、更に刃部1の当接
刃11に若干な隙間を設けるためのストッパ−4を、支点
3付近或いは握り部2側に設けたものとしても良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はペンチ,ワイヤ−クリッパ−,ニッパ−などの切断用手動工具の刃部 の形状が、曲面の一部を切欠き易くさせた切断用手動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、室内に於いて曲面の一部を切欠く場合には、斜刃ニッパ−,強力ニッパ −,ラスカッタ−などの切断用手動工具を用いて、曲面の一部を切欠き、切欠い た後、リュ−タ−や回転ブラシなどの電動具を用いて切欠かれた面を滑らかに仕 上げていた。一方、屋外に於いて曲面の一部を切欠く場合には、発電機を持ち込 まない限り電源がないので、前記電動具は使用出来ず、切断用手動工具を使用し た後の仕上げ加工はナイフなどで仕上げなければならなかった。
【0003】 図5はラジコン飛行機用のスピナ−(5)をプロペラに合わせて切欠く従来の 順序を示す図であり、これに基づいて説明する。予め図(a)に示すようにスピ ナ−(5)には切欠きが設けられているが、重量や飛行能力及び騒音対策などの 機体の調整,風速などの気象条件,場所の地理的条件等によって、プロペラが選 択されることが多く、プロペラの大きさや形状によっては、前記切欠かれた逃げ 部分に当ってしまう場合も多々あった。この場合には、使用するプロペラに合わ せた逃げ部分を図中の点線などのように先ずマ−キングしておく。次にこの点線 の左側からニッパ−などで図(a)に示すように切込みを入れる。そしてニッパ −など刃部(1)の切刃の向きを反転させてから点線の右からも切込みを入れて 図(b)の斜線部分を切欠く。更に右側の点線に沿って図(c)の如く切込みを 入れ、また切刃の向きを元に戻してから図(d)の如く切込みを入れて図中の斜 線部分を切欠く。その後、点線の中央を図(e)のように切込み、切刃の向きを 反転させて図(f)のよう切込むことによって図中の斜線部分が切欠かれるので ある。図(g)のようになった後は、ニッパ−などで切込みを入れても点線に沿 って切込むことが難しくなるので、カッタ−ナイフなどを使用し、点線に沿って 図中の斜線部を削り込み、図(h)或いは図(i)に示すように仕上げられるの である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ニッパ−などで切込むと、割れを生じたり或いは切屑が飛 び散ってその破片が顔や身体に当る事故が発生し易く危険であると共に切込みが 深くなり易く、深く切込まれると図(i)に示すような切込み痕が残ってしまう 。一方、カッタ−ナイフなどで削ると、手を切りやすく危険であると共に食い込 みが多所に生じ易く、且つ時間が掛かり、更に曲線が滑らかに削ることが出来ず に図(h)のようにギザギザ部となって残ってしまうことが多くあった。この結 果、スピナ−(5)をプロペラの先端に取付けて使用すると、前記切込み痕やギ ザギザ部に応力集中が起き、破壊の恐れがある等の問題点があった。
【0005】 本考案は屋外でも使え、手を切らず、素早く且つ滑らかに曲面の一部を切欠く 加工が出来る切断用手動工具を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本考案は成されたものであり、つまり、ペンチ, ワイヤ−クリッパ−,ニッパ−などの従来の切断用手動工具の刃部の形状を、略 半円状の先端と成し、且つそれに沿って垂直方向に当接刃を設けた構造とする。 又、刃部の一側面に、直線状の側刃或いは緩やかに膨らむ曲線状の側刃を設ける と共に前記刃部の他側面に切屑が落下可能な逃げ部を設けたものとすると良く、 更に刃部の当接刃に若干な隙間を設けるためのストッパ−を、支点付近或いは握 り部側に設けたものとしても良い。尚、本発明で言う「略半円状」とは、円形だ けを指すのではなく、楕円形や円弧状のものも含めたものを指す。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の実施形態を示す図であり、これに基づいて説明する。(1)は 一対の刃部であり、該刃部(1)の形状は先端が略半円状に形成され、且つそれ に沿って当接刃(11)が垂直方向に設けられて上下で当接する。又、前記刃部( 1)の一側面に、図2(a)に示す直線状の側刃(12)を設けると共に前記刃部 (1)の他側面に切屑が落下可能な逃げ部(14)を設けたものとしても良く、図 2(b)に示すように刃部(1)の一側面に緩やかに膨らむ曲線状の側刃(13) を設けると共に刃部(1)の他側面に切屑が落下可能な逃げ部(14)を設けたも の或いは、図2(c)に示す刃部(1)の一側面に緩やかに膨らむ曲線状の側刃 (13)を設け、且つ他側面に直線状の側刃(12)を設けたものとしても良い。( 2)はペンチ,ワイヤ−クリッパ−,ニッパ−などの切断用手動工具用の握り部 であり、該握り部(2)は支点(3)を介して開閉可能である。(4)は支点( 3)付近或いは握り部(2)側に設けたストッパ−であり、該ストッパ−(4) は刃部(1)の当接刃(11)に極めて小さな隙間(L)を設けて、当接刃(11) を保護する役目を果たす(図3参照)。尚、前記ストッパ−(4)が被切欠き物 の板厚や材質に応じて隙間(L)を調整可能なものとしても良い。
【0008】 図4は本考案品を使用してラジコン飛行機用のスピナ−(5)をプロペラに合 わせて切欠いて行く順序を示す図であり、この図面に基づいて使用方法を説明す る。先ず始めに図(a)に示すようにスピナ−(5)の切欠きがプロペラに当ら ないように逃げ部分を図中の点線などの如くマ−キングしておく。次にこの点線 に合った本考案品、つまり刃部(1)の一側面に曲線状の側刃(13)を設けると 共に他側面に逃げ部(14)が設けられた本考案品を点線の左側に沿って切込みを 入れると、側刃(13)と当接刃(11)とによって図(b)に示す斜線部分が一気 に除去される。次に側刃(13)を反転させ、点線の右側に沿って切欠くと、前記 同様に図(c)の斜線部分が一気に除去される。そして残った奥の部分を当接刃 (11)と側刃(13)で切欠くと、図(d)の斜線部分が一気に除去される。この 時、逃げ部(14)から切屑が自然に落下する。そして、図(e)のような切欠き 部分が綺麗に仕上がるのである。従って、従来のような切込み痕やギザギザ部が 残らずに滑らかに仕上がると共にカッタ−ナイフなどが不要となるので、手を切 る恐れがなくなり、加工数も半減し短時間に且つ簡単に誰にでも出来る。又、こ れを使用して切欠けば応力集中が起きにくく、破壊の恐れが殆どなくなるのであ る。本考案品は切断の対象としてはプラスチック類が主であるが、刃の厚さや材 質を変えることにより、金属板にも対応できるものとして製作することが可能と なる。
【0009】
【考案の効果】
本考案はこのように構成させたことにより、下記の効果を有する。
【0010】 請求項1に示すようにペンチ,ワイヤ−クリッパ−,ニッパ−などの従来の切 断用手動工具を用い、その刃部(1)の形状を略半円状の先端と成し、且つそれ に沿って垂直方向に当接刃(11)を設けることにより、従来面倒で難しかった曲 面の一部を切欠く加工が誰にでも簡単で且つ短時間で綺麗に仕上げることが可能 となる。また屋外でも使用でき、極めて応力集中が起きにくいため、ラジコン飛 行機用スピナ−(5)の切欠く加工に本考案品を用いると、割れや破壊の恐れが 殆どなくなるものとなる。
【0011】 請求項2に示すように刃部(1)の一側面に直線状の側刃(12)を設けると共 に前記刃部(1)の他側面に切屑が落下可能な逃げ部(14)を設けることにより 、従来困難であった曲面の一部を切欠く加工が誰にでも簡単に行えると共に切屑 が逃げ部(14)から落下するので、連続作業ができ、極めて作業性が良好なもの となる。又、刃部(1)の一側面に直線状の側刃(12)が設けられているので、 直線に沿って切る場合にも適したものとなる。
【0012】 請求項3のように刃部(1)の一側面に緩やかに膨らむ曲線状の側刃(13)を 設けることにより、曲線がより一層切り易くなり、且つ刃部(1)の他側面に逃 げ部(14)を設けることにより、連続して切欠く作業を行っても切屑が逃げ部( 14)から落下し易くなるため、作業性が極めて良好なものとなる。
【0013】 請求項4のように刃部(1)の一側面に緩やかに膨らむ曲線状の側刃(13)を 設けると共に刃部(1)の他側面にも直線状の側刃(12)を設けることにより、 曲線の切欠きだけでなく、直線状の切欠きにも使用できるので、用途の広いもの となる。
【0014】 請求項5に示すように刃部(1)の当接刃(11)に若干な隙間(L)を設ける ためのストッパ−(4)を支点(3)付近或いは握り部(2)側に設けることに より、上下の当接刃(11)が直接にぶつかりあって摩耗することがなくなるので 、刃が保護されて切れ味の寿命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態を示す斜視図である。
【図2】多種類の刃部の平面形状を示す説明図である。
【図3】本実施形態のストッパ−を使用した要部状態を
示す断面図である。
【図4】本考案品が用いられて曲面の一部を切欠く順序
を示す説明図である。
【図5】従来品が用いられて曲面の一部を切欠く順序を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 刃部 11 当接刃 12 直線状の側刃 13 曲線状の側刃 14 逃げ部 2 握り部 3 支点 4 ストッパ− L 隙間

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の刃部(1)と、支点(3)を介し
    て開閉可能な握り部(2)を有したペンチ,ワイヤ−ク
    リッパ−,ニッパ−などの切断用手動工具に於いて、前
    記刃部(1)の形状を略半円状の先端と成し、且つそれ
    に沿って垂直方向に当接刃(11)を設けたことを特徴と
    する切断用手動工具。
  2. 【請求項2】 前記刃部(1)の一側面に直線状の側刃
    (12)を設けると共に前記刃部(1)の他側面に切屑が
    落下可能な逃げ部(14)を設けた請求項1記載の切断用
    手動工具。
  3. 【請求項3】 前記刃部(1)の一側面に緩やかに膨ら
    む曲線状の側刃(13)を設けると共に前記刃部(1)の
    他側面に切屑が落下可能な逃げ部(14)を設けた請求項
    1記載の切断用手動工具。
  4. 【請求項4】 前記刃部(1)の一側面に緩やかに膨ら
    む曲線状の側刃(13)を設けると共に前記刃部(1)の
    他側面に直線状の側刃(12)を設けた請求項1記載の切
    断用手動工具。
  5. 【請求項5】 前記刃部(1)の当接刃(11)に若干な
    隙間(L)を設けるためのストッパ−(4)を支点
    (3)付近或いは握り部(2)側に設けた請求項1、
    2、3又は4記載の切断用手動工具。
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