JP3048580U - 食品包装用ラップフイルム切断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】食品包装用ラップフイルム切断器の箱体に収納
した食品包装用ラップフイルムを所要量だけ引出し、ガ
イド装置にそって慴動する切断部材を構成する切断刃が
人体と接触することなく、安全確実に食品包装用ラップ
フイルムを切断し繰返し使用できる食品包装用ラップフ
イルム切断器を提供する。 【構成】回動する芯軸受棒によって保持される食品包装
用ラップフイルムを収納する箱体と、ガイド線及びとガ
イドレールとガイド溝にそって摺動する切断部材を二段
折上蓋の二段目上蓋に装着し、食品包装用ラップフイル
ム切断時には、芯軸受棒と連動する軸受つまみを回動し
つつ側板に設けられた指入孔に挿入した指の操作によっ
て、ラップフイルムを所要量引出し、切断部材を摺動
し、切断部材を構成する切断刃によって安全確実に食品
包装用ラップフイルムを切断する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、食品包装用ラップフイルム切断器に係わるものであり、さらに詳し くは、ラップフイルムを収納する箱体とガイド線及びレール部にそって摺動する 切断部材を主要構成要素とする食品包装用ラップフイルム切断器に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来の食品包装用ラップフイルム切断器は、市販のものに見られるように、紙 製の箱体にラップフイルムを収納し、その箱体の一角にのこぎり歯状の切断器を 装着したものが主流である。また、このほかにもラップフイルム切断用の切断刃 を装着したものもある。

【０００３】 従来の製品では、低製造コストと云う特徴はあるものの、ラップフイルムの切 断操作時に、ラップフイルムの引出しや切断が円滑さ正確さを欠くという欠点が あり、特に切断後のラップフイルムは静電気の作用によってラップフイルム同士 或はラップフイルムと手が密着し、切断後の食品等の包装操作に難点があった。 また、切断刃が露出していて指を傷付けるなどの恐れがあった。そこで、比較的 低コストで切断操作が安全確実なラップフイルム切断器が望まれていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、従来の紙製の切断器に代え て合成樹脂製の箱体にラップフイルムを収納し、その箱体のガイド線及びガイド レールとガイド溝によって摺動する切断部材を装着し、切断操作に伴う必要な諸 操作の容易性や安全性、及び、確実性を有する食品包装用ラップフイルム切断器 を提供せんとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 上記課題は、次の手段によって解決される。

【０００６】 回動する芯軸受棒によって保持される食品包装用ラップフイルムを収納する箱 体の開閉する二段折上蓋に、ガイドレール溝及びガイド線にそって摺動する切断 部材を装着し、食品包装用ラップフイルム切断時には、箱体の側板のガイドレー ル直下部に設定された指入孔に指を挿入し、軸受つまみを回動することによって 食品包装用ラップフイルムを必要量引出し、二段折上蓋を閉鎖した状態で切断部 材を摺動して安全確実に食品包装用ラップフイルムを切断する様装置を構成する

【０００７】

【作用】

本考案の食品包装用ラップフイルム切断器は、ラップフイルムが箱体に装着し た回動する軸受によって、箱体内に確実に収納把持され、二段折上蓋の二段目上 蓋の直下に設置した指入孔から指を挿入し、食品包装用ラップフイルム所要量を 容易、且つ、安全に引出し、さらに、二段目上蓋に装着した切断部材は、ガイド 線とガイドレール及びガイドレール溝によって、安全確実に食品包装用ラップフ イルムを所定の所要量だけ切断することになる。

【０００８】

【本考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基ずいて説明する。 図１の正面一部断面図、図２の平面図、図３の左側面図、図４の二段折上蓋を 開けた斜視図、及び、図５の切断部相拡大斜視図に示す様に、合成樹脂材で構成 した食品包装用ラップフイルム切断器本体（１）において、食品包装用ラップフ イルム（２）を箱体（３）に収納し、軸受溝（４）にそってラップフイルム芯軸 受棒（５）でとめる。この時、軸受つまみ（６ａ，６ｂ）の外径は、ラップフイ ルム芯軸（７）の内径より小さくし、食品包装用ラップフイルム（２）の芯軸受 棒（５）に対する取替え挿入が容易なようにする。 ついで、軸受つまみ（６ａ，６ｂ）を回動させながら二段折上蓋（８）の一段 目上蓋（９）を閉じ、二段目上蓋（１０）直下の側板（１１ａ，１１ｂ）に設定 された指入孔（１２ａ，１２ｂ）から指を挿入して食品包装用ラップフイルム（ ２）を所要量引き出す。ついでガイド線（１３）によってガイドされ、ガイドレ ール（１４ａ，１４ｂ）及びガイド溝（１５）にそって摺動し、且つ切断刃安全 防護片（２２）が切断刃受溝（１７）に挿入されて動く切断部材（１８）を二段 目上蓋（１０）に装着するように食品包装用ラップフイルム切断器を構成した。 更に、切断部材（１８）と切断刃（１６）の関係については、図４の二段折上 蓋を開いた斜視図、及び、図５の切断部材拡大斜視図によ説明する。切断部材（ １８）の切断部摺動子（２４）の下部に装着された切断刃（１６）及び切断刃（ １６）の下部に装着した切断刃安全防護片（２２）は、通常は二段目上蓋（１０ ）に装着されたガイドレール（１４ａ，１４ｂ）の両端に設けられた切断刃ポケ ット（１９ａ，１９ｂ）で待機する。使用時には、この切断部材（１８）をガイ ド線（１３）及びガイドレール（１４ａ，１４ｂ）とガイド溝（１５）によって 摺動し、引出された食品包装用ラップフイルム（２ａ）を切断する。この時、切 断刃（１６）は引出された食品包装用ラップフイルム（２ａ）と接し、切断刃安 全防護片（２２）は食品包装用ラップフイルム（２ａ）の下方に位置し、切断刃 （１６）と構成する角度内に食品包装用ラップフイルム（２ａ）を案内し、安全 確実に食品包装用ラップフイルム（２ａ）を切断することになる。 実際の使用にあたっては、まず、蝶番（２０ａ，２０ｂ，２０ｃ）によって二 段開閉のできる二段折上蓋（８）をオープンして食品包装用ラップフイルム（２ ）をラップフイルム芯軸受棒（５）に通し、軸受溝（４ａ，４ｂ）に沿って軸受 （２１ａ，２１ｂ）にセットし箱体（３）に収納する。そこで一段目上蓋（９） 及び二段目上蓋（１０）を閉じる。ついで指入孔（１２ａ，１２ｂ）に指を挿入 し、軸受つまみ（６ａ，６ｂ）を回動して食品包装用ラップフイルム（２ａ）を 所要量引出し、切断刃ポケット（１９ａ，１９ｂ）に待機している切断部材（１ ８）の切断部つまみ（２３）をガイド線（１３）にそって摺動し食品包装用ラッ プフイルム（２ａ）を切断刃（１６）によって切断する。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の食品包装用ラップフイルム切断器は、箱体が堅牢で長期の繰返し使用 に耐え、切断操作が容易で安全に所要の量だけ確実に食品包装用ラップフイルム を取出し安全確実に切断できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す正面一部断面図である。

【図２】本考案の実施例を示す平面図である。

【図３】本考案の実施例を示す左側面図である。

【図４】本考案の実施例を示す二段折上蓋を開いた斜視
図である。

【図５】本考案の実施例を示す切断部材拡大斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ 食品包装用ラップフイルム切
断器本体 ２，２ａ 食品包装用ラップフイルム ３ 箱体 ４，４ａ，４ｂ 軸受溝 ５ ラップフイルム芯軸受棒 ６ａ，６ｂ 軸受つまみ ７ ラップフイルム芯軸 ８ 二段折上蓋 ９，９ａ 一段目上蓋 １０，１０ａ 二段目上蓋ル １１ａ，１１ｂ 側板 １２ａ，１２ｂ 指入孔 １３ ガイド線 １４ ガオイドレール １５ ガイド溝 １６ 切断刃 １７ 切断刃受溝 １８，１８ａ 切断部材 １９ａ，１９ｂ 切断刃ポケット ２０ａ，２０ｂ，２０ｃ 蝶番 ２１ａ，２１ｂ 軸受 ２２ 切断刃安全防護片 ２３ 切断部つまみ ２４ 切断部摺動子

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】回動する芯軸受棒によって保持される食品
   包装用ラップフイルムを収納する箱体の二段折上蓋の二
   段目上蓋に装着せる、ガイド線及びガイドレールとガイ
   ド溝によって摺動する食品包装用ラップフイルムを引出
   し切断する切断部材を装着し、箱体の両側板に指入孔を
   もうけて指を挿入し、芯軸受棒と連動する軸受つまみと
   の連係回動操作によって食品包装用ラップフイルムを引
   出し、切断部材を構成する切断刃によって切断するする
   ことを特徴とする食品包装用ラップフイルム切断器。
2. 【請求項２】請求項１記載の切断部材を構成する切断刃
   の下部に、引出された食品包装用ラップフイルムの下方
   に位置し、且つ、切断刃受溝に挿入し得る切断刃安全防
   護片を装着せる切断刃を有する切断部材を、ガイド線、
   及びガイドレールとガイド溝に案内摺動することによっ
   て、食品包装用ラップフイルムを切断することを特徴と
   する上記請求項１記載の食品包装用ラップフイルム切断
   器。