JP3048378U - 擁壁用ブロックに於ける隅部用役物ブロック - Google Patents

擁壁用ブロックに於ける隅部用役物ブロック

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JP3048378U JP1997010034U JP1003497U JP3048378U JP 3048378 U JP3048378 U JP 3048378U JP 1997010034 U JP1997010034 U JP 1997010034U JP 1003497 U JP1003497 U JP 1003497U JP 3048378 U JP3048378 U JP 3048378U
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JP1997010034U
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巽 高橋
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株式会社エスコン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 擁壁を構築するに際し、隅部に配することに
より、隅部に於けるブロック相互の接続を簡単に行い
え、かつ外観的にも美しいものとなし得る隅部用役物ブ
ロックの提供。 【解決手段】 外面側に化粧面1aを備えた厚み5cm
の表面板部1と、表面板部1に13cmの間隔をあけて
平行に配した同じ厚みの裏面板部2と、表面板部1及び
裏面板部2を結合する結合部3と、表面板部1及び裏面
板部2の一端にそれぞれ構成した直列接続部4と、表面
板部1の他端で直角に折曲して裏面板部2側に延長した
補助表面板部5であって、外面側に化粧面5aを備えた
補助表面板部5と、補助表面板部5の端部及びその端部
から13cm離れた位置であって、裏面板部2の外面側
の位置に、それぞれ配した側方接続部6とで構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、複数のそれを並べかつ積み重ねて擁壁を構築するためのコンクリー トブロックの一種で、隅部に挿入して各ブロックの結合関係を良好にする擁壁用 ブロックに於ける隅部用役物ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、擁壁用ブロックには、適切な隅部用役物ブロックが提供されておらず、 隅部に於ても一般のブロックを用いていたものである。 一般のこの種の擁壁用ブロックは、外面側に化粧面を備えた表面板部と、上記 表面板部に所定間隔をあけて平行に配した裏面板部と、前記表面板部及び上記裏 面板部の間に位置して両者を結合する結合部と、前記表面板部及び前記裏面板部 の一端に各々構成した直列接続雄部と、前記表面板部及び前記裏面板部の他端に 各々構成した直列接続雌部とからなるものであり、隅部以外では、相互を長さ方 向で直列接続雄部と直列接続雌部とを対応させて接続し、上下方向には積み重ね て接続していたものである。
【0003】 擁壁の隅部で直角に接続する場合は、一方のブロックの隅部側端部側面に他方 のブロックの端部を当接させて接続し、上記一方の側のブロックの端部は生コン 等を充填して体裁を整えていたものである。
【0004】 したがって隅部では外観的に見て美しいとは云えない接続状態にならざるを得 ないものであった。更に接続関係も良好であるとは云い難いものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかして本考案に於いては、擁壁を構築するに際し、隅部に挿入することによ り、隅部に於けるブロック相互の接続を簡単に行い得られるものとし、かつ外観 的に見て美しいものとなし得る擁壁用ブロックに於ける隅部用役物ブロックを提 供することを解決の課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、外面側に化粧面を備えた表面板部と、 上記表面板部に所定間隔をあけて平行に配した裏面板部と、 前記表面板部及び上記裏面板部の間に位置して両者を結合する結合部と、 前記表面板部及び前記裏面板部の一端にそれぞれ構成した直列接続部と、 前記表面板部の他端で直角に折曲して前記裏面板部側に延長した補助表面板部 であって、外面側に化粧面を備えた補助表面板部と、 上記補助表面板部の端部及び前記裏面板部の外面側の位置であって、上記補助 表面板部の端部から前記所定間隔と同一間隔の位置に、それぞれ配した側方接続 部と、 で構成した擁壁用ブロックに於ける隅部用役物ブロックである。
【0007】 以上の隅部用役物ブロックに於ける全構成要素はコンクリートによって一体に 構成するものである。 また前記表面板部の化粧面は自由なデザインを採用することができる。前記結 合部は、表面板部及び裏面板部より高さを低く構成するのが適当である。 前記直列接続部の構成は、他の一般の擁壁用ブロック(役物でないブロック) のそれに対応させ、雄形又は雌形に構成するのが適当である。前記側方接続部に ついてもそれは同様である。
【0008】 本考案の擁壁用ブロックに於ける隅部用役物ブロックは、以上のような構成で あるから、擁壁の直角に曲がる隅部を構成する際に、その隅部には、表面板部の 化粧面を直角の一方の設置ラインに沿わせ、補助表面板部の化粧面をこれと直角 な他方の設置ラインに沿わせて、これを配し、かつその一端の直列接続部及び他 端の側方接続部に、それぞれの設置ラインに配した一般の擁壁用ブロックを、そ の直列接続雄部又は直列接続雌部を介して接続することができる。
【0009】 したがって擁壁の隅部に一般の擁壁用ブロックの端部が露出するが故に、その 空隙にモルタル等を充填して現場で化粧を施さなければならないと云うような問 題はは一切生じない。表面板部の化粧面及び補助表面板部の化粧面が隅部の両側 の面を構成するので、美しい隅部を容易に構成することができる。
【0010】 以上の本考案の擁壁用ブロックに於ける隅部用役物ブロックに於いて、前記側 方接続部は、これを、接続面及びその面上に膨出させた縦方向の突条で構成する ことができ、このように構成した場合は、他の一般の擁壁用ブロック(役物でな いブロック)の直列接続雄部が同様な接続面及びその面上に膨出させた縦方向の 突条で構成され、直列接続雌部が接続面及びその面に凹設した縦方向の溝部で構 成されている場合には、相互の連結が正確にでき好都合である。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、考案の実施の形態を一実施例に基づいて添付図面を参照しつつ詳細に説 明する。 図1(a)は実施例の隅部用役物ブロックを平面から見た概略平面図、図1( b)は実施例の隅部用役物ブロックを裏面側から見た概略裏面図、図2は実施例 の隅部用役物ブロックを右側から見た概略右側面図、図3は実施例の隅部用役物 ブロックを裏面側斜め上方から見た概略斜視図、図4は実施例の隅部用役物ブロ ックと一般の擁壁用ブロックとを接続する状態を示した概略平面図である。
【0012】 図1〜図3に示すように、この実施例の擁壁用ブロックに於ける隅部用役物ブ ロックBは、外面側に化粧面1aを備えた表面板部1と、上記表面板部1に13 cmの間隔をあけて平行に配した裏面板部2と、前記表面板部1及び上記裏面板 部2の間に位置して両者を結合する結合部3と、前記表面板部1及び前記裏面板 部2の一端にそれぞれ構成した直列接続部4、4と、前記表面板部1の他端で直 角に折曲して裏面板部2側に延長した補助表面板部5であって、外面側に化粧面 5aを備えた補助表面板部5と、上記補助表面板部5の端部及びその端部から1 3cm離れた位置であって、前記裏面板部2の外面側の位置に、それぞれ配した 側方接続部6、6とからなるものである。
【0013】 なお前記表面板部1、前記裏面板部2、前記補助表面板部5及び前記結合部3 に囲まれた空間及び前記表面板部1、前記裏面板部2及び前記結合部3に囲まれ た空間は後述する鉄筋が通過し、かつ生コンが充填される貫通空間7となる。
【0014】 前記表面板部1、裏面板部2及び補助表面板部5は、いずれも5cmの厚みに 構成し、その高さは20cmとしたものである。このサイズは、一般の擁壁用ブ ロックbとの関係で、それに対応するものとしたものである。
【0015】 前記直列接続部4、4は、図1(a)、図2及び図4に示すように、いずれも 表面板部1及び裏面板部2の該当する端部をそれとして構成した接続面4aと、 その面に凹ませた縦方向の接続溝4bとで構成する。その接続溝4bは一般の擁 壁用ブロックbの直列接続雄部である接続突条25aと具合良く嵌合する寸法と する。
【0016】 前記側方接続部6、6は、図1(a)、(b)、図3及び図4に示すように、 補助表面板部5の端部及び裏面板部2の該当する位置を膨出させた膨出部の端部 をそれとして構成した接続面6aと、その接続面6aに膨らませた縦方向の接続 突条6bとで構成する。その接続突条6bは一般の擁壁用ブロックbの直列接続 雌部である接続溝25bと具合良く嵌合する寸法とする。
【0017】 なお図中8は、前記側方接続部6、6の内側に於いて、隅部用役物ブロックB の一方の前記貫通空間7を、該側方接続部6を介して接続する一般の擁壁用ブロ ックbの貫通空間と連通する切欠である。
【0018】 したがってこの実施例1の隅部用役物ブロックBは、特に図4に示すように、 これを擁壁の直角に曲がる隅部に配置して、その両端の直列接続部4、4又は側 方接続部6、6を介して、その両側の一般の擁壁用ブロックbと容易にかつ正確 に接続することができる。
【0019】 直列接続部4、4と一般の擁壁用ブロックbの直列接続雄部である接続突条2 5aとは、矢印Xのように、擁壁用ブロックbを移動させれば、前者の接続溝4 bに後者の接続突条25aが簡単に嵌合し、前者の接続面4aに後者の接続面が 当接し、良好な接続関係が得られる。また側方接続部6、6と一般の擁壁用ブロ ックbの直列接続雌部である接続溝25bとは、矢印Yのように、擁壁用ブロッ クbを移動させれば、前者の接続突条6bが後者の接続溝25bに簡単に嵌合し 、前者の接続面6aに後者の接続面が当接し、良好な接続関係が得られる。
【0020】 この実施例の隅部用役物ブロックBは、高さ方向には必要段数だけ何段にも積 み重ねれば良く、この点は一般の擁壁用ブロックbと同様である。 またこのような隅部用役物ブロックB及び一般の擁壁用ブロックbの構築は、 所定の部位に予めコンクリート基礎を設置し、かつ鉄筋を立設しておいて行うの は一般のこの種の施工と何ら変わるところはない。既述のように、前記貫通空間 7には鉄筋が通過し、かつ生コンが充填されることとなる。
【0021】 しかしてこの実施例の隅部用役物ブロックBを用いて擁壁の直角の隅部を構成 した場合には、隅部の外観が優れたものになるとともに、正確な接続関係が得ら れ、かつ施工が極めて簡単に行えるものとなる。
【0022】
【考案の効果】
本考案の擁壁用ブロックに於ける隅部用役物ブロックによれば、擁壁の直角に 曲がる隅部を構築する際に、その隅部には、表面板部の化粧面を直角の一方の設 置ラインに沿わせ、補助表面板部の化粧面をこれと直角な他方の設置ラインに沿 わせて、これを配し、かつその一端の直列接続部及び他端の側方接続部に、それ ぞれの設置ラインに配した一般の擁壁用ブロックを、その直列接続雄部又は直列 接続雌部を介して接続することができる。
【0023】 しかして擁壁の隅部に一般の擁壁用ブロックの端部が露出するが故に、その空 隙にモルタル等を充填して現場で化粧を施さなければならないと云うような問題 は全く生じない。即ち、表面板部の化粧面及び補助表面板部の化粧面が隅部の両 側の面を構成するので、他の部分と連続性を持った美しい隅部を容易に構成する ことができる。
【0024】 以上の本考案の擁壁用ブロックに於ける隅部用役物ブロックに於いて、前記側 方接続部は、これを、接続面及びその面上に膨出させた縦方向の突条で構成した 場合は、他の一般の擁壁用ブロック(役物でないブロック)の直列接続雄部が同 様な接続面及びその面上に膨出させた縦方向の突条で構成され、直列接続雌部が 接続面及びその面に凹設した縦方向の溝部で構成されている場合には、相互の連 結が正確にでき好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例の隅部用役物ブロックを平面か
ら見た概略平面図。(b)は実施例の隅部用役物ブロッ
クを裏面側から見た概略裏面図。
【図2】実施例の隅部用役物ブロックを右側から見た概
略右側面図。
【図3】実施例の隅部用役物ブロックを裏面側斜め上方
から見た概略斜視図。
【図4】実施例の隅部用役物ブロックと一般の擁壁用ブ
ロックとを接続する状態を示した概略平面図。
【符号の説明】
1 表面板部 1a 化粧面 2 裏面板部 3 結合部 4 直列接続部 4a 接続面 4b 接続溝 5 補助表面板部 5a 化粧面 6 側方接続部 6a 接続面 6b 接続突条 7 貫通空間 8 切欠。 25a 一般の擁壁用ブロックbの直列接続雄部である
接続突条25a 25b 一般の擁壁用ブロックbの直列接続雌部である
接続溝25b B 隅部用役物ブロック b 一般の擁壁用ブロック X 矢印 Y 矢印

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面側に化粧面を備えた表面板部と、 上記表面板部に所定間隔をあけて平行に配した裏面板部
    と、 前記表面板部及び上記裏面板部の間に位置して両者を結
    合する結合部と、 前記表面板部及び前記裏面板部の一端にそれぞれ構成し
    た直列接続部と、 前記表面板部の他端で直角に折曲して前記裏面板部側に
    延長した補助表面板部であって、外面側に化粧面を備え
    た補助表面板部と、 上記補助表面板部の端部及び前記裏面板部の外面側の位
    置であって、上記補助表面板部の端部から前記所定間隔
    と同一間隔の位置に、それぞれ配した側方接続部と、 で構成した擁壁用ブロックに於ける隅部用役物ブロッ
    ク。
  2. 【請求項2】 前記側方接続部を、接続面及びその面上
    に膨出させた縦方向の突条で構成した請求項1の擁壁用
    ブロックに於ける隅部用役物ブロック。
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