JP3048163B2 - カラー画像通信装置及び方法 - Google Patents

カラー画像通信装置及び方法

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JP3048163B2 JP2066114A JP6611490A JP3048163B2 JP 3048163 B2 JP3048163 B2 JP 3048163B2 JP 2066114 A JP2066114 A JP 2066114A JP 6611490 A JP6611490 A JP 6611490A JP 3048163 B2 JP3048163 B2 JP 3048163B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラーフアクシミリ装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、熱エネルギーにより発生するバブルを使用して
インクを吐出口から被記録材に向けて吐出して文字・画
像等の記録を行ういわゆるバブルジエツト式のインクジ
エツトプリンタが開発されている。このプリンタは各吐
出口内に設けた発熱抵抗体(ヒータ)のサイズが従来の
インクジエツトプリンタに使われている圧電素子と比べ
て格段に小さく、吐出口の高密度のマルチ化が可能であ
って、高品位の記録画像が得られ、高速、低騒音等の特
色を有している。
一方、フアクシミリ装置も単に画像を高速に伝送する
だけでなく、より高品位の画像を高速で受信することが
要請されている。上記のバブルジエツト式のインクジエ
ツトプリンタは上記のような特色からして、このような
要請に応じられるプリンタの1つと考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなバブルジエツト式のインク
ジエツトプリンタには以下のような問題点があった。
すなわち、記録ヘツドの不使用、低湿度環境あるいは
記録頻度の差異等によって粘着度の増したインクや、さ
らには塵埃の付着などによって、記録ヘツドのインク吐
出口に目詰りを生ずることがあった。そこで、これら記
録ヘツド吐出口の内方から増粘インクを加圧排出した
り、あるいは記録ヘツド吐出口を覆って保護するための
キヤツプを介してインクを吸引して増粘インクを除去す
る吐出回復機構が実施されてきた。また、記録ヘツドの
不使用時には記録ヘツドの吐出口をキヤツプで覆ってイ
ンクの不吐出防止を図っていた。
ところで、このような対策を施しても、実際にはイン
ク吐出口のインク通路が極めて細いので、記録ヘツドの
不使用期間が長時間にわたった場合や、室内が比較的に
乾燥している場合等において、インク吐出口に目詰りを
生ずることがあり、また前回の記録動作時に使用頻度の
極めて少ない吐出口が生じた場合も次回の記録の際に目
詰りを生ずることがあった。
よってこのようなプリンタをフアクシミリ装置に用い
ると、通信は正常に終了したにもかかわらず、出力画像
に白い筋状や縞状の模様が発生し、画質劣化や情報欠落
を招くという欠点があった。これを解決するため、記録
前の自動的にインクヘツドの状態を監視し、異常であれ
ば通信を受けつけないという方法が考えられるが、長期
間留守にして自動受信している場合では、受信できない
ままになり、不都合である。
とくに、カラー記録装置の場合、インクヘツドがイエ
ロー、マゼンタ、シアンと3色必要になるため、どれか
1色が異常になっている確立も高く、受信不能状態であ
る率が高い。
かかる問題はインクジエツト記録に限らず他の記録方
法であっても色毎にカラー画像を再生する装置例えばサ
ーマルプリンタ、電子写真方式においても同様に発生す
る問題である。
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、画
像形成手段により使用可能な記録剤を適切に判断するこ
とにより、カラー画像信号を受信した場合の良好な画像
形成制御を行うことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のカラー画像通信装
置は、カラー画像信号及び白黒画像信号を受信する受信
手段(実施例では第1図のNCU105に対応する)と、前記
受信手段により受信したカラー画像信号または白黒画像
信号に基づき、黒色記録剤(同じくBkインク)及び複数
のカラー記録剤(同じくY,M,Cインク)を用いて、媒体
上に画像を記録する画像形成手段(同じく第3図)と、
前記画像形成手段が黒色記録剤及び複数のカラー記録剤
を使用可能であるか否かを判断し、該判断結果に応じて
前記画像形成手段による画像形成を制御する制御手段
(同じく第1図CPU101)とを有し、 前記制御手段は、前記画像形成手段によるカラー画像
信号の記録に際し、該画像形成手段の状態が、前記複数
のカラー記録剤のうち少なくとも1色が使用不可能であ
って黒色記録剤が使用可能な第1の場合、前記複数のカ
ラー記録剤のうち少なくとも1色及び前記黒色記録剤が
使用不可能な第2の場合に該当するか否かを判断し(第
16図ステップS16−1)、該判断結果に応じて画像形成
を制御することを特徴とする。
〔実施例〕
記録系(プリンタ)の構成例 第2図および第3図は本発明を適用したフアクシミリ
装置の記録系として好適なインクジエツトプリンタの構
成例を示す。本図において、20はバブルジエツト式のイ
ンクジエツトヘツド(記録ヘツド)、IJCはインクジエ
ツトヘツド20と一体でこれへインクを供給するタンクIT
を備えた装着自由のインクジエツトカートリツジであ
る。
本例でのインクジエツトカートリツジIJCは、第2図
の斜視図でわかるように、インクタンクITの前方面より
もわずかにインクジエツトヘツド20の先端部が突出した
形状である。このインクジエツトヘツドカートリツジIJ
Cは、後述するインクジエツト記録装置本体IJRAに載置
されているキヤリツジに固定指示されると共に、このキ
ヤリツジに対して着脱可能なデイスポーザブルタイプの
ものである。
インクジエツトヘツドIJHに供給されるインクを貯留
した第1インクタンクIT(10)は、インク吸収体と、こ
のインク吸収体を挿入するための容器と、これを封止す
る蓋部材(いずれも不図示)とで構成されている。この
インクタンクIT(10)内には、インクが充填されてお
り、インクの吐出に応じて順次インクジエツトヘツド側
にインクを供給している。
以上のように構成されたインクジエツトカートリツジ
IJCは、以下説明するインクジエツト記録装置IJRAキヤ
リツジHCに所定の方法で着脱自在に搭載されて、所定の
記録信号の入力によって、キヤリツジHCと被記録部材と
の相対的な移動を制御して所望の記録画像が形成され
る。
また、各色のカートリツジIJCBk(黒色)、IJCC(シ
アン)、IJCM(マゼンタ)IJCY(イエロー)は同様な構
成である。但し、IJCBkは白黒画像受信の使用頻度の高
さを考慮してインクタンクを大きめに設定してある。
第3図は上記処理のための機構を具えたインクジエツ
ト記録装置IJRAの一例を示す外観斜視図である。
本図において、20Bk、20C、20M、20Yはプラテン24上
に送紙されてきた記録紙の記録面に対向してインク吐出
を行うノズル群を具えたインクジエツトヘツドカートリ
ツジIJCの各色のインクジエツトヘツド(記録ヘツド)
である。16は記録ヘツド20を保持するキヤリツジHCであ
り、駆動モータ17の駆動力を伝達する駆動ベルト18の一
部と連結し、互いに平行に配設された2本のガイドシヤ
フト19Aおよび19Bと摺動可能とすることにより、記録ヘ
ツド20の記録紙の全幅にわたる往復移動が可能となる。
尚、第1図中22は駆動モータ17の駆動を制御するため
の制御回路でありCPU101の指令に応じてキヤリツジHCの
移動量を制御する。記録の際には、キヤリツジHCは矢印
40の方向に移動され、キヤリツジHCに配置されたインク
ジエツトカートリツジの順、すなわち、黒、シアン、マ
ゼンタ、イエローの順に記録される。また、各色のカー
トリツジが移動方向に対して距離をもって配されている
ため、記録のタミングは距離に応じた時間だけ異なって
いる。そして、紙の全幅にわたって記録するためには、
行の記録開始のキヤリツジ位置は、黒のインクジエツト
ヘツド20Bkが紙の始端に相対する位置であり、行の記録
終了のキヤリツジ位置はイエローのインクジエツトヘツ
ド20Yが紙の終端に相対する位置である。すなわち、キ
ヤリツジ移動距離は単色の場合に比べると20Bkと20Yの
配置上の距離だけは余分に設けてある。
26はヘツド回復装置であり、記録ヘツド20の移動経路
の一端、例えばホームポジシヨンと対向する位置に配設
される。伝動機構23を介したモータ22の駆動力によっ
て、ヘツド回復装置26を動作せしめ、記録ヘツド20のキ
ヤツピングを行う。このヘツド回復装置26のキヤツプ部
26Aによる記録ヘツド20へのキヤツピング部に関連させ
て、ヘツド回復装置26内に設けた便宜の吸引手段(例え
ば、吸引ポンプ)によるインク吸収もしくは記録ヘツド
20へのインク供給経路に設けた便宜の加圧手段によるイ
ンク圧送を行い、これによりインクを吐出口から強制的
に排出させることにより吐出口内の増粘インクを除去す
る等の吐出回復処理を行う。また、記録終了時等にキヤ
ツピングを施すことにより記録ヘツドが保護される。
キヤツプ部26Aは、各色に対応して26ABk、26AC、26A
M、26AYを備えてあり、キヤリツジ上に配置された各ヘ
ツドの距離に対応して配置されており、キヤリツジのホ
ームポジシヨンにおいて、各ヘツドは、各々のキヤツプ
に相対する位置に移動されている。
また、113は不吐出検出センサであり、ヘツド20から
吐出されて、付着されたインクの有無をドツト単位で検
知するホトセンサ等の光電変換素子アレイ113Aを有し、
そのアレイ113Aは例えば第5図に示すようにBJヘツド20
の吐出口群と平行にほぼ同じ長さまたは多少長めに設け
られている。この不吐出検出センサ113はキヤリツジ16
(第3図参照)の上にBJヘツド20に近接して搭載され、
その光電変換素子アレイ113Aがブレード(ワイパー)31
と接触しないようにBJヘツド20の吐出口よりも引込んで
設けられいる。不吐出検出センサ113には、白色の照明
光源113′を備えていて、記録紙上に記録された各色の
インク状態をその反射光により検出できるよう構成され
ている。
31はヘツド回復装置26の側面には配設され、シリコン
ゴム形成されるワイピング部材としてのブレードであ
る。ブレード31はブレード保持部材31Aにカンチレバー
形態で保持され、ヘツド回復装置26と同様、モータ22お
よび伝動機構23によって動作し、記録ヘツド20の吐出面
との係合が可能となる。これにより、記録ヘツド20の記
録動作における適切なタイミングで、あるいはヘツド回
復装置26を用いた吐出回復処理後に、ブレード31を記録
ヘツド20の移動経路中に突出させ、ヘツド20の移動動作
に伴なってヘツド20の吐出面における結露、濡れあるい
は塵埃等をふきとる。
制御系の構成例 第1図は本発明実施例のフアクシミリ装置の回路構成
例を示す。本図において、101はバス117を通じてデータ
送受信のための装置全体の制御を行うマイクロコンピユ
ータ等のメインCPU(中央演算処理装置)、102はCPU101
の第11図に示すような各種の制御手順(プログラム)の
内容を格納するROM(リードオンリメモリ)、103はCPU1
01がカウンタやレジスタ等に用いる作業用のワークRAM
(ランダムアクセスメモリ)である。104はデータ伝送
用変復調装置(MODEM)、105はMODEM104と接続する網制
御装置(NCU)であり、NCU104を通じて公衆電話回線と
接続する。106は登録用のRAMであり、電話番号、略称等
のデータ登録に用いる。107は記録の際に画像データを
一時格納する画像RAM(DRAM)であり、各色に対応して1
07Bk、107C、107M、107Yがある。また、60はハードデイ
スクであり、受信した画像データは、ここに一度保存さ
れる。
また、61は使用色判定手段であり、ハードデイスク60
に保存した画像データのうち、次に記録するブロツク
(8行分の画像データ)を監視して使用する色を判定す
る。
つまり、記録の際には、目詰まり防止のために回復処
理の空吐出を一定間隔で行いながら記録作業を進める
が、本装置ではこれを第2図に示すインクジエツトのノ
ズルの縦の幅を1行分としたときに8行分毎に行うこと
とし、8行を1ブロツクとして扱い、次のブロツクの画
像データを各色毎に監視する。すなわち、2値画像デー
タが1(インクを打つことに相当する)、0(同じく打
たないことに相当する)で表わされるとき、ブロツク内
に1が存在すれば判定データを1とするようにして、
黒、シアン、マゼンタ、イエローの順に割り当てた4ビ
ツトのデータを作成し、CPU101に送出することで行われ
る。
具体的には、使用色判定手段の構成は第4図のように
なっており、前記ハードデイスク60を読み出した2値画
像データはラツチ65により、Y、M、C、Bkに分離さ
れ、該Y、M、C、Bkのデータはそれぞれゲート66をオ
ン・オフすることによって、画像クロツクの出力を制御
し、ゲート66Y、66M、66C、66Bkに与えられる2値画像
データが1(打つ)時のみ該ゲートから画像クロツクが
出力されるようにする。その出力をカウンタ67によって
カウントすることで、2値画像データが1(打つ)の画
素数を数え、その値をCPU設定値と比較し、設定値以上
であれば、使用色と判断し、未満であれば、非使用色と
判断する。ここでCPU設定値は例えば10程度の値とす
る。
又、使用者判定手段の構成としてはかかる構成に限ら
ず他の種類の構成し例えば受信データがR、G、B或は
Y、M、C、Bkで与えられるのではなくL、a、b等の
濃度と色相彩度データが分離して与えられる場合には伸
長回路128でのa、bデータの伸長前にかかるデータの
有無を判別する様にしてもよい。
また、62はモード判断手段であり、白黒受信かカラー
受信かの受信モードを判断する。63は画像変換手段であ
り、カラー画像データに基づいて、その濃淡具合を描出
することにより、白黒画像データに変換する。64は黒印
字スイツチであり、カラー受信した際にも強制的に黒イ
ンクで記録させたい場合に、操作するスイツチである。
108は原稿読取系の撮像手段としてのカラーCCD(電荷
結合素子)であり、ロツドレンズのような結像レンズを
通って結像された原稿画像を電気信号に変換する。109
は与えられたカラー画像データを色成分毎に2値化する
2値化回路である。また、114はキーボード等を有する
操作部であり、その操作にパネル上に液晶表示器(LC
D)115、および各種キー116等を有する。又117はDAMコ
ントローラであり、ハードデイスク60と各画像メモリ10
7Bk、107C、107M、107Yとの間のデータ転送CPU101の指
令に応じて行う。
又、120はカラーCCD108によって読取られ得られたカ
ラー画像信号を白黒画像データに変換するカラー画像モ
ノクロ画像変換回路であり、例えばカラーCCD108によっ
て得られる画像データがR、G、Bの3色カラー成分で
与えられる場合、例えばY=0.6G+0.3R+0.1Bで示され
るYデータに変換したり、或はG成分のみを出力する様
にする。122はかかる変換回路120の出力を例えば誤差拡
散法やデイザ法、平均濃度保存法等の処理により2値化
する2値化回路、124はカラーCCD108から出力されるカ
ラー画像データに対して色バランス調整、色マスキング
処理、VCR等の処理を行い、Y、M、C、Bkの4つの成
分に変換するカラー画像処理回路、128はカラー画像処
理回路124の出力、或はハードデイスク6に記憶された
データを圧縮伸長する圧縮伸長処理回路であり、例えば
2値画像データをランレングス符号化予測符号化や、エ
ントロピー符号化等の処理を行って圧縮したり圧縮とは
逆の伸長を行う。200K、200C、200M、200Yは夫々Bk、
C、M、Y用のヘツドの回復動作を行うための吸引ポン
プを駆動する駆動回路であり、インクの色別に設けられ
ている。又、201Bk、201C、201M、201Yは夫々吸引用の
ポンプモータである。
回復処理 記録装置のインク目詰まり防止のための回復処理は2
種類あり、比較的簡易的な「空吐出」と本格的に行う場
合の「吸引吐出」とを必要に応じて使い分ける。
<空吐出> 第3図に示される記録ヘツド20を駆動モータ17を介し
てキヤツプ部26Aの位置に移動し、記録ヘツド20の各吐
出口の発熱体の全てに同じように駆動パルスを印加する
ことにより、各吐出口の全てに対し複数回、印字を目的
としないインクの強制吐出をキヤツプ部26Aに向って行
わせる。なお、このときキヤツプ部26Aを記録ヘツド20
にカバー(キヤツピング)させる必要はなく、キヤツプ
部26Aと記録ヘツド20が離れた状態で吐出が行われ、キ
ヤツプ部26Aに吐出されたインクは回復装置26内に回収
される。
<吸引吐出> 先述の空吐出と同様に、記録ヘツド20をキヤツプ26A
に相対させ、モータ22を駆動して回復装置26を前進させ
て記録ヘツド20にキヤツプ26Aを覆わせる。そして、ヘ
ツド回復装置26内の吸引モータ(不図示)により吐出口
内のインクを吸引する。空吐出でノズルの目詰まりが解
消されなかった場合でもかかるヘツド回復装置26内の吸
引モータの吸引力を借りることで回復できる。
不吐出検出パターンの印字 第6図は不吐出検出の際に記録される不吐出検出パタ
ーンの一例を示す。本図のパターンは、キヤリツジ16を
図面の右方向にガイド19A、19Bに沿って移動させなが
ら、BJヘツド20の吐出口群の上の方から順に1吐出口毎
にインク吐出を不吐出検出部120に向って行わせた結果
のインク位置を斜線(ハツチング)で示し、Nは吐出口
の数(整数)を表わす。なお、不吐出検出パターンは本
例のタイプのものに限らず、例えば同一吐出口から複数
回連続吐出させたり、全吐出口を複数個づつグループ分
けしてグループ毎に1度に吐出させ、その各グループ間
の平均濃度が均一となるか否かで不吐出を判断するよう
にしてもよい。
また、本発明実施例では、記録紙に直接不吐出パター
ンを記録するよう構成したが、記録紙とは別に不吐出検
出用の部分を設ければ、画像記録用の記録用紙をよごす
ことなく不吐出チエツクができる。本例では、装置の簡
略化のために記録用紙を利用する方法とし、ロール紙を
用いて不吐出検出に使用した部分を切り捨てるように構
成した。
不吐出チエツクの制御動作例 次に、第7図のフローチヤートを参照して本発明実施
例における不吐出チエツクの制御動作を説明する。ま
ず、CPU101は駆動モータ17を介して記録ヘツド20をキヤ
ツプ部26Aの位置に移動し、記録ヘツド20の各吐出口の
全てに対して駆動パルスを印加して印字を目的としない
インクの強制吐出、すなわち空吐出を例えば10回ほど行
わせる(ステツプS11)。続いて、記録紙をセツトす
る。具体的にはモータを駆動して例えばロール紙を巻き
上げて真新しい紙面に変える(ステツプS12)。次に、
駆動モータ17およびキヤリツジ16を介してBJヘツド20を
不吐出検出位置へ移動し(ステツプS13)、内部カウン
タのカウント値nを0にセツトする(ステツプS14)。
次に、上記カウント値nがヘツド20の全吐出口の最終
番号Nの値に達したか否かを判定して(ステツプS1
5)、否定判定(NO)である場合は吐出口のn番目(従
って最初は0番目)に駆動パルスを印加した1ドツト分
だけインク吐出をさせ(ステツプS16)、内部カウンタ
の値nを“1"だけインクリメント(加算)した後(ステ
ツプS17)、駆動モータ17を駆動してBJヘツド20を1ピ
ツチ分移動し(ステツプS18)、再び上述のステツプS15
に戻り、n=Nとなるまで上述の処理を繰り返す。
BJヘツド20の最後の吐出口からインク吐出がなされる
と、不吐出検出部120の不吐出検出面には第6図に示す
ような不吐出検出パターンが印字される。なお、第6図
は全ての吐出口に不吐出がない場合を示している。そし
て、ステツプS15でn=Nであると肯定判定(YES)した
場合には、キヤリツジを移動して、不吐出検出位置すな
わち不吐出パターンを印字した位置へ不吐出検出センサ
113を移動し(ステツプS20)、内部カウンタの値nを0
にセツトする(ステツプS21)。
次に、内部カウンタの値nがヘツド20の上記の全吐出
口の最終番号Nの値に達したか否かを判定して(ステツ
プS22)、まだ達していない場合は不吐出検出センサ113
を介してn番目の1ライン分を読み取り(ステツプS2
3)、全部白である、すなわちインクの吐出あとが検出
されないと判定した場合は(ステツプS24)、不吐出を
検出した旨をメインCPU101に通知する(ステツプS2
8)。この通知は所定のフラグの値を変えることによっ
て行ってもよい。
ステツプS24で全白ではないと判定した場合は、内部
カウンタの値nを“1"だけインクリメントした後(ステ
ツプS25)。不吐出検出センサ113を1ピツチ分移動し
(ステツプS26)、再び上述のステツプS22に戻り、上述
の処理を繰り返す。
ステツプS22〜S26のループを繰り返してステツプS22
でカウンタnの値が所定のNの値に達した場合は、全て
の吐出口に不吐出がなく、インクが正常に吐出された時
であるので、不吐出を検出しない旨(非検出)を通知す
る(ステツプS27)。この通知は上述と同様所定のフラ
グの値を変えることによって行ってもよい。
以上、不吐出チエツクの基本シーケンスを説明した。
この作業を各色についてそれぞれ行うことにより、カラ
ー記録の場合の記録準備が整う。
<全体の動作> 次に本実施例の装置の全体の制御動作について第11図
〜第22図のフローチヤートを参照して説明する。
第11図はメインルーチンを示し、第12図〜第22図はそ
れぞれサブルーチンを示す。
まず、第11図を用い、メインルーチンの制御手順を説
明する。メインCPU101はNCU105を通じて送信側から送ら
れてくる16HzのCi信号(呼出信号)を検知すると(ステ
ツプS11−1)、着信処理を行い(ステツプS11−2)、
送信側からのモード指定を前記モード判断手段62を用い
判断し(ステツプS11−3)、カラーモード指定であれ
ば、カラー受信モードを行い(ステツプS11−4)、白
黒受信モード指定であれば白黒受信モードを行う(ステ
ツプ11−5)。尚、かかるモード指定の判断はモデム10
4により復号されたデータを基に例えばかかる復号され
たデータの値に基づいて行われる。
次に第12図を用いカラー受信モードを第13図を用い白
黒受信モードを説明する。
まず、カラー受信モードの時は一旦受信したカラー画
像データを128で伸長することなくハードデイスクに蓄
積するカラーハードデイスク受信を行い(ステツプS12
−1)。送信されてきた画像データを前記ハードデイス
ク60に保存する。
次に黒印字スイツチ64がONされているかをチエツクし
(ステツプS12−8)、もしONであれば、Bkインク残量
(S12−9)、Bkインク不吐出チエツク(S12−1)を行
い、OKになれば黒印字スイツチONのメツセージを出力し
(ステツプS12−19)、次に後述するカラー→黒変換プ
リント動作を行い(ステツプS12−20)、S12−11におい
てBkインク不吐出チエツクがNGであれば白黒回復動作
(S12−15)を行い、黒インクを吐出するヘツドの空吐
出吸引のいずれか一方或は両方を行い、後述する前述の
S12−11を繰り返し行い、その結果やはりNGであれば後
述する白黒エラー受信(S12−17)を行う。また、前記
ステツプS12−8の結果がOFFであれば以下の処理を行
う。
まずY、、M、C、Bk各色IJCのインク残量をチエツ
クし(ステツプS12−2)、4色共OKであれば、Y、
M、C、Bk各色インクの不吐出チエツク(ステツプS12
−3)を行い、又もし4色中1色でもインク切りがあれ
ば後述するカラーエラー受信(ステツプS12−7)を行
う。次に前記Y、M、C、Bk各色の不吐出チエツク(ス
テツプS12−3)を行った結果により、4色共OKであれ
ば、カラープリント動作を行い(ステツプS12−5)、
もし4色中1色でもインク不吐出のノズルのあるヘツド
があれば、回復処理の回数をチエツクし(ステツプS12
−4)、規定回数以内であるならば、カラー回復処理を
行い(ステツプS12−6)、再び前記ステツプS12−3に
戻り、前記処理を繰り返す。又回復処理回数が規定回数
を越えても不吐出ノズルのあるヘツドが存在する場合に
は、前記ステツプS12−7カラーエラー受信を行う。
ここで、前記カラー回復処理ステツプS12−6は、
Y、M、C、Bkの4色の共のヘツドについて前述した吸
引吐出を行わせることである。
又、白黒受信モードの時は、第13図に示す様に白黒ハ
ードデイスク受信を行い(ステツプS13−1)、送信さ
れてきた画像データを前記ハードデイスク60に保存す
る。次にIJCBkのインク残量をチエツクし(ステツプS13
−2)、OKであればBkインクの不吐出チエツク(ステツ
プS13−3)を行い、又もしインク切れであれば、後述
する白黒エラー受信(ステツプS13−7)を行う。前記
ステツプS13−3Bkヘツドの不吐出チエツクを行った結果
により、OKであれば、白黒プリント動作を行い(ステツ
プS13−5)、もし不吐出ノズルがあるならば、回復処
理の回数をチエツクし(ステツプS13−4)、規定回数
以内であるならば、白黒回復処理(ステツプS13−6)
を行い、再び前記ステツプS13−3に戻り、前記処理を
繰り返す。又回復処理回数が規定回数を越えても不吐出
ノズルが存在する場合には、前記ステツプS13−7白黒
エラー受信を行う。
ここで、前記白黒回復処理ステツプS13−6は、Bkの
ヘツドについて前述した吸引吐出を行わせることであ
る。
又或いはBkのヘツドについて空吐出と吸引とを両方行
わせる様にしてもよい。
続いて第14図を用いカラープリント動作を、第15図を
用い白黒プリント動作を説明する。
まず、カラープリント動作の時を説明する。前記ハー
ドデイスク60に保存されているデータを読出し、圧縮伸
長処理回路128で伸長処理を行いY、M、C、Bk各色の
画像データを前述したブロツク単位即ち8行単位にて読
み出し、各色ごとに前記Y、M、C、Bk画像メモリ107
Y、107M、107C、107Bkに格納する(ステツプS14−
1)。
この際、第4図を用いて説明した前記使用色判定手段
61により次ブロツクでY、M、C、Bkの中でどの色を使
うかを判定し、(ステツプS14−2)、それに基づき、
使用するインクのヘツドについてのみ前述した空吐出動
作を行う(ステツプS14−3)。その後、前記画像メモ
リ107から画像データを読み出しながら一行ごとのカラ
ープリント(ステツプS14−4)、改行(ステツプS14−
5)を行いブロツク内残行数が0になるまで前記処理を
繰り返す、即ち8行分の処理を繰り返す(ステツプS14
−6)。
ここで、一行ごとのカラープリントを行う際の前記ヘ
ツドキヤリツジ16の第3図矢印40方向への移動距離につ
いて説明する。
前述したように、紙の全幅に渡ってカラー画像を記録
するためには、一行ごとのカラープリント開始時のキヤ
リツジ位置は前記黒のインクジエツトヘツド20Bkが紙の
始端に相対する位置であり、一行ごとのカラープリント
終了時のキヤリツジ位置は前記イエローのインクジエツ
トヘツド20Yが紙の終端に相対する位置である。すなわ
ちヘツドキヤリツジ16は前述の開始位置と終了位置の間
を往復することになり、矢印40方向への移動時にのみプ
リント動作を行う。CPU101はかかるヘツドキヤリツジ16
の移動を行わせる様に駆動モータ17を駆動状態を制御す
るための制御回路に指令を与える。
ブロツク内残行数が0になったならば、残りブロツク
数を調べ、0でないならば再び前記ステツプS14−1に
戻り、前記処理を繰り返す(ステツプS14−7)。又残
ブロツク数が0と等しい時は後述するカラープリント終
了動作を行う(ステツプS14−8)。
白黒プリント動作の時を説明する。前記ハードデイス
ク60に保存されているBkの画像データを、前述したブロ
ツク単位で読み出し、前記画像メモリ107Bkに格納する
(ステツプS15−1)。次にBkヘツドについて前述した
空吐出動作を行う(ステツプS15−2)。その後前記画
像メモリ107Bkから画像データを読み出しながら一行ご
との白黒プリント(ステツプS15−3)、改行(ステツ
プS15−4)を行い、ブロツク内残行数が0になるまで
前記処理を繰り返す(ステツプS15−5)。
ここで、一行ごとの白黒プリントを行う際の前記ヘツ
ドキヤリツジ16の第3図矢印40方向への移動距離につい
て説明する。
前述したように、紙の全幅に渡って白黒画像を記録す
るためには、一行ごとの白黒プリント開始時のキヤリツ
ジ位置は前記黒のインクジエツトヘツド20Bkが紙の始端
に相対する位置であり、一行ごとの白黒プリント終了時
のキヤリツジ位置は前記黒のインクジエツトヘツド20Bk
が紙の終端に相対する位置である。すなわち、ヘツドキ
ヤリツジ16は前述の開始位置と終了位置の間を往復する
ことになり、矢印40方向への移動時にのみプリント動作
を行う。
ブロツク内残行数が0になることはCPU101が判別す
る。かかる判別はハードデイスク60から読み出したデー
タを印字した量に基づいて行われる。残りブロツク数を
調べ、0でないならば再び前記ステツプS15−1に戻
り、前記処理を繰り返す(ステツプS15−6)。又残ブ
ロツク数が0と等しい時には後述する白黒プリント終了
動作を行う。(ステツプS15−7)。かかる残りブロツ
ク数が0になったことを検出することは伸長処理回路12
8の出力からCPU101が判別する。
続いて第16図を用いてカラーエラー受信を、第17図を
用いて白黒エラー受信を説明する。
前述したようにカラーエラー受信は、Y、M、C、Bk
の4色のIJCの内どれか1つでもインク切れがあるかも
しくは4色の内どれか1つにでも不吐出ノズルがある場
合である。そこでまず、インク切れ又は不吐出のどちら
が起きているIJCの色(以下トラブルインク色と呼ぶ)
をチエツクし(ステツプS16−1)、それにより、それ
以降の動作を決定する。すなわち、トラブルインク色が
BkとY、M、Cの3色の中どれかすくなくとも1色ある
ならば、トラブルインク色とプリント不可能のメツセー
ジを前記LCD115上に表示して終了する(ステツプS16−
2)。これにより使用者は装置が使用不能になったこと
を認識出来る。又トラブルインク色がY、M、Cの3色
中のどれかすくなくとも1色だけで黒が正常であるばな
らば、トラブルインク色とカラー画像を白黒に変換して
プリントする旨のメツセージを前記LCD115上に表示(ス
テツプS16−3)した後に、後述するカラー→黒変換プ
リント動作を行う(ステツプS16−4)。
又トラブルインクがBkのみであるならば、Bkインク異
常を前記LCD115上に表示(ステツプS16−5)した後
に、前述したカラープリント動作(S16−6)を行う。
次に白黒エラー受信を第17図を用いて説明する。前述
したように、白黒エラー受信は、IJCBkにインク切れか
もしくは不吐出ノズルがある場合である。しかしY、
M、Cの3色のIJCについては未チエツクであり、これ
を代用できるかどうかを調べるために、まずY、M、C
の3色IJCの不吐出チエツクを行い(ステツプS17−
1)、それにより以降の動作を決定する。
すなわち、Y、M、Cのヘツド3つ共に不吐出ノズル
があるならば、Y、M、C、Bkの4色共トラブルのメツ
セージを前記LCD115上に表示して終了する(ステツプS1
7−2)。又Y、M、Cのヘツド3つ共がOKであるなら
ば、Bkインク異常と黒をY、M、Cで表現してプリント
のメツセージを前記LCD115上に表示(ステツプS17−
3)した後に、後述する黒→UYMC変換プリント動作を行
う(ステツプS17−4)。又Y、M、Cのヘツドの中で1
or2種類がOKであるならば、Bkインク異常と黒を使用可
能な1色に変換してプリントのメツセージを前記LCD115
に表示(ステツプS17−5)した後に、後述する黒→使
用色変換プリント動作を行う(ステツプS17−6)。な
おこの際、2色が使用可能である時に、使用する1色を
決める優先度はM→C→Yの順とする。
続いて前記したカラー→黒変換プリント動作を第18図
を用い、又黒→YMC変換プリント動作を第19図を用い、
黒→使用色変換プリント動作を第20図を用いて説明す
る。
カラー→黒変換プリント動作を説明する。まず前記ハ
ードデイスク60に保存されているY、M、C、Bk各色の
画像データを前述したブロツク単位で読み出し、回路12
8により伸長処理を行って、各色ごとに前記Y、M、
C、Bk画像メモリ107Y、107M、107C、107Bkに格納する
(ステツプS18−1)。次に前期画像メモリ107Y、107
M、10Cからそれぞれ1画素ずつY、M、Cカラー画像デ
ータを読み出し、前期画像変換手段63を用いY、M、C
カラー画像データを黒画像データに変換し、前記画像メ
モリ107Bkへと格納する(ステツプS18−2)。
ここで、カラー画像データを黒画像データに変換する
手段については特には説明をしないが、例えば、Y、
M、C夫々に所定の係数を乗算して加算することによっ
て得ることが出来る。要はカラー画像をデイジタル演算
により濃度画像データに変換出来ればよい。
これ以降の動作は、前述した白黒プリント動作第15図
のステツプS15−2以降と全く同じである。
次に黒→YMC変換プリント動作について第19図を用い
て説明する。前期ハードデイスク60に保存されているBk
画像データを前述したブロツク単位で読み出し、伸長し
画像メモリ107Bkに格納する(ステツプS19−1)。
次に前記画像メモリ107BkからBk画像データを読み出
し、前記画像メモリ107Y、107M、107CにそのままDMAコ
ントローラ117によって転送する(ステツプS19−2)。
なおこの時このメモリ間転送作業が終了した時点で前記
画像メモリ107Bkのデータは全てクリアする。次にY、
M、C3色のヘツドについて前述した空吐出動作を行う
(ステツプS19−3)。これ以降の動作は前述したカラ
ープリント動作第14図ステツプS14−4以降と全く同じ
である。
次に黒→使用色変換プリント動作について第20図を用
いて説明する。前記ハードデイスク60に保存されている
Bk画像データを前述したブロツク単位で読み出し、画像
メモリ107Bkに格納する(ステツプS20−1)。
次に、使用可能な色の中から前述した条件により、使
用する色を1色決定し、その色の画像メモリに、前記画
像メモリ107Bkから1画素ずつ読み出したBk画像データ
を転送する(ステツプS20−2)。
なお、この時このメモリ間転送作業が終了した時点で
前記画像メモリ107Bkのデータは全てクリアする。次に
使用する色のヘツドについて前述した空吐出動作を行う
(ステツプS20−3)。これ以降の動作は前述したカラ
ープリント動作第14図ステツプS14−4以降と全く同じ
である。
続いて前記したカラープリント終了動作を第21図を用
い、白黒プリント終了動作を第22図を用いて説明する。
まず、カラープリント終了動作について説明する。1
ページ分のプリントが終った後に前述した不吐出チエツ
クをY、M、C、Bkの4つについて行い(ステツプS21
−1)、その結果、4色共OKであるならば、正常にプリ
ント出来たと考え、ハードデイスク60のデータを消去す
る(ステツプS21−2)。もしくは次のデータが受信さ
れた際に重ね書きにより読み出せなくなる様にする。又
1色でもNGがある場合には、正常にプリントが出来てい
ない可能性があるとして、ハードデイスク60のデータを
そのままにして、画像不良の可能性有メツセージを前記
LCD115上に表示する(ステツプS21−3)。
この場合にはたとえ次のデータが受信されたとしても
各メモリ107Y−Bk或いはハードデイスク60に空き容量が
なければ、かかる受信データがメモリへ書き込まれるこ
とを拒否しても正常にプリントが出来ていない画像信号
についてはハードデイスク60上のデータをそのままとす
る。
白黒プリント終了動作について説明する。1ページ分
のプリントが終った後に、前述した不吐出チエツクをBk
について行い(ステツプS22−1)、その結果によりも
しNGであるならば、正常にプリントができていない可能
性があるとして、ハードデイスク60のデータをそのまま
にして、画像不良の可能性有メツセージを前記LCD115上
に表示する(ステツプS22−2)。又不吐出チエツクの
結果がOKであったならば、デイスク60のデータを消去す
る(ステツプS22−3)。
かかるメモリに書き込まれたデータの処理は第21図を
用いて説明した場合と同様である。
本発明は上述のようなシリアルプリンタだけでなく、
第8図に示すような記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ツドを有するインクジエツト記録装置を備えたフアクシ
ミリ装置にも好適に適用できる。
第8図において、201Aおよび201Bは、記録媒体Rを矢
印の副走査方向Vsに挾持搬送するために設けたローラ対
である。202Bk、202Y、202Mおよび202Cは、それぞれ、
記録媒体Rの全幅にわたってノズルを配列したブラツ
ク、イエロー、マゼンタおよびシアンの記録を行うフル
マルチタイプの記録ヘツドであり、その順に記録媒体搬
送方向の上流側から配置してある。
200は回復系であり、各インクジエツトからの吸引動
作或いはヘツドからの空吐出動作キヤツピング等のイン
ク吐出の回復処理(吐出回復処理と称する)を行うもの
であり、かかる処理にあたっては記録媒体Rに代って記
録ヘツド202B〜202Cに対向する。しかし本例において
は、適正なタイミング予備過熱を行うために、その吐出
回復処理の起動回数を著しく低減できる。
特に、本実施例においては、ヘツドが図の下から順
に、C、Y、M、Bkの順で並んでいるので白黒受信動作
の際には回復系200は一旦Y、M、C、B系の各ヘツド
の回復動作を行い、次いでBkのヘツドだけが紙に対して
露出し、その他のヘツドM、Y、Cについては露出しな
い様に移動される。
したがってヘツドM、Y、Cについてはキヤツピング
されたままであるので信頼性が向上する。
尚、第9図は第8図の記録ヘツド202Bk〜202Cの1つ
の外観を示す。第9図において210はインク吐出口、211
はインク供給管、212は電気熱変換素子駆動用の複数のI
C回路(駆動回路)である。また、213、214は駆動信号
を与えるための端子である。
このようなフルラインタイプのプリンタを有するフア
クシミリ装置に本発明を適用する場合にも、同様の制御
手順で行うことができる。
また、第3図の実施例ではカラーインクヘツドとBkイ
ンクヘツドが同一キヤリツジ上に載置されているが、こ
れに限らず、第10図に示す様にカラーインクヘツドがBk
インクヘツドとは別のキヤリツジに載置されている場合
でも同様に本発明を適用出来る。
また、本発明は圧電素子をインク吐出エネルギー源と
して用いたいわゆるピエゾ式のインクジエツト記録装置
を記録系に用いたフアクシミリ装置にも適用できる。
(その他) なお、本発明は、特にインクジエツト記録方式の中で
もバブルジエツト方式の記録ヘツド、記録装置において
優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば
記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示され
ている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この
方式は所謂オンデマンド型、コンテイニユアス型のいず
れにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合
には、液体(インク)が保持されているシートや液路に
対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対
応していて核沸騰を超える急速な温度上昇を与える少な
くとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱
変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘツドの熱作
用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一
対一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるの
で有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口
を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つ
の滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、
即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第44
63359号明細書、同第4345262号明細書に記載されている
ようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上
昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載
されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行う
ことができる。
記録ヘツドの構成としては、上述の各明細書に開示さ
れているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構
成(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許
第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用い
た構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の
電気熱変換体に対して、共通するスリツトを電気熱変換
体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公
報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対
応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づ
いた構成としても本発明の効果は有効である。すなわ
ち、記録ヘツドの形態がどのようなものであっても、記
録を確実に効率よく行いうるからである。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記
録ヘツドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定できるので、好ま
しいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘツ
ドに対してのキヤツピング手段、クリーニング手段、加
圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素
子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録と
は別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定
した記録を行なうために有効である。
また、搭載される記録ヘツドの種類ないし個数につい
ても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けら
れたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに
対応して複数個数設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本実施例インクジエツト記録装置の形
態としては、コンピユータ等の情報処理機器の画像出力
端末として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複
写装置、さらには送受信機能を有するフアクシミリ装置
の形態を採るものであってもよい。
尚、説明は前後するが、本実施例における通信制御部
NCUでは、受信機が例えばG3フアクシミリに準じた画像
通信装置である場合は、非標準機能の初期識別信号、例
えばNSF信号によって受信機に送信モード、例えばカラ
ーモード、白黒モードを送信することが可能であり、例
えばG4フアクシミリに準じた画像通信装置である場合
は、TTC勧告、ISDN網インタフエース第3部、レイア3
仕様4.5.24で示されるユーザ・ユーザ信号により受信機
に送信モード、例えばカラーモード、白黒モードを送信
する様にすればよい。
〔他の実施例〕
本実施例では、カラー受信のときにカラーインクヘツ
ドが、どれか1でも使用可能状態でない場合、黒色イン
クで記録するように構成したが、例えばイエローインク
ヘツドが異常のとき、カラー画像データに基づいて、シ
アンインクとマゼンタインクの2色で記録しても良い。
あるいは、カラー画像中の黒色部分は黒色で記録し、カ
ラー部分はシアンで記録すれば、カラー部分が一目で分
かり、カラー記録をやり直すべきかどうかの判断がし易
い。
また、代用インクで記録した場合は、その旨を送信相
手に自動的に連絡するよう構成すれば、より便利であ
る。
以上、説明したように本実施例によれば、インクヘツ
ドが使用可能状態にないとき、他のインクヘツドを代用
して記録するので、受信作業を進めることができる。
作業者が代用インクで記録された画像を確認し、正し
い色で記録をやり直す必要があれば、送信相手に再び送
信するよう連絡しても良いし、あるいは特に本実施例に
依ればハードデイスクを備えているので受信した正しい
画像データが保存されており、記録装置をメンテした後
に記録し直せば良い。
このように、受信作業をとどこおりなく終了させ、色
の正しさは別にして、画像を出力することにより、ある
程度の情報が伝達されるので、受信を拒否する場合に比
べれば作業の進行が早い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、画像形成手段に
より使用可能な記録剤を適切に判断することにより、カ
ラー画像信号を受信した場合の良好な画像形成制御を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の基本構成を示すブロツク図、 第2図は本発明を適用可能なバブルジエツト式のインク
ジエツトカートリツジの一例を示す斜視図、 第3図は第2図のインクジエツトカートリツジを搭載し
て本発明が適用可能なフアクシミリ装置の記録系の構成
例を示す斜視図、 第4図は本発明実施例の使用色判定手段の回路構成例を
示すブロツク図、 第5図は本発明実施例の不吐出検出装置の配置構成例を
示す平面図、 第6図は不吐出検出の際に印字される不吐出検出パター
ンの一例を示す説明図、 第7図は本発明実施例の不吐出チエツクの制御動作手順
を示すフローチヤート、 第8図は他の実施例であるフルラインプリンタの構成例
を示す斜視図、 第9図は第8図の要部の拡大図、 第10図は第3図の別の例を示す図、 第11図は本実施例の制御方法のメインルーチンを示すフ
ローチヤート、 第12図は第11図のサブルーチンカラー受信モードを説明
するフローチヤート、 第13図は第11図のサブルーチン白黒受信モードを説明す
るフローチヤート、 第14図は第12図のサブルーチンカラープリント動作を説
明するフローチヤート、 第15図は第13図のサブルーチン白黒プリント動作を説明
するフローチヤート、 第16図は第12図のサブルーチンカラーエラー受信を説明
するフローチヤート、 第17図は第13図のサブルーチン白黒エラー受信を説明す
るフローチヤート、 第18図は第16図のサブルーチンカラー→黒変換プリント
動作を説明するフローチヤート、 第19図は第17図のサブルーチン→黒YMC変換プリント動
作を説明するフローチヤート、 第20図は第17図のサブルーチン→黒使用色変換プリント
動作を説明するフローチヤート、 第21図は第14図のサブルーチンカラープリント終了動作
を説明するフローチヤート、 第22図は第15図のサブルーチン白黒プリント終了動作を
説明するフローチヤートである。 17、22……駆動モータ 20Bk……黒色インクヘツド 20C……シアンインクヘツド 20M……マゼンタインクヘツド 20Y……イエローインクヘツド 26……回復装置 26A……キヤツプ部 60……ハードデイスク 61……使用色判定手段 62……モード判断手段 63……画像変換手段 64……黒印字スイツチ 101……CPU 104……モデム 105……NCU 113……不吐出センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−58474(JP,A) 特開 昭58−115970(JP,A) 特開 昭63−187766(JP,A) 特開 平1−130948(JP,A) 特開 平1−310965(JP,A) 特開 昭63−260448(JP,A) 特開 平2−22066(JP,A) 実開 昭63−59463(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/46 - 1/64 H04N 1/23 - 1/31

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像信号及び白黒画像信号を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信したカラー画像信号または白黒
    画像信号に基づき、黒色記録剤及び複数のカラー記録剤
    を用いて、媒体上に画像を記録する画像形成手段と、 前記画像形成手段が黒色記録剤及び複数のカラー記録剤
    を使用可能であるか否かを判断し、該判断結果に応じて
    前記画像形成手段による画像形成を制御する制御手段と
    を有し、 前記制御手段は、前記画像形成手段によるカラー画像信
    号の記録に際し、該画像形成手段の状態が、前記複数の
    カラー記録剤のうち少なくとも1色が使用不可能であっ
    て黒色記録剤が使用可能な第1の場合、前記複数のカラ
    ー記録剤のうち少なくとも1色及び前記黒色記録剤が使
    用不可能な第2の場合に該当するか否かを判断し、該判
    断結果に応じて画像形成を制御することを特徴とするカ
    ラー画像通信装置。
  2. 【請求項2】カラー画像信号及び白黒画像信号を受信
    し、受信したカラー画像信号または白黒画像信号に基づ
    き、黒色記録剤及び複数のカラー記録剤を選択的に使用
    可能な画像形成手段により、媒体上に画像を記録するカ
    ラー画像通信方法であって、 前記カラー画像信号の記録に際し、前記画像形成手段の
    状態が、前記複数のカラー記録剤のうち少なくとも1色
    が使用不可能であって黒色記録剤が使用可能な第1の場
    合、前記複数のカラー記録剤のうち少なくとも1色及び
    前記黒色記録剤が使用不可能な第2の場合のそれぞれに
    該当するか否かを判断し、該判断結果に応じて前記画像
    形成手段による画像形成を制御することを特徴とするカ
    ラー画像通信方法。
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