JP3048051U - 指圧温灸振動マッサージ器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動マッサージと温灸と指圧とを同時に患部
に与えることのできる、パーツが少なく安価な新規の指
圧温灸振動マッサージ器を提供する。 【解決手段】 頂面の左右両側に膨隆部１、２をもつ扁
平箱型外筐７と、外筐７内に設けた振動受け板８と、振
動受け板８に固定した電動起振器１３と、上記左右膨隆
部１、２に上下動、ローリングおよびピッチング自在と
して設けた左右振動子２０、２１と、振動子２０、２１
に上方への押し戻し力を与えるバネ２６、２７と振動子
２０、２１の中に装入したヒーター３０、３１と、上記
電動起振器１３およびヒーター３０、３１のコントロー
ラ３２とを備えて成るものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ヒーターによる温灸効果を得る使用、コイルによるバイブレーシヨ ン効果を得る使用およびこれ等両方の効果を同時に得る使用を任意に選択するこ とができ、膨隆部で指圧もできる温灸振動マッサージ器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、電気振動マッサージ器や電気温器、指圧器は知られているが、振動マッ サージと温灸と指圧とを同時に患部に与える形式のものは見当らない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、振動マッサージと温灸と指圧とを同時に患部に与えることのできる 、パーツが少なく安価な新規の指圧温灸振動マッサージ器を提供することを目的 とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係る指圧温灸振動マッサージ器は、頂面の 左右両側に膨隆部１、２をもつ扁平箱型外筐７と、外筐７内に設けた振動受け板 ８と、振動受け板８に固定した電動起振器１３と、上記左右膨隆部１、２に上下 動、ローリングおよびピッチング自在として設けた左右振動子２０、２１と、振 動子２０、２１に上方への押し戻し力を与えるバネ２６、２７と振動子２０、２ １の中に装入したヒーター３０、３１と、上記電動起振器１３およびヒーター３ ０、３１のコントローラ３２とを備えて成るものである。

【０００５】

【実施例】

図に示す実施例は、左右両側に膨隆部１、２をもつ皿形状の上側半分体３と下 面が平らな皿形状の下側半分体４とをその開口縁で合せ且つビス５および柱状取 付部６により止着することによって中空の扁平箱型の外筐７を構成し、この外筐 ７の中に凸形状を呈する振動受け板８を上記左右両膨隆部１、２の下側を横切る 位置として配してその両端を上側半分体３にビス９および柱状取付部１０により 止着し、この振動受け板８の下面により電磁コイル１１および振動板１２から成 る起振器１３をビス１４により固定すると共に上記左右各膨隆部１、２の頂面に 楕円形の孔１６、１７を開設し且つこれ等孔１６、１７の切縁の下側に短い筒状 部１８を一体に設けて上端縁に内向フランジ状の係合縁１９をもつガイド部１５ を形成し、上記各孔１６、１７にきの子形を呈する中空の振動子２０、２１を外 から挿入し且つこれ等振動子２０、２１の下面に当該下面より僅かに径の大きい 底板２２をビス２３および柱状取付部２４を以て止着し、よって各振動子２０、 ２１は底板２２の外周縁が係合縁１９に当接しまた振動子２０、２１の頭部２５ の下面が孔１６、１７の切縁上面に当接する間において上下動、ローリングおよ びピッチング自在とすると共に各振動子２０、２１の底板２２の下面と上記振動 受け板８の上面との間に当該振動子２０、２１を上方に向って押圧するコイルバ ネ２６、２７を挟入し、更に両振動子２０、２１に絶縁ゴム部材２８、２９を装 入してその内面を電気的に絶縁し、この絶縁ゴム部材２８、２９により囲繞され た空間内にコードヒーター３０、３１を装入し、これ等コードヒーター３０、３ １と上記コイル１１にコントローラ３２を介して商用電力の電源コード３３を接 続したものである。

【０００６】 上記コントローラ３２は、図４に示すようにヒーターの入切りスイッチ３４、 切のポジションをもつ振動（バイブレーション）のダイヤル式強弱調整スイッチ ３５、連続振動・断続振動切替スイッチ３６、使用時間タイマー３７および電源 入の表示ランプ３８を備えているものであって、このコントローラ３２の各スイ ッチ等を操作することによって、ヒーター３０、３１による温灸効果を得る使用 、コイル１１によるバイブレーシヨン効果を得る使用およびこれ等両方の効果を 同時に得る使用を任意に選択することができ、膨隆部で指圧もできるようにした ものである。

【０００７】 尚、振動子２０、２１の頂部には治療用マグネットを取付けることがある。

【０００８】

【考案の効果】

本考案に係る指圧温灸振動マッサージ器は、上記のような構成であるので、た とえば膨隆部１、２の頂面に設けられた振動子２０、２１に患部を体重をのせる ようにして押し当て、この押し当ての直前もしくは直後にコントローラ３０を操 作してヒーター３０、３１と起振器１３への通電を行い、よって押し当てによる 指圧効果とヒーターへの通電による温灸効果と起振器１３への通電による振動マ ッサージ効果とを患部に同時に与える等の使い方ができ、この使い方をする場合 には外筐が扁平箱型であるので上記体重のせが容易にでき、しかも上記指圧効果 、温灸効果および振動マッサージ効果を同時に少ないパーツで行えるようになっ ていて安価に提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す平面図である。

【図２】図１Ａ−Ａ線に沿う断面図である。

【図３】同じく分解斜視図である。

【図４】コントローラを示す正面図である。

【符号の説明】

１、２ 膨隆部 ３ 上側半分体 ４ 下側半分体 ５ ビス ６ 取付部 ７ 外筐 ８ 振動受け板 ９ ビス １０ 取付部 １１ 電磁コイル １２ 振動板 １３ 起振器 １４ ビス １５ ガイド部 １６、１７ 孔 １８ 筒状部 １９ 係合縁 ２０、２１ 振動子 ２２ 底板 ２３ ビス ２４ 取付部 ２５ 頭部 ２６、２７ コイルバネ ２８、２９ 絶縁ゴム部材 ３０、３１ヒーター ３２ コントローラー ３３ 電源コード ３４ 入切スイッチ ３５ 調整スイッチ ３６ 切替スイッチ ３７ タイマー ３８ 表示ランプ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 頂面の左右両側に膨隆部１、２をもつ扁
   平箱型外筐７と、外筐７内に設けた振動受け板８と、振
   動受け板８に固定した電動起振器１３と、上記左右膨隆
   部１、２に上下動、ローリングおよびピッチング自在と
   して設けた左右振動子２０、２１と、振動子２０、２１
   に上方への押し戻し力を与えるバネ２６、２７と振動子
   ２０、２１の中に装入したヒーター３０、３１と、上記
   電動起振器１３およびヒーター３０、３１のコントロー
   ラ３２とを備えて成ることを特徴とする指圧温灸振動マ
   ッサージ器。