JP3047991B2 - リアルタイムシステム動作仕様記述装置 - Google Patents
リアルタイムシステム動作仕様記述装置Info
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- JP3047991B2 JP3047991B2 JP2316125A JP31612590A JP3047991B2 JP 3047991 B2 JP3047991 B2 JP 3047991B2 JP 2316125 A JP2316125 A JP 2316125A JP 31612590 A JP31612590 A JP 31612590A JP 3047991 B2 JP3047991 B2 JP 3047991B2
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Description
通信システムや交換システムなどのリアルタイムシス
テムにおける動作仕様記述の動作実行およびその表示方
法に関する。
テムにおける動作仕様記述の動作実行およびその表示方
法に関する。
従来、通信システムや交換システムなどのリアルタイ
ムソフトウェアの動作仕様記述方法は、動作シナリオを
用いて、それからメッセージシーケンスを生成する方法
があり、一例として、「情報処理学会、ソフトウェア工
学研究会報告、71−1、pp.1−5、1990.2.8」に記載さ
れている。 この方法では、予めシステムの動作仕様を時系列的な
動作シナリオで作成しておき、その動作シナリオの組み
合わせで動作仕様を記述する方法を採っている。したが
って、メッセージシーケンスが異なると、それに応じて
動作シナリオも複数用意しておく必要がある。 また、操作対象となるオブジェクトの動作をソフトウ
ェアで記述し、それを実行する処理系や時限監視手段は
用意されていない。
ムソフトウェアの動作仕様記述方法は、動作シナリオを
用いて、それからメッセージシーケンスを生成する方法
があり、一例として、「情報処理学会、ソフトウェア工
学研究会報告、71−1、pp.1−5、1990.2.8」に記載さ
れている。 この方法では、予めシステムの動作仕様を時系列的な
動作シナリオで作成しておき、その動作シナリオの組み
合わせで動作仕様を記述する方法を採っている。したが
って、メッセージシーケンスが異なると、それに応じて
動作シナリオも複数用意しておく必要がある。 また、操作対象となるオブジェクトの動作をソフトウ
ェアで記述し、それを実行する処理系や時限監視手段は
用意されていない。
従来のリアルタイムソフトウェアの動作仕様記述方法
は、動作シナリオが操作シーケンスではなくメッセージ
シーケンスが主体であるために、設計者にとっては理解
性が良いが、現実の利用者の動作仕様を忠実に表現でき
ないため、利用者にとっては決して理解性が良いとは言
えない。しかも、操作の指示を対話的に行なえないため
に、使い勝手が課題となる。したがって、利用者の意図
する動作仕様を確実に反映することができず、利用者と
設計者の間で動作イメージにずれがある状態で、曖昧な
設計が進行していくと、テスト工程や出荷後に利用者に
より不良が発見されることとなり、その修正工数が非常
に大きくなる。 また、操作対象となるオブジェクトの動作はソフトウ
ェアで記述されるが、それを直接実行する処理系は用意
されていないため、オブジェクトの動作を変更する場合
には、ソースコードを変更し、オブジェクトモジュール
を再生成しなければならないという問題がある。 本発明の主たる目的は、利用者と設計者の思考にある
システムの動作仕様を忠実に表わすインタフェースと、
対話型で動作仕様を直接実行し、その実行結果をアニメ
ーション表示することが可能なリアルタイムシステム動
作仕様記述装置を提供することを目的とする。
は、動作シナリオが操作シーケンスではなくメッセージ
シーケンスが主体であるために、設計者にとっては理解
性が良いが、現実の利用者の動作仕様を忠実に表現でき
ないため、利用者にとっては決して理解性が良いとは言
えない。しかも、操作の指示を対話的に行なえないため
に、使い勝手が課題となる。したがって、利用者の意図
する動作仕様を確実に反映することができず、利用者と
設計者の間で動作イメージにずれがある状態で、曖昧な
設計が進行していくと、テスト工程や出荷後に利用者に
より不良が発見されることとなり、その修正工数が非常
に大きくなる。 また、操作対象となるオブジェクトの動作はソフトウ
ェアで記述されるが、それを直接実行する処理系は用意
されていないため、オブジェクトの動作を変更する場合
には、ソースコードを変更し、オブジェクトモジュール
を再生成しなければならないという問題がある。 本発明の主たる目的は、利用者と設計者の思考にある
システムの動作仕様を忠実に表わすインタフェースと、
対話型で動作仕様を直接実行し、その実行結果をアニメ
ーション表示することが可能なリアルタイムシステム動
作仕様記述装置を提供することを目的とする。
本発明によるリアルタイムシステム動作仕様記述装置
は、上記課題を解決するために、リアルタイムシステム
で扱う装置を対象(オブジェクト)として設定し、オブ
ジェクトの動作やオブジェクト間の関係をソフトウェア
により記述したプログラムオブジェクトと、プログラム
の動作やオブジェクト間の関係を形式的に意味がある図
形で記述したシンボル図形オブジェクトと、プログラム
オブジェクトの名称から対応するシンボル図形オブジェ
クトの名称を得るためのプログラム名・図形名変換テー
ブルと、逆にシンボル図形オブジェクトの名称から対応
するプログラムオブジェクトの名称を得るための図形名
・プログラム名変換テーブルと、各オブジェクト間のメ
ッセージ通信を行なう通信手段と、プログラムに対する
処理動作の指示を対話的にコマンドメニュー形式で表示
するコマンド表示手段と、プログラムに対する処理動作
の指示をコマンドメニューから受け付けるコマンド入力
手段と、プログラムの動作に対応するシンボル図形を動
的に表示するシンボル図形表示手段とからなることを特
徴とする。 また、本発明によるリアルタイムシステム動作仕様記
述装置は、更に、プログラムオブジェクトの動作実行に
よりプログラム間で送受信されたメッセージを時系列的
に記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に格納された
メッセージを図式記述し、かつ時系列的に表示するよう
にしたことを他の特徴とする。 また、本発明によるリアルタイムシステム動作仕様記
述装置では、更に、プログラムオブジェクト毎に履歴情
報を付加し、履歴情報に対応して受信可能なメッセージ
を登録しておき、受信不可能なメッセージを受信したと
きには、プログラムオブジェクトの動作実行を一度中止
し、その旨を対応する図形シンボル上に表示するように
したことを他の特徴とする。 また、本発明によるリアルタイムシステム動作仕様記
述装置では、プログラムオブジェクト毎に履歴情報を付
加し、履歴情報に対応して受け付け可能なコマンドメニ
ューを表示することを更に他の特徴とする。 また、本発明によるリアルタイムシステム動作仕様記
述装置では、プログラムオブジェクトから送信されるメ
ッセージに送信時刻を指定する機能を設け、指定した時
刻に通信先のプログラムオブジェクトに対しメッセージ
を送信することを更に他の特徴とする。 また、本発明によるリアルタイムシステム動作仕様記
述装置では、プログラムオブジェクトの次にメッセージ
を受信するまでの時間を監視することにより、タイムア
ウト時には当該プログラムオブジェクトにタイムアウト
のメッセージを送出することもできる。 また、本発明によりリアルタイムシステム動作仕様記
述装置では、プログラムオブジェクトの動作実行により
得られるメッセージシーケンスと,予め記憶手段に記憶
したメッセージシーケンスとを比較することもでこき
る。
は、上記課題を解決するために、リアルタイムシステム
で扱う装置を対象(オブジェクト)として設定し、オブ
ジェクトの動作やオブジェクト間の関係をソフトウェア
により記述したプログラムオブジェクトと、プログラム
の動作やオブジェクト間の関係を形式的に意味がある図
形で記述したシンボル図形オブジェクトと、プログラム
オブジェクトの名称から対応するシンボル図形オブジェ
クトの名称を得るためのプログラム名・図形名変換テー
ブルと、逆にシンボル図形オブジェクトの名称から対応
するプログラムオブジェクトの名称を得るための図形名
・プログラム名変換テーブルと、各オブジェクト間のメ
ッセージ通信を行なう通信手段と、プログラムに対する
処理動作の指示を対話的にコマンドメニュー形式で表示
するコマンド表示手段と、プログラムに対する処理動作
の指示をコマンドメニューから受け付けるコマンド入力
手段と、プログラムの動作に対応するシンボル図形を動
的に表示するシンボル図形表示手段とからなることを特
徴とする。 また、本発明によるリアルタイムシステム動作仕様記
述装置は、更に、プログラムオブジェクトの動作実行に
よりプログラム間で送受信されたメッセージを時系列的
に記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に格納された
メッセージを図式記述し、かつ時系列的に表示するよう
にしたことを他の特徴とする。 また、本発明によるリアルタイムシステム動作仕様記
述装置では、更に、プログラムオブジェクト毎に履歴情
報を付加し、履歴情報に対応して受信可能なメッセージ
を登録しておき、受信不可能なメッセージを受信したと
きには、プログラムオブジェクトの動作実行を一度中止
し、その旨を対応する図形シンボル上に表示するように
したことを他の特徴とする。 また、本発明によるリアルタイムシステム動作仕様記
述装置では、プログラムオブジェクト毎に履歴情報を付
加し、履歴情報に対応して受け付け可能なコマンドメニ
ューを表示することを更に他の特徴とする。 また、本発明によるリアルタイムシステム動作仕様記
述装置では、プログラムオブジェクトから送信されるメ
ッセージに送信時刻を指定する機能を設け、指定した時
刻に通信先のプログラムオブジェクトに対しメッセージ
を送信することを更に他の特徴とする。 また、本発明によるリアルタイムシステム動作仕様記
述装置では、プログラムオブジェクトの次にメッセージ
を受信するまでの時間を監視することにより、タイムア
ウト時には当該プログラムオブジェクトにタイムアウト
のメッセージを送出することもできる。 また、本発明によりリアルタイムシステム動作仕様記
述装置では、プログラムオブジェクトの動作実行により
得られるメッセージシーケンスと,予め記憶手段に記憶
したメッセージシーケンスとを比較することもでこき
る。
上記のように構成されたリアルタイムシステム動作仕
様記述装置によれば、オブジェクトの動作仕様を表すプ
ログラムオブジェクトとシンボル図形オブジェクトとを
独立に定義し、さらにプログラムオブジェクトとシンボ
ル図形オブジェクトとの対応関係を表すテーブル群を用
意することにより、オブジェクト間のメッセージ通信に
よりシステム動作が変化した場合、プログラムオブジェ
クトは当該テーブルをアクセスし、プログラムオブジェ
クトに対応するシンボル図形オブジェクトにメッセージ
を送信することにより、その変化状況をアニメーション
表示していくことができる。 また、シンボル図形オブジェクトに対してコマンドが
指示された場合には、シンボル図形オブジェクトは当該
テーブルをアクセスし、シンボル図形オブジェクトに対
応するプログラムオブジェクトにコマンドの内容をメッ
セージで送信することができる。 そして、プログラムオブジェクト間のメッセージ通信
において、時限監視機能によりメッセージの遅延やタイ
ムアウト処理を簡単に実現することができる。 また、プログラムオブジェクト間のメッセージシーケ
ンスを記憶したり、検証したり、時系列的に図式記述す
ることができる。 また、プログラムオブジェクトは履歴情報を用いて、
受信可能なメッセージや受付可能なコマンドを指示する
ことができる。
様記述装置によれば、オブジェクトの動作仕様を表すプ
ログラムオブジェクトとシンボル図形オブジェクトとを
独立に定義し、さらにプログラムオブジェクトとシンボ
ル図形オブジェクトとの対応関係を表すテーブル群を用
意することにより、オブジェクト間のメッセージ通信に
よりシステム動作が変化した場合、プログラムオブジェ
クトは当該テーブルをアクセスし、プログラムオブジェ
クトに対応するシンボル図形オブジェクトにメッセージ
を送信することにより、その変化状況をアニメーション
表示していくことができる。 また、シンボル図形オブジェクトに対してコマンドが
指示された場合には、シンボル図形オブジェクトは当該
テーブルをアクセスし、シンボル図形オブジェクトに対
応するプログラムオブジェクトにコマンドの内容をメッ
セージで送信することができる。 そして、プログラムオブジェクト間のメッセージ通信
において、時限監視機能によりメッセージの遅延やタイ
ムアウト処理を簡単に実現することができる。 また、プログラムオブジェクト間のメッセージシーケ
ンスを記憶したり、検証したり、時系列的に図式記述す
ることができる。 また、プログラムオブジェクトは履歴情報を用いて、
受信可能なメッセージや受付可能なコマンドを指示する
ことができる。
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。第
1図は、本発明のリアルタイムシステム動作仕様記述装
置の実施例を示すブロック構成図である。第1図におい
て、10はマウスやアイコンを用いて図形やテキストを入
力したり、表示したりする端末装置で、20はシンボル図
形を表示するシンボル図形表示手段、30はプログラムオ
ブジェクトへの操作を指示するコマンドを受け付けるコ
マンド入力手段、31はプログラムオブジェクトへの操作
を指示するコマンドメニューを表示するコマンド表示手
段、40はプログラムオブジェクト、50はシンボル図形オ
ブジェクト、60はプログラムオブジェクト名称からシン
ボル図形オブジェクト名称を得るために使用するプログ
ラム名・図形名変換テーブル、61はシンボル図形オブジ
ェクト名称からプログラムオブジェクト名称を得るため
に使用する図形名・プログラム名変換テーブル、70はプ
ログラムオブジェクトやシンボル図形オブジェクト間の
メッセージ通信を行う通信手段、80は時間の監視を行う
時限監視手段、90はメッセージ通信の履歴情報をファイ
ルに記憶するためのメッセージシーケンス記憶手段、91
はメッセージ通信の履歴情報を記憶するファイル、92は
メッセージ通信の履歴情報を図式表示するメッセージシ
ーケンス表示手段である。ここで、プログラムオブジェ
クト40およびシンボル図形オブジェクト50は複数用意さ
れる。これらのプログラムオブジェクト40およびシンボ
ル図形オブジェクト50はメッセージを受信するとメッセ
ージに対応する処理を実行し、必要があれば別のオブジ
ェクトにメッセージを送信することでシステム全体の動
作が行われていく。さらに、各プログラムオブジェクト
40は内部に履歴情報を持ち、この履歴情報を用いて受信
可能なメッセージを決めたり、受け付け可能なコマンド
を決め、コマンドメニューに表示することができる。 第2図は、本発明のリアルタイムシステム動作仕様記
述装置での動作仕様表示画面例で、交換システムを例に
表示してある。動作仕様表示画面201上に、人のシンボ
ル図形オブジェクト202、多機能電話機のシンボル図形
オブジェクト203、交換機のシンボル図形オブジェクト2
05、多機能電話機と交換機を接続する回線のシンボル図
形オブジェクト204、プログラムオブジェクトの動作タ
イミングを制御する時計のシンボル図形オブジェクト20
6、および人や多機能電話機や交換機などから送出され
るメッセージの内容207などが画面に表示される。各シ
ンボル図形オブジェクト50はそれぞれ図形名208を持
つ。例えば、‘交換機’というのが図形名である。この
画面例は、数字受信状態から呼出中状態に変化した場面
を表示している。シンボル図形の表示は、プログラムオ
ブジェクト間でメッセージが送信される都度変化する。
表示の変化は、プログラムオブジェクト40がプログラム
名からプログラム名・図形名変換テーブル60を用いて対
応する図形名を求め、図形名に対応するシンボル図形オ
ブジェクト50にメッセージを送信することにより、シン
ボル図形オブジェクト50の色や形を変化させる。 第3図は、本発明のリアルタイムシステム動作仕様記
述装置でのプログラムオブジェクト40の定義例で、オブ
ジェクト指向言語で記述してある。401は交換機のプロ
グラムオブジェクト定義例、402は多機能電話機のプロ
グラムオブジェクト定義例である。プログラムオブジェ
クト定義内にはプログラム名403とデータの格納領域で
あるスロット404を持つ。405は交換機オブジェクト401
の操作の定義例であり、この例では、多機能電話機オブ
ジェクト402からオフフック要求のメッセージを受信す
ると、多機能電話機オブジェクト402に対してオフフッ
ク要求を受け付けたことのメッセージを返している。も
し必要な操作がさらにあれば、プログラムを書き加えて
いくことができる。 第4図は、本発明のリアルタイムシステム動作仕様記
述装置でのシンボル図形オブジェクト50を定義する画面
例で、交換システムで取り扱うオブジェクトの例を記述
してある。501は、定義されたシンボル図形オブジェク
トを表示する部品表示画面である。例として、人、交換
機、多機能電話機、時計、回線などがある。502は定義
されたシンボル図形オブジェクトの一例であり、図形名
503を持つ。部品表示画面内のシンボル図形オブジェク
トを選択して動作表示画面内に複写することで交換シス
テムの静的仕様を表現する。 第5図は、プログラム名・図形名変換テーブル60の構
成例である。このテーブルはプログラムオブジェクト40
のプログラム名601とシンボル図形オブジェクト50の図
形名602の対から成り、プログラムオブジェクト40の名
称から対応するシンボル図形オブジェクト50の名称を得
ることができる。プログラムオブジェクト40のプログラ
ム名601には第3図のプログラム名403が格納され、シン
ボル図形オブジェクト50の図形名602には第4図の図形
名503が格納される。 第6図は、図形名・プログラム名変換テーブル61の構
成例である。このテーブルはシンボル図形オブジェクト
の図形名611とプログラムオブジェクトのプログラム名6
12の対から成り、シンボル図形オブジェクトの名称から
対応するプログラムオブジェクトの名称を得ることがで
きる。シンボル図形オブジェクトの図形名611には第4
図の図形名503が格納され、プログラムオブジェクトの
プログラム名612には第3図のプログラム名403が格納さ
れる。 第7図は、本発明のリアルタイムシステム動作仕様記
述装置でのオブジェクトに操作を指示するコマンドメニ
ューの表示画面例である。この画面例では、人202を選
択してコマンドメニュー301を表示し、多機能電話機203
の操作としてコマンドメニュー301の中からオフフック
を選択すると、シンボル図形オブジェクト50は図形名・
プログラム名変換テーブル61から対応するプログラムオ
ブジェクト名称を得て、この名称に対応するプログラム
オブジェクトに対して操作を指示し、その操作内容によ
ってメッセージの内容207が表示された場面を表現して
いる。また、この操作に要した時間は時計206に保持さ
れ、必要があれば時計の内容を表示することができる。 第8図は通信手段70を介して、プログラムオブジェク
ト40とシンボル図形オブジェクト50間で送受信されるメ
ッセージのフォーマットの一例である。メッセージの送
出元を示すオブジェクト送信元名701、メッセージの通
信先を示すオブジェクト通信先名702、情報エリアのサ
イズを示す情報サイズ703、オブジェクト間でやり取り
される情報を格納した情報エリア704で構成される。オ
ブジェクト送信元名701やメッセージの通信先を示すオ
ブジェクト通信先名702には、プログラム名・図形名変
換テーブル60や図形名・プログラム名変換テーブル61か
ら得られたプログラムオブジェクト名やシンボル図形オ
ブジェクト名が格納される。情報エリア704に格納され
る情報としては、メッセージ名称、メッセージの送出時
刻、パラメータ、オブジェクトの内部状態等がある。 通信手段70はメッセージフォーマット内のオブジェク
ト通信先名702で指示されるオブジェクトにメッセージ
を引き渡す。 第9図はユーザによるシンボル図形の選択から対応す
るプログラムオブジェクト40を実行し、その結果を図形
シンボルに動的に表示するまでの動作フロー例を示す。 (1)コマンド入力手段30は端末装置10の画面上で選択
されたシンボル図形オブジェクト50を読み取り、メッセ
ージを編集したのち、図形名・プログラム名変換テーブ
ル61をアクセスし、これによってプログラムオブジェク
トのプログラム名612を得て、通信手段70を介して、対
応するプログラムオブジェクト40へメッセージを送信す
る(ステップ101)。 (2)メッセージを受信したプログラムオブジェクト40
は、履歴情報から受け付け可能なコマンドメニューを決
定し、通信手段70を介してメッセージをコマンド表示手
段31に送り、端末装置10の画面上にコマンドメニューを
表示する(ステップ102)。 (3)コマンド入力手段30はコマンドメニューで指示さ
れたコマンド要求を入手し、通信手段70を介してメッセ
ージを対応するプログラムオブジェクト40に送信する
(ステップ103)。 (4)メッセージを受信したプログラムオブジェクト40
は、履歴情報からメッセージの受け付け可否のチェック
を行う(ステップ104、105)。 (5)メッセージが受け付け可能であれば、プログラム
オブジェクト40は、受信したメッセージに対応する動作
を実行し、履歴情報を更新したのち、プログラム名・図
形名変換テーブル60をアクセスし、シンボル図形オブジ
ェクトの名称602を求め、通信手段70を介して、動作を
実行した旨のメッセージを対応するシンボル図形オブジ
ェクト50へ送信する(ステップ106)。 (6)シンボル図形オブジェクト50はシンボル図形表示
手段20を介して、オブジェクトが動作したことの図形表
示を行う(ステップ107)。 (7)もし、受信したメッセージが受け付け不可の場合
には、プログラムオブジェクト40は、対応する動作の実
行を中断し、履歴情報を更新したのち、プログラム名・
図形名変換テーブル60をアクセスし、シンボル図形オブ
ジェクトの名称602を求め、通信手段70を介して、対応
するシンボル図形オブジェクト50へエラーを検出した旨
のメッセージを送信する(ステップ108)。 (8)シンボル図形オブジェクト50はシンボル図形表示
手段20を介して、エラーの表示を行う(ステップ10
9)。 ここで、プログラムオブジェクト間で複数のメッセー
ジが連続的に送受信される場合には、ステップ103、10
4、105、106、107を繰り返す。 第10図は時限監視手段80を用いて実現した時限監視機
能の実施例である。時限監視機能には、指定した時刻に
メッセージを所定のプログラムオブジェクトあるいはシ
ンボル図形オブジェクトに送出する機能とタイムアウト
を検出する機能の2つがある。例えば、プログラムオブ
ジェクト41からプログラムオブジェクト42に指定した時
刻にメッセージを送出する場合、まず、プログラムオブ
ジェクト41はメッセージの中に、オブジェクト送信元名
701、オブジェクト通信先名702および情報エリア704を
送出指定時刻を入れ、通信手段70に送る。通信手段70は
メッセージの中で指定時刻が指示されていると判定する
と、時限監視手段80に指定時刻なったら通知するよう要
求する。そして、時限監視手段80は指定時刻に到るとそ
の旨の通知を通信手段70に返す。通信手段70は当該メッ
セージをプログラムオブジェクト42に送出する。時刻指
定方法は絶対時刻でも相対時刻でもかまわない。また、
例えば、プログラムオブジェクト43が時限監視を要求す
る場合は、直接プログラムオブジェクト43は時限監視手
段80に時限監視の登録をする。 第11図はメッセージシーケンス記憶手段90によりメッ
セージシーケンスファイル91に格納されるメッセージ情
報フォーマットの一例である。メッセージ情報フォーマ
ットはメッセージの格納された順序を表す通し番号91
1、メッセージの送出元を示すオブジェクト送信元名91
2、メッセージの送信先を示すオブジェクト通信先名91
3、情報エリアのサイズを示す情報サイズ914、オブジェ
クト間でやり取りされる情報を格納した情報エリア915
で構成される。情報エリア915に格納される情報として
は、メッセージ名称、メッセージの送出時刻、パラメー
タ、オブジェクトの内部状態等がある。ここで、生成さ
れるメッセージシーケンスは、プログラムオブジェクト
40間で送受信されるメッセージのみで、シンボル図形オ
ブジェクト50と送受信されるメッセージは含まない。メ
ッセージシーケンスのファイル91への格納は、まず、通
信手段70がメッセージ送信の要求を受け付けると、メッ
セージ内のオブジェクト送信元名701およびオブジェク
ト通信先名702がプログラムオブジェクト40であるかど
うか確認し、プログラムオブジェクト40であれば、メッ
セージ内容をメッセージ記憶手段90に引き渡す。そし
て、メッセージ記憶手段90は格納したメッセージ数を更
新し、その値を通し番号911とし、通し番号911を付与し
て、引き継いだメッセージをメッセージシーケンスファ
イル91に格納する。 第12図はメッセージシーケンス表示手段92によりメッ
セージシーケンスを図式記述した一例である。メッセー
ジシーケンス表示手段92は表示要求を受け付けると、メ
ッセージシーケンスファイル91に格納された一連のメッ
セージシーケンス情報を読み出し、まず、オブジェクト
送信元名701およびオブジェクト通信先名702から使用さ
れたプログラムオブジェクト名を抽出し、プログラムオ
ブジェクト名921を所定の位置に配置し、オブジェクト
の境界を指示する境界線922をプログラムオブジェクト
名の下に配置する。そして、オブジェクト送信元名701
を始点とし、オブジェクト通信先名702を終点とする矢
印923を引く。メッセージの通し番号911が1増加するご
とに所定の位置だけ下げて矢印923を引くことにより、
時系列的記述を行う。また、矢印923の上部には当該メ
ッセージ情報エリアからメッセージ名称924を抽出して
記述する。 また、予め検証されたメッセージシーケンスをメッセ
ージシーケンスファイル91に格納しておき、プログラム
オブジェクトの動作実行により生成したメッセージシー
ケンスとを比較する機能をメッセージシーケンス表示手
段92に用意しておくことにより、プログラムオブジェク
トに変更や修正があった場合の検証を容易に行うことが
でき、メッセージシーケンスが異なる場合は差分情報を
表示する。
1図は、本発明のリアルタイムシステム動作仕様記述装
置の実施例を示すブロック構成図である。第1図におい
て、10はマウスやアイコンを用いて図形やテキストを入
力したり、表示したりする端末装置で、20はシンボル図
形を表示するシンボル図形表示手段、30はプログラムオ
ブジェクトへの操作を指示するコマンドを受け付けるコ
マンド入力手段、31はプログラムオブジェクトへの操作
を指示するコマンドメニューを表示するコマンド表示手
段、40はプログラムオブジェクト、50はシンボル図形オ
ブジェクト、60はプログラムオブジェクト名称からシン
ボル図形オブジェクト名称を得るために使用するプログ
ラム名・図形名変換テーブル、61はシンボル図形オブジ
ェクト名称からプログラムオブジェクト名称を得るため
に使用する図形名・プログラム名変換テーブル、70はプ
ログラムオブジェクトやシンボル図形オブジェクト間の
メッセージ通信を行う通信手段、80は時間の監視を行う
時限監視手段、90はメッセージ通信の履歴情報をファイ
ルに記憶するためのメッセージシーケンス記憶手段、91
はメッセージ通信の履歴情報を記憶するファイル、92は
メッセージ通信の履歴情報を図式表示するメッセージシ
ーケンス表示手段である。ここで、プログラムオブジェ
クト40およびシンボル図形オブジェクト50は複数用意さ
れる。これらのプログラムオブジェクト40およびシンボ
ル図形オブジェクト50はメッセージを受信するとメッセ
ージに対応する処理を実行し、必要があれば別のオブジ
ェクトにメッセージを送信することでシステム全体の動
作が行われていく。さらに、各プログラムオブジェクト
40は内部に履歴情報を持ち、この履歴情報を用いて受信
可能なメッセージを決めたり、受け付け可能なコマンド
を決め、コマンドメニューに表示することができる。 第2図は、本発明のリアルタイムシステム動作仕様記
述装置での動作仕様表示画面例で、交換システムを例に
表示してある。動作仕様表示画面201上に、人のシンボ
ル図形オブジェクト202、多機能電話機のシンボル図形
オブジェクト203、交換機のシンボル図形オブジェクト2
05、多機能電話機と交換機を接続する回線のシンボル図
形オブジェクト204、プログラムオブジェクトの動作タ
イミングを制御する時計のシンボル図形オブジェクト20
6、および人や多機能電話機や交換機などから送出され
るメッセージの内容207などが画面に表示される。各シ
ンボル図形オブジェクト50はそれぞれ図形名208を持
つ。例えば、‘交換機’というのが図形名である。この
画面例は、数字受信状態から呼出中状態に変化した場面
を表示している。シンボル図形の表示は、プログラムオ
ブジェクト間でメッセージが送信される都度変化する。
表示の変化は、プログラムオブジェクト40がプログラム
名からプログラム名・図形名変換テーブル60を用いて対
応する図形名を求め、図形名に対応するシンボル図形オ
ブジェクト50にメッセージを送信することにより、シン
ボル図形オブジェクト50の色や形を変化させる。 第3図は、本発明のリアルタイムシステム動作仕様記
述装置でのプログラムオブジェクト40の定義例で、オブ
ジェクト指向言語で記述してある。401は交換機のプロ
グラムオブジェクト定義例、402は多機能電話機のプロ
グラムオブジェクト定義例である。プログラムオブジェ
クト定義内にはプログラム名403とデータの格納領域で
あるスロット404を持つ。405は交換機オブジェクト401
の操作の定義例であり、この例では、多機能電話機オブ
ジェクト402からオフフック要求のメッセージを受信す
ると、多機能電話機オブジェクト402に対してオフフッ
ク要求を受け付けたことのメッセージを返している。も
し必要な操作がさらにあれば、プログラムを書き加えて
いくことができる。 第4図は、本発明のリアルタイムシステム動作仕様記
述装置でのシンボル図形オブジェクト50を定義する画面
例で、交換システムで取り扱うオブジェクトの例を記述
してある。501は、定義されたシンボル図形オブジェク
トを表示する部品表示画面である。例として、人、交換
機、多機能電話機、時計、回線などがある。502は定義
されたシンボル図形オブジェクトの一例であり、図形名
503を持つ。部品表示画面内のシンボル図形オブジェク
トを選択して動作表示画面内に複写することで交換シス
テムの静的仕様を表現する。 第5図は、プログラム名・図形名変換テーブル60の構
成例である。このテーブルはプログラムオブジェクト40
のプログラム名601とシンボル図形オブジェクト50の図
形名602の対から成り、プログラムオブジェクト40の名
称から対応するシンボル図形オブジェクト50の名称を得
ることができる。プログラムオブジェクト40のプログラ
ム名601には第3図のプログラム名403が格納され、シン
ボル図形オブジェクト50の図形名602には第4図の図形
名503が格納される。 第6図は、図形名・プログラム名変換テーブル61の構
成例である。このテーブルはシンボル図形オブジェクト
の図形名611とプログラムオブジェクトのプログラム名6
12の対から成り、シンボル図形オブジェクトの名称から
対応するプログラムオブジェクトの名称を得ることがで
きる。シンボル図形オブジェクトの図形名611には第4
図の図形名503が格納され、プログラムオブジェクトの
プログラム名612には第3図のプログラム名403が格納さ
れる。 第7図は、本発明のリアルタイムシステム動作仕様記
述装置でのオブジェクトに操作を指示するコマンドメニ
ューの表示画面例である。この画面例では、人202を選
択してコマンドメニュー301を表示し、多機能電話機203
の操作としてコマンドメニュー301の中からオフフック
を選択すると、シンボル図形オブジェクト50は図形名・
プログラム名変換テーブル61から対応するプログラムオ
ブジェクト名称を得て、この名称に対応するプログラム
オブジェクトに対して操作を指示し、その操作内容によ
ってメッセージの内容207が表示された場面を表現して
いる。また、この操作に要した時間は時計206に保持さ
れ、必要があれば時計の内容を表示することができる。 第8図は通信手段70を介して、プログラムオブジェク
ト40とシンボル図形オブジェクト50間で送受信されるメ
ッセージのフォーマットの一例である。メッセージの送
出元を示すオブジェクト送信元名701、メッセージの通
信先を示すオブジェクト通信先名702、情報エリアのサ
イズを示す情報サイズ703、オブジェクト間でやり取り
される情報を格納した情報エリア704で構成される。オ
ブジェクト送信元名701やメッセージの通信先を示すオ
ブジェクト通信先名702には、プログラム名・図形名変
換テーブル60や図形名・プログラム名変換テーブル61か
ら得られたプログラムオブジェクト名やシンボル図形オ
ブジェクト名が格納される。情報エリア704に格納され
る情報としては、メッセージ名称、メッセージの送出時
刻、パラメータ、オブジェクトの内部状態等がある。 通信手段70はメッセージフォーマット内のオブジェク
ト通信先名702で指示されるオブジェクトにメッセージ
を引き渡す。 第9図はユーザによるシンボル図形の選択から対応す
るプログラムオブジェクト40を実行し、その結果を図形
シンボルに動的に表示するまでの動作フロー例を示す。 (1)コマンド入力手段30は端末装置10の画面上で選択
されたシンボル図形オブジェクト50を読み取り、メッセ
ージを編集したのち、図形名・プログラム名変換テーブ
ル61をアクセスし、これによってプログラムオブジェク
トのプログラム名612を得て、通信手段70を介して、対
応するプログラムオブジェクト40へメッセージを送信す
る(ステップ101)。 (2)メッセージを受信したプログラムオブジェクト40
は、履歴情報から受け付け可能なコマンドメニューを決
定し、通信手段70を介してメッセージをコマンド表示手
段31に送り、端末装置10の画面上にコマンドメニューを
表示する(ステップ102)。 (3)コマンド入力手段30はコマンドメニューで指示さ
れたコマンド要求を入手し、通信手段70を介してメッセ
ージを対応するプログラムオブジェクト40に送信する
(ステップ103)。 (4)メッセージを受信したプログラムオブジェクト40
は、履歴情報からメッセージの受け付け可否のチェック
を行う(ステップ104、105)。 (5)メッセージが受け付け可能であれば、プログラム
オブジェクト40は、受信したメッセージに対応する動作
を実行し、履歴情報を更新したのち、プログラム名・図
形名変換テーブル60をアクセスし、シンボル図形オブジ
ェクトの名称602を求め、通信手段70を介して、動作を
実行した旨のメッセージを対応するシンボル図形オブジ
ェクト50へ送信する(ステップ106)。 (6)シンボル図形オブジェクト50はシンボル図形表示
手段20を介して、オブジェクトが動作したことの図形表
示を行う(ステップ107)。 (7)もし、受信したメッセージが受け付け不可の場合
には、プログラムオブジェクト40は、対応する動作の実
行を中断し、履歴情報を更新したのち、プログラム名・
図形名変換テーブル60をアクセスし、シンボル図形オブ
ジェクトの名称602を求め、通信手段70を介して、対応
するシンボル図形オブジェクト50へエラーを検出した旨
のメッセージを送信する(ステップ108)。 (8)シンボル図形オブジェクト50はシンボル図形表示
手段20を介して、エラーの表示を行う(ステップ10
9)。 ここで、プログラムオブジェクト間で複数のメッセー
ジが連続的に送受信される場合には、ステップ103、10
4、105、106、107を繰り返す。 第10図は時限監視手段80を用いて実現した時限監視機
能の実施例である。時限監視機能には、指定した時刻に
メッセージを所定のプログラムオブジェクトあるいはシ
ンボル図形オブジェクトに送出する機能とタイムアウト
を検出する機能の2つがある。例えば、プログラムオブ
ジェクト41からプログラムオブジェクト42に指定した時
刻にメッセージを送出する場合、まず、プログラムオブ
ジェクト41はメッセージの中に、オブジェクト送信元名
701、オブジェクト通信先名702および情報エリア704を
送出指定時刻を入れ、通信手段70に送る。通信手段70は
メッセージの中で指定時刻が指示されていると判定する
と、時限監視手段80に指定時刻なったら通知するよう要
求する。そして、時限監視手段80は指定時刻に到るとそ
の旨の通知を通信手段70に返す。通信手段70は当該メッ
セージをプログラムオブジェクト42に送出する。時刻指
定方法は絶対時刻でも相対時刻でもかまわない。また、
例えば、プログラムオブジェクト43が時限監視を要求す
る場合は、直接プログラムオブジェクト43は時限監視手
段80に時限監視の登録をする。 第11図はメッセージシーケンス記憶手段90によりメッ
セージシーケンスファイル91に格納されるメッセージ情
報フォーマットの一例である。メッセージ情報フォーマ
ットはメッセージの格納された順序を表す通し番号91
1、メッセージの送出元を示すオブジェクト送信元名91
2、メッセージの送信先を示すオブジェクト通信先名91
3、情報エリアのサイズを示す情報サイズ914、オブジェ
クト間でやり取りされる情報を格納した情報エリア915
で構成される。情報エリア915に格納される情報として
は、メッセージ名称、メッセージの送出時刻、パラメー
タ、オブジェクトの内部状態等がある。ここで、生成さ
れるメッセージシーケンスは、プログラムオブジェクト
40間で送受信されるメッセージのみで、シンボル図形オ
ブジェクト50と送受信されるメッセージは含まない。メ
ッセージシーケンスのファイル91への格納は、まず、通
信手段70がメッセージ送信の要求を受け付けると、メッ
セージ内のオブジェクト送信元名701およびオブジェク
ト通信先名702がプログラムオブジェクト40であるかど
うか確認し、プログラムオブジェクト40であれば、メッ
セージ内容をメッセージ記憶手段90に引き渡す。そし
て、メッセージ記憶手段90は格納したメッセージ数を更
新し、その値を通し番号911とし、通し番号911を付与し
て、引き継いだメッセージをメッセージシーケンスファ
イル91に格納する。 第12図はメッセージシーケンス表示手段92によりメッ
セージシーケンスを図式記述した一例である。メッセー
ジシーケンス表示手段92は表示要求を受け付けると、メ
ッセージシーケンスファイル91に格納された一連のメッ
セージシーケンス情報を読み出し、まず、オブジェクト
送信元名701およびオブジェクト通信先名702から使用さ
れたプログラムオブジェクト名を抽出し、プログラムオ
ブジェクト名921を所定の位置に配置し、オブジェクト
の境界を指示する境界線922をプログラムオブジェクト
名の下に配置する。そして、オブジェクト送信元名701
を始点とし、オブジェクト通信先名702を終点とする矢
印923を引く。メッセージの通し番号911が1増加するご
とに所定の位置だけ下げて矢印923を引くことにより、
時系列的記述を行う。また、矢印923の上部には当該メ
ッセージ情報エリアからメッセージ名称924を抽出して
記述する。 また、予め検証されたメッセージシーケンスをメッセ
ージシーケンスファイル91に格納しておき、プログラム
オブジェクトの動作実行により生成したメッセージシー
ケンスとを比較する機能をメッセージシーケンス表示手
段92に用意しておくことにより、プログラムオブジェク
トに変更や修正があった場合の検証を容易に行うことが
でき、メッセージシーケンスが異なる場合は差分情報を
表示する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。 リアルタイムシステムで取り扱うオブジェクトの動作
仕様をソフトウェアとそれに対応するシンボル図形で記
述することにより、そのオブジェクトの動作確認を対話
的に、しかも実行過程をアニメーション表示することが
可能となり、動作仕様を確認を視覚的にかつ容易に行う
ことができる。 また、オブジェクト間で送受信されるメッセージを時
系列的に記憶することにより、オブジェクト間で送受信
されるメッセージシーケンスを図式記述することが可能
となり、理解性の向上が期待できる。 また、オブジェクトの履歴情報を利用して、受け付け
可能なメッセージをチェックすることにより、メッセー
ジシーケンスの妥当性の評価を容易に行うことができ
る。 また、オブジェクトの履歴情報を利用して、受け付け
可能なコマンドをメニューで表示することにより、コマ
ンド指定を確実にできるので、操作性が向上する。 また、メッセージ送信時刻指定を利用することによ
り、メッセージ間の時間的関係を容易かつ自由に定義す
ることができる。 また、時限監視機能によりメッセージを所定時間以内
に到着しないケースの動作仕様を確認することができ
る。 そして、オブジェクト動作仕様を変更したり、修正し
た場合に、予め確認されたメッセージシーケンスと比較
するこにより、メッセージシーケンスに関する差分情報
を容易に得ることができる。
以下に記載されるような効果を奏する。 リアルタイムシステムで取り扱うオブジェクトの動作
仕様をソフトウェアとそれに対応するシンボル図形で記
述することにより、そのオブジェクトの動作確認を対話
的に、しかも実行過程をアニメーション表示することが
可能となり、動作仕様を確認を視覚的にかつ容易に行う
ことができる。 また、オブジェクト間で送受信されるメッセージを時
系列的に記憶することにより、オブジェクト間で送受信
されるメッセージシーケンスを図式記述することが可能
となり、理解性の向上が期待できる。 また、オブジェクトの履歴情報を利用して、受け付け
可能なメッセージをチェックすることにより、メッセー
ジシーケンスの妥当性の評価を容易に行うことができ
る。 また、オブジェクトの履歴情報を利用して、受け付け
可能なコマンドをメニューで表示することにより、コマ
ンド指定を確実にできるので、操作性が向上する。 また、メッセージ送信時刻指定を利用することによ
り、メッセージ間の時間的関係を容易かつ自由に定義す
ることができる。 また、時限監視機能によりメッセージを所定時間以内
に到着しないケースの動作仕様を確認することができ
る。 そして、オブジェクト動作仕様を変更したり、修正し
た場合に、予め確認されたメッセージシーケンスと比較
するこにより、メッセージシーケンスに関する差分情報
を容易に得ることができる。
第1図は本発明のリアルタイムシステム動作仕様記述装
置の一実施例を示すブロック構成図、第2図は本発明の
動作仕様記述表示の一例を示す図、第3図は本発明のプ
ログラムオブジェクト動作の定義の一例を示す図、第4
図は本発明のシンボル図形オブジェクトの定義の一例を
示す図、第5図は本発明のプログラム名・図形名変換テ
ーブルの一例を示す図、第6図は本発明の図形名・プロ
グラム名変換テーブルの一例を示す図、第7図は本発明
のコマンドメニューの表示の一例を示す図、第8図は本
発明のメッセージフォーマットの一例を示す図、第9図
は本発明の動作仕様を表示するための詳細の動作フロー
を一例を示す図、第10図は本発明の時限監視機能の一例
を示す図、第11図は本発明のメッセージ記憶手段に格納
するメッセージフォーマットの一例を示す図、第12図は
本発明のメッセージシーケンスを図式記述した一例を示
す図である。 符号の説明 10……端末装置、20……シンボル図形表示手段、30……
コマンド入力手段、31……コマンド表示手段、40……プ
ログラムオブジェクト、50……シンボル図形オブジェク
ト、60……プログラム名・図形名変換テーブル、61……
図形名・プログラム名変換テーブル、70……通信手段、
80……時限監視手段、90……メッセージシーケンス記憶
手段、91……メッセージシーケンスを記憶するファイ
ル、92……メッセージシーケンス表示手段。
置の一実施例を示すブロック構成図、第2図は本発明の
動作仕様記述表示の一例を示す図、第3図は本発明のプ
ログラムオブジェクト動作の定義の一例を示す図、第4
図は本発明のシンボル図形オブジェクトの定義の一例を
示す図、第5図は本発明のプログラム名・図形名変換テ
ーブルの一例を示す図、第6図は本発明の図形名・プロ
グラム名変換テーブルの一例を示す図、第7図は本発明
のコマンドメニューの表示の一例を示す図、第8図は本
発明のメッセージフォーマットの一例を示す図、第9図
は本発明の動作仕様を表示するための詳細の動作フロー
を一例を示す図、第10図は本発明の時限監視機能の一例
を示す図、第11図は本発明のメッセージ記憶手段に格納
するメッセージフォーマットの一例を示す図、第12図は
本発明のメッセージシーケンスを図式記述した一例を示
す図である。 符号の説明 10……端末装置、20……シンボル図形表示手段、30……
コマンド入力手段、31……コマンド表示手段、40……プ
ログラムオブジェクト、50……シンボル図形オブジェク
ト、60……プログラム名・図形名変換テーブル、61……
図形名・プログラム名変換テーブル、70……通信手段、
80……時限監視手段、90……メッセージシーケンス記憶
手段、91……メッセージシーケンスを記憶するファイ
ル、92……メッセージシーケンス表示手段。
フロントページの続き (72)発明者 阿部 倫之 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所戸塚工場内 (72)発明者 湯浦 克彦 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 「情報処理学会第37回(昭和63年後 期)全国大会講演論文集」P.194−195 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 G06F 9/44
Claims (5)
- 【請求項1】リアルタイムシステムで扱う装置を対象
(オブジェクト)として設定し、オブジェクトの動作や
オブジェクト間の関係をソフトウェアにより記述したプ
ログラムオブジェクトと、プログラムの動作やオブジェ
クト間の関係を形式的に意味がある図形で記述したシン
ボル図形オブジェクトと、プログラムオブジェクトの名
称から対応するシンボル図形オブジェクトの名称を得る
ためのプログラム名・図形名変換テーブルと、逆にシン
ボル図形オブジェクトの名称から対応するプログラムオ
ブジェクトの名称を得るための図形名・プログラム名変
換テーブルと、各オブジェクト間のメッセージ通信を行
う通信手段と、プログラムオブジェクトに対する処理動
作の指示を対話的にコマンドメニュー形式で表示するコ
マンド表示手段と、プログラムに対する処理動作の指示
をコマンドメニューから受け付けるコマンド入力手段
と、プログラムオブジェクトの動作に対応するシンボル
図形オブジェクトの形状や表示色を変化させるシンボル
図形表示手段と、プログラムオブジェクト毎の履歴情報
を付加し、履歴情報に対応して受信可能なメッセージを
登録しておくことにより、受信したメッセージが受信不
可能であると判定されたときには、プログラムオブジェ
クトの動作実行を一旦停止し、その旨を対応する図形シ
ンボル上に表示する機能を前記シンボル図形表示手段に
具備したことを特徴とするリアルタイムシステム動作使
用記述装置。 - 【請求項2】リアルタイムシステムで扱う装置を対象
(オブジェクト)として設定し、オブジェクトの動作や
オブジェクト間の関係をソフトウェアにより記述したプ
ログラムオブジェクトと、プログラムの動作やオブジェ
クト間の関係を形式的に意味がある図形で記述したシン
ボル図形オブジェクトと、プログラムオブジェクトの名
称から対応するシンボル図形オブジェクトの名称を得る
ためのプログラム名・図形名変換テーブルと、逆にシン
ボル図形オブジェクトの名称から対応するプログラムオ
ブジェクトの名称を得るための図形名・プログラム名変
換テーブルと、各オブジェクト間のメッセージ通信を行
う通信手段と、プログラムオブジェクトに対する処理動
作の指示を対話的にコマンドメニュー形式で表示するコ
マンド表示手段と、プログラムに対する処理動作の指示
をコマンドメニューから受け付けるコマンド入力手段
と、プログラムオブジェクトの動作に対応するシンボル
図形オブジェクトの形状や表示色を変化させるシンボル
図形表示手段と、プログラムオブジェクト毎に履歴情報
を付加し、履歴情報に対応して受け付け可能なコマンド
を表示する機能を前記コマンド表示手段に具備したこと
を特徴とするリアルタイムシステム動作仕様記述装置。 - 【請求項3】リアルタイムシステムで扱う装置を対象
(オブジェクト)として設定し、オブジェクトの動作や
オブジェクト間の関係をソフトウェアにより記述したプ
ログラムオブジェクトと、プログラムの動作やオブジェ
クト間の関係を形式的に意味がある図形で記述したシン
ボル図形オブジェクトと、プログラムオブジェクトの名
称から対応するシンボル図形オブジェクトの名称を得る
ためのプログラム名・図形名変換テーブルと、逆にシン
ボル図形オブジェクトの名称から対応するプログラムオ
ブジェクトの名称を得るための図形名・プログラム名変
換テーブルと、各オブジェクト間のメッセージ通信を行
う通信手段と、プログラムオブジェクトに対する処理動
作の指示を対話的にコマンドメニュー形式で表示するコ
マンド表示手段と、プログラムに対する処理動作の指示
をコマンドメニューから受け付けるコマンド入力手段
と、プログラムオブジェクトの動作に対応するシンボル
図形オブジェクトの形状や表示色を変化させるシンボル
図形表示手段と、プログラムオブジェクトから送信され
るメッセージに送信時刻を指定する機能を設け、指定し
た時刻に通信先のプログラムオブジェクトに対しメッセ
ージを送信する機能を前記通信手段に具備することを特
徴とするリアルタイムシステム動作仕様記述装置。 - 【請求項4】リアルタイムシステムで扱う装置を対象
(オブジェクト)として設定し、オブジェクトの動作や
オブジェクト間の関係をソフトウェアにより記述したプ
ログラムオブジェクトと、プログラムの動作やオブジェ
クト間の関係を形式的に意味がある図形で記述したシン
ボル図形オブジェクトと、プログラムオブジェクトの名
称から対応するシンボル図形オブジェクトの名称を得る
ためのプログラム名・図形名変換テーブルと、逆にシン
ボル図形オブジェクトの名称から対応するプログラムオ
ブジェクトの名称を得るための図形名・プログラム名変
換テーブルと、各オブジェクト間のメッセージ通信を行
う通信手段と、プログラムオブジェクトに対する処理動
作の指示を対話的にコマンドメニュー形式で表示するコ
マンド表示手段と、プログラムに対する処理動作の指示
をコマンドメニューから受け付けるコマンド入力手段
と、プログラムオブジェクトの動作に対応するシンボル
図形オブジェクトの形状や表示色を変化させるシンボル
図形表示手段と、プログラムオブジェクトが新たにメッ
セージを受信するまでの時間を監視し、タイムアウト時
に当該プログラムオブジェクトにタイムアウトのメッセ
ージを送出する時限監視手段を具備することを特徴とす
るリアルタイムシステム動作仕様記述装置。 - 【請求項5】リアルタイムシステムで扱う装置を対象
(オブジェクト)として設定し、オブジェクトの動作や
オブジェクト間の関係をソフトウェアにより記述したプ
ログラムオブジェクトと、プログラムの動作やオブジェ
クト間の関係を形式的に意味がある図形で記述したシン
ボル図形オブジェクトと、プログラムオブジェクトの名
称から対応するシンボル図形オブジェクトの名称を得る
ためのプログラム名・図形名変換テーブルと、逆にシン
ボル図形オブジェクトの名称から対応するプログラムオ
ブジェクトの名称を得るための図形名・プログラム名変
換テーブルと、各オブジェクト間のメッセージ通信を行
う通信手段と、プログラムオブジェクトに対する処理動
作の指示を対話的にコマンドメニュー形式で表示するコ
マンド表示手段と、プログラムに対する処理動作の指示
をコマンドメニューから受け付けるコマンド入力手段
と、プログラムオブジェクトの動作に対応するシンボル
図形オブジェクトの形状や表示色を変化させるシンボル
図形表示手段と、プログラムオブジェクトの動作実行に
より得られるメッセージシーケンスと予め記憶手段に記
憶したメッセージシーケンスとを比較する手段とを具備
したことを特徴するリアルタイムシステム動作仕様記述
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2316125A JP3047991B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | リアルタイムシステム動作仕様記述装置 |
US07/793,590 US5335339A (en) | 1990-11-22 | 1991-11-18 | Equipment and method for interactive testing and simulating of a specification of a network system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2316125A JP3047991B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | リアルタイムシステム動作仕様記述装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04188330A JPH04188330A (ja) | 1992-07-06 |
JP3047991B2 true JP3047991B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=18073530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2316125A Expired - Fee Related JP3047991B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | リアルタイムシステム動作仕様記述装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047991B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2826480B2 (ja) * | 1995-04-10 | 1998-11-18 | 日本電気移動通信株式会社 | 腕時計型緊急通報システム及びその端末装置 |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP2316125A patent/JP3047991B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
「情報処理学会第37回(昭和63年後期)全国大会講演論文集」P.194−195 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04188330A (ja) | 1992-07-06 |
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Legal Events
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