JP3047950U - アドバンスト・フォトシステム用の現像処理用カートリッジケース - Google Patents
アドバンスト・フォトシステム用の現像処理用カートリッジケースInfo
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- JP3047950U JP3047950U JP1997008806U JP880697U JP3047950U JP 3047950 U JP3047950 U JP 3047950U JP 1997008806 U JP1997008806 U JP 1997008806U JP 880697 U JP880697 U JP 880697U JP 3047950 U JP3047950 U JP 3047950U
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- film
- cartridge
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カートリッジ内に巻き取られたAPS用フィ
ルムをマガジンに巻き替えることなく現像処理できるよ
うにした現像処理用のカートリッジケースを提供するこ
とである。 【解決手段】 ケース本体1内にカートリッジ20が収
納される収納凹部2を設ける。収納凹部2の上側開口を
覆う蓋体5をケース本体1に開閉自在に取付ける。収納
凹部2の側壁11に第1挿入孔12と、第2挿入孔13
とを設ける。収納凹部2内にカートリッジ20を収納
し、蓋体5を閉じて収納凹部2内を遮光状態に保ち、第
1挿入孔12にシャッタ開閉用工具を挿入してカートリ
ッジ20のシャッタを開放する。第2挿入孔13にスプ
ール回転用工具を挿入してスプールを回転し、カートリ
ッジ20内からフィルム先端を外部に引き出してリーダ
に接続し、カートリッジからマガジンへのフィルム巻き
替えを不要として現像処理作業の能率向上を図る。
ルムをマガジンに巻き替えることなく現像処理できるよ
うにした現像処理用のカートリッジケースを提供するこ
とである。 【解決手段】 ケース本体1内にカートリッジ20が収
納される収納凹部2を設ける。収納凹部2の上側開口を
覆う蓋体5をケース本体1に開閉自在に取付ける。収納
凹部2の側壁11に第1挿入孔12と、第2挿入孔13
とを設ける。収納凹部2内にカートリッジ20を収納
し、蓋体5を閉じて収納凹部2内を遮光状態に保ち、第
1挿入孔12にシャッタ開閉用工具を挿入してカートリ
ッジ20のシャッタを開放する。第2挿入孔13にスプ
ール回転用工具を挿入してスプールを回転し、カートリ
ッジ20内からフィルム先端を外部に引き出してリーダ
に接続し、カートリッジからマガジンへのフィルム巻き
替えを不要として現像処理作業の能率向上を図る。
Description
【0001】
この考案は、アドバンスト・フォトシステム(APS)用フィルムを現像処理 する場合に用いられるカートリッジケースに関するものである。
【0002】
磁気記録領域を有する上記APS用フィルムは、図4(I)、(II)に示す カートリッジ20内に収納されて保管される。
【0003】 上記カートリッジ20は、フィルム出入口21を有し、そのフィルム出入口2 1に設けた遮光用のシャッタ22を開放した状態において、スプール23を回転 して、フィルムFを繰り出しあるいは巻取りを行うようにしている。
【0004】 ここで、シャッタ22は、カートリッジ20の側板24で支持される軸部22 aを有し、その軸部22aの側面に係合孔25が設けられている。この係合孔2 5に回転軸あるいは回転操作用の工具を係合してシャッタ22を開放させるよう にしている。
【0005】 一方、スプール23は、その両端部が上記カートリッジ20の両側板24で支 持され、その一端面に係合孔26が設けられている。このスプール23は、上記 係合孔26に挿入される回転軸あるいは回転操作用の工具によって回転される。
【0006】 一般に、フィルム自動現像装置によってパトローネ内に巻取られた135フィ ルムを現像処理する場合、その前処理として、パトローネのフィルム出入口から フィルムの先端のベロ部を引き出し、そのベロ部をスプライステープの貼付けに よって可とう性を有するリーダに接続することが行われる。そのような前処理後 、フィルム自動現像装置内に設けられたフィルム挿入ボックス内のパトローネホ ルダ上に上記パトローネを載置すると、送り機構の作動によりリーダが移送され てパトローネ内からフィルムが引き出され、リーダの先行によりフィルムが現像 部に移送されて現像処理される。
【0007】 上記のようなフィルム自動現像装置によって図4に示すカートリッジ20内の フィルムFを現像処理する場合において、リーダにフィルムFの先端を接続する 前処理時、シャッタ22を開放すると、フィルム出入口21から内部に光が侵入 してフィルムFが露光するため、カートリッジ20からフィルムFの先端を外部 に引き出すことができない。
【0008】 このため、従来では、カートリッジ20内のフィルムFを専用マガジンに巻替 え、そのマガジンのフィルム出入口からフィルムの先端部を引き出してリーダに 接続している。
【0009】
上記のように、カートリッジ20内のフィルムFの現像に際しては、マガジン にフィルムFを巻き替える必要があるため、非常に手間がかかり、しかも、フィ ルムの巻き替え機を備え付ける必要があるため、経済的に不利であった。
【0010】 この考案の課題は、カートリッジ内のフィルムをマガジンに巻き替えすること なく現像処理することができる現像処理用のカートリッジケースを提供すること である。
【0011】
上記の課題を解決するために、この考案においては、フィルム自動現像装置内 に設けられたパトローネホルダ上に載置されるケース本体にAPS用フィルムを 巻取ったカートリッジを、そのフィルム出入口を水平として収納可能な収納凹部 を形成し、この収納凹部の上側開口を覆う閉鎖状態において収納凹部内を遮光状 態に保持すると共に、収納凹部の前壁上面間にフィルム引出し路を形成する蓋体 をケース本体に開閉自在に取付け、上記収納凹部の側壁には、その収納凹部内に 収納されたカートリッジの遮光用シャッタの軸部と同軸上に、シャッタ開閉用工 具が挿入可能な第1挿入孔と、上記カートリッジのスプールと同軸上に、スプー ル回転用工具が挿入可能な第2挿入孔とを設けた構成を採用している。また、カ ートリッジケース内からフィルムを引き出すとき、そのフィルムにすり傷が付く のを防止するため、フィルム引出し路を形成する蓋体の先端部と前壁の上面それ ぞれに柔軟な遮光布を取付けた構成を採用している。
【0012】 上記の構成から成るカートリッジケースを用いてカートリッジ内のフィルムを 現像処理するためには、収納凹部内にカートリッジを収納し、蓋体の閉鎖によっ て収納凹部内を遮光状態に保持したのち、第1挿入孔に挿入するシャッタ開閉用 工具によりカートリッジ内のシャッタを開放し、第2挿入孔に挿入するスプール 回転用工具によりスプールを回転して、フィルムの先端部を外部に引出し、その フィルムの先端をリーダに接続する。
【0013】 上記のような前処理後にリーダおよびカートリッジケースをフィルム自動現像 装置にセットして現像処理する。
【0014】
以下、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】 図1に示すように、ケース本体1は、図3に示すフィルム自動現像装置30の パトローネホルダ31上にセット可能とされている。このケース本体1にはカー トリッジ20が収納可能な収納凹部2が形成され、その収納凹部2の前壁3にカ ートリッジ20のフィルム出入口部27を支持してフィルム出入口21を水平状 態に保持する段部4が設けられている。
【0016】 収納凹部2の上側開口を開閉する蓋体5は、収納凹部2後壁6背面に取付けた ヒンジ7によって開閉自在に支持されている。蓋体5は収納凹部2の上側開口を 閉じる状態において、先端部に設けた突出部8が前壁3の上面と対向して収納凹 部2を遮光状態に保つようになっており、その遮光状態を確実に保持するため、 突出部8と前壁3の上面に柔軟性を有する遮光布9が取付けられている。
【0017】 また、蓋体5の閉鎖状態において、突出部8の遮光布9間に、図3に示すよう に、フィルム引出し路10が形成される。このフィルム引出し路10は、収納凹 部2に収納されたカートリッジ20のフィルム出入口21と対向するようになっ ており、上記フィルム出入口21から繰り出されたフィルムFがフィルム引出し 路10にスムースに進入するよう、一対の遮光布9は相反する方向に傾斜してい る。
【0018】 収納凹部2の側壁11には、第1挿入孔12と第2挿入孔13とが形成され、 第1挿入孔12は収納凹部2にカートリッジ20を収納した状態においてシャッ タ22の軸部22aと同軸上に配置され、その第1挿入孔12にシャッタ開閉用 工具(図示省略)が挿入可能とされている。
【0019】 一方、第2挿入孔13は、カートリッジ20のスプール23と同軸上に配置さ れ、その第2挿入孔13にスプール回転用工具(図示省略)が挿入可能とされて いる。
【0020】 実施の形態で示す現像処理用のカートリッジケースは上記の構造から成り、そ のカートリッジケースを用いて図4に示すカートリッジ20内のフィルムを現像 処理するには、蓋体5を開放し、ケース本体1の収納凹部2にカートリッジ20 を収納したのち、蓋体5を閉じて収納凹部2を遮光状態に保つ。
【0021】 そして、第1挿入孔12にシャッタ開閉用工具を挿入し、その工具先端部をシ ャッタ22の軸部22aに形成された係合孔25に係合し、上記工具の回転によ ってシャッタ22を開放させる。
【0022】 次に、第2挿入孔13にスプール23の回転用工具を挿入し、その工具先端部 をスプール23の係合孔26に係合し、上記工具の回転によりスプール23をフ ィルム繰り出し方向に回転させる。
【0023】 上記スプール23の回転によってカートリッジ20のフィルム出入口21から フィルムFが繰り出され、そのフィルム先端のベロ部は蓋体5の先端部と前壁3 の上面間に形成されたフィルム引出し路10に侵入して、カートリッジケースの 外部に送り出される。
【0024】 上記のようなフィルムFの先端のベロ出しは、遮光状態に保持された収納凹部 2内にカートリッジ20が収納された状態にて行われるため、フィルム出入口2 1が開放していても、カートリッジ20内に光が侵入しない。このため、フィル ムFを露光させることなくフィルムFのベロ出しを行うことができる。
【0025】 カートリッジケースのフィルム引出し路10から外部に所定長さのベロ部が送 り出されると、図2に示すように、スプライステープ40の貼付けによって、上 記ベロ部を可とう性を有するリーダ41に接続する。
【0026】 上記のような前処理作業後、図3に示すように、フィルム自動現像装置30の フィルム挿入ボックス32の蓋33を開放し、そのフィルム挿入ボックス32内 に設けられたパトローネホルダ31上にカートリッジケースを載置したのち、蓋 33を閉じ、上記フィルム挿入ボックス32内に設けられた送り機構34の作動 によりリーダ41を現像部に向けて移送する。
【0027】 リーダ41の移送によってフィルムFはカートリッジ20から引き出され、フ ィルムFがスプール23から完全に引き出されてフィルムFに張力が作用すると 、フィルム挿入ボックス32内に設けられたカッタ装置35が作動してフィルム Fを切断する。その切断によって、フィルムFはスプール23から切り離された 状態でリーダ41の先行により現像部35に送り込まれて現像処理される。
【0028】 なお、現像処理後のフィルムは、スプライステープの貼付けによってカートリ ッジ20のスプール23に残る連結片に連結され、上記スプール23の巻取り方 向の回転により、そのスプール23に巻き取られ、カートリッジ20内に収納さ れる。
【0029】
以上のように、この考案においては、収納凹部内にカートリッジを収納し、蓋 体の閉鎖によって上記収納凹部を遮光状態としたのち、カートリッジのシャッタ を開放してスプールの回転によりフィルムのベロ出しを行なうようにしたので、 フィルムのベロ出し作業時にフィルムカートリッジ内のフィルムが露光するのを 防止することができる。
【0030】 このため、リーダにフィルムの先端を接続する前処理作業に際して、カートリ ッジ内のフィルムをマガジンに巻き替える必要がなく、フィルムの現像処理を能 率よく行うことができる。また、フィルム巻替え機等の付属品が不要となる分、 コスト的に有利である。
【提出日】平成9年12月15日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【0001】
この考案は、アドバンスト・フォトシステム(APS)用フィルム(以下、A PS用フィルムという) を現像処理する場合に用いられるカートリッジケースに 関するものである。
【図1】この考案に係るカートリッジケースの実施の形
態を示す斜視図
態を示す斜視図
【図2】同上のカートリッジケースから外部に引き出さ
れたフィルムとリーダの接続状態を示す斜視図
れたフィルムとリーダの接続状態を示す斜視図
【図3】同上のカートリッジケースをフィルム自動現像
装置にセットした状態を示す断面図
装置にセットした状態を示す断面図
【図4】(I)はカートリッジの斜視図、(II)は断
面図
面図
1 ケース本体 2 収納凹部 3 前壁 5 蓋体 9 遮光布 10 フィルム引出し路 11 第1挿入孔 12 第2挿入孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 アドバンスト・フォトシステム用の現
像処理用カートリッジケース
像処理用カートリッジケース
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
Claims (2)
- 【請求項1】 フィルム自動現像装置内に設けられたパ
トローネホルダ上に載置されるケース本体にAPS用フ
ィルムを巻取ったカートリッジを、そのフィルム出入口
を水平として収納可能な収納凹部を形成し、この収納凹
部の上側開口を覆う閉鎖状態において収納凹部内を遮光
状態に保持すると共に、収納凹部の前壁上面間にフィル
ム引出し路を形成する蓋体をケース本体に開閉自在に取
付け、上記収納凹部の側壁には、その収納凹部内に収納
されたカートリッジの遮光用シャッタの軸部と同軸上
に、シャッタ開閉用工具が挿入可能な第1挿入孔と、上
記カートリッジのスプールと同軸上に、スプール回転用
工具が挿入可能な第2挿入孔とを設けたAPS用フィル
ムの現像処理用カートリッジケース。 - 【請求項2】 前記フィルム引出し路を形成する蓋体の
先端部と前壁の上面それぞれに柔軟な遮光布を取付けた
請求項1に記載のAPS用フィルムの現像処理用カート
リッジケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997008806U JP3047950U (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | アドバンスト・フォトシステム用の現像処理用カートリッジケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997008806U JP3047950U (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | アドバンスト・フォトシステム用の現像処理用カートリッジケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3047950U true JP3047950U (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=43182246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997008806U Expired - Lifetime JP3047950U (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | アドバンスト・フォトシステム用の現像処理用カートリッジケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047950U (ja) |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP1997008806U patent/JP3047950U/ja not_active Expired - Lifetime
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