JP3047950B2 - 放射ノイズのシミュレーション方法 - Google Patents

放射ノイズのシミュレーション方法

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JP3047950B2
JP3047950B2 JP5101263A JP10126393A JP3047950B2 JP 3047950 B2 JP3047950 B2 JP 3047950B2 JP 5101263 A JP5101263 A JP 5101263A JP 10126393 A JP10126393 A JP 10126393A JP 3047950 B2 JP3047950 B2 JP 3047950B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子装置等から発生
する放射ノイズのシミュレーション方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えばElectronic
Packaging Technology(vo
l.7 No.11 1991.11)に記載された従
来の放射ノイズシミュレーションシステムである。図1
2は放射ノイズをシミュレーションするためのモジュー
ルを含むプリント基板設計CADの概要図である。図1
2において、1は放射ノイズシミュレーション用モジュ
ール、2は物理設計用CAD、3はデータベースであ
る。
【0003】図12において、放射ノイズのシミュレー
ションは物理設計用CAD2上の放射ノイズシミュレー
ション用モジュール1において行われる。まず、物理設
計用CAD2において物品レイアウト、ルーティングを
行い、それぞれが終了した段階で全ての配線について放
射ノイズのシミュレーションが行われる。シミュレーシ
ョンに必要なパラメータには波形、クロック周波数、立
ち上がり時間等の信号パラメータ、配線長、GNDグリ
ッドサイズ等のレイアウト/ルーティングパラメータ、
入出力抵抗、入出力キャパシタンス等のデバイスパラメ
ータがあり、それぞれ放射ノイズシミュレーション用モ
ジュール1、物理設計用CAD2、データベース3によ
り与えられるか個別に入力することにより決定する。シ
ミュレーションされた結果は、各配線がそれぞれの放射
ノイズの大きさに対応する6段階の色に分類され、CA
Dディスプレイ上に表示される。シミュレーションした
結果、放射ノイズが大きい場合には各パラメータを変更
して再度シミュレーションを行い、希望する大きさの放
射ノイズになるまでパラメータの変更およびシミュレー
ションを繰り返す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の放射ノイズのシ
ミュレーション方法は以上のように全ての配線について
シミュレーションを行うとともに、シミュレーションを
行わないとその結果が解らず、放射ノイズが大きい場合
には希望する大きさになるまでパラメータの変更、シミ
ュレーションを繰り返さなければならないため時間がか
かる。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、シミュレーションを実行する
配線の数を少なくすること、また希望する大きさの放射
ノイズになるまで繰り返すシミュレーションの回数を減
らすことにより、設計時間を短縮することのできる放射
ノイズのシミュレーション方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の放射ノイズの
シミュレーション方法は、放射ノイズをシミュレーショ
ンする手段と、シミュレーションに必要なパラメータを
入力する手段と、シミュレーションした結果を出力する
手段を持った放射ノイズシミュレーションシステムにお
いて、各配線に対してシミュレーション実行の有無を判
断する手段を設けたものである。
【0007】請求項2の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1のものにおいて、シミュレーション実
行の有無を判断するものとして配線長を用いたものであ
る。
【0008】請求項3の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1のものにおいて、シミュレーション実
行の有無を判断するものとして配線長と周波数を用いた
ものである。
【0009】請求項4の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1のものにおいて、シミュレーション実
行の有無を判断するものとして配線長と周波数と電圧を
用いたものである。
【0010】請求項5の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1のものにおいて、シミュレーション実
行の有無を判断するものとして配線長と周波数と電圧と
信号の立ち上がりを用いたものである。
【0011】請求項6の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1のものにおいて、シミュレーション実
行の有無を判断するものとして配線長と周波数と電圧と
信号の立ち上がり時間と基板の誘電体厚を用いたもので
ある。
【0012】請求項7の放射ノイズのシミュレーション
方法は、放射ノイズをシミュレーションする手段と、シ
ミュレーションに必要なパラメータを入力する手段と、
シミュレーションした結果を出力する手段を持った放射
ノイズシミュレーションシステムにおいて、放射ノイズ
のシミュレーションを実行する前に放射ノイズの大きな
配線をチェックし、パラメータの修正を可能にしたもの
である。
【0013】請求項8の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1〜6のものにおいて、シミュレーショ
ン実行の有無を判断し放射ノイズのシミュレーションを
実行する前に、放射ノイズの大きな配線をチェックし、
パラメータの修正を可能にしたものである。
【0014】請求項9の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項8において、パラメータ変更の有無の判
断およびシミュレーション実行の有無を判断するための
判別式を同一にし、シミュレーション実行の有無を判断
するパラメータをパラメータ変更の有無の判断に用いる
パラメータの2〜5倍程度にしたものである。
【0015】
【作用】請求項1の放射ノイズのシミュレーション方法
は、放射ノイズのシミュレーションを実行する配線の数
を少なくすることにより、放射ノイズシミュレーション
にかかる時間を短縮することができるため、設計時間を
短縮することができる。
【0016】請求項2の放射ノイズのシミュレーション
方法は、シミュレーション実行の有無を判断するパラメ
ータとして配線長を用いることにより、非常に簡単に、
しかも非常に短い時間でシミュレーション実行の有無を
判断することができるため、設計時間を短縮できる。
【0017】請求項3の放射ノイズのシミュレーション
方法は、シミュレーション実行の有無を判断するパラメ
ータとして配線長とクロック周波数の積を用いることに
より比較的簡単に、しかも短い時間で各電子装置のクロ
ック周波数に合った、より正確なシミュレーション実行
の有無を判断することができるため、設計時間を短縮で
きる。
【0018】請求項4の放射ノイズのシミュレーション
方法は、シミュレーション実行の有無を判断するパラメ
ータとして配線長、クロック周波数および信号電圧の振
幅の積を用いることにより簡単に、しかも短時間で各電
子装置のクロック周波数および信号電圧の振幅に合っ
た、より正確なシミュレーション実行の有無を判断する
ことができるため、設計時間を短縮できる。
【0019】請求項5の放射ノイズのシミュレーション
方法は、シミュレーション実行の有無を判断するパラメ
ータとして配線長、クロック周波数、信号電圧の振幅の
積を信号の立ち上がり時間で割った値を用いることによ
り簡単に、しかも短時間で各電子装置のクロック周波
数、信号電圧の振幅および信号の立ち上がり時間に合っ
た、より正確なシミュレーション実行の有無を判断する
ことができるため、設計時間を短縮できる。
【0020】請求項6の放射ノイズのシミュレーション
方法は、シミュレーション実行の有無を判断するパラメ
ータとして配線長、クロック周波数、信号電圧の振幅お
よび誘電体厚の積を信号の立ち上がり時間で割った値を
用いることにより簡単に、しかも短時間で各電子装置の
クロック周波数、信号電圧の振幅、信号の立ち上がり時
間および基板の誘電体厚に合った、より正確なシミュレ
ーション実行の有無を判断することができるため、設計
時間を短縮できる。
【0021】請求項7の放射ノイズのシミュレーション
方法は、放射ノイズのシミュレーションを実行する前に
放射ノイズの大きな配線をチェックし、パラメータの修
正を可能にしたことにより放射ノイズのシミュレーショ
ン、シミュレーション結果の出力、終了判断を行う回数
を少なくすることができ、設計時間を短縮することがで
きる。
【0022】請求項8の放射ノイズのシミュレーション
方法は、放射ノイズのシミュレーションを実行する前に
放射ノイズの大きな配線をチェックし、パラメータの修
正を可能にしたことにより放射ノイズのシミュレーショ
ン、シミュレーション結果の出力、終了判断を行う回数
を極端に少なくすることができるとともに、各配線のシ
ミュレーション実行の有無を判断しシミュレーションを
行う配線の数を少なくすることから、放射ノイズシミュ
レーションにかかる時間を短くすることができる。よっ
て、設計時間を短縮することができる。
【0023】請求項9の放射ノイズのシミュレーション
方法は、パラメータ変更の有無を判断する式とシミュレ
ーション実行の有無を判断する式を同一にし、パラメー
タ変更の有無を判断するパラメータをシミュレーション
実行の有無を判断するパラメータの2〜5倍程度にする
ことにより、パラメータ変更の有無を判断するために計
算した各配線の値を、シミュレーション実行の有無を判
断する値として使用できる。また、パラメータ変更の有
無およびシミュレーション実行の有無を判断するパラメ
ータの設定ミスのためシミュレーションを行う配線の数
が多くなったり、少なすぎたりすることがなく、パラメ
ータの設定が容易で、しかもシミュレーションを行う配
線の数を適切な値にすることができるので設計時間を短
縮することができる。
【0024】
【実施例】実施例1. 図1は本発明の実施例1を示す放射ノイズのシミュレー
ション方法のフローチャートである。図1において、7
はデータベース、8はパラメータの入力部、10はシミ
ュレーション実行の有無を判断する機能、11は放射ノ
イズシミュレーション実行部、12はシミュレーショ
ン結果の出力部、13は終了を判断する機能である。
【0025】図1において、パラメータの入力部8は、
例えば放射ノイズのシミュレーションに必要なパラメー
タであるクロック周波数、信号の波形、振幅、立ち上が
り時間、立ち下がり時間、デューティや配線長、基板の
誘電率、誘電体の厚さや使用するデバイスの入出力抵
抗、入出力キャパシタンス等やシミュレーション実行の
有無を判断するパラメータを入力するものであり、例え
ば物理設計用CAD等を用いてオペレータにより入力さ
れるかデータベース7より読み込まれる。これらパラメ
ータを用い10において各配線のシミュレーション実行
の有無を判断し、シミュレーションが必要と判断された
配線については11において放射ノイズのシミュレーシ
ョンが行われる。その結果は12においてディスプレ
イ、プリンタあるいは記憶装置などに出力する。シミュ
レーションが必要でない配線についてはシミュレーショ
ンが行われなかったことを12において出力する。全て
の配線について結果が出力されたならば、13において
放射ノイズのシミュレーションを終了するかどうかを判
断し、放射ノイズ大きくシミュレーションを再度行う
場合や、シミュレーション実行の有無を判断するパラメ
ータを変更する場合はパラメータ入力部8に戻り修正を
行う。以上のように10によって放射ノイズのシミュレ
ーションを実行する配線の数を少なくすることにより、
放射ノイズシミュレーション11にかかる時間を短縮す
ることができるため、設計時間を短縮することができ
る。
【0026】実施例2. 前記実施例1において、例えば多層基板で作られたデジ
タル回路のクロック周波数が10MHz以下のような動
作速度の比較的遅い電子装置の場合には、シミュレーシ
ョン実行の有無を判断するパラメータとして配線長を用
いることにより、非常に簡単に、しかも非常に短い時間
で放射ノイズのシミュレーションを行うことができる。
例えばパラメータ入力部8において、シミュレーション
実行の有無を判断するパラメータC1として線路長が1
0cm(C1=10cm)であることを設定した場合、
シミュレーション実行の有無を判断する10においてパ
ラメータ入力部8で物理設計用CAD等により入力した
各配線の長さL[cm]とC1[cm]を(1)式を用
いて比較し、10cm以上の配線だけ11において放射
ノイズのシミュレーションを行う。 L>C1 … (1) 以上のように、シミュレーション実行の有無を判断する
パラメータとして配線長を用いることにより、非常に簡
単に、しかも非常に短い時間でシミュレーション実行の
有無を判断することができるため、設計時間を短縮でき
る。ただし、シミュレーション実行の有無を判断するパ
ラメータC1は他のパラメータに依存して変化する。
【0027】実施例3. 図2は本発明の実施例3を示す放射ノイズのシミュレー
ション方法のフローチャート、図3は信号波形、図4は
信号波形をフーリエ級数展開したときの各周波数におけ
る電圧の包絡線である。図2において、7はデータベー
ス、8はパラメータの入力部、9はシミュレーション実
行の有無を判別する式を計算する機能、10はシミュレ
ーション実行の有無を判断する機能、11は放射ノイズ
をシミュレーション実行部、12はシミュレーション結
果の出力部、13は終了を判断する機能である。図3に
おいて20は信号の振幅、21は信号のパルス幅、22
は立ち上がり時間である。図4において23はパルス幅
τ1の台形波をフーリエ級数展開したときの各周波数に
おける電圧の包絡線、24はパルス幅τ2(τ1>τ
2)の台形波をフーリエ級数展開したときの各周波数に
おける電圧の包絡線である。
【0028】図2において、パラメータの入力部8は、
例えば放射ノイズのシミュレーションに必要なパラメー
タであるクロック周波数、信号の波形、振幅、立ち上が
り時間、立ち下がり時間、デューティや配線長、基板の
誘電率、誘電体の厚さや使用するデバイスの入出力抵
抗、入出力キャパシタンス等やシミュレーション実行の
有無を判断するパラメータとして配線長とクロック周波
数の積C2[cm・MHz]を入力するものであり、例
えば物理設計用CAD等を用いてオペレータにより入力
されるかデータベース7より読み込まれる。ここで、多
層基板で作られたデジタル回路の配線を流れる信号が、
図3のように振幅20がA[V]、パルス幅21がτ
[μsec]、立ち上がり時間22がτr[μse
c]、デューティ50%の台形波の繰り返しであるとす
ると、フーリエ級数展開して求めた各周波数における電
圧の包絡線は図4のようになる。つまり、1/(πτ)
で決定する周波数まではA[V]、1/(πτ)から1
/(πτr)までは−20dB/decで減少し、1/
(πτr)以上の周波数では−40dB/decで減少
する。従って図4に示したように、各周波数における電
圧はパルス幅21に反比例する。放射ノイズは各周波数
における電圧に比例し、パルス幅がクロック周波数に反
比例することから放射ノイズはクロック周波数に比例す
る。よって、シミュレーション実行の有無を判断するパ
ラメータとして配線長とクロック周波数の積C2[cm
・MHz]を用いることにより、各電子装置のクロック
周波数に合った、より正確なシミュレーション実行の有
無を判断することができる。例えばパラメータ入力部8
において、シミュレーション実行の有無を判断するパラ
メータC2として線路長とクロック周波数の積が100
cm・MHzであることを設定した場合、9においてパ
ラメータ入力部8で物理設計用CAD等により入力した
各配線の長さL[cm]とクロック周波数fc [MH
z]を用いて(2)式の左辺を計算する。この値をシミ
ュレーション実行の有無を判断する10においてパラメ
ータ入力部8で入力したC2[cm・MHz]と(2)
式を用いて比較し、100cm・MHz以上の配線だけ
11において放射ノイズのシミュレーションを行う。 L・fc >C2 … (2) その結果は12においてディスプレイ、プリンタあるい
は記憶装置などに出力する。シミュレーションが必要で
ない配線についてはシミュレーションが行われなかった
ことを12において出力する。全ての配線について結果
が出力されたならば、13において放射ノイズのシミュ
レーションを終了するかどうかを判断し、放射ノイズ
大きくシミュレーションを再度行う場合や、シミュレー
ション実行の有無を判断するパラメータを変更する場合
はパラメータ入力部8に戻り修正を行う。以上のよう
に、シミュレーション実行の有無を判断するパラメータ
として配線長とクロック周波数の積を用いることにより
比較的簡単に、しかも短い時間で各電子装置のクロック
周波数に合った、より正確なシミュレーション実行の有
無を判断することができるため、設計時間を短縮でき
る。ただし、シミュレーション実行の有無を判断するパ
ラメータC2は他のパラメータに依存して変化する。
【0029】実施例4. 前記実施例3において、シミュレーション実行の有無を
判断するパラメータとして配線長とクロック周波数と信
号電圧の振幅を用いることにより簡単に、しかも短時間
で各電子機器のクロック周波数および信号電圧の振幅に
合った正確なシミュレーション実行の有無を判断するこ
とができる。パラメータの入力部8は、例えば放射ノイ
ズのシミュレーションに必要なパラメータであるクロッ
ク周波数、信号の波形、振幅、立ち上がり時間、立ち下
がり時間、デューティや配線長、基板の誘電率、誘電体
の厚さや使用するデバイスの入出力抵抗、入出力キャパ
シタンス等やシミュレーション実行の有無を判断するパ
ラメータとして配線長とクロック周波数と信号電圧の振
幅の積C3[cm・MHz・V]を入力するものであ
り、例えば物理設計用CAD等を用いてオペレータによ
り入力されるかデータベース7より読み込まれる。ここ
で、配線を流れる信号が、図3のように振幅20がA
[V]、パルス幅21がτ[μsec]、立ち上がり時
間22がτr[μsec]、デューティ50%の台形波
の繰り返しであるとし、フーリエ級数展開して各周波数
における電圧の包絡線を求めると図5のようになる。つ
まり、1/(πτ)で決まる周波数まではA[V]、1
/(πτ)から1/(πτr)までは−20dB/de
cで減少し、1/(πτr)以上の周波数では−40d
B/decで減少する。従って図5に示したように、各
周波数における電圧は振幅20に比例する。各周波数に
おける放射ノイズは印加された各周波数における電圧に
比例することから放射ノイズは振幅20に比例する。よ
って、シミュレーション実行の有無を判断するパラメー
タとして配線長とクロック周波数と信号電圧の振幅の積
C3[cm・MHz・V]を用いることにより、各電子
装置で使用したクロック周波数および信号電圧の振幅に
合った、より正確なシミュレーション実行の有無を判断
することができる。例えばパラメータ入力部8におい
て、シミュレーション実行の有無を判断するパラメータ
C3として線路長、クロック周波数および信号電圧の振
幅の積が300cm・MHz・Vであることを設定した
場合、9においてパラメータ入力部8で物理設計用CA
D等によって入力した各配線の長さL[cm]、クロッ
ク周波数fc [MHz]および信号電圧の振幅A[V]
を用いて(3)式の左辺を計算する。この値をシミュレ
ーション実行の有無を判断する10においてパラメータ
入力部8で入力したC3[cm・MHz・V]と(3)
式を用いて比較し、300cm・MHz・V以上の配線
だけ11において放射ノイズのシミュレーションを行
う。 L・fc ・V>C3 … (3) その結果は12においてディスプレイ、プリンタあるい
は記憶装置などに出力する。シミュレーションが必要で
ない配線についてはシミュレーションが行われなかった
ことを12において出力する。全ての配線について結果
が出力されたならば、13において放射ノイズのシミュ
レーションを終了するかどうかを判断し、放射ノイズ
大きくシミュレーションを再度行う場合や、シミュレー
ション実行の有無を判断するパラメータを変更する場合
はパラメータ入力部8に戻り修正を行う。以上のよう
に、シミュレーション実行の有無を判断するパラメータ
として配線長、クロック周波数および信号電圧の振幅の
積を用いることにより簡単に、しかも短時間で各電子装
置のクロック周波数および信号電圧の振幅に合った、よ
り正確なシミュレーション実行の有無を判断することが
できるため、設計時間を短縮できる。ただし、シミュレ
ーション実行の有無を判断するパラメータC3は他のパ
ラメータに依存して変化する。図5は信号波形をフーリ
エ級数展開したときの各周波数における電圧の包絡線で
ある。図5において25は振幅A1の台形波をフーリエ
級数展開したときの各周波数における電圧の包絡線、2
6は振幅A2(A2>A1)の台形波をフーリエ級数展
開したときの各周波数における電圧の包絡線である。
【0030】実施例5. 前記実施例4において、シミュレーション実行の有無を
判断するパラメータとして配線長、クロック周波数、信
号電圧の振幅および信号の立ち上がり時間を用いること
により簡単に、しかも短時間で各電子機器のクロック周
波数および信号電圧の振幅、立ち上がり時間に合った非
常に正確なシミュレーション実行の有無を判断すること
ができる。パラメータの入力部8は、例えば放射ノイズ
のシミュレーションに必要なパラメータであるクロック
周波数、信号の波形、振幅、立ち上がり時間、立ち下が
り時間、デューティや配線長、基板の誘電率、誘電体の
厚さや使用するデバイスの入出力抵抗、入出力キャパシ
タンス等およびシミュレーション実行の有無を判断する
パラメータとして配線長、クロック周波数、信号電圧の
振幅の積を信号の立ち上がり時間で割った値C4[cm
・MHz・V/μsec]を入力するものであり、例え
ば物理設計用CAD等を用いてオペレータにより入力さ
れるかデータベース7より読み込まれる。ここで、図6
のような振幅A[V]の台形波を発生する信号源28に
接続された長さL[cm]の配線から放射される電界e
[V/m]はK 1 を比例定数、f c [MHz]をクロッ
ク周波数とすると(4)式のように表わすことができ
る。 e=K 1 ・L・f c ・A … (4)また、配線を流れる信号が図3のような振幅20がA
[V]、パルス幅21がτ[μsec]、立ち上がり時
間22がτr[μsec]、デューティ50%の台形波
の繰り返しであるとすると、フーリエ級数展開して求め
た各周波数における電圧の包絡線は立ち上がり時間によ
って図7のように変化する。よって、1/(πτr)で
決まる周波数をfrとすると、立ち上がり時間がτr 1
の場合に比べτr 2 (τr 1 >τr 2 )の場合はfr 2
以上の周波数でfr 2 /fr 1 倍となる。従って、式
(4)はK 2 、K S を比例定数とすると以下のように変
形できる。 e=K 2 ・L・f C ・fr・A … (5) =K3 ・L・fC ・A/τr … (6) よってシミュレーション実行の有無を判断するパラメー
タとして配線長、クロック周波数、信号電圧の振幅の積
を信号の立ち上がり時間で割った値C4[cm・MHz
・V/μsec]を用いることにより、各電子装置で使
用したクロック周波数、信号電圧の振幅および立ち上が
り時間に合った、非常に正確なシミュレーション実行の
有無を判断することができる。例えばパラメータ入力部
8において、シミュレーション実行の有無を判断するパ
ラメータC4として線路長、クロック周波数および信号
電圧の振幅の積を信号の立ち上がり時間で割った値が1
00cm・MHz・V/μsecであることを設定した
場合、9においてパラメータ入力部8で物理設計用CA
D等によって入力した各配線の長さL[cm]、クロッ
ク周波数fc [MHz]、信号電圧の振幅A[V]、信
号の立ち上がり時間τr[μsec]を用いて(7)式
の左辺を計算する。この値をシミュレーション実行の有
無を判断する10においてパラメータ入力部8で入力し
たC4[cm・MHz・V/μsec]と(7)式を用
いて比較し、100cm・MHz・V/μsec以上の
配線だけ11において放射ノイズのシミュレーションを
行う。 L・fc ・A/τr>C4 … (7) その結果は12においてディスプレイ、プリンタあるい
は記憶装置などに出力する。シミュレーションが必要で
ない配線についてはシミュレーションが行われなかった
ことを12において出力する。全ての配線について結果
が出力されたならば、13において放射ノイズのシミュ
レーションを終了するかどうかを判断し、放射ノイズ
大きくシミュレーションを再度行う場合や、シミュレー
ション実行の有無を判断するパラメータを変更する場合
はパラメータ入力部8に戻り修正を行う。以上のよう
に、シミュレーション実行の有無を判断するパラメータ
として配線長、クロック周波数、信号電圧の振幅の積を
信号の立ち上がり時間で割った値を用いることにより簡
単に、しかも短時間で各電子装置のクロック周波数、信
号電圧の振幅および信号の立ち上がり時間に合った、よ
り正確なシミュレーション実行の有無を判断することが
できるため、設計時間を短縮できる。ただし、シミュレ
ーション実行の有無を判断するパラメータC4は他のパ
ラメータに依存して変化する。図6は放射ノイズ発生源
のモデル、図7は信号波形をフーリエ級数展開したとき
の各周波数における電圧の包絡線である。図6及び図7
において27は信号源、28は負荷、31は立ち上がり
時間Tr 1 の台形波をフーリエ級数展開したときの各周
波数における電圧の包絡線、32は立ち上がり時間Tr
2 の台形波をフーリエ級数展開したときの各周波数にお
ける電圧の包絡線である。
【0031】実施例6. 前記実施例5において、シミュレーション実行の有無を
判断するパラメータとして配線長、クロック周波数、信
号電圧の振幅、信号の立ち上がり時間および基板の誘電
体厚を用いることにより簡単に、しかも短時間で各電子
機器のクロック周波数、信号電圧の振幅、立ち上がり時
間および基板の誘電体厚に合った非常に正確なシミュレ
ーション実行の有無を判断することができる。パラメー
タの入力部8は、例えば放射ノイズのシミュレーション
に必要なパラメータであるクロック周波数、信号の波
形、振幅、立ち上がり時間、立ち下がり時間、デューテ
ィや配線長、基板の誘電率、誘電体の厚さや使用するデ
バイスの入出力抵抗、入出力キャパシタンス等およびシ
ミュレーション実行の有無を判断するパラメータとして
配線長、クロック周波数、信号電圧の振幅、誘電体の厚
さの積を信号の立ち上がり時間で割った値C5[cm2
・MHz・V/μsec]を入力するものであり、例え
ば物理設計用CAD等を用いてオペレータにより入力さ
れるかデータベース7より読み込まれる。ここで、図8
のような配線6、グランド29、誘電体30によって構
成されるマイクロストリップ線路から放射される電界
は、グランド29の影響により誘電体の厚さd[cm]
に比例する値となる。従ってK4 を比例定数とすると
(6)式は(8)式のように変形することができる。e=4 ・L・fc ・A・d/τr (8) よってシミュレーション実行の有無を判断するパラメー
タとして配線長、クロック周波数、信号電圧の振幅、誘
電体厚の積を信号の立ち上がり時間で割った値C5[c
2 ・MHz・V/μsec]を用いることにより、各
電子装置で使用したクロック周波数、信号電圧の振幅、
立ち上がり時間および基板の誘電体厚に合った、非常に
正確なシミュレーション実行の有無を判断することがで
きる。例えばパラメータ入力部8において、シミュレー
ション実行の有無を判断するパラメータC5として線路
長、クロック周波数、信号電圧の振幅および誘電体厚の
積を信号の立ち上がり時間で割った値が5cm2 ・MH
z・V/μsecであることを設定した場合、9におい
てパラメータ入力部8で物理設計用CAD等により入力
した各配線の長さL[cm]、クロック周波数fc [M
Hz]、信号電圧の振幅A[V]、信号の立ち上がり時
間τr[μsec]、誘電体厚d[cm]を用いて
(9)式の左辺を計算する。この値をシミュレーション
実行の有無を判断する10においてパラメータ入力部8
で入力したC5[cm2 ・MHz・V/μsec]と
(9)式を用いて比較し5cm2 ・MHz・V/μse
c以上の配線だけ11において放射ノイズのシミュレー
ションを行う。 L・fc ・A・d/τr>C4 … (9) その結果は12においてディスプレイ、プリンタあるい
は記憶装置などに出力する。シミュレーションが必要で
ない配線についてはシミュレーションが行われなかった
ことを12において出力する。全ての配線について結果
が出力されたならば、13において放射ノイズのシミュ
レーションを終了するかどうかを判断し、放射ノイズ
大きくシミュレーションを再度行う場合や、シミュレー
ション実行の有無を判断するパラメータを変更する場合
はパラメータ入力部8に戻り修正を行う。以上のよう
に、シミュレーション実行の有無を判断するパラメータ
として配線長、クロック周波数、信号電圧の振幅および
誘電体厚の積を信号の立ち上がり時間で割った値を用い
ることにより簡単に、しかも短時間で各電子装置のクロ
ック周波数、信号電圧の振幅、信号の立ち上がり時間お
よび基板の誘電体厚に合った、より正確なシミュレーシ
ョン実行の有無を判断することができるため、設計時間
を短縮できる。ただし、シミュレーション実行の有無を
判断するパラメータC5は他のパラメータに依存して変
化する。図8はマイクロストリップ線路の断面図であ
る。図8において6は配線、9はグランド、30は誘電
体である。
【0032】実施例7. 図9は本発明の実施例7を示す放射ノイズのシミュレー
ション方法のフローチャートである。図9において、7
はデータベース、8はパラメータの入力部、9はパラメ
ータ変更の有無を判別する式を計算する機能、11は放
射ノイズシミュレーション実行部、12はシミュレー
ション結果の出力部、13は終了を判断する機能、14
はパラメータ変更の有無を判断した結果の出力部、15
はパラメータ変更の有無を判断する機能である。
【0033】図9において、パラメータの入力部8は、
例えば放射ノイズのシミュレーションに必要なパラメー
タであるクロック周波数、信号の波形、振幅、立ち上が
り時間、立ち下がり時間、デューティや配線長、基板の
誘電率、誘電体の厚さや使用するデバイスの入出力抵
抗、入出力キャパシタンス等やパラメータ変更の有無を
判断するパラメータを入力するものであり、例えば物理
設計用CAD等を用いてオペレータにより入力されるか
データベース7より読み込まれる。例えばパラメータ入
力部8において、パラメータ変更の有無を判断するパラ
メータC5として線路長、クロック周波数、信号電圧の
振幅および誘電体厚の積を信号の立ち上がり時間で割っ
た値が10cm2 ・MHz・V/μsecであることを
設定した場合、9においてパラメータ入力部8で物理設
計用CAD等により入力した各配線の長さL[cm]、
クロック周波数fc [MHz]、信号電圧の振幅A
[V]、信号の立ち上がり時間τr[μsec]、誘電
体厚d[cm]を用いて(9)式の左辺を計算する。こ
の値をパラメータ変更の有無を判断する15においてパ
ラメータ入力部8で入力したC5[cm2 ・MHz・V
/μsec]と(9)式を用いて比較し5cm2 ・MH
z・V/μsec以上の配線については、その結果を判
別結果の出力部14に出力し、パラメータ入力部8にお
いて放射ノイズのシミュレーションに必要なパラメータ
および必要があればパラメータ変更の有無を判別するパ
ラメータを変更する。以上の操作を繰り返し行い、パラ
メータの変更を必要とする配線がなくなった場合あるい
はこれ以上パラメータの変更を行わない場合には11に
おいて放射ノイズのシミュレーションを行う。その結果
は12においてディスプレイ、プリンタあるいは記憶装
置などに出力する。全ての配線について結果が出力され
たならば、13において放射ノイズのシミュレーション
を終了するかどうかを判断し、放射ノイズ大きくシミ
ュレーションを再度行う場合や、パラメータ変更の有無
を判断するパラメータを変更する場合はパラメータ入力
部8に戻り修正を行う。以上のように15において、放
射ノイズのシミュレーションを実行する前に放射ノイズ
の大きな配線をチェックし、パラメータの修正を可能に
したことにより放射ノイズのシミュレーション11、シ
ミュレーション結果の出力12、終了判断13を行う回
数(13においてNoとなる回数)を少なくすることが
でき、設計時間を短縮することができる。
【0034】実施例8. 前記実施例7において、例えば物理設計用CADのレイ
アウトモジュール等を用いてパラメータの入力8を行う
場合、これに連動してリアルタイムにパラメータ変更の
有無を判別する式の計算9、パラメータ変更の有無の判
断15および9,10の結果の出力14を行うことによ
り、より作業効率をよくすることができ、設計時間を短
縮することができる。
【0035】実施例9. 図10は本発明の実施例9を示す放射ノイズのシミュレ
ーション方法のフローチャートである。図10におい
て、7はデータベース、8はパラメータの入力部、9a
はパラメータ変更の有無を判別する式を計算する機能、
10はシミュレーション実行の有無を判断する機能、9
bはシミュレーション実行の有無を判断する式を計算す
る機能、11は放射ノイズシミュレーション実行部、
12はシミュレーション結果の出力部、13は終了を判
断する機能、14はパラメータ変更の有無を判断した結
果の出力部、15はパラメータ変更の有無を判断する機
能である。
【0036】図10においてパラメータの入力部8は、
例えば放射ノイズのシミュレーションに必要なパラメー
タであるクロック周波数、信号の波形、振幅、立ち上が
り時間、立ち下がり時間、デューティや配線長、基板の
誘電率、誘電体の厚さや使用するデバイスの入出力抵
抗、入出力キャパシタンス等やパラメータ変更の有無を
判断するパラメータおよびシミュレーション実行の有無
判断するパラメータを入力するものであり、例えば物理
設計用CAD等を用いてを用いてオペレータにより入力
されるかデータベース7より読み込まれる。例えばパラ
メータ入力部8においてパラメータ変更の有無を判断す
るパラメータC5として線路長、クロック周波数、信号
電圧の振幅および誘電体厚の積を信号の立ち上がり時間
で割った値が10cm2 ・MHz・V/μsecである
ことを設定した場合、9aにおいてパラメータ入力部8
で物理設計用CAD等により入力した各配線の長さL
[cm]、クロック周波数fc [MHz]、信号電圧の
振幅A[V]、信号の立ち上がり時間τr[μse
c]、誘電体厚d[cm]を用いて(9)式の左辺を計
算する。この値をパラメータ変更の有無を判断する15
においてパラメータ入力部8で入力したC5[cm2
MHz・V/μsec]と(9)式を用いて比較し5c
2 ・MHz・V/μsec以上の配線については、そ
の結果を判別結果の出力部14に出力し、パラメータ入
力部8において放射ノイズのシミュレーションに必要な
パラメータおよび必要があればパラメータ変更の有無を
判別するパラメータを変更する。以上の操作を繰り返し
行い、パラメータの変更を必要とする配線がなくなった
場合あるいはこれ以上パラメータの変更を行わない場合
には次のステップであるシミュレーション実行の有無の
判断10へ進む。また、パラメータ入力部8において、
シミュレーション実行の有無を判断するパラメータC2
として線路長とクロック周波数の積が100cm・MH
zであることを設定した場合、9bにおいてパラメータ
入力部8で物理設計用CAD等によって入力した各配線
の長さL[cm]とクロック周波数fc [MHz]を用
いて(2)式の左辺を計算する。この値をシミュレーシ
ョン実行の有無を判断する10においてパラメータ入力
部8で入力したC2[cm・MHz]と(2)式を用い
て比較し、100cm・MHz以上の配線だけ11にお
いて放射ノイズのシミュレーションを行う。その結果は
12においてディスプレイ、プリンタあるいは記憶装置
などに出力する。シミュレーションが必要でない配線に
ついてはシミュレーションが行われなかったことを12
において出力する。全ての配線について結果が出力され
たならば、13において放射ノイズのシミュレーション
を終了するかどうかを判断し、放射ノイズ大きくシミ
ュレーションを再度行う場合や、パラメータ変更の有無
やシミュレーション実行の有無を判断するパラメータを
変更する場合はパラメータ入力部8に戻り修正を行う。
以上のように15において、放射ノイズのシミュレーシ
ョンを実行する前に放射ノイズの大きな配線をチェック
し、パラメータの修正を可能にしたことにより放射ノイ
ズのシミュレーション11、シミュレーション結果の出
力12、終了判断13を行う回数(13においてNoと
なる回数)を極端に少なくすることができるとともに、
10において各配線のシミュレーション実行の有無を判
断しシミュレーションを行う配線の数を少なくすること
から、放射ノイズシミュレーション11にかかる時間を
短くすることができる。よって、設計時間を短縮するこ
とができる。
【0037】実施例10. 図11は本発明の実施例10を示す放射ノイズのシミュ
レーション方法のフローチャートである。図11におい
て、7はデータベース、8はパラメータの入力部、9は
パラメータ変更の有無を判別する式を計算する機能、1
0はシミュレーション実行の有無を判断する機能、11
は放射ノイズシミュレーション実行部、12はシミュ
レーション結果の出力部、13は終了を判断する機能、
14はパラメータ変更の有無を判断した結果の出力部、
15はパラメータ変更の有無を判断する機能である。
【0038】前記実施例9において、パラメータ変更の
有無を判断する式とシミュレーション実行の有無を判断
する式を同一にし、パラメータ変更の有無を判断するパ
ラメータをシミュレーション実行の有無を判断するパラ
メータの2〜5倍程度にすることにより、判別式を計算
する回数を少なくすることができ、パラメータ変更の有
無、シミュレーション実行の有無を判断するパラメータ
の設定が容易で、しかもシミュレーションを行う配線の
数を適切な値にすることができるので設計時間を短縮す
ることができる。図11においてパラメータの入力部8
は、例えば放射ノイズのシミュレーションに必要なパラ
メータであるクロック周波数、信号の波形、振幅、立ち
上がり時間、立ち下がり時間、デューティや配線長、基
板の誘電率、誘電体の厚さや使用するデバイスの入出力
抵抗、入出力キャパシタンス等やパラメータ変更の有無
を判断するパラメータおよびシミュレーション実行の有
無判断するパラメータを入力するものであり、例えば物
理設計用CAD等を用いてを用いてオペレータにより入
力されるかデータベース7より読み込まれる。例えばパ
ラメータ入力部8においてパラメータ変更の有無を判断
するパラメータC51として線路長、クロック周波数、
信号電圧の振幅および誘電体厚の積を信号の立ち上がり
時間で割った値が10cm2 ・MHz・V/μsecで
あることを設定した場合、9においてパラメータ入力部
8で物理設計用CAD等により入力した各配線の長さL
[cm]、クロック周波数fc [MHz]、信号電圧の
振幅A[V]、信号の立ち上がり時間τr[μse
c]、誘電体厚d[cm]を用いて(9)式の左辺を計
算する。この値をパラメータ変更の有無を判断する15
においてパラメータ入力部8で入力したC5[cm2
MHz・V/μsec]と(9)式を用いて比較し5c
2 ・MHz・V/μsec以上の配線については、そ
の結果を判別結果の出力部14に出力し、パラメータ入
力部8において放射ノイズのシミュレーションに必要な
パラメータおよび必要があればパラメータ変更の有無を
判別するパラメータを変更する。以上の操作を繰り返し
行い、パラメータの変更を必要とする配線がなくなった
場合あるいはこれ以上パラメータの変更を行わない場合
には次のステップであるシミュレーション実行の有無の
判断10へ進む。また、パラメータ入力部8において、
シミュレーション実行の有無を判断するパラメータC5
2として線路長、クロック周波数、信号電圧の振幅およ
び誘電体厚の積を信号の立ち上がり時間で割った値がC
51の半分である5cm2 ・MHz・V/μsecと設
定した場合、9において計算した(9)式の左辺をその
まま用い、10においてシミュレーション実行の有無を
判断することができる。以上のように、パラメータ変更
の有無を判断する式とシミュレーション実行の有無を判
断する式を同一にし、パラメータ変更の有無を判断する
パラメータをシミュレーション実行の有無を判断するパ
ラメータの2〜5倍程度にすることにより、パラメータ
変更の有無を判断するために計算した各配線の値を、シ
ミュレーション実行の有無を判断する値として使用でき
る。また、パラメータ変更の有無およびシミュレーショ
ン実行の有無を判断するパラメータの設定ミスのためシ
ミュレーションを行う配線の数が多くなったり、少なす
ぎたりすることがなく、パラメータの設定が容易で、し
かもシミュレーションを行う配線の数を適切な値にする
ことができるので設計時間を短縮することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の放射ノイズのシミュレーショ
ン方法は、放射ノイズをシミュレーションする機能と、
シミュレーションに必要なパラメータを入力する機能
と、シミュレーションした結果を出力する機能を持った
放射ノイズシミュレーションシステムにおいて、各配線
に対してシミュレーション実行の有無を判断する機能を
設けた構成にしたので、放射ノイズのシミュレーション
を実行する配線の数を少なくすることにより、放射ノイ
ズシミュレーションにかかる時間を短縮することができ
るため、設計時間を短縮することができる。
【0040】請求項2の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1のものにおいて、シミュレーション実
行の有無を判断するものとして配線長を用いた構成にし
たので、非常に簡単に、しかも非常に短い時間でシミュ
レーション実行の有無を判断することができるため、設
計時間を短縮できる。
【0041】請求項3の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1のものにおいて、シミュレーション実
行の有無を判断するものとして配線長と周波数を用いた
構成にしたので、シミュレーション実行の有無を判断す
るパラメータとして配線長とクロック周波数の積を用い
ることにより比較的簡単に、しかも短い時間で各電子装
置のクロック周波数に合った、より正確なシミュレーシ
ョン実行の有無を判断することができるため、設計時間
を短縮できる。
【0042】請求項4の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1のものにおいて、シミュレーション実
行の有無を判断するものとして配線長、周波数と電圧を
用いた構成にしたので、シミュレーション実行の有無を
判断するパラメータとして配線長とクロック周波数およ
び信号電圧の振幅の積を用いることにより簡単に、しか
も短時間で各電子装置のクロック周波数および信号電圧
の振幅に合った、より正確なシミュレーション実行の有
無を判断することができるため、設計時間を短縮でき
る。
【0043】請求項5の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1のものにおいて、シミュレーション実
行の有無を判断するものとして配線長、周波数と電圧と
信号の立ち上がりを用いた構成にしたので、シミュレー
ション実行の有無を判断するパラメータとして配線長と
クロック周波数、信号電圧の振幅の積を信号の立ち上が
り時間で割った値を用いることにより簡単に、しかも短
時間で各電子装置のクロック周波数、信号電圧の振幅お
よび信号の立ち上がり時間に合った、より正確なシミュ
レーション実行の有無を判断することができるため、設
計時間を短縮できる。
【0044】請求項6の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1のものにおいて、シミュレーション実
行の有無を判断するものとして配線長、周波数と電圧と
信号の立ち上がり時間と基板の誘電体厚を用いた構成に
したので、シミュレーション実行の有無を判断するパラ
メータとして配線長とクロック周波数、信号電圧の振幅
および誘電体厚の積を信号の立ち上がり時間で割った値
を用いることにより簡単に、しかも短時間で各電子装置
のクロック周波数、信号電圧の振幅、信号の立ち上がり
時間および基板の誘電体厚に合った、より正確なシミュ
レーション実行の有無を判断することができるため、設
計時間を短縮できる。
【0045】請求項7の放射ノイズのシミュレーション
方法は、放射ノイズをシミュレーションする機能と、シ
ミュレーションに必要なパラメータを入力する機能と、
シミュレーションした結果を出力する機能を持った放射
ノイズシミュレーションシステムにおいて、放射ノイズ
のシミュレーションを実行する前に放射ノイズの大きな
配線をチェックし、パラメータの修正を可能にした構成
にしたので、放射ノイズのシミュレーション、シミュレ
ーション結果の出力、終了判断を行う回数を少なくする
ことができ、設計時間を短縮できる。
【0046】請求項8の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項1〜6のものにおいて、シミュレーショ
ン実行の有無を判断し放射ノイズのシミュレーションを
実行する前に、放射ノイズの大きな配線をチェックし、
パラメータの修正を可能にした構成にしたので、放射ノ
イズのシミュレーション、シミュレーション結果の出
力、終了判断を行う回数を極端に少なくすることができ
るとともに、各配線のシミュレーション実行の有無を判
断しシミュレーションを行う配線の数を少なくすること
から、放射ノイズシミュレーションにかかる時間を短く
することができる。よって、設計時間を短縮することが
できる。
【0047】請求項9の放射ノイズのシミュレーション
方法は、請求項8において、パラメータ変更の有無を判
断する式とシミュレーション実行の有無を判断する式を
同一にし、パラメータ変更の有無を判断するパラメータ
をシミュレーション実行の有無を判断するパラメータの
2〜5倍程度にすることにより、パラメータ変更の有無
を判断するために計算した各配線の値を、シミュレーシ
ョン実行の有無を判断する値として使用できる。また、
パラメータ変更の有無およびシミュレーション実行の有
無を判断するパラメータの設定ミスのためシミュレーシ
ョンを行う配線の数が多くなったり、少なすぎたりする
ことがなく、パラメータの設定が容易で、しかもシミュ
レーションを行う配線の数を適切な値にすることができ
るので設計時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す放射ノイズのシミュレ
ーション方法のフローチャート図である。
【図2】本発明の実施例3を示す放射ノイズのシミュレ
ーション方法のフローチャート図である。
【図3】本発明の実施例3を説明するための信号波形図
である。
【図4】本発明の実施例3を示す信号波形をフーリエ級
数展開したときの各周波数における電圧の包絡線図であ
る。
【図5】本発明の実施例4を示す信号波形をフーリエ級
数展開したときの各周波数における電圧の包絡線図であ
る。
【図6】本発明の実施例5を説明する放射ノイズ発生源
のモデル図である。
【図7】本発明の実施例5を示す信号波形をフーリエ級
数展開したときの各周波数における電圧の包絡線図であ
る。
【図8】本発明の実施例6を説明するマイクロストリッ
プ線路の断面図である。
【図9】本発明の実施例7を示す放射ノイズのシミュレ
ーション方法のフローチャート図である。
【図10】本発明の実施例9を示す放射ノイズのシミュ
レーション方法のフローチャート図である。
【図11】本発明の実施例10を示す放射ノイズのシミ
ュレーション方法のフローチャート図である。
【図12】本発明の従来例を示す放射ノイズシミュレー
ションシステム図である。
【符号の説明】
1 放射ノイズシミュレーション用モジュール 2 物理設計用CAD 3 データベース 4 プリント基板 5 IC 6 配線 7 データベース 8 パラメータ入力部 9 判別式を計算する機能 10 シミュレーション実行の有無を判別する機能 11 放射ノイズのシミュレーション実行部 12 シミュレーション結果の出力部 13 終了を判断する機能 14 パラメータ変更の有無を判断した結果の出力部 15 パラメータ変更の有無を判断する機能 20 信号電圧の振幅 21 信号のパルス幅 22 信号の立ち上がり時間 23 パルス幅τ1 の台形波をフーリエ級数展開したと
きの各周波数における電圧の包絡線 24 パルス幅τ2 の台形波をフーリエ級数展開したと
きの各周波数における電圧の包絡線 25 振幅A1 の台形波をフーリエ級数展開したときの
各周波数における電圧の包絡線 26 振幅A2 の台形波をフーリエ級数展開したときの
各周波数における電圧の包絡線 27 信号源 28 負荷 29 グランド 30 誘電体31 立ち上がり時間Tr 1 の台形波をフーリエ級数展
開したときの各周波数における電圧の包絡線 32 立ち上がり時間Tr 2 の台形波をフーリエ級数展
開したときの各周波数における電圧の包絡線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−252971(JP,A) 秋本豊、外1名、”EMI対応プリン ト配線板の設計技術とノイズシミュレー ション”、NEC技報、平成4年10月、 Vol.45、No.9、p.56〜60 西野忠政、”ノイズ発生部シミュレー ション”、エレクトロニクス実装技術、 平成3年10月、Vol.7、No.11、 p.24〜27 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 G01R 29/08 JICSTファイル(JOIS) 電子情報通信学会技術研究報告EMCJ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射ノイズをシミュレーションする手段
    と、シミュレーションに必要なパラメータを入力する
    と、シミュレーションした結果を出力する手段を持っ
    た放射ノイズシミュレーションシステムにおいて、各配
    線に対してシミュレーション実行の有無を判断する手段
    を設けたことを特徴とする放射ノイズのシミュレーショ
    ン方法。
  2. 【請求項2】 シミュレーション実行の有無を判断する
    ものとして配線長を用いたことを特徴とする請求項1記
    載の放射ノイズのシミュレーション方法。
  3. 【請求項3】 シミュレーション実行の有無を判断する
    ものとして配線長と周波数を用いたことを特徴とする請
    求項1記載の放射ノイズのシミュレーション方法。
  4. 【請求項4】 シミュレーション実行の有無を判断する
    ものとして配線長と周波数と電圧を用いたことを特徴と
    する請求項1記載の放射ノイズのシミュレーション方
    法。
  5. 【請求項5】 シミュレーション実行の有無を判断する
    ものとして配線長と周波数と電圧と信号の立ち上がりを
    用いたことを特徴とする請求項1記載の放射ノイズのシ
    ミュレーション方法。
  6. 【請求項6】 シミュレーション実行の有無を判断する
    ものとして配線長と周波数と電圧と信号の立ち上がり時
    間と基板の誘電体厚の全て、あるいはその一部を組み合
    わせて用いたことを特徴とする請求項1記載の放射ノイ
    ズのシミュレーション方法。
  7. 【請求項7】 放射ノイズをシミュレーションする手段
    と、シミュレーションに必要なパラメータを入力する
    と、シミュレーションした結果を出力する手段を持っ
    た放射ノイズシミュレーションシステムにおいて、放射
    ノイズのシミュレーションを実行する前に放射ノイズの
    大きな配線をチェックし、パラメータの修正を可能にし
    たことを特徴とする放射ノイズのシミュレーション方
    法。
  8. 【請求項8】 シミュレーション実行の有無を判断し放
    射ノイズのシミュレーションを実行する前に、放射ノイ
    ズの大きな配線をチェックし、パラメータの修正を可能
    にしたことを特徴とする請求項1〜6項いずれかに記載
    の放射ノイズのシミュレーション方法。
  9. 【請求項9】 パラメータ変更の有無の判断およびシミ
    ュレーション実行の有無を判断するための判別式を同一
    にし、パラメータ変更の有無の判断に用いるパラメータ
    をシミュレーション実行の有無を判断するパラメータの
    2〜5倍程度にしたことを特徴とする請求項8の放射ノ
    イズのシミュレーション方法。
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