JP3047420B2 - データ圧縮符号化装置 - Google Patents

データ圧縮符号化装置

Info

Publication number
JP3047420B2
JP3047420B2 JP2062718A JP6271890A JP3047420B2 JP 3047420 B2 JP3047420 B2 JP 3047420B2 JP 2062718 A JP2062718 A JP 2062718A JP 6271890 A JP6271890 A JP 6271890A JP 3047420 B2 JP3047420 B2 JP 3047420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
block
mode
weighting
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2062718A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03265309A (ja
Inventor
雅一 鈴置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2062718A priority Critical patent/JP3047420B2/ja
Publication of JPH03265309A publication Critical patent/JPH03265309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3047420B2 publication Critical patent/JP3047420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばDSP(デジタル信号プロセッサ)等
に用いて好適な、PCM信号のデータ圧縮符号化装置に関
するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、入力信号を一定サンプル毎にブロック化し
各ブロック毎に、入力信号を直接出力するモードを含む
複数のフィルタを介して出力する複数のモードのうち、
最も高い圧縮率を有する出力信号が得られるモードを選
択するようにしたデータ圧縮符号化装置において、上記
一定ブロック数の間隔で強制的に上記入力信号を直接出
力するモードのストレートPCMブロックを配置すること
により、データをデコードする際に生ずるエラー分を解
消し、データの途中の略々任意の点から再生することが
できるようなデータ圧縮符号化装置であり、また、上記
強制的に上記入力信号を直接出力するモードのストレー
トPCMブロックを配置するために、上記一定ブロック数
毎にモード選択のための重み付けの値を所定の値とし
て、上記入力信号を直接出力するモードが強制的に選択
されるようにしたデータ圧縮符号化装置である。
〔従来の技術〕
一般に、供給されるPCM信号のビット数を圧縮して伝
送ビットレートを低減する方法として、例えば複数サン
プル毎のブロック単位で最も高い圧縮率の得られるフィ
ルタを予め準備された複数のフィルタのうちから選択す
るようないわゆるフィルタ選択型のビット圧縮符号化の
システムが知られている。
このようなフィルタ選択型のビット圧縮符号化のシス
テムには、例えば16サンプルを1ブロックとした入力信
号が該ブロック毎に供給される。このブロック毎の入力
信号は、上記複数のフィルタである、例えばストレート
PCMを出力する0次フィルタ,1次差分を出力する1次差
分フィルタ及び2次差分を出力する2次差分フィルタの
3つのフィルタにそれぞれ供給される。そして、各フィ
ルタ毎にブロック内の最大絶対値が検出され、このブロ
ック内最大絶対値が最小となるフィルタを介したブロッ
クデータが選択され、例えば16ビットから4ビットに再
量子化され出力される。なお、上記再量子化の際に量子
化器の入力と出力との差分を該量子化器の入力側に帰還
して新たに量子化器に供給されるデータと加算するいわ
ゆるノイズシェーピング処理が行われている。そして、
上記出力の際には該記録されるブロックのデータが介し
たフィルタを示すフィルタ情報、また、該データのレン
ジを示すレンジ情報等も上記データと共に出力され、デ
コーダ側ではこれらの情報に応じてデータの再生が行わ
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述のようにフィルタ選択型のビット圧縮符
号化システムは、例えばブロック内の先頭データに基づ
いて前のデータとの1次または2次差分値を出力するた
め、例えば任意の点からデータの再生を行う場合に、該
任意の点で再生されるデータが1次または2次フィルタ
を介したデータであると再生データにエラーか生じる。
このように一度エラーが生じると、後のデータに該エラ
ー分が伝播し直流誤差成分が発生し良好な再生音声を得
ることができない。このため、エラーのマージンを考慮
すると予測利得の高いフィルタの使用には問題が多いこ
ととなる。
なお、このエラー分を解消するためにはストレートPC
Mデータが選択されればよいが、該ストレートPCMデータ
はいつっ選択されるか予想がつかない。
また、上記任意の点からの再生を可能とするため、ブ
ロック毎の基準値をメモリ等の記憶媒体に記憶させてお
く方法があるが、このようなメモリを設けると、デコー
ダ(復号器)側のハードウェア上の負担増となり、特に
低価格化を目的としたIC化に際して好ましくない。
本発明は上述のような課題に鑑みて成されたものであ
り、上記エラーの伝播が原因で発生する直流誤差成分を
解消し、メモリ等の記憶媒体を必要とすることなく、略
々任意の点からデータの再生を可能とするエンコードデ
ータの供給を行えるようなデータ圧縮符号化装置の提供
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、入力信号を一定サンプル毎にブロック化
し、各ブロック毎に、入力信号を直接出力するフィルタ
を含む複数のフィルタを介してそれぞれ出力する複数の
モードのうち、最も高い圧縮率を有する出力信号が得ら
れるモードを、上記各モード毎の比較用データ値を比較
することで選択するようにしたデータ圧縮符号化装置に
おいて、上記比較用データ値の少なくとも一部に重み付
けを行う重み付け手段と、上記比較用データ値あるいは
上記重み付け手段からの値を比較しその比較結果に応じ
て上記複数のモードのうちの最も高い圧縮率のモードを
選択する比較手段と、上記ブロック数をカウントし、カ
ウント数が所定値に達したときに、上記重み付け手段に
カウント到達信号を供給するカウンタとを有し、上記重
み付け手段は、上記カウント到達信号の供給に応じて、
上記入力信号を直接出力するモードが強制的に選択され
るように重み付け係数を変更することを特徴として上述
の課題を解決する。また、上記比較用データ値は、上記
各モードのフィルタ出力データのブロック内最大絶対値
であり、上記重み付け手段は、上記入力信号を直接出力
するモード以外のモードのブロック内最大絶対値に対し
て重み付けを行うと共に上記カウント到達信号の供給に
応じて重み付け係数を大きくするように変更することを
特徴として上述の課題を解決する。
〔作用〕
本発明にかかるデータ圧縮符号化装置は、入力信号を
一定サンプル毎にブロック化し、各ブロック毎に入力信
号を直接出力するフィルタを含む複数のフィルタを介し
てそれぞれ出力する複数のモードのうち、最も高い圧縮
率を有する出力信号が得られるモードを、上記各モード
毎の比較用データ値を比較することで選択するようにし
たデータ圧縮符号化装置において、上記比較用データ値
の少なくとも一部に重み付けを行う重み付け手段と、上
記比較用データ値あるいは上記重み付け手段からの値を
比較しその比較結果に応じて上記複数のモードのうちの
最も高い圧縮率のモードを選択する比較手段と、上記ブ
ロック数をカウントし、カウント数が所定値に達したと
きに、上記重み付け手段にカウント到達信号を供給する
カウンタとを有し、上記重み付け手段は、上記カウント
到達信号の供給に応じて、上記入力信号を直接出力する
モードが強制的に選択されるように重み付け係数を変更
することにより、デコーダの際に生じたエラーが伝播し
ておこる直流誤差成分を解消することができ、一定時間
経過後における略々任意の点からの再生を可能とするこ
とができる。これは、上記一定ブロック数毎にモード選
択のための重み付けの値を所定の値として上記入力信号
を直接出力するモードが強制的に選択されるようにする
ことにより簡単に実現することができる。
〔実施例〕
以下、本発明にかかるデータ圧縮符号化装置の実施例
について図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明にかかるデータ圧縮符号化装置の実施
例の各機能をブロック的に示した機能ブロック図であ
る。
この第1図において、オーディオデータ発生ブロック
1は、任意の点で読み出しを停止でき、また、該停止し
た点から瞬時に再生が行えるようなものであり、例えば
CD(コンパクトディスク)プレーヤやDAT(デジタルオ
ーディオテープレコーダ)等のデジタルデータを発生す
る機器及びメモリ等を用いて構成できる。
このオーディオデータ発生ブロック1からは、読み出
し制御回路からの制御信号により読み出しが制御され、
例えば1サンプルを16ビット(1ワード)とし、16サン
プルで1ブロックとしたオーディオPCM信号が発生され
ており、該オーディオPCM信号は後に説明するスイッチ
2を介してバッファ3に記憶されると共に予測器4内の
0次フィルタ5,1次フィルタ6,次フィルタ7及びカウン
タ8に供給される。上記エンコードフィルタは、いわゆ
る差分フィルタの構成を有しており、上記0次フィルタ
5に供給された上記1ブロックのオーディオPCM信号
は、差分をとられることなくそのまま、いわゆるストレ
ートPCM信号としてレンジディテクタ9に供給される。
このレンジディテクタ9において、供給されたストレ
ートPCM信号の1ブロック内のブロック内最大絶対値が
検出され、該ブロック内最大絶対値は比較(最小値検
出)ブロック14に、またブロックの全データはセレクタ
15に供給される。
次に、上記1次フィルタ6に供給された1ブロックの
オーディオPCM信号は、該ブロック内の1次差分がとら
れ、この1次差分データがレンジディテクタ10に供給さ
れる。レンジディテクタ10では、1ブロックの1次差分
データの中から、ブロック内最大絶対値が検出される。
この1次差分データのブロック内最大絶対値は、重み付
け器12に供給され、上記1ブロックの1次差分データは
セレクタ15に供給される。そして、上記重み付け器12に
供給された1次差分データのブロック内最大絶対値は、
所定の係数(例えば1.5)が掛けられる、いわゆる重み
付けがなされ比較ブロック14に供給される。
次に、上記2次フィルタ7に供給された1ブロックの
オーディオPCM信号は、該ブロック内の2次差分がとら
れレンジディテクタ11に供給される。レンジディテクタ
11では、供給された1ブロックの2次差分データの中か
らブロック内最大絶対値が検出される。この2次差分デ
ータのブロック内最大絶対値は重み付け器13に供給さ
れ、上記1ブロックの2次差分データはセレクタ15に供
給される。そして、重み付け器13に供給された2次差分
データのブロック内最大絶対値は、所定の係数(例えば
1.5)が掛けられる、いわゆる重み付けがなされ比較ブ
ロック14に供給される。
比較ブロック14は、上記供給されたストレートPCMの
データのブロック内最大絶対値、重み付けのなされた1
次差分データのブロック内最大絶対値及び重み付けのな
された2次差分データのブロック内最大絶対値を比較し
て値が最小のものを検出し、この検出された最小値のレ
ンジをレンジ情報として出力すると共に、該最小値が上
記3つのフィルタのうち、どのフィルタを介したかを検
出してこれをフィルタ情報として出力する。
上記レンジ情報は量子化器18に供給されると共にマル
チプレクサ17に供給され、フィルタ情報はセレクタ15及
びノイズシェーピング回路19に供給されると共にマルチ
プレクサ17に供給される。
上記セレクタ15は、比較ブロック14からのフィルタ情
報により指定されたフィルタを介したオーディオPCM信
号を、例えばスイッチを切り換える等して選択し、この
選択した1ブロックのオーディオPCM信号を量子化器18
に供給する。
このように、セレクタ15は上記3つのフィルタを介し
たオーディオPCM信号の中から最適なものを選択して量
子化器18に供給するが、上記カウンタ8は供給されたオ
ーディオPCM信号のブロック数をカウントしており、所
定のカウント数(例えば数ブロック〜数十ブロック)に
達した時に上記各重み付け器12,13にカウント到達信号
を供給する。
各重み付け器12,13は上記カウント到達信号が供給さ
れると、例えば1.5であった重み付け係数を十分大きく
(例えば100等)する。上述のように、セレクタ15は上
記供給された3つのオーディオPCM信号の中から最小の
ブロック内最大絶対値を有するブロックを選択するた
め、必然的に0次フィルタ5を介したストレートPCM信
号のブロックが選択されることになり、最悪の場合でも
上記一定ブロック数カウント後には強制的に該ストレー
トPCM信号のブロックを配置することができる。
ここで、上記一定の間隔(一定ブロック数カウント)
をNとし、1ブロックのサンプル数をnサンプル(例え
ばCDIではn=28,APUではn=16)とすると、必ずnNサ
ンプル毎に0次フィルタ9が選択されることが保証さ
れ、BRRエンコードされたデータを任意の点から再生す
る場合には、最長でもnNts[sec](ts=サンプリング
間隔[sec])後には完全な再生音を得ることができ
る。具体的には、fs=32k Hz,1ブロックを16サンプルと
すると1ブロックに要する時間は約0.5[mcec]となり
数十ブロック毎にストレートPCM信号を配置したとして
も20〜30[msec]程度の間隔で配置することができる。
この間隔は人間の聴覚上認識できるものではないため問
題とはならない。
なお、上記ストレートPCM信号のブロックが配置され
るまでの間は多少のエラーを生じることとなるが、スタ
ート時から上記nNts[sec]の間データをマスクしてお
いてもよい。
このように選択され上記量子化器18に供給された16ビ
ットのオーディオPCM信号は、上記予測レンジ適応回路1
4から供給されるレンジ情報に応じて、上位ビットから
みて16ビット中最初に“1"がたったビットから数えて例
べば4ビットが取り出される、いわゆる再量子化が施さ
れノイズシェーピング回路19を介してマルチプレクサ17
に供給される。上記ノイズシェーピング回路19は、量子
化器18の入力と出力との誤差分である、いわゆる量子化
誤差を上記予測レンジ適応回路14からのフィルタ情報に
応じて量子化器18の入力に帰還している。すなわち、上
記再量子化の際に取り出された4ビット以降の下位ビッ
トのデータは、量子化器18の入力に帰還され、新たに該
量子化器18に供給されるデータと加算される。
ここで、上述のように上記量子化器18はレンジ情報に
より、上位ビットからみて16ビット中最初に“1"がたっ
たビットから数えて例えば4ビットを出力するが、ノイ
ズシェーピングにより帰還された量子化誤差と新たなデ
ータが加算されることによりけた上がりを生じ、レンジ
情報により指定された取り出しビットよりも上位のビッ
トに“1"が移行してしまう、いわゆるオーバーフローを
生ずる場合がある。
このオーバーフローを生ずると、再生の際に直流誤差
成分が生じ良好な再生ができない等の問題があるため、
通常、これを防止するために上記重み付け器12,13にお
いて、1次フィルタ及び2次フィルタを介したブロック
内最大絶対値に例えば1.5の数をかけ重み付けを行い、
本来取り出すべきビットよりも例えば1ビット上位のビ
ットからデータの取り出しを行っている。
しかし、上記重み付けを行ってもオーバーフローを生
じる場合がある。
そこで、該オーバーフローが生じた時点でノイズシェ
ーピング回路19はスイッチ2,バッファ3,マスク回路21及
び読み出し制御回路22にオーバーフロー量及び現在のフ
ィルタ番号(0次,1次または2次フィルタ)であるオー
バーフロー情報を供給すると共に、該オーバーフローの
生じたオーディオPCM信号の出力を一旦停止する。
このオーバーフロー情報が供給されるとマルチプレク
サ17はデータの出力を停止し、読み出し制御回路22はオ
ーディオデータ発生ブロック1からのデータの読み出し
を停止し、スイッチ2は選択端子2cを被選択端子2aから
被選択端子2bに切り換え、一旦オーディオデータ発生ブ
ロック1からのデータの取り入れを停止する。上述のよ
うにバッファ3には、数ブロック分のオーディオデータ
が記憶されており、該バッファ3は上記オーバーフロー
情報により、該オーバーフローの生じたブロックのオー
ディオPCM信号を再度予測器4に供給するいわゆるリト
ライが行われる。
このリトライが開始されるとマスク回路21は、上記供
給されたオーバーフロー情報から現在のフィルタ番号を
知り、このフィルタに接続されている重み付け器に係数
インクリメント信号を供給する。この係数インクリメン
ト信号が供給された重み付け器は、今まで係数値が1.5
であったものを、例えば1.6にする等のように係数値を
インクリメントする。上記再度供給されたオーバーフロ
ーを生じたブロックのオーディオPCM信号は、上述のよ
うに各フィルタを介し各レンジディテクタ9,10,11に供
給され、それぞれブロック内最大絶対値が検出され、ま
た、各データはセレクタ15に供給される。この検出され
たブロック内最大絶対値のうち、レンジディテクタ9を
介したストレートPCM信号のブロック内最大絶対値は、
そのまま比較ブロック14に供給されるが、レンジディテ
クタ10を介した1次差分データのブロック内最大絶対値
は重み付け器12に、レンジディテクタ11を介した2次差
分データのブロック内最大絶対値は重み付け器14に供給
される。上述のように上記オーバーフローを生じる原因
となった上記どちらかの重み付け器の係数値はインクリ
メントされており、上記各ブロック内最大絶対値はそれ
ぞれ係数値が乗じられ重み付けされ比較ブロック14に供
給される。比較ブロック14は、このインクリメントされ
た係数により再度重み付けのされたブロック内最大絶対
値を含む各ブロック内最大絶対値をそれぞれ比較して値
が最小のものを検出し、この検出結果に基づいて再度量
子化器18にレンジ情報を供給する。このレンジ情報に基
づいて量子化器18は、上述のように再量子化を行う。そ
して、この再量子化を行いオーバーフローが解消された
場合、該再量子化によりオーバーフローが解消されたデ
ータの出力が行われると共に、マスク回路21は上記イン
クリメントした重み付け器の係数値を基の係数値に戻
し、スイッチ2は選択端子2cを被選択端子2aに切り換え
新たなデータの取り込みを再開する。
なお、このリトライはオーバーフローが解消されるま
で行われ、該リトライが行われたにもかかわらずオーバ
ーフローが生じてしまった場合は、再度上記重み付けの
係数値のインクリメントを行う。
このように、再量子化された4ビットのデータは、マ
ルチプレクサ17に供給される。
マルチプレクサ17は、上記供給されたデータ及び上述
のレンジ情報,フィルタ情報を出力する。これらのデー
タ及び情報は出力端子20を介して取り出される。
上記出力端子20から取り出される出力データとして
は、例えば1ブロック分が第2図に示すようになってお
り、1バイトのヘッダ情報(圧縮に関するパラメータ情
報あるいは付属情報等)RFと、8バイトのサンプル用デ
ータDA0〜DB3で構成されている。上記ヘッダ情報RFは4
ビットのレンジ情報と、2ビットの上記モード選択情報
あるいはフィルタ選択情報と、それぞれ1ビットの2つ
のフラグ情報と、例えばループの有無を示す情報LI及び
波形の終端ブロック(エンドブロック)か否かを示す情
報EIとで構成されている。上述のように1サンプルのデ
ータは、例えば16ビットから4ビットに圧縮されてお
り、上記データDA0〜DB3中には16サンプル分の4ビット
データDA0H〜DB3Lが含まれている。
そして、このようなデータ及び各情報は、例えば記録
媒体等に記録されたり、あるいは直接デコード側に伝送
され再生が行われる。
以上の説明から明らかなように本実施例のデータ圧縮
符号化装置は、入力信号を例えば16サンプル毎にブロッ
ク化して、0次フィルタ5,1次フィルタ6,2次フィルタ7
のうちから最も高い圧縮率が得られるフィルタを選択し
て再量子化を行い出力信号を伝送する際に、カウンタ8
で入力されたブロック数をカウントし、所定のカウント
値に達したときに上記1次フィルタ6及び2次フィルタ
7に設けられている重み付け器12,13の係数を所定の大
きな値とすることにより、強制的に0次フィルタが選択
されストレートPCM信号を配置することができるため、
任意の点からのデータの再生を可能とすることができる
うえ、再生時に生じたエラーを、上記一定間隔で強制的
にストレートPCM信号を配置することにより解消するこ
とができるため、予測利得の高いフィルタを使用するこ
とが可能となる。
また、一定のブロック毎に重み付けパラメータを変更
し間接的にフィルタ選択を制御するデータ圧縮符号化装
置においては、このようなシステムに対して若干の変更
を加えるのみで本発明にかかるデータ圧縮符号化装置に
変更することができる。
また、本実施例のデータ圧縮符号化装置は、ノイズシ
ェーピング回路19において、オーバーフローが検出され
た時点で出力及び入力を停止し、重み付け器12,13の係
数値をインクリメントし、再度オーバーフローが検出さ
れたブロックのデータを処理するリトライを行うことに
より、オーバーフローの生じたデータを供給することが
ないため、再生時におけるSN比の悪化を防止することが
できる。
なお、上記重み付け器の係数値は、ほんの一例であ
り、例えば基の係数を1.4にしリトライ時のインクリメ
ントで1.6にする等種々の変更が可能であり、上記の値
には限定されないこと等は勿論である。
〔発明の効果〕
本発明にかかるデータ圧縮符号化装置は、入力信号を
一定サンプル毎にブロック化し各ブロック毎に、入力信
号を直接出力するフィルタを含む複数のフィルタを介し
てそれぞれ出力する複数のモードのうち、最も高い圧縮
率を有する出力信号が得られるモードを、上記各モード
毎の比較用データ値を比較することで選択するようにし
たデータ圧縮符号化装置において、上記比較用データ値
の少なくとも一部に重み付けを行う重み付け手段と、上
記比較用データ値あるいは上記重み付け手段からの値を
比較しその比較結果に応じて上記複数のモードのうちの
最も高い圧縮率のモードを選択する比較手段と、上記ブ
ロック数をカウントし、カウント数が所定値に達したと
きに、上記重み付け手段にカウント到達信号を供給する
カウンタとを有し、上記重み付け手段は、上記カウント
到達信号の供給に応じて、上記入力信号を直接出力する
モードが強制的に選択されるように重み付け係数を変更
することにより、エンコード−デコード系で生じたエラ
ーの累積が原因で発生する直流誤差成分をクリアし、略
々任意の点からの再生を可能とすることができる。
また、本発明にかかるデータ圧縮符号化装置は、上記
一定ブロック数毎にモード選択のための重み付けの値を
所定の値として上記入力信号を直接出力するモードが強
制的に選択されるようにすることにより上述と同様の効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるデータ圧縮符号化装置の各機能
をブロック的に示した機能ブロック図、第2図は本発明
にかかるデータ圧縮符号化装置の出力データのフォーマ
ットを示す模式図である。 1……オーディオデータ発生ブロック 2……スイッチ 3……バッファ 4……予測器 5……0次フィルタ 6……1次フィルタ 7……2次フィルタ 8……カウンタ 9,10,11……レンジディテクタ 12,13……重み付け器 14……比較(最小値検出)ブロック 15……セレクタ 17……マルチプレクサ 18……量子化器 19……ノイズシェーピング回路 20……出力端子 21……マスク回路 22……読み出し制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を一定サンプル毎にブロック化
    し、各ブロック毎に入力信号を直接出力するフィルタを
    含む複数のフィルタを介してそれぞれ出力する複数のモ
    ードのうち、最も高い圧縮率を有する出力信号が得られ
    るモードを、上記各モード毎の比較用データ値を比較す
    ることで選択するようにしたデータ圧縮符号化装置にお
    いて、 上記比較用データ値の少なくとも一部に重み付けを行う
    重み付け手段と、 上記比較用データ値あるいは上記重み付け手段からの値
    を比較しその比較結果に応じて上記複数のモードのうち
    の最も高い圧縮率のモードを選択する比較手段と、 上記ブロック数をカウントし、カウント数が所定値に達
    したときに、上記重み付け手段にカウント到達信号を供
    給するカウンタとを有し、 上記重み付け手段は、上記カウント到達信号の供給に応
    じて、上記入力信号を直接出力するモードが強制的に選
    択されるように重み付け係数を変更することを特徴とす
    るデータ圧縮符号化装置。
  2. 【請求項2】上記比較用データ値は、上記各モードのフ
    ィルタ出力データのブロック内最大絶対値であり、上記
    重み付け手段は、上記入力信号を直接出力するモード以
    外のモードのブロック内最大絶対値に対して重み付けを
    行うと共に上記カウント到達信号の供給に応じて重み付
    け係数を大きくするように変更することを特徴とする請
    求項(1)記載のデータ圧縮符号化装置。
JP2062718A 1990-03-15 1990-03-15 データ圧縮符号化装置 Expired - Lifetime JP3047420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2062718A JP3047420B2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 データ圧縮符号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2062718A JP3047420B2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 データ圧縮符号化装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37447199A Division JP3308955B2 (ja) 1990-03-15 1999-12-28 データ圧縮符号化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03265309A JPH03265309A (ja) 1991-11-26
JP3047420B2 true JP3047420B2 (ja) 2000-05-29

Family

ID=13208406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2062718A Expired - Lifetime JP3047420B2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 データ圧縮符号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3047420B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3462066B2 (ja) 1998-01-29 2003-11-05 株式会社東芝 Adpcm圧縮装置、adpcm伸長装置及びadpcm圧縮伸長装置
EP1606884A2 (en) * 2003-03-21 2005-12-21 D2Audio Corporation Clip detection in pwm amplifier
US7590251B2 (en) 2003-03-21 2009-09-15 D2Audio Corporation Clip detection in PWM amplifier
WO2009088886A2 (en) 2007-12-31 2009-07-16 Intersil Americas Inc. Systems and methods for improved over-current clipping

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03265309A (ja) 1991-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2993685B2 (ja) デジタル信号記録装置
US5483619A (en) Method and apparatus for editing an audio signal
JP3047420B2 (ja) データ圧縮符号化装置
JP3021520B2 (ja) データ圧縮符号化装置
JP3308955B2 (ja) データ圧縮符号化装置
EP1150299A2 (en) Play back apparatus
JP3013380B2 (ja) データ圧縮符号化装置
JPS594345A (ja) デ−タ伝送系補正装置
JPH02146599A (ja) 音源データ圧縮符号化方法
JP2670398B2 (ja) 符号化信号複製装置
JP4552208B2 (ja) 音声符号化方法及び音声復号方法
KR0141237B1 (ko) 음성신호 기록/재생방법 및 그 장치
JP2005326894A (ja) 音声符号化方法及び音声復号方法
JP3821384B2 (ja) 光記録媒体及び音声復号装置
JP3875746B2 (ja) ディジタル記録装置
JP4552211B2 (ja) 音声符号化方法及び音声復号方法
JP2004139102A (ja) 光記録媒体及び音声復号装置
CA1143470A (en) Digital control apparatus
JP4552210B2 (ja) 音声符号化方法及び音声復号方法
JP4552207B2 (ja) 音声符号化方法及び音声復号方法
JP3084815B2 (ja) データ記録方法及び装置
JP3791799B2 (ja) 光記録媒体及び音声復号装置
JP3346400B2 (ja) 音声符号化装置
JP2004326136A (ja) 音声信号伝送方法及び音声復号方法
JPH02119431A (ja) デジタル信号処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080324

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term