JP3047321U - 緊急器具収納用ベスト - Google Patents

緊急器具収納用ベスト

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JP3047321U
JP3047321U JP1997008375U JP837597U JP3047321U JP 3047321 U JP3047321 U JP 3047321U JP 1997008375 U JP1997008375 U JP 1997008375U JP 837597 U JP837597 U JP 837597U JP 3047321 U JP3047321 U JP 3047321U
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emergency
vest
hammer
signal light
vehicle
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JP1997008375U
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English (en)
Inventor
正巳 秋山
Original Assignee
株式会社ジーエム
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車事故等の非常時に車外に緊急に脱出で
き、後続車両に信号灯で合図でき、傷の応急手当ても早
急にできるようにした緊急器具収納用ベストを提供す
る。 【解決手段】 ベスト本体の一方の外面に、非常時に自
動車の窓ガラスを割るためのハンマーを着脱自在に取り
付けたハンマー収納部と、非常用信号灯を収納するため
の信号灯収納部と、傷の応急手当てをする救急キットを
収納するための救急具収納部とを設ける。ベスト本体
は、シート材によってほぼ長方形に形成され、その中央
部に頭又は自動車シートのヘッドレストを通す孔が設け
られ、下部には締め付け用のバンドが取り付けられる。
ベスト本体は、自動車のシート又は身体に装着できるよ
うにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車事故等の非常時に車外に緊急に脱出でき、後続車両に信号灯 で合図でき、傷の応急手当てもできるようにした緊急器具収納用ベストに関する 。
【0002】
【従来の技術】
自動車の衝突事故や横転事故等において、車体の変形やゆがみにより窓やドア が開かず、車内に閉じ込められてしまう事態が多発しており、特に転倒時に於い てはガソリン漏れから車両火災が発生するような二次災害による死亡例も多く、 又海や湖沼等への水没事故の場合、水圧によってドアが開かずに車内に閉じ込め られて死亡する等の悲惨な報道も多い。 救急車やレスキュー隊の到着が遅れると、出血多量や傷の悪化により死に至る ケースが多くなり、又救急車やレスキュー隊が到着しても、車内に閉じ込められ た人を速やかに救出できないと死亡事故につながってしまう。 このような車内に閉じ込められる事故対策として、自動車の窓ガラスを割って 速やかに車外に脱出できるようにした専用のハンマーが開発実用化され、徐々に 普及し始めている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記ハンマーは、非常時に直ちに使用できるように手の届き易い場所に保管し ておかなければならない。水没事故の場合は、短時間で窒息という大きな危険が 伴うため、ハンマーの保管場所は特に重要な問題となる。 しかしながら、従来は車内にハンマーを収納しておく適当な場所が無く、グロ ーブボックスやトランク内に収納していることが多く、これでは非常時に即座に 使用することが困難となる。なるべくドライバーの手近な所にしかも見える箇所 に保管するのが好ましい。 又、事故発生時に救急車等が到着するまでに、傷の応急手当てができれば良い が、応急手当てに必要な救急具を載せている車は殆ど皆無である。誰でも自分は 交通事故に合わないと信じて運転しているからである。更に、事故が発生したら 追突防止のため後続車両に合図する必要があるが、車内に搭載してある信号灯が 長期間放置され、電池切れで役に立たないといった事態も多い。
【0004】 本考案は、このような従来の事態に鑑みなされたもので、非常時に自動車の窓 ガラスを割るためのハンマーと、合図用の信号灯と、傷の応急手当てができる救 急キットとを各別に収納でき、しかもドライバーの身近に保管できるようにした 緊急器具収納用ベストを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための具体的手段として、本考案は、ベスト本体の一方の 外面に、非常時に自動車の窓ガラスを割るためのハンマーを着脱自在に取り付け たハンマー収納部と、非常用信号灯を収納するための信号灯収納部と、傷の応急 手当てをする救急キットを収納するための救急具収納部とを設けた緊急器具収納 用ベストを要旨とする。 又、ベスト本体は、シート材によってほぼ長方形に形成され、その中央部に頭 又は自動車シートのヘッドレストを通す孔が設けられ、下部には締め付け用のバ ンドが取り付けられたこと、 3つの収納部を設けた外面がシートの背面側となるようにして中央部の孔にヘ ッドレストを通し、ベスト本体を自動車のシートに装着できるようにしたこと、 3つの収納部を設けた外面が身体の前面側となるようにして中央部の孔に頭を 通し、ベスト本体を身体に装着できるようにしたこと、 を要旨とするものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好ましい実施態様を添付図面に基づいて詳説する。 図1(イ) 、(ロ) において、1は柔軟で丈夫な薄いシート材から形成されたベスト 本体であり、所要の大きさでほぼ長方形を呈しその中央部には自動車シートのヘ ッドレスト又は人の頭を通すための孔1aが設けられ、この孔1aを上にして二 つ折りの状態にする。
【0007】 前記ベスト本体1の一方の外面1bには、ハンマー収納部2と、信号灯収納部 3と、救急具収納部4とが設けられ、この場合は救急具収納部4を中央にしてそ の左右両側にハンマー収納部2と信号灯収納部3とが配設されている。
【0008】 ハンマー収納部2は、合成樹脂製のホルダー5が前記ベスト本体1に固定され 、図2に示すようにハンマー6を着脱するための一対の挟持片5aが上下に形成 され、上部の両端部にはハンマー6を保護する防護片5bが対設され、下部には 暗闇で光る蓄光蛍光ピン5cが設けられている。
【0009】 ハンマー6は、上部に2頭式の金属ヘッド6aを有し、非常時にこの金属ヘッ ド6aの尖端で自動車の窓ガラスを叩いて割る(フロントガラスは合わせガラス に付き不可)のであり、常時は図1(イ) のようにホルダー5の挟持片5a間に押 し込んで保持させてあり、このホルダー5に対して着脱自在になっている。
【0010】 更に、ハンマー6の下端部には、図2のように切り込みを形成してその奥にカ ッター6bを取り付けてあり、非常時には速やかな脱出を図るためにこのカッタ ー6bでシートベルトを切断できるようにしてある。
【0011】 前記信号灯収納部3は、上方が開口するほぼ円筒状の収納袋7が形成され、こ の収納袋7内に信号灯8を収納してある。信号灯8は、図3のようにLED発光 部8aとバルブ発光部8bを有し、第1のスイッチ8cを押すとLED発光部8 aが赤色に自動点滅し、第2のスイッチ8dを押すとバルブ発光部8bが点灯し て強力なフラッシュライトとして使用できる。 前記収納袋7は、PVCのクリアの材質のため点滅灯点滅時には、収納袋7に 収納されたままの状態でも外部から点滅が明確に視認できるようになっている。 又、信号灯8の本体下部にはマグネット(図略)が取り付けられ、自動車のル ーフやフェンダー等のスチール部分に信号灯8を固定できるようにしてある。発 炎筒の代替品としても使用することができる。
【0012】 前記救急具収納部4は、大きめのポケット9が形成されその上部の蓋9aは面 接合テープ9bにより簡単に開閉することができ、ポケット9の内部には傷の応 急手当てのための救急キット(図略)が収納されている。救急キットは、例えば 三角巾、パット付き絆創膏、大型絆創膏、ガーゼ、伸縮包帯、固定用テープ、ハ サミ、ピンセット等であり、ビニール袋等に入れて一まとめにしておくと良い。
【0013】 一方、ベスト本体1の他方の外面1cには、図1(ロ) のように中央部に大きな クロス10が印刷されると共に、その上には緊急用ライフベストである旨の文字 表示11が印刷されている。更に、ベスト本体1の下部には、締め付け用のバン ド12と止め具13が左右の側部と下端中央部にそれぞれ取り付けられている。
【0014】 このように構成された本考案に係る緊急器具収納用ベストは、図4(ロ) のよう に3つの収納部を設けた外面1bが自動車のシート14(助手席が好ましい)の 背面側となるようにして中央部の孔1aにヘッドレスト15を通し、各締め付け 用のバンド12の係止片12aを止め具13に差し込んで装着する。
【0015】 この時、ハンマー6は後部シート側に向くがその金属ヘッド6aの尖端は前記 防護片5bによって保護されているので、後部シートの人が接触しても怪我する ことはなく、もう一方の外面1cは図4(イ) のようにシート14の背もたれ側と なるが、これは平面であるため座り心地を悪化させず、シートカバーの役目を果 たすことになる。つまり、ベスト本体1は通常運転時に何ら支障を生じない。
【0016】 信号灯8は、常時見える所にあるため管理がし易く、時々点灯状態を検査し電 池交換を適宜行うことで、非常時に電池切れのため点灯しないといった不測の事 態を防ぐことができる。救急キットの管理もし易いので、こまめに点検して非常 時に直ちに使用できるように準備しておく。
【0017】 ところで、衝突、横転等の交通事故又は水没事故等の非常時には、ドライバー の手の届く範囲内にハンマー6があり、例え車内が暗くても蛍光ピン5cが光る ためその存在を容易に確認できるため、このハンマー6をホルダー5から素早く 引き抜き、シートベルトが外れ難い場合はカッター6bでシートベルトを切断し 、ハンマー6の金属ヘッド6aで窓ガラスを割れば速やかに車外に脱出すること ができる。
【0018】 従って、事故により車内に閉じ込められるのを未然に防止することができ、事 故に伴う車両火災や水中での窒息から逃れることができる。又、車外に脱出する 際に、信号灯8及び救急キットを持ち出せば、後続車両への事故の合図や傷の応 急手当てを早急に行うことができる。
【0019】 このような自車両の事故での使用の他に、他車両の事故での救助を目的とした 使用が可能である。即ち、他車両の事故救助に向かう際には、ベスト本体1をシ ート14から外し、図5(イ) のように3つの収納部を設けた外面1bが身体の前 面側となるようにして中央部の孔1aに頭を通し、両側のバンド12を締め付け て身体に装着する。
【0020】 そして、事故を起こした他車両に近付き、その車両の窓ガラスをハンマー6で 割って車内に閉じ込められいる人を車外に救出することができる。この際、ベス ト本体1は身体に装着してあるため、両手が自由に使え救出作業がし易くなる。 この場合も、信号灯8により他車両への合図ができ、救急キットにより負傷者 の応急手当てを即座に行える。
【0021】 ベスト本体1を身体に装着すると、図5(ロ) のように前記大きなクロス10が 背中の真ん中に位置するため目立つ存在となり、救助人であることが容易に分か ると共に、後続車両に対する救助人自身の安全も確保することができる。 尚、このクロス10を夜光塗料で表示すれば、暗闇でもはっきり視認すること ができるようになり、救助人の安全性を一層高めることが可能となる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ベスト本体に自動車の窓ガラスを割る ためのハンマーと、信号灯と、救急キットとを各別に収納し、このベスト本体を 自動車のシート又は身体に装着できるようにしたので、ハンマー等の緊急器具を ドライバーの手近な所にしかも見える箇所に保管することができる。これにより 、交通事故又は水没事故等の非常時に、ハンマーで窓ガラスを割って速やかに車 外に脱出することができ、車内に閉じ込められたまま出血多量や車両火災による 死亡や、窒息による死亡等を未然に防止する効果を奏する。 又、信号灯による後続車両への合図、救急キットによる傷の応急手当てが早急 にでき、更に自車両の事故での使用のみならず、他車両の事故救助を目的とした 使用も可能である等の実用上優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る緊急器具収納用ベストの実施態様
を示すもので、(イ) は収納部側から見た斜視図、(ロ) は
反対側から見た斜視図である。
【図2】ハンマー収納部の斜視図である。
【図3】信号灯の斜視図である。
【図4】ベスト本体を自動車シートに装着した状態を示
すもので、(イ) は正面側からの斜視図、(ロ) は背面側か
らの斜視図である。
【図5】ベスト本体を身体に装着した状態を示すもの
で、(イ) は正面図、(ロ) は背面図である。
【符号の説明】
1…ベスト本体 2…ハンマー収納部 3…信号灯収納部 4…救急具収納部 5…ホルダー 6…ハンマー 7…収納袋 8…信号灯 9…ポケット 10…クロス 11…文字表示 12…バンド 13…止め具 14…シート 15…ヘッドレスト

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベスト本体の一方の外面に、非常時に自動
    車の窓ガラスを割るためのハンマーを着脱自在に取り付
    けたハンマー収納部と、非常用信号灯を収納するための
    信号灯収納部と、傷の応急手当てをする救急キットを収
    納するための救急具収納部とを設けたことを特徴とする
    緊急器具収納用ベスト。
  2. 【請求項2】ベスト本体は、シート材によってほぼ長方
    形に形成され、その中央部に頭又は自動車シートのヘッ
    ドレストを通す孔が設けられ、下部には締め付け用のバ
    ンドが取り付けられた請求項1記載の緊急器具収納用ベ
    スト。
  3. 【請求項3】3つの収納部を設けた外面がシートの背面
    側となるようにして中央部の孔にヘッドレストを通し、
    ベスト本体を自動車のシートに装着できるようにした請
    求項1又は2記載の緊急器具収納用ベスト。
  4. 【請求項4】3つの収納部を設けた外面が身体の前面側
    となるようにして中央部の孔に頭を通し、ベスト本体を
    身体に装着できるようにした請求項1又は2記載の緊急
    器具収納用ベスト。
JP1997008375U 1997-09-19 1997-09-19 緊急器具収納用ベスト Expired - Lifetime JP3047321U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080061730A (ko) * 2006-12-28 2008-07-03 강혜영 조끼용 구급낭
KR20180001551U (ko) * 2016-11-16 2018-05-25 주식회사 동아엔프라 축광 비상탈출 망치
KR20210135194A (ko) * 2018-08-14 2021-11-12 하진석 구명조끼로 가변 가능한 의자 등받이 덮개
CN113647714A (zh) * 2021-09-03 2021-11-16 刘少华 平安缘可调式旅行帽
JP7361319B2 (ja) 2022-03-14 2023-10-16 寧波華洲光電科技有限公司 車載レスキューセット

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CN113647714A (zh) * 2021-09-03 2021-11-16 刘少华 平安缘可调式旅行帽
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