JP3047292U - 食品消毒装置 - Google Patents

食品消毒装置

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JP3047292U
JP3047292U JP1997007056U JP705697U JP3047292U JP 3047292 U JP3047292 U JP 3047292U JP 1997007056 U JP1997007056 U JP 1997007056U JP 705697 U JP705697 U JP 705697U JP 3047292 U JP3047292 U JP 3047292U
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activated oxygen
chamber
vacuum
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JP1997007056U
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明男 佐藤
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明男 佐藤
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製等の活性化酸素発生室を設けて、この
室内でオゾンに紫外線を十分に照射して、該オゾンを活
性化酸素に変化して、生成した活性化酸素を殺菌剤とし
て食品消毒効果を奏せしめる食品消毒を提供する。 【解決手段】 真空室と活性化酸素発生室とを設け、活
性化酸素発生室内に1800Å及び2537Åの紫外線
を照射して活性化酸素を多量に含む気体を順次発生する
紫外線灯を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、真空式の食品消毒装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
生野菜や粉体食品等の消毒は、オゾン等で洗滌する方法が一般的であった。 しかし、オゾンによる殺菌力は、気中濃度が2ppmであれば、およそ1時間 かかって大腸菌の付着した食品を消毒する程度であり、細菌の芽胞までは死滅さ せるには、その数十倍ものオゾン濃度が必要であるとされている。 而して、この場合の殺菌力の源泉は、オゾンそのものではなく、オゾンが分解 して生成される発生機の酸素原子即ち活性化酸素であることが研究の結果判明し ている。 しかしながら、オゾンの自己分解による半減期は約30分程度であるから、従 来のオゾン消毒法では、活性酸素を十分に発生させるいとまがなく、結局食品に オゾンを接触させるだけであり、殺菌効果が不完全で、加うるに、オゾン臭を食 品に残すこととなって、甚だ適当でなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の実情に鑑みてなされたもので、直接高濃度のオゾンを食品に 接触させず、適切な容積を有する金属製等の活性化炭素発生室を設けて、この室 内でオゾンに紫外線を十分に照射して、該オゾンの一部を活性化酸素に変化して 、生成した活性化酸素を多量に含む気体を殺菌剤として食品消毒効果を奏せしめ ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、 a.所望の食品を収納して器内を概ね真空状態に減圧せしめうる真空室と、 b.該真空室に導管を通じ、真空解除時に活性化酸素を多量に含む気体を供給 しうる活性化酸素発生室とを設け、 c.該活性化酸素発生室内に、1800Åの紫外線を照射するとともに253 7Åの紫外線を照射して活性化酸素を多量に含む気体を順次発生する紫外線灯を 設けてなる d.食品消毒装置。 を要旨として成立するものである。 本考案装置の主要部である活性化酸素発生室は、内面反射性大なる金属製タン クで形成されるのが好ましく、このなかに1800Åの紫外線と2537Åの紫 外線を発射しうる紫外線灯(GM管ともいう)を吊設してある。 この構成により、空気流入バルブを閉じて、例えば1800Åの紫外線を照射 すると、空気中の酸素O2 からまず活性化酸素「O」を生じ、つづいてO2 +[ O]→O3 の反応が起るが、例えばこれに拮抗して、2537Åの紫外線を照射 すると、O3 →O2 +「O」の反応が起り、O3 の生成がくい止められる。 本考案は、上記の原理に基づくもので、活性化酸素発生室は次第に活性化酸素 を多量に含むようになり、真空室の真空解除に際し、これを真空室に引込んで、 室内に収容されている食品の殺菌に供するものである。 上述の如く、オゾンの半減期は通常約30分前後であり、1800Åの紫外線 で再生するオゾンは何等の手だてをしなければ蓄積される一方であるが、253 7Åの紫外線を受けると次々と活性化酸素に分解される。 これは、ヨウ化カリウム法で活性化酸素発生室内の気体を分析すると、O3 の 存在が確認されるに拘らず、2537Åの紫外線を吸収させた発生室内の気体か らは、O3 の存在は殆んど計測されないことにより証明される。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案に係る食品消毒装置に係る実施例を示す縦断面略図である。
【0006】
【実施例】
図1において、内容積約100リットルの真空室1には食品A例えば2つ割り されたキャベツ数個が収容されている。真空室1はエゼクタ2及びポンプ3を用 いて、水銀柱20mm以下に減圧し、この状態が5分間維持されたのち、ポンプ 3をとめ、バルブ4が閉じられる。
【0007】 ついで、バルブ5を開放して活性化酸素発生室6内の活性化酸素を多量に含む 気体を真空室1に流入させる。活性化酸素発生室6は、内壁をよく研摩されたス テンレスを内貼りした金属製で、本例では内容積50リットルのものが使用され た。
【0008】 室内の紫外線灯は、出力4.6WのGM管が使用され、1800Å及び253 7Åの各紫外線を同時又は交互に照射する。
【0009】 10分後、予め大腸菌群103 /gを付着せしめてあった食品Aからは、該菌 群が検出されず、また他の殺菌(107 /g)についても(103 /g)以下に 減少して、殺菌消毒の効果が顕著である。
【0010】
【考案の効果】
本考案は以上の構成に基づくものであるから、殺菌を必要とする食品を真空と 活性化酸素により簡易にかつ、十分効果的に消毒処理しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る消毒装置の実施例を示す縦断面略
図である。
【符号の説明】
1 真空室 2 エゼクター 3 ポンプ 4 バルブ 5 バルブ 6 活性化酸素発生室 7 紫外線灯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の食品を収納して器内を概ね真空状
    態に減圧せしめうる真空室と、該真空室に導管を通じ、
    真空解除時に活性化酸素を多量に含む気体を供給しうる
    活性化酸素発生室とを設け、該活性化酸素発生室内に、
    1800Åの紫外線を照射するとともに2537Åの紫
    外線を照射して活性化酸素を多量に含む気体を順次発生
    する紫外線灯を設けてなる真空式の食品消毒装置。
JP1997007056U 1997-07-28 1997-07-28 食品消毒装置 Expired - Lifetime JP3047292U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07117759A (ja) * 1993-10-19 1995-05-09 Honda Motor Co Ltd 自動2・3輪車
JP2004275330A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Iwasaki Electric Co Ltd 活性酸素殺菌装置

Cited By (3)

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