JP3047207B2 - 鋼道路橋におけるコンクリート床版構築工法 - Google Patents
鋼道路橋におけるコンクリート床版構築工法Info
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- JP3047207B2 JP3047207B2 JP6245126A JP24512694A JP3047207B2 JP 3047207 B2 JP3047207 B2 JP 3047207B2 JP 6245126 A JP6245126 A JP 6245126A JP 24512694 A JP24512694 A JP 24512694A JP 3047207 B2 JP3047207 B2 JP 3047207B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は鋼道路橋におけるコンク
リート床版構築工法、特には補修時にコンクリート床版
の取替え容易な鋼道路橋におけるコンクリート床版構築
工法に関するものである。
リート床版構築工法、特には補修時にコンクリート床版
の取替え容易な鋼道路橋におけるコンクリート床版構築
工法に関するものである。
【０００２】
【従来技術】一般に鋼道路橋を建設する場合、あらかじ
め主桁を有する橋梁骨組を建設後、この主桁上に型枠を
配置し、この型枠内に上下に夫々主筋及び配力筋を配置
した後この型枠内にコンクリートを打設して連続したコ
ンクリート床版を形成させることが行われている。
め主桁を有する橋梁骨組を建設後、この主桁上に型枠を
配置し、この型枠内に上下に夫々主筋及び配力筋を配置
した後この型枠内にコンクリートを打設して連続したコ
ンクリート床版を形成させることが行われている。
【０００３】ところでこのような鋼道路橋鉄筋コンクリ
ート床版の構築工法においては、現場作業が多く、その
ため作業が危険であるばかりでなく、コンクリートの運
搬と打設作業、そしてコンクリートの養生等の作業の一
連の作業が必要であり、特にコンクリートの養生にはか
なりの時間を必要とする問題がある。また、最近のよう
に過去に建設された鋼道路橋においてコンクリート床版
の傷みが激しいことが指摘されており、これの補修に当
ってコンクリート床版を取替える場合は長時間交通をス
トップする必要があり、そのため交通渋滞が生じること
となっている。
ート床版の構築工法においては、現場作業が多く、その
ため作業が危険であるばかりでなく、コンクリートの運
搬と打設作業、そしてコンクリートの養生等の作業の一
連の作業が必要であり、特にコンクリートの養生にはか
なりの時間を必要とする問題がある。また、最近のよう
に過去に建設された鋼道路橋においてコンクリート床版
の傷みが激しいことが指摘されており、これの補修に当
ってコンクリート床版を取替える場合は長時間交通をス
トップする必要があり、そのため交通渋滞が生じること
となっている。
【０００４】このような作業上の問題から、このコンク
リート床版をプレハブ化するとともに強度を増加させる
ため工場においてプレストレスコンクリートで形成した
単位コンクリート床版を製造し、これを建設現場に搬送
し、この単位コンクリート床版を主桁上に配置し、そし
て連結してコンクリート床版を構築することが提案され
ている。
リート床版をプレハブ化するとともに強度を増加させる
ため工場においてプレストレスコンクリートで形成した
単位コンクリート床版を製造し、これを建設現場に搬送
し、この単位コンクリート床版を主桁上に配置し、そし
て連結してコンクリート床版を構築することが提案され
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記したよう
な鋼道路橋におけるコンクリート床版構築工法において
は、主桁上に現場打ちで連続したコンクリート床版を建
造する技術と単位コンクリート床版をプレハブ式に製造
し、これを現場にて組立てる方法とがあるが、従来の方
法においては主桁上に単位コンクリート床版を配置し、
これを全長にわたるＰＣ鋼棒等により全てを縦絞めして
構成されている。
な鋼道路橋におけるコンクリート床版構築工法において
は、主桁上に現場打ちで連続したコンクリート床版を建
造する技術と単位コンクリート床版をプレハブ式に製造
し、これを現場にて組立てる方法とがあるが、従来の方
法においては主桁上に単位コンクリート床版を配置し、
これを全長にわたるＰＣ鋼棒等により全てを縦絞めして
構成されている。
【０００６】従って、その一部の単位コンクリート床版
が破損して取替えが必要となった場合には、全長にわた
って縦締めしたＰＣ鋼棒等を緩めた上で、交換を必要と
する所定の単位コンクリート床版を取り外さなければな
らない。このことから、長い区間の道路を封鎖してその
取替作業をしなければならず、その作業は大工事となる
上に長時間の作業を必要とするという問題があった。
が破損して取替えが必要となった場合には、全長にわた
って縦締めしたＰＣ鋼棒等を緩めた上で、交換を必要と
する所定の単位コンクリート床版を取り外さなければな
らない。このことから、長い区間の道路を封鎖してその
取替作業をしなければならず、その作業は大工事となる
上に長時間の作業を必要とするという問題があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来技術
の問題を解決するためになされたものであって、橋軸方
向にＰＣ鋼棒用孔を開口した所定の枚数の単位コンクリ
ート床版を主桁上に配置し、前記単位コンクリート床版
の前後に、橋軸方向にＰＣ鋼棒孔を開口すると共に橋軸
方向のいずれか一側にＰＣ鋼棒締付用凹部と連結用凹部
を平行して設けた単位コンクリート床版を主桁上に配置
し、前記ＰＣ鋼棒締付用凹部内で金具により複数枚の単
位コンクリート床版を通したＰＣ鋼棒を取外し可能に締
付けてブロックコンクリート床版を形成し、更に隣り合
うブロックコンクリート床版を前記連結用凹部内で連結
具により取外し可能に連結してなる鋼道路橋におけるコ
ンクリート床版構築工法を提供するものである。
の問題を解決するためになされたものであって、橋軸方
向にＰＣ鋼棒用孔を開口した所定の枚数の単位コンクリ
ート床版を主桁上に配置し、前記単位コンクリート床版
の前後に、橋軸方向にＰＣ鋼棒孔を開口すると共に橋軸
方向のいずれか一側にＰＣ鋼棒締付用凹部と連結用凹部
を平行して設けた単位コンクリート床版を主桁上に配置
し、前記ＰＣ鋼棒締付用凹部内で金具により複数枚の単
位コンクリート床版を通したＰＣ鋼棒を取外し可能に締
付けてブロックコンクリート床版を形成し、更に隣り合
うブロックコンクリート床版を前記連結用凹部内で連結
具により取外し可能に連結してなる鋼道路橋におけるコ
ンクリート床版構築工法を提供するものである。
【０００８】または、ＰＣ鋼棒用孔を開口した所定の枚
数の単位コンクリート床版を並べ、前記単位コンクリー
ト床版の前後に、ＰＣ鋼棒孔を開口すると共に橋軸方向
のいずれか一側にＰＣ鋼棒締付用凹部と連結用凹部を平
行して設けた単位コンクリート床版を並べ、前記ＰＣ鋼
棒締付用凹部内で金具により複数枚の単位コンクリート
床版を通したＰＣ鋼棒を取外し可能に締付けてブロック
コンクリート床版を形成して主桁上に橋軸方向に配置
し、隣り合うブロックコンクリート床版を前記連結用凹
部内で連結具により取外し可能に連結してなる鋼道路橋
におけるコンクリート床版構築工法を提供するものであ
る。 そして、連結具として、凹部の対向する壁面から突
出しているネジフシ鉄筋とこのネジフシ鉄筋どうしを連
結するカプラー、又は単位コンクリート床版の対向する
端面にスタッドジベルで固定した連結板とこの連結板ど
うしを締結するボルトとナットを使用してなるものであ
る。
数の単位コンクリート床版を並べ、前記単位コンクリー
ト床版の前後に、ＰＣ鋼棒孔を開口すると共に橋軸方向
のいずれか一側にＰＣ鋼棒締付用凹部と連結用凹部を平
行して設けた単位コンクリート床版を並べ、前記ＰＣ鋼
棒締付用凹部内で金具により複数枚の単位コンクリート
床版を通したＰＣ鋼棒を取外し可能に締付けてブロック
コンクリート床版を形成して主桁上に橋軸方向に配置
し、隣り合うブロックコンクリート床版を前記連結用凹
部内で連結具により取外し可能に連結してなる鋼道路橋
におけるコンクリート床版構築工法を提供するものであ
る。 そして、連結具として、凹部の対向する壁面から突
出しているネジフシ鉄筋とこのネジフシ鉄筋どうしを連
結するカプラー、又は単位コンクリート床版の対向する
端面にスタッドジベルで固定した連結板とこの連結板ど
うしを締結するボルトとナットを使用してなるものであ
る。
【０００９】
【作 用】本発明により建設された鋼道路橋におけるコ
ンクリート床版構築工法により得られたコンクリート床
版は、その補修個所が生じコンクリート床版を取替える
ときはブロックコンクリート床版のＰＣ鋼棒を取外すだ
けでよいためその作業は簡略化される。
ンクリート床版構築工法により得られたコンクリート床
版は、その補修個所が生じコンクリート床版を取替える
ときはブロックコンクリート床版のＰＣ鋼棒を取外すだ
けでよいためその作業は簡略化される。
【００１０】
【実施例】以下図１〜図１４を参照して本発明による鋼
道路橋におけるコンクリート床版構築工法の一実施例を
説明する。図１はブロックコンクリート床版１の平面
図、図２は図１におけるＡ−Ａ断面図、図３は図１にお
けるＢ−Ｂ断面図である。そして図４〜図７は継手部分
を示している。
道路橋におけるコンクリート床版構築工法の一実施例を
説明する。図１はブロックコンクリート床版１の平面
図、図２は図１におけるＡ−Ａ断面図、図３は図１にお
けるＢ−Ｂ断面図である。そして図４〜図７は継手部分
を示している。
【００１１】ブロックコンクリート床版１は、この実施
例においては単位コンクリート床版２ａ〜２ｄの４枚を
１組として構成し、これらをＰＣ鋼棒３によって縦締め
して１枚のブロック状にまとめたものである。この実施
例のブロックコンクリート床版１は「カプラー継手タイ
プ」であって４枚の単位コンクリート床版２ａ〜２ｄを
集合させて下記の方法で連結して構成したものである。
例においては単位コンクリート床版２ａ〜２ｄの４枚を
１組として構成し、これらをＰＣ鋼棒３によって縦締め
して１枚のブロック状にまとめたものである。この実施
例のブロックコンクリート床版１は「カプラー継手タイ
プ」であって４枚の単位コンクリート床版２ａ〜２ｄを
集合させて下記の方法で連結して構成したものである。
【００１２】図１に示すように、両端に配置されている
単位コンクリート床版２ａと２ｄの縁部に対面するよう
に凹部７ａ，７ｂからなる凹部７が形成され、この凹部
７内にＰＣ鋼棒３用の孔が開口され、また前記ＰＣ鋼棒
３用の孔に平行してネジフシ鉄筋が一部突出して埋め込
まれている。図４〜７に示すように、単位コンクリート
床版２ａと２ｄの対面する部分に形成された凹部７ａ，
７ｂ内に端部が開口している孔にＰＣ鋼棒３を挿通し、
そしてこの凹部７ａ，７ｂ内に設けた支圧板４ａ，４ｂ
（一種の座金）に設けた穴より前記ＰＣ鋼棒３の端部を
突出させ、この端部に形成してあるネジ部にナット３ａ
を螺合して締付ける。
単位コンクリート床版２ａと２ｄの縁部に対面するよう
に凹部７ａ，７ｂからなる凹部７が形成され、この凹部
７内にＰＣ鋼棒３用の孔が開口され、また前記ＰＣ鋼棒
３用の孔に平行してネジフシ鉄筋が一部突出して埋め込
まれている。図４〜７に示すように、単位コンクリート
床版２ａと２ｄの対面する部分に形成された凹部７ａ，
７ｂ内に端部が開口している孔にＰＣ鋼棒３を挿通し、
そしてこの凹部７ａ，７ｂ内に設けた支圧板４ａ，４ｂ
（一種の座金）に設けた穴より前記ＰＣ鋼棒３の端部を
突出させ、この端部に形成してあるネジ部にナット３ａ
を螺合して締付ける。
【００１３】これと同様に単位コンクリート床版２ａ〜
２ｄに連続して開口されているＰＣ鋼棒３用の孔に平行
して突出しているネジフシ鉄筋を凹部７ｃ，７ｄで対向
している端部の同様に突出しているネジフシ鉄筋とカプ
ラー５ａで螺合して単位コンクリート床版２ａ〜２ｄの
集合体であるブロックコンクリート床版１どうしを接続
する。
２ｄに連続して開口されているＰＣ鋼棒３用の孔に平行
して突出しているネジフシ鉄筋を凹部７ｃ，７ｄで対向
している端部の同様に突出しているネジフシ鉄筋とカプ
ラー５ａで螺合して単位コンクリート床版２ａ〜２ｄの
集合体であるブロックコンクリート床版１どうしを接続
する。
【００１４】この実施例においては４枚の単位コンクリ
ート床版２ａ〜２ｄを複数本のＰＣ鋼棒３で縦締めして
１枚のブロックコンクリート床版１を形成すると共に、
ネジフシ鉄筋５によってこのブロックコンクリート床版
１同士を接続するとともに縦締めする。そして隣合せの
ブロックコンクリート床版１どうしはネジフシ鉄筋５ど
うしをカプラー５ａを利用して縦締めすることによって
鋼道路橋を建設するものである。
ート床版２ａ〜２ｄを複数本のＰＣ鋼棒３で縦締めして
１枚のブロックコンクリート床版１を形成すると共に、
ネジフシ鉄筋５によってこのブロックコンクリート床版
１同士を接続するとともに縦締めする。そして隣合せの
ブロックコンクリート床版１どうしはネジフシ鉄筋５ど
うしをカプラー５ａを利用して縦締めすることによって
鋼道路橋を建設するものである。
【００１５】鋼道路橋の建設にあたっては、図２に示す
ように道路方向に植立されている主桁６上に凹部７（７
ａ，７ｂ）と凹部７ｃ，７ｄを形成した単位コンクリー
ト床版２ａ，２ｄと、これらの凹部を持たない単位コン
クリート床版２ｂ，２ｃを所定の順序に並べてこれら４
枚の単位コンクリート床版２ａ〜２ｄにＰＣ鋼棒３を挿
通し、これを支圧板４ａ，４ｂを介して縦締めすること
によってブロックコンクリート１を形成する。
ように道路方向に植立されている主桁６上に凹部７（７
ａ，７ｂ）と凹部７ｃ，７ｄを形成した単位コンクリー
ト床版２ａ，２ｄと、これらの凹部を持たない単位コン
クリート床版２ｂ，２ｃを所定の順序に並べてこれら４
枚の単位コンクリート床版２ａ〜２ｄにＰＣ鋼棒３を挿
通し、これを支圧板４ａ，４ｂを介して縦締めすること
によってブロックコンクリート１を形成する。
【００１６】そして隣合わせのブロックコンクリート１
（単位コンクリート床版２ｄと２ａの間に形成されてい
る凹部７ｃと７ｄ内に突出しているネジフシ鉄筋５を次
々にカプラー５ａで連結して主桁６上にブロックコンク
リート１を道路方向に敷き詰めていくのである。この実
施例のように４枚の単位コンクリート床版２ａ〜２ｄを
一体化するとかなりの重量となるので、これらの単位コ
ンクリート床版２ａ〜２ｄが小型で、これらをコンクリ
ートブロック１として組立てても運搬が可能な大きさと
重量である場合には、工場内においてそのブロックコン
クリート１を組立て、これを建設現場まで運搬し、主桁
６上に前記のように据え付けることができる。
（単位コンクリート床版２ｄと２ａの間に形成されてい
る凹部７ｃと７ｄ内に突出しているネジフシ鉄筋５を次
々にカプラー５ａで連結して主桁６上にブロックコンク
リート１を道路方向に敷き詰めていくのである。この実
施例のように４枚の単位コンクリート床版２ａ〜２ｄを
一体化するとかなりの重量となるので、これらの単位コ
ンクリート床版２ａ〜２ｄが小型で、これらをコンクリ
ートブロック１として組立てても運搬が可能な大きさと
重量である場合には、工場内においてそのブロックコン
クリート１を組立て、これを建設現場まで運搬し、主桁
６上に前記のように据え付けることができる。
【００１７】なお、この実施例においてはＰＣ鋼棒３が
突出する凹部７ａ，７ｂとネジフシ鉄筋５が突出する凹
部７ｃ，７ｄを別々に形成した例を示したが必要に応じ
てこれらの凹部７ａ，７ｂ，７ｃ及び７ｄを連続して一
体に形成することもできる。図８〜図１４は別の実施例
を示すもので、図１１及び図１３に示すように単位コン
クリート床版２ａと２ｄの対向する端面に連結板８ａ，
８ｂをスタッドジベル９ａ，９ｂで固定しておく。そし
て単位コンクリート床版２ａ〜２ｄを所定の配置に並べ
て凹部７ａと７ｂ内に支圧板４ａと４ｂを配置し、前記
凹部７ａと７ｂ内に端部が開口している孔にＰＣ鋼棒３
を挿通して端部のネジ部にナット３ａを螺合してブロッ
クコンクリート床版１に組上げる。
突出する凹部７ａ，７ｂとネジフシ鉄筋５が突出する凹
部７ｃ，７ｄを別々に形成した例を示したが必要に応じ
てこれらの凹部７ａ，７ｂ，７ｃ及び７ｄを連続して一
体に形成することもできる。図８〜図１４は別の実施例
を示すもので、図１１及び図１３に示すように単位コン
クリート床版２ａと２ｄの対向する端面に連結板８ａ，
８ｂをスタッドジベル９ａ，９ｂで固定しておく。そし
て単位コンクリート床版２ａ〜２ｄを所定の配置に並べ
て凹部７ａと７ｂ内に支圧板４ａと４ｂを配置し、前記
凹部７ａと７ｂ内に端部が開口している孔にＰＣ鋼棒３
を挿通して端部のネジ部にナット３ａを螺合してブロッ
クコンクリート床版１に組上げる。
【００１８】このように組上げたブロックコンクリート
床版１を鋼道路橋方向に植立されている主桁６上に載置
し、２枚のブロックコンクリート床版１，１に端部に対
面している連結板８ａ，８ｂ同士をボルト１０とナット
１０ａで締結する。前記鋼道路橋におけるコンクリート
床版構築工法において、主桁６上にコンクリート床版１
を構築する場合、工場で生産された単位コンクリート床
版２を現地まで搬送して主桁６上に一端から順次配置し
て行く。
床版１を鋼道路橋方向に植立されている主桁６上に載置
し、２枚のブロックコンクリート床版１，１に端部に対
面している連結板８ａ，８ｂ同士をボルト１０とナット
１０ａで締結する。前記鋼道路橋におけるコンクリート
床版構築工法において、主桁６上にコンクリート床版１
を構築する場合、工場で生産された単位コンクリート床
版２を現地まで搬送して主桁６上に一端から順次配置し
て行く。
【００１９】そして所定のブロックコンクリート床版１
が形成し、このコンクリート床版上をクレーン等の荷役
装置を走行させて次の単位コンクリート床版を所定位置
に搬送し、これでもって第２のブロックコンクリート床
版を形成する。そしてこの各ブロックコンクリート床版
１が連結される。このようにして主桁６の全長にわたっ
て単位コンクリート床版２が配置され、コンクリート床
版１が構築される。
が形成し、このコンクリート床版上をクレーン等の荷役
装置を走行させて次の単位コンクリート床版を所定位置
に搬送し、これでもって第２のブロックコンクリート床
版を形成する。そしてこの各ブロックコンクリート床版
１が連結される。このようにして主桁６の全長にわたっ
て単位コンクリート床版２が配置され、コンクリート床
版１が構築される。
【００２０】そして単位コンクリート床版２に破損等が
生じ、これを取替える場合はブロックコンクリート床版
１のＰＣ鋼棒３のみを外すか、またはこのＰＣ鋼棒３と
ネジフシ鉄筋５の接合部分を取外すのみでそのコンクリ
ート床版２を取替えることができるのである。要する
に、複数枚の単位コンクリート床版２を１つの群として
連結してブロックコンクリート床版１を形成し、このブ
ロックコンクリート床版１を１単位として主桁６上に敷
設することに特徴があり、単位コンクリート床版２が破
損した場合には個々のブロックコンクリート床版１のＰ
Ｃ鋼棒３を緩めて１枚あるいは複数枚の単位コンクリー
ト床版２を交換することができるものである。
生じ、これを取替える場合はブロックコンクリート床版
１のＰＣ鋼棒３のみを外すか、またはこのＰＣ鋼棒３と
ネジフシ鉄筋５の接合部分を取外すのみでそのコンクリ
ート床版２を取替えることができるのである。要する
に、複数枚の単位コンクリート床版２を１つの群として
連結してブロックコンクリート床版１を形成し、このブ
ロックコンクリート床版１を１単位として主桁６上に敷
設することに特徴があり、単位コンクリート床版２が破
損した場合には個々のブロックコンクリート床版１のＰ
Ｃ鋼棒３を緩めて１枚あるいは複数枚の単位コンクリー
ト床版２を交換することができるものである。
【００２１】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の鋼道路橋におけるコンクリート床版構築工法には、橋
軸方向にＰＣ鋼棒用孔を開口した所定の枚数の単位コン
クリート床版を主桁上に配置し、前記単位コンクリート
床版の前後に、橋軸方向にＰＣ鋼棒孔を開口すると共に
橋軸方向のいずれか一側にＰＣ鋼棒締付用凹部と連結用
凹部を平行して設けた単位コンクリート床版を主桁上に
配置し、前記ＰＣ鋼棒締付用凹部内で金具により複数枚
の単位コンクリート床版を通したＰＣ鋼棒を取外し可能
に締付けてブロックコンクリート床版を形成し、更に隣
り合うブロックコンクリート床版を前記連結用凹部内で
連結具により取外し可能に連結するように構成してい
る。または、先にブロックコンクリート床版を形成して
から、ブロックコンクリート床版を主桁上に配置、連結
するように構成している。
の鋼道路橋におけるコンクリート床版構築工法には、橋
軸方向にＰＣ鋼棒用孔を開口した所定の枚数の単位コン
クリート床版を主桁上に配置し、前記単位コンクリート
床版の前後に、橋軸方向にＰＣ鋼棒孔を開口すると共に
橋軸方向のいずれか一側にＰＣ鋼棒締付用凹部と連結用
凹部を平行して設けた単位コンクリート床版を主桁上に
配置し、前記ＰＣ鋼棒締付用凹部内で金具により複数枚
の単位コンクリート床版を通したＰＣ鋼棒を取外し可能
に締付けてブロックコンクリート床版を形成し、更に隣
り合うブロックコンクリート床版を前記連結用凹部内で
連結具により取外し可能に連結するように構成してい
る。または、先にブロックコンクリート床版を形成して
から、ブロックコンクリート床版を主桁上に配置、連結
するように構成している。
【００２２】従って、単位コンクリート床版のいずれか
に破損等が生じこれを取替える場合、ブロックコンクリ
ート床版を締付けているＰＣ鋼棒のみ、あるいはこのＰ
Ｃ鋼棒と連結具を取り外すことによって単位コンクリー
ト床版を一枚あるいは複数枚の単位で容易かつ迅速に取
り外し取替えることができる。
に破損等が生じこれを取替える場合、ブロックコンクリ
ート床版を締付けているＰＣ鋼棒のみ、あるいはこのＰ
Ｃ鋼棒と連結具を取り外すことによって単位コンクリー
ト床版を一枚あるいは複数枚の単位で容易かつ迅速に取
り外し取替えることができる。
【図１】本発明の第１の実施例に係るブロックコンクリ
ート床版の平面図である。
ート床版の平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ矢視断面図である。
【図４】図１のＣ部分の拡大平面図である。
【図５】図４のＤ−Ｄ矢視断面図である。
【図６】図４のＥ−Ｅ矢視断面図である。
【図７】図４のＦ−Ｆ矢視断面図である。
【図８】本発明の第２の実施例に係るブロックコンクリ
ート床版の平面図である。
ート床版の平面図である。
【図９】図８のＧ−Ｇ矢視断面図である。
【図１０】図８のＨ−Ｈ矢視断面図である。
【図１１】図８のＣ’部分の拡大平面図である。
【図１２】図１１のＪ−Ｊ矢視断面図である。
【図１３】図１１のＫ−Ｋ矢視断面図である。
【図１４】図１１のＬ−Ｌ矢視断面図である。
１ ブロックコンクリート床版 ２ａ〜２ｄ 単位コンクリート床版 ３ ＰＣ鋼棒 ４ａ，４ｂ 支
圧板 ５ ネジフシ鉄筋 ５ａ カ
プラー ６ 主桁 ７ 凹
部 ８ａ，８ｂ 連結板 ９ａ，９ｂ ス
タッドジベル １０ ボルト
圧板 ５ ネジフシ鉄筋 ５ａ カ
プラー ６ 主桁 ７ 凹
部 ８ａ，８ｂ 連結板 ９ａ，９ｂ ス
タッドジベル １０ ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池谷 信貴 東京都中央区築地５丁目６番４号 三井 造船株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−212506（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−37446（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E01D 19/12
Claims (3)
- 【請求項１】 橋軸方向にＰＣ鋼棒用孔を開口した所定
の枚数の単位コンクリート床版を主桁上に配置し、前記
単位コンクリート床版の前後に、橋軸方向にＰＣ鋼棒孔
を開口すると共に橋軸方向のいずれか一側にＰＣ鋼棒締
付用凹部と連結用凹部を平行して設けた単位コンクリー
ト床版を主桁上に配置し、前記ＰＣ鋼棒締付用凹部内で
金具により複数枚の単位コンクリート床版を通したＰＣ
鋼棒を取外し可能に締付けてブロックコンクリート床版
を形成し、更に隣り合うブロックコンクリート床版を前
記連結用凹部内で連結具により取外し可能に連結してな
る鋼道路橋におけるコンクリート床版構築工法。 - 【請求項２】 ＰＣ鋼棒用孔を開口した所定の枚数の単
位コンクリート床版を並べ、前記単位コンクリート床版
の前後に、ＰＣ鋼棒孔を開口すると共に橋軸方向のいず
れか一側にＰＣ鋼棒締付用凹部と連結用凹部を平行して
設けた単位コンクリート床版を並べ、前記ＰＣ鋼棒締付
用凹部内で金具により複数枚の単位コンクリート床版を
通したＰＣ鋼棒を取外し可能に締付けてブロックコンク
リート床版を形成して主桁上に橋軸方向に配置し、隣り
合うブロックコンクリート床版を前記連結用凹部内で連
結具により取外し可能に連結してなる鋼道路橋における
コンクリート床版構築工法。 - 【請求項３】 連結具として、凹部の対向する壁面から
突出しているネジフシ鉄筋とこのネジフシ鉄筋どうしを
連結するカプラー、又は単位コンクリート床版の対向す
る端面にスタッドジベルで固定した連結板とこの連結板
どうしを締結するボルトとナットを使用してなる請求項
１又は２記載の鋼道路橋におけるコンクリート床版構築
工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6245126A JP3047207B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 鋼道路橋におけるコンクリート床版構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6245126A JP3047207B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 鋼道路橋におけるコンクリート床版構築工法 |
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| JPH08109614A JPH08109614A (ja) | 1996-04-30 |
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1994
- 1994-10-11 JP JP6245126A patent/JP3047207B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH08109614A (ja) | 1996-04-30 |
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