JP3047123U - 内視鏡用フィルムカセット - Google Patents

内視鏡用フィルムカセット

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JP3047123U JP1997008203U JP820397U JP3047123U JP 3047123 U JP3047123 U JP 3047123U JP 1997008203 U JP1997008203 U JP 1997008203U JP 820397 U JP820397 U JP 820397U JP 3047123 U JP3047123 U JP 3047123U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルムカセットをカメラに装填する際、カメ
ラ側のフィルム巻上げ軸に対してフィルムカセット側の
スプールの係合部材の噛み合わせを確保する。 【解決手段】フィルム巻取り用スプール18に軟性のシ
ート状の接続部材41を介してフィルム5を接続し、上
記フィルム5と上記スプール18の間に所定の間隔を持
たせることにより、上記スプール18の係合部材20の
回転とフィルム5の移動に遊びを有するようにした内視
鏡用フィルムカセット。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、内視鏡用カメラに装填して使用する内視鏡用フィルムカセットに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の内視鏡用フィルムカセットは、ブリッジを間にして連結したフ ィルム供給部とフィルム巻取り部とから構成されている。フィルム巻取り部の内 部にはフィルム巻取り用スプールが回転自在に収納され、そのフィルム巻取り部 の上面にはフィルム巻取り用スプールと一体の係合爪が露出して設けている。一 方、このフィルムカセットを装填する内視鏡用カメラはカメラ本体の裏側に開閉 蓋が枢着され、その開閉蓋を開放してそのカセット収納室に上記フィルムカセッ トを差し込んで装填するようになっている。
【0003】 この場合、内視鏡用フィルムカセットをカメラ本体の後側より光軸方向にスラ イドしてカセット収納室に装填する構造であるので、フィルムカセット装填時に おいての、カメラ側のフィルム巻上げ軸と、フィルムカセットとの干渉を避ける ために上記フィルム巻上げ軸を上下動可能とし、フィルムカセット装填時にはフ ィルム巻上げ軸を上方へ退避させてフィルムカセットを装填するようになってい る。そして、フィルムカセットを装填後、フィルム巻上げ軸を下降させてこれを フィルムカセットの巻取り用係合部材に係合させるようになっている。 また、撮影後、カメラのカセット収納室からフィルムカセットを取り出す場合 には上記フィルム巻上げ軸を上方へ退避させながらフィルムカセットを取り出す ようになっている。
【0004】 一方、カメラ側のフィルム巻上げ軸を上方へ退避させる必要をなくした内視鏡 用フィルムカセットが、特公平4−41327号公報において示されている。こ の内視鏡用フィルムカセットはフィルム巻取り部を構成するスプールを、フィル ム巻取り部材と、カセット本体の上面より上方へ弾性的に突き出してカメラ側の フィルム巻上げ軸に係合する半球面部を有した係合部材とから構成したものであ る。
【0005】 ところで、いずれの内視鏡用フィルムカセットにおいても同様であるが、フィ ルムの巻き込み側である先端部をスプールに接続するためには図8で示す如く、 接着テープ61でフィルム62の巻込み先端部とスプール63の外周面の両者に わたり両者を一体的に接着固定する方法が一般的である。従って、フィルム62 の巻込み先端がスプール63の外周面に直接に接して密着するため、スプール6 3がフィルム62に一体的に固定された状態になっている。また、フィルム62 はフイルム収納部に設けたテレンプ65で押さえ付けられる状態にあるので、フ ィルム62の張力によってスプール63の回転は阻止されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述したいずれの形式のフィルムカセットにあっても、このフィルムカセット をカメラに装填する際、カメラ側のフィルム巻上げ軸またはフィルムカセット側 のスプール63を軸方向に移動してフィルム巻上げ軸の爪部66とスプール63 側の係合部材の爪部67を互いに噛み合わせて係合するが、その両者が常に係合 し合う位置になるとは限らない。図8で示す如く爪部66と爪部67の山部分同 志が突き当たることがあり、山部分同志が突き当たると、噛み合い方向への移動 が阻害され、両者の係合がなされず、フィルムの巻上げ動作が不可能になること があった。
【0007】 また、特公平4−41327号公報において示されているフィルムカセットに あってはフィルム巻取り部の上面に回動レバーを設け、カセット本体の上面より 上方へ弾性的に突き出そうとする係合部材の爪部を押さえ込み、カメラに装填す る際の干渉を防止するようにしたものもある(図7参照)。このものにあっても 上記同様の不具合が生じるものである。つまり、上記回動レバーを回動したとき 、係合爪部の斜面部が回動レバーの回動方向に向き合って位置せず、回動レバー の突き当て端がその斜面部以外の個所に位置するときにはその回動レバーが回動 不可能になり、係合部材の爪部を押し込めなくなったり、かなり大きな負荷をか けなければ回動しない状態になることがあった。
【0008】 そして、以上のような現象を起こす原因は前述した如くフィルムカセットの巻 上げ用スプールがフィルムに直接に固定され、さらに、フィルムはテレンプで押 さえ付けられる状態にあるので、フィルムの張力によってスプールが回転できに くいためである。 本考案は比較的簡単な構成により上記不具合を解消することを目的とするもの である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、フィルム供給部とフィルム巻取り部を有した内視鏡用フィルムカセ ットにおいて、上記フィルム巻取り部に回転自在に設けられたフィルム巻取り用 スプールと、このフィルム巻取り用スプールに連結されこのスプールに連動する と共にカセット本体の外面に露出してカメラ側のフィルム巻上げ軸と係合する係 合爪部を有した係合部材と、上記フィルム巻取り用スプールに一端を取着し他端 をフィルム先端部に取り付けると共に上記フィルムと上記スプールの間に所定の 間隔を持たせる中間部を有した軟性のシート状の接続部材とを具備し、上記係合 部材の回転とフィルムの移動に遊びを持たせたものである。
【0010】 また、本考案は、上記フィルム供給部と上記フィルム巻取り部を有したもので ある。 また、本考案は、上記フィルム巻取り部を構成するフィルム巻取り用スプール を、フィルム巻取り部材と、このフィルム巻取り部材の上部にカセット本体の上 面より上方へ突出し、上記カセット本体の上面に対して突没自在に設けられ、か つ上記カセット本体の上面より上方へ突出してカメラ側のフィルム巻上げ軸と係 合する傾斜面部を有した係合爪部を有した係合部材とから構成してなり、上記フ ィルム巻取り部材と上記係合部材とを一体的に回転可能とすると共に、一端をフ ィルム先端部に取り付け、他端を上記スプールに取り付けると共に上記フィルム と上記スプールの間を所定の間隔を持たせるように中間部を有した軟性のシート 状の接続部材で上記フィルムと上記スプールを連結し、上記係合部材の回転とフ ィルムの移動に遊びを持たせたものである。 また、本考案は、上記シート状の接続部材は、上記フィルムと上記スプールに 接着させる粘着テープからなるものである。 また、本考案は、上記シート状の接続部材は、フィルム先端部およびスプール に接着する部分を除いた部位を粘着性がないようにしたものである。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図面に示す実施形態にもとづいて説明する。図1および図2は 内視鏡用フィルムカセットAを示すものであり、1はそのカセット本体である。 このカセット本体1はブリッジ2を間にしてフィルム供給部3とフィルム巻取り 部4とから構成されている。このフィルム供給部3には例えば8mmまたは16mm の未露光のフィルム5が巻回した状態で収納されている。このフィルム5の繰出 し先端は上記フィルム巻取り部4の後述するスプール18に接続されている。
【0012】 図3は内視鏡用カメラBを示すものであり、6はそのカメラ本体である。カメ ラ本体6内には上記フィルムカセットAを装填するカセット収納室7が設けられ ている。このカセット収納室7には複数の係合爪部8aを有するフィルム巻上げ 軸8が設けられている。フィルム巻上げ軸8の係合爪部8aはカセット収納室7 の上面7aよりわずかに没入している。このカメラ本体6の裏側には上記カセッ ト収納室7の開口部7bを開閉するための開閉蓋9が枢着されている。
【0013】 そして、この開閉蓋9を開放し、カメラ本体6の後方からその光軸方向にカセ ット本体1をスライド挿入することによりカセット収納室7内へのカセット本体 1の装填がなされるようになっている。
【0014】 次に上記フィルムカセットAについて図1ないし図4にもとづいて詳述する。 同図中10は下部ケース、11は上部ケースである。この下部ケース10には上 記フィルム供給部3を形成する第1の円筒部12と、フィルム巻取り部4を形成 する第2の円筒部13が、上記ブリッジ2と共に一体成形されている。また、上 部ケース11には上記第1、第2の円筒部12,13の各上面開口部をそれぞれ 閉蓋する蓋体14,15が設けられている。さらに、図4で示す如く、上記第2 の円筒部13の底部には開口部16が設けられ、蓋体15にも上記開口部16と 同心的に対向する開口部17が設けられている。この開口部16,17にはこれ らをそれぞれ軸受けとしてフィルム巻取り用スプール18が回転自在に嵌合され ている。
【0015】 上記スプール18はフィルム巻取り部材19と係合部材20とから構成されて いる。さらにフィルム巻取り部材19は下部筒体21と上部筒体22に2分割さ れており、上記下部筒体21の下端部には上記開口部16に回転自在に嵌合する 嵌合部23が一体に突設されている。また、上記上部筒体22の上端部には上記 開口部17に回転自在に嵌合する嵌合部24が一体に突設されている。
【0016】 下部筒体21と上部筒体22とはフランジ部25を介して一体的に結合されて おり、この両者によって上記フィルム巻取り部材19を構成する。そして、フィ ルム巻取り部材19の外周囲には外部と遮光されたフィルム収納室26が形成さ れている。
【0017】 上記フィルム巻取り部材19の上部筒体22内には上記係合部材20が収納さ れている。この係合部材20はその下部位置に鍔部27を有し、上端部には複数 の係合爪部28aが形成されている。上記鍔部27と上記フランジ部25の上端 面との間には付勢ばね29が介在されている。係合爪部28aは係合部材20の 半球状の上面部に複数の係合溝28bを刻設することによりその間にそれぞれ傾 斜面部を形成した複数のものを形成するようになっている。また、係合部材20 は上記付勢ばね29の復元力によつて蓋体15の上面より上方へ突出する方向へ 付勢されている。さらに、鍔部27は上部筒体22に対して回転しない形状にな っており、この両者は一体的に回転するようになっている。
【0018】 また、図5で示す如く、フィルム供給部3から繰り出されたフィルム5はフィ ルム巻取り部4の遮光用テレンプ40の部分を通じてフィルム収納室26内に導 かれる。そして、フィルム5の巻き込み先端部は接着面を有するシート状の接続 部材41を介してフィルム収納室26内のスプール18におけるフィルム巻取り 部材19に接続されている。このシート状の接続部材41で接続を行うとき、フ ィルム5の先端(末端)が直接にスプール18の外周面に接触しないようにして その接続部材41のスプール側接着部41aとフィルム側接着部41bの間に所 定の間隔を持たせる。つまりフィルム5とスプール18の間を所定の間隔を持た せるように中間部41cを存して接続部材41によりフィルム5とスプール18 を接続固定する。このため、上記スプール18の回転とフィルム5の移動が自由 になる遊びが形成される。そして、フィルム5の巻き込み側の先端部はそのフィ ルム5の弾性で広がり、その間隔の領域に空間部42が形成されるような接続構 造となっている。空間部42に位置するフィルム5の接着面部分はスプール18 におけるフィルム巻取り部材19の外周面に接触しない。上記接続部材41はフ ィルム5よりも軟性を有するものであるような材料で形成されている。
【0019】 次に、このように構成されたフィルムカセットAを内視鏡用カメラBに対して 装填する場合には、まずカメラ本体6の開閉蓋9を開く。そして、カメラ本体6 の開口部7bからカセット本体1をカセット収納室7に差し込み挿入する。する と、カセット本体1の上面から突出している係合部材20の係合爪部28aはそ の山部の斜面を利用してカセット収納室7の上面7aによって押し込まれる。す なわち係合爪部28aは付勢ばね29を圧縮して上部筒体22内に没入される。 そして、カセット本体1をさらにカセット収納室7に挿入すると、係合部材20 の係合爪部28aがフィルム巻上げ軸8の係合爪部8aに対向し、係合部材20 の係合爪部28aは付勢ばね29の復元力によって上方へ突出する。したがって 係合部材20の係合爪部28aはフィルム巻上げ軸8の係合爪部8aに噛み合っ て係合し、フィルム巻上げ軸8の回転はその係合部材20を介してフィルム巻取 り部材19に伝達できる接続状態になり、フィルム供給部3内のフィルム5をフ ィルム巻取り部材19によって巻取り可能となる。
【0020】 撮影が完了したのち、カセット本体1をカメラ本体6から取り出す場合には、 まず開閉蓋9を開放し、カセット本体1を手指で摘んで引き出すと、係合部材2 0の係合爪部28aはその上面が半球状をなした傾斜面部であるために係合爪部 28aは押し込まれ、付勢ばね29を圧縮して上部筒体22内に没入される。し たがって、係合爪部28とフィルム巻上げ軸8の爪部8aとの係合は解除され、 フィルム収納室7からカセット本体1を取り出すことができる。
【0021】 ところで、フィルムカセットAを内視鏡用カメラBに対して装着する場合、フ ィルム巻上げ軸8の係合爪部8aに対してスプール18側の係合爪部28aが常 に噛み合うとは限らず、爪部8a,爪部28aの山部分同志が突き当たると、フ ィルム巻取り用スプール18の係合部材20の噛合い方向へ移動が阻止されて、 両者の係合がなされず、フィルムの巻上げ動作が不可能になることがある。
【0022】 しかし、本実施形態の構成ではフィルム5がスプール18のフィルム巻取り部 材19に対して直接に接続されず、軟性のシート状の接続部材41を介して接続 され、フィルム5とスプール18の間に所定の間隔を持たせて両者を接続固定す る。このため、フィルム5の張力が弱まるので、スプール18はフィルム5に拘 束されず、スプール18の動きが自由になり、スプール18が容易に回転するこ とができる。つまり、従来の場合の如くフィルム5によってフィルム巻取り用ス プール18が固定されているものとは異なり、係合部材20は動いて噛み合い位 置を変え易い。フィルムカセットAのスプール18に直接フィルム5を固定する ものに比較し、軟性の接続部材41の中間部41cが空間部42でフリーな軟性 状態にあるのでフィルム5の張力が弱まり、フィルム巻取り用スプール18は容 易に回転することができるようになっている。このため、フィルム巻取り用スプ ール18の係合爪部28aの山部がフィルム巻き上げ軸8に設けた係合爪部8a の山部に突き当たるような場合でも、その山部同志が当たると、その衝撃により 係合部材20はいずれかの方向に回転し、その係合部材20はその係合爪部28 aがフィルム巻上げ軸8の係合爪部8aに係合する噛み合い方向へ移動し、各係 合爪部8a,28aが他方側の係合溝部に落ち込み、両者が噛み合って係合する 接続状態になる。フィルム5の巻上げ動作が可能な装填がなされる。
【0023】 図6は他の実施形態を示すものである。この実施形態は、上記第1の実施形態 に示す接続部材41を加工したものであり、具体的には上記説明で示した中間部 41cの接着面の部位に軟性の非接着シート43を接着し、接続部材41の中間 部41cがスプール18の表面に接着しないように構成したものである。
【0024】 上記各実施形態においてはフィルム巻上げ軸8と係合する、スプール18の係 合部材20の係合爪部28aを蓋体15の上面から突没自在とし、付勢ばね29 によって常に上方へ突出するように構成したが、上記構成に加えて図7に示すよ うに、蓋体15に係合部材押込み部材としての回動レバー50を枢着し、この回 動レバー50の操作部51を操作して他端の押え部52を係合爪部28aに対向 させることにより、その係合爪部28aの部分を付勢ばね29の復元力に抗して 没入することができるようにしてもよい。押え部52を係合爪部28aの部分か ら退避させることによりその係合爪部28aを突出させることができる。したが って、カセット本体1のカメラ本体6に対する着脱時に回動レバー50を回動操 作することにより、係合爪部28aを退避させておけるので、カセット本体1を 容易に着脱することができる。
【0025】 この回動レバー50を設けた場合において、回動レバー50を回動したとき、 係合爪部28aの斜面部が回動レバー50の回動方向に位置せずに、回動レバー 50の突き当て端がその斜面部以外の部位に当たることがあり得るが、この場合 でも上記同様な理由で、係合部材がいずれかの方向に容易に回転し、その係合爪 部28aを回動レバー50で押し込める位置になる。したがって、かなり大きな 負荷をかけなければ回動しない状態になったり、回動レバーが回動不可能になっ たりする不都合がない。
【0026】 尚、上記係合部材20はその係合爪部28aおよび係合溝28bを一体に構成 したものであるが、係合爪部28を各々別々に構成し、個々の係合爪部28aを フィルムカセットAに組み込んだとき、係合溝28bを形成するようにしても良 い。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように本考案はフィルムカセットの係合部材の回転に遊びがある ので、フィルムカセットを装填する際、カメラ側のフィルム巻上げ軸と、フィル ムカセット側の係合部材が係合しない状態に位置した時であっても、フィルムの 張力に影響されずに係合部材が容易に回転し、カメラ側のフィルム巻上げ軸と一 体的に係合する状態になり、直ちに係合してフィルムの巻き上げが可能になる。
【0028】 また、フィルム側の係合部材を、回転レバー等の押込み部材で一旦押し込み、 カメラ側に装填するものにおいて、装填時、その押込み部材で係合部材を押し込 み不可能な状態にあっても係合部材が容易に回転して位置を変え、直ちに係合部 材の押し込みが可能な状態になり、上記同様、カメラ側の巻上げ軸と一体的に係 合し、フィルムの巻き上げが可能な装填状態を確保する。 また、上記シート状の接続部材を用い、特に粘着テープを用いるので、フィル ムカセットの構造を複雑にしない。 また、上記粘着テープにおいての、フィルムの先端部およびスプールに接着す る部分を除いた部位を粘着性がないようにしたので、中間部分が他の部分に不用 意に付着しない。
【提出日】平成9年11月11日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、フィルム供給部とフィルム巻取り部をブリッジで結合した内視鏡用 フィルムカセットにおいて、上記フィルム巻取り部に回転自在に設けられたフィ ルム巻取り用スプールと、このフィルム巻取り用スプールに連結されこのスプー ルに連動すると共にカセット本体の上面に露出してカメラ側のフィルム巻上げ軸 と弾性的に係合する傾斜面を設けた係合爪部を有した係合部材と、上記フィルム 巻取り用スプールに一端を取着し他端をフィルム先端部に取り付けると共に上記 フィルムと上記スプールの間に所定の間隔を持たせる中間部を有した軟性のシー ト状の接続部材とを具備し、上記係合部材の回転とフィルムの移動に遊びを持た せたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 また、本考案は、フィルム供給部とフィルム巻取り部をブリッジで結合した内 視鏡用フィルムカセットにおいて、 上記フィルム巻取り部を構成するフィルム巻 取り用スプールを、フィルム巻取り部材と、このフィルム巻取り部材の上部にカ セット本体の上面より上方へ突出し、上記カセット本体の上面に対して突没自在 に設けられ、かつ上記カセット本体の上面より上方へ突出してカメラ側のフィル ム巻上げ軸と係合する傾斜面部を有した係合爪部を有した係合部材とから構成し てなり、上記フィルム巻取り部材と上記係合部材とを一体的に回転可能とすると 共に、一端をフィルム先端部に取り付け、他端を上記スプールに取り付けると共 に上記フィルムと上記スプールの間を所定の間隔を持たせるように中間部を有し た軟性のシート状の接続部材で上記フィルムと上記スプールを連結し、上記係合 部材の回転とフィルムの移動に遊びを持たせたものである。 また、本考案は、上記シート状の接続部材は、上記フィルムと上記スプールに 接着させる粘着テープからなるものである。 また、本考案は、上記シート状の接続部材は、フィルム先端部およびスプール に接着する部分を除いた部位を粘着性がないようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態の内視鏡用フィルムカセッ
トの平面図。
【図2】一実施形態の内視鏡用フィルムカセットの正面
図。
【図3】一実施形態の内視鏡用カメラの一部切欠した側
面図。
【図4】一実施形態の内視鏡用フィルムカセットの構造
の説明図。
【図5】一実施形態の内視鏡用フィルムカセットの巻取
り部の斜視図。
【図6】他の実施形態の内視鏡用フィルムカセットの巻
取り部の説明図。
【図7】さらに他の実施形態の内視鏡用フィルムカセッ
トの巻取り部の斜視図。
【図8】従来の内視鏡用フィルムカセットの説明図。
【符号の説明】
A…内視鏡用フィルムカセット、1…カセット本体、3
…フィルム供給部、5…フィルム、4…フィルム巻取り
部、18…スプール、19…フィルム巻取り部材、20
…係合部材、26…フィルム収納室、28a…係合爪
部、28b…係合溝、29…付勢ばね、40…遮光用テ
レンプ、41…シート状の接続部材、41a…スプール
側接着部、41b…フィルム側接着部、41c…中間
部、42…空間部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム供給部とフィルム巻取り部を有し
    た内視鏡用フィルムカセットにおいて、 上記フィルム巻取り部に回転自在に設けられたフィルム
    巻取り用スプールと、このフィルム巻取り用スプールに
    連結されこのスプールに連動すると共にカセット本体の
    外面に露出してカメラ側のフィルム巻上げ軸と係合する
    係合爪部を有する係合部材と、上記フィルム巻取り用ス
    プールに一端を取着し他端をフィルム先端部に取り付け
    ると共に上記フィルムと上記スプールの間に所定の間隔
    を持たせる中間部を有した軟性のシート状の接続部材と
    を具備し、上記係合部材の回転とフィルムの移動に遊び
    を持たせたことを特徴とする内視鏡用フィルムカセッ
    ト。
  2. 【請求項2】フィルム供給部とフィルム巻取り部を有し
    た内視鏡用フィルムカセットにおいて、 上記フィルム巻取り部を構成するフィルム巻取り用スプ
    ールを、フィルム巻取り部材と、このフィルム巻取り部
    材の上部にカセット本体の上面より上方へ突出し、上記
    カセット本体の上面に対して突没自在に設けられ、かつ
    上記カセット本体の上面より上方へ突出してカメラ側の
    フィルム巻上げ軸と係合する傾斜面部を有した係合爪部
    を有した係合部材とから構成してなり、上記フィルム巻
    取り部材と上記係合部材とを一体的に回転可能とすると
    共に、一端をフィルム先端部に取り付け、他端を上記ス
    プールに取り付けると共に上記フィルムと上記スプール
    の間を所定の間隔を持たせるように中間部を有した軟性
    のシート状の接続部材で上記フィルムと上記スプールを
    連結し、上記係合部材の回転とフィルムの移動に遊びを
    持たせたことを特徴とする内視鏡用フィルムカセット。
  3. 【請求項3】上記シート状の接続部材は、上記フィルム
    と上記スプールに接着させる粘着テープからなることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡用フ
    ィルムカセット。
  4. 【請求項4】上記シート状の接続部材は、フィルム先端
    部およびスプールに接着する部分を除いた部位を粘着性
    がないようにしたことを特徴とする請求項3に記載の内
    視鏡用フィルムカセット。
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