JP3047065B2 - 液化ガス噴出ノズル - Google Patents

液化ガス噴出ノズル

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JP3047065B2 JP9108404A JP10840497A JP3047065B2 JP 3047065 B2 JP3047065 B2 JP 3047065B2 JP 9108404 A JP9108404 A JP 9108404A JP 10840497 A JP10840497 A JP 10840497A JP 3047065 B2 JP3047065 B2 JP 3047065B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、生鮮食料品や冷凍食品
あるいは加工食品等の鮮度を保持するために使用する液
化窒素や液化炭酸ガスを噴出する液化ガス噴出ノズルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から冷凍食品や氷菓の製造時には、
表面を急速に凍結させる為に、液化窒素や液化炭酸ガス
を噴出させるようにしている。通常、液化ガスは貯槽内
では大気圧以上の圧力をもっているため、それを大気圧
中に取り出すとフラッシュして、ガスと液あるいはドラ
イスノーとに別れる。そして、貯槽内の圧力が高ければ
高いほどガスになる割合が大きく、そのガスが液滴ある
いはドライアイススノーを同伴して逃げるため、液ある
いはドライアイススノーの回収割合が理論値よりも低下
する。
【0003】そこで、従来、ノズル体の軸心方向で所定
間隔隔てた状態で上下に位置させて少なくとも1組の噴
出ノズルを配置し、この1組の噴出ノズルの噴出方向を
ノズル体の軸芯からの放射方向で噴出ノズル同士間の上
下方向中間位置に向かう傾斜状に形成し、噴出する液滴
又はドライアイススノーとの混合ガスを衝突させること
により、液滴同士あるいはドライアイススノーを大粒化
して、被処理物上に降らせるようにしたものが提案され
ている(特公平8−11687号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のもので
は、ノズル体の外側部分で噴出ガス同士が衝突すること
から、ノズル体の外周に筒状の囲いを配置し、液滴の大
気中への飛散を防止しているが、この筒状の囲いは外気
温にさらされていることから、噴出した液滴やドライア
イススノーが筒状の囲いの内周面に衝突してガス化する
ことを防止できず、液体又はドライアイススノーでの回
収効率が低いという問題があった。
【0005】このような点に着目し、本発明は、液ある
いはドライアイススノー高効率で回収することのできる
液化ガス噴出ノズルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに請求項1に記載した発明は、環状に形成した液化ガ
ス供給管を上下方向に一定寸法隔てて配置し、上側に位
置する環状液化ガス供給管の内周側下周面に液化ガス噴
出口を斜め下向きに形成するとともに、下側に位置する
環状液化ガス供給管の内周側上周面に液化ガス噴出口を
斜め上向きに形成し、両液化ガス供給管に形成した液化
ガスの噴出口を垂直軸方向に一致させて位置させ、両液
化ガス噴出口から噴出させた液化ガスを上下に位置する
液化ガス供給管で形成される仮想同心円筒内で衝突させ
るように構成したことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に記載した発明は、環状に
形成したヘッダーから複数の液化ガス供給管を垂下配置
し、複数の液化ガス供給管で形成される仮想円の内部に
臨んでいる各液化ガス供給管の内周側周面に、隣合う液
化ガス供給管との中間位置でかつ仮想円内側部分に向か
うガス噴出口を上下複数に配置したことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】請求項1に記載した発明では、環状に形成した
液化ガス供給管を上下方向に一定寸法隔てて配置し、上
側に位置する環状液化ガス供給管の内周側下周面に液化
ガス噴出口を斜め下向きに形成するとともに、下側に位
置する環状液化ガス供給管の内周側上周面に液化ガス噴
出口を斜め上向きに形成し、両液化ガス供給管に形成し
た液化ガスの噴出口を垂直軸方向に一致させて位置させ
ているので、両液化ガス噴出口から噴出した噴出ガス同
士の衝突によって噴出ガスの上下方向での動圧が相殺さ
れることになり、衝突によって成長した液滴やスノーは
重力によって静かに降下することから、被処理物に与え
られる衝撃がほとんどなくなるうえ、液化ガスは低温雰
囲気内に噴出されることになるから、外気温度(大気温)
の影響を受けることが少なくなる。
【0009】なお、各環状液化ガス供給管での液化ガス
噴出口を結ぶ仮想円周の径(すなわち、液化ガス供給管
で形成されているリング径)を大きく形成すると、液滴
またはドライアイススノーの粒径は小さくなるから、霧
状にすることができ、仮想円周の径を小さく形成すると
液滴またはドライアイススノーの粒径は大きくなて液柱
または雪玉状にすることができる。
【0010】また、請求項2に記載した発明では、環状
に形成したヘッダーから複数の液化ガス供給管を垂下配
置し、複数の液化ガス供給管で形成される仮想円の内部
に臨んでいる各液化ガス供給管の内周側周面に、隣合う
液化ガス供給管との中間位置でかつ仮想円内側部分に向
かうガス噴出口を上下複数に配置しているので、隣合う
液化ガス供給管での液化ガス噴出口から噴出した噴出ガ
ス同士の衝突によって噴出ガスの動圧が相殺されること
になり、衝突によって成長した液滴やスノーはガスによ
る連れ去りがなくなって静かに降下するうえ、液化ガス
は液化ガス噴出管で形成されている仮想円筒内の低温雰
囲気に噴出されることになるから、外気温度(大気温)の
影響を受けることが少なくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】図面は本発明の実施態様を示し、
図1は請求項1に記載した発明にかかるガス噴出ノズル
の要部拡大断面図である。この液化ガス噴出ノズル(1)
は、アイスクリームやかき氷等の氷菓あるいはゼリー菓
子の表面を硬化するのに使用されるものであり、被処理
物(W)を搬送する搬送路(F)の上側に、液化ガスが搬送
路(F)に降り注ぐように配置されている。
【0012】この液化ガス噴出ノズル(1)は、搬送路
(F)の上面を覆う状態に配設されているケーシングの天
井壁(2)に取り下げられた状態に配置してあり、上下に
配置した環状液化ガス供給管(3)(4)と、この上下の環
状液化ガス供給管(3)(4)を連結する連結管(5)と、上
下の環状ガス液化供給管(3)(4)の外周を覆う下面開放
状の筒体(7)とで構成してあり、上側の環状ガス供給管
(3)の内周側下周面に液化ガス噴出口(8)を周方向適当
間隔おきで、環状ガス供給管(3)の仮想軸芯方向に向か
う斜め下向きに形成するとともに、下側の環状液化ガス
供給管(4)の内周側上周面に液化ガス噴出口(8)を周方
向適当間隔おきで、環状液化ガス供給管(4)の仮想軸芯
方向に向かう斜め上向きに形成して構成してある。
【0013】そしてこの場合、上側環状液化ガス供給管
(3)に開口形成した液化ガス噴出口(8)と下側環状液化
ガス供給管(4)にそれぞれ開口形成した液化ガス噴出口
(8)は垂直線上で上下に位置している。したがって、上
下の環状液化ガス供給管(3)(4)から噴出される液化ガ
スは、各ガス噴出口(8)が上下に位置している環状液化
ガス供給管(3)(4)同士間での仮想軸芯方向(内側)に向
く状態で形成されていることから、上下に位置するガス
噴出口(8)から噴出するガス同士が衝突して、噴出ガス
中の液滴が衝突して大粒化するうえ、上下方向への動圧
が相殺されるから、衝突によって成長した液滴は重力に
よって静かに降下することになる。
【0014】このとき、噴出された液化ガスは上下に位
置する環状液化ガス供給管(3)(4)の内側に形成されて
いる空間内に噴出することになるから、噴出ガスが室温
に曝されている筒体(7)に接触することがなくなるか
ら、噴出ガス中の液滴や固体成分がガス化することがな
くなり、液あるいは固体としての回収効率を高くするこ
とができる。
【0015】図2及び図3は請求項2に記載した発明の
実施態様を示し、図2は液化ガス供給管部分の斜視図で
あり、図3は液化ガス噴出ノズルの横断平面図である。
この液化ガス噴出ノズル(1)は、環状に形成したヘッダ
ー(9)から複数の液化ガス供給管(10)を垂下する姿勢に
配置し、各液化ガス供給管(10)に液化ガス噴出口(8)を
上下多段に形成し、この各液化ガス供給管(10)で構成し
た仮想円筒の外側を筒体(7)で覆ったものである。
【0016】液化ガス噴出口(10)は、各液化ガス供給管
(10)の各液化ガス供給管で構成する仮想円筒の中心側で
の周面に周方向に一定寸法隔てて2列に形成してあり、
横方向に並ぶ各段の液化ガス噴出口(10)は水平面内に位
置している。そして、各液化ガス噴出口(8)から噴出し
た液化ガスは隣接している液化ガス供給管(10)同士間の
中間位置で、かつ液化ガス供給管(10)で形成されている
仮想円筒の内側部分で衝突するようになっている。
【0017】このように構成した液化ガス噴出ノズル
(1)では、液化ガス供給管(10)から噴出した液化ガス
は、隣あって配置されている液化ガス供給管(10)から噴
出した液化ガスとの衝突によって、噴出液化ガス中の液
滴や固体成分(ドライアイススノー)が成長し、大粒化す
る。また、噴出液化ガスは衝突することにより、その噴
出動圧が相殺されることから、成長した液滴や固体成分
は静かに重力によって降り注ぐことになる。このとき、
液化ガスは液化ガス供給管(10)で形成される仮想円筒の
内側に噴出されるから、噴出した液化ガスが外側の筒体
に接触して気化することがなくなる。
【0018】上記各実施態様では、液化ガス供給管(3
・4)(10)の外側に筒体(7)を配設しているが、この外
筒(7)を省略するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1に記載した発明では、環状に形
成した液化ガス供給管を上下方向に一定寸法隔てて配置
し、上側に位置する環状液化ガス供給管の内周側下周面
に液化ガス噴出口を斜め下向きに形成するとともに、下
側に位置する環状液化ガス供給管の内周側上周面に液化
ガス噴出口を斜め上向きに形成し、両液化ガス供給管に
形成した液化ガスの噴出口を垂直軸方向に一致させて位
置させているので、両液化ガス噴出口から噴出した噴出
ガス同士の衝突によって噴出ガスの上下方向での動圧が
相殺されることになり、衝突によって成長した液滴やス
ノーは重力によって静かに降下することになるから被処
理物に液化ガス噴出による衝撃を与えることがないう
え、液化ガスは低温雰囲気内に噴出されることになるか
ら、外気温度(大気温)の影響を受けることが少なくな
り、液あるいは固体粒子(ドライアイススノー)を高効率
で回収することができる。
【0020】請求項2に記載した発明では、環状に形成
したヘッダーから複数の液化ガス供給管を垂下配置し、
複数の液化ガス供給管で形成される仮想円の内部に臨ん
でいる各液化ガス供給管の内周側周面に、隣合う液化ガ
ス供給管との中間位置でかつ仮想円内側部分に向かうガ
ス噴出口を上下複数に配置しているので、隣合う液化ガ
ス供給管での液化ガス噴出口から噴出した噴出ガス同士
の衝突によって噴出ガスの動圧が相殺されることにな
り、衝突によって成長した液滴やスノーをガスによる連
れ去りがなくなって静かに降下させることができること
になるから被処理物に液化ガス噴出による衝撃を与える
ことがない。さらに、液化ガスは液化ガス噴出管で形成
されている仮想円筒内の低温雰囲気に噴出されることに
なるから、外気温度(大気温)の影響を受けることが少な
くなり、気化を抑制して液又は固体粒子(ドライアイス
スノー)の回収率を高めることかできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明に係る液化ガス噴出ノ
ズルの要部拡大断面図である。
【図2】請求項2に記載した発明に係る実施態様での液
化ガス供給管部分の斜視図である。
【図3】請求項2に記載した発明に係る実施態様での液
化ガス噴出ノズルの横断平面図である。
【符号の説明】
3・4・10…液化ガス供給管、8…液化ガス噴出口、9
…ヘッダー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 1/14 B05B 1/20 101 B05B 1/26 F25D 3/10 C01B 31/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状に形成した液化ガス供給管(3・4)
    を上下方向に一定寸法隔てて配置し、上側に位置する環
    状液化ガス供給管(3)の内周側下周面に液化ガス噴出口
    (8)を斜め下向きに形成するとともに、下側に位置する
    環状液化ガス供給管(4)の内周側上周面に液化ガス噴出
    口(8)を斜め上向きに形成し、両液化ガス供給管(3・
    4)に形成した液化ガスの噴出口(8)を垂直軸方向に一
    致させて位置させ、両液化ガス噴出口(8)から噴出させ
    た液化ガスを上下に位置する液化ガス供給管(3・4)で
    形成される仮想同心円筒内で衝突させるように構成した
    液化ガス噴出ノズル。
  2. 【請求項2】 環状に形成したヘッダー(9)から複数の
    液化ガス供給管(10)を垂下配置し、複数の液化ガス供給
    管(10)で形成される仮想円筒の内部に臨んでいる各液化
    ガス供給管(10)の内周側周面に、隣合う液化ガス供給管
    (10)との中間位置でかつ仮想円内側位置に向かうガス噴
    出口(8)を上下複数に配置した液化ガス噴出ノズル。
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