JP3046957B2 - 噴射液体荷電装置の荷電板及びその製造方法 - Google Patents

噴射液体荷電装置の荷電板及びその製造方法

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JP3046957B2
JP3046957B2 JP10312805A JP31280598A JP3046957B2 JP 3046957 B2 JP3046957 B2 JP 3046957B2 JP 10312805 A JP10312805 A JP 10312805A JP 31280598 A JP31280598 A JP 31280598A JP 3046957 B2 JP3046957 B2 JP 3046957B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オリフィス部材に
設けたオリフィスから噴射された液体フィラメントを帯
電させ、この液体フィラメントの分断によって帯電した
液滴が生ずるように構成した噴射液体荷電装置の荷電板
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(1)第1の従来例 図8は、従来の荷電板が装着された噴射液体荷電装置の
構成を説明するための要部断面側面図である。この図に
おいて、1Cは、同装置の荷電板で、この荷電板1C
は、例えば、セラミックス等の非導電性物質からなる基
体の一つの側面3に導電性物質からなる複数の電極4
を、その側面3の図示奥行き方向にほぼ等間隔に並べて
設けると共に、その基体2の上面7に前記複数の電極4
をそれぞれ個別に導電性物質で延長して通電部5が形成
されている。
【0003】次に、21は、オリフィス部材で、このオ
リフィス部材21の下部には、オリフィス22が設けて
ある。
【0004】しかして、この従来の荷電板1Cが装着さ
れた噴射液体荷電装置は、下記のように作動する。
【0005】即ち、加圧された液体は、高周波加振され
ているオリフィス部材21のオリフィス22から連続的
に液体フィラメント23となって噴射され、前記高周波
加振の周波数に対応して、液体フィラメント23の先端
から強制的に分断して生ずる液滴24、24’が次々と
飛行する。
【0006】この液滴24、24’を安定した状態で得
るべく、オリフィス部材21の内部にある液体を適宜に
加圧し、かつ、適宜な周波数で加振した場合、液体フィ
ラメント23の長さaは、1ミリメートル以下であり、
その液体フィラメント23は、それより先では分断した
液滴24、24’となって飛行する。
【0007】そして、液体フィラメント23からの液滴
24、24’が充分帯電した状態で分断するようにする
ため、前記電極4は、液体フィラメント23の側方に数
マイクロメートル乃至10数マイクロメートルの位置に
接近して設けられ、かつ、液滴24、24’が液体フィ
ラメント23の先端から分断する位置の前後にわたって
設けられる必要があることが知られている。
【0008】そして、液体フィラメント23の先端から
液滴24、24’が分断しようとするタイミングに合わ
せて、電極4に適宜に直流電圧が微小時間加えられるこ
とにより、その電極4に対応する液体フィラメント23
に電荷が前記微小時間誘起され、その間に液体フィラメ
ント23から分断した液滴24、24’は電荷を持った
まま、即ち、帯電したまま飛行することが知られてい
る。
【0009】一方、この図8に示す従来の荷電板1C
は、非導電性物質からなる基体2の一つの側面3の上下
の縁101、102に予め適宜な丸みが図示のように与
えられており、この基体2の前記側面3から上面7にわ
たって導電性物質の被膜を形成し、次に、この導電性物
質の被膜を所望の電極4及び通電部5以外の部分を除去
することにより、前記基体2の側面3に複数の電極4が
形成されると共に、その基体2の上面7に各電極4を延
長した通電部5が形成されている。
【0010】そして、この荷電板1Cでは、基体2の上
面7及び下面6と、側面3とでなる上下各縁101、1
02に、加工上の都合から予め適宜な丸みが与えられて
おり、この両方の縁101、102の丸みの半径は、
0.5ミリメートル乃至1ミリメートルに形成されてい
る。
【0011】この両方の縁101、102の一方の縁1
01の丸みを形成させることは、側面3に形成される電
極4から前記縁101を経て上面7に連続して形成され
る通電部5の末端111が細くなったり、途切れたりす
るのを防止するのに特に有効なものであった。
【0012】(2)第2の従来例 次に、特開平9ー314847号公報に示される荷電板
の製造方法においては、電極及び通電部を基体に形成す
るのに、下記の5つの工程を経て、製造する方法が開示
されている。
【0013】即ち、荷電板は、基体の準備工程、基体の
側面へ導電物質からなる電極を形成させる工程、この電
極の端部に接合する第1の通電部を基体の上面に作る工
程、前記電極に電気接続を可能とするように、導電性物
質からなる第2の通電部を、上記第1の通電部に接合さ
せて、基体の上面に作る工程及び上記基体の上面を誘電
材料でコーティングする工程を経て製造されることが示
されている。
【0014】これらの工程のなかで、前記電極及び各通
電部は、導電性ペーストをスクリーン印刷又はステンシ
ル印刷された後、硬化されて形成される。又、導電性フ
ォトレジストを用いて、露光形成する方法も示されてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上記載の噴射液体荷
電装置の荷電板及びその製造方法には、下記のような解
決すべき課題があった。
【0016】前記第1の従来例においては、非導電性物
質からなる基体2の側面3から上面7にわたって、導電
性物質の被膜を形成した後に、複数の電極4及び通電部
5をエッチング等によって形成して荷電板1Cを製造し
ているので、側面3に形成される複数の電極4の形状が
末端で崩れやすいと共に、その末端が不揃いになりやす
い。
【0017】その結果、各電極4をオリフィス22から
噴射された液体フィラメント23と対向させて設定して
も、液体フィラメント23を荷電させるのに重要な各電
極4と液体フィラメント23との対応長さがそれぞれば
らばらになり、又、1ミリメートル程度である液体フィ
ラメント23の長さaに対して、荷電板1Cの側面3の
縁101の丸みの半径が前記したようにほぼ近似してい
て、その各電極4が十分に液体フィラメント23に接近
できず、オリフィス部材21のオリフィス22から噴射
する液体フィラメント23への荷電が不安定となり、液
体フィラメント23の先端から分断する液滴24、2
4’が帯電していない場合があるという問題があった。
【0018】つまり、前記荷電板1Cをオリフィス22
から噴射される液体フィラメント23に近づけると共
に、オリフィス部材21の下面に近づけて、オリフィス
22から噴射される液体フィラメント23に荷電板1C
の側面3に設けた電極4を接近させて設けようとして
も、荷電板1Cの側面3と上面7とでなる縁101が液
体フィラメント23の長さaとほぼ同じ大きさの半径か
らなる丸みを有しているので、荷電板1Cの上面7がオ
リフィス部材21の下面に接触する寸前の位置に設けて
も、その各電極4の縁111を液体フィラメント23に
十分接近させることができず、従って、液体フィラメン
ト23への帯電作用を即時に効果的に行わせることがで
きない。そこで、液体フィラメント23から分断する液
滴24、24’が帯電していない場合があるという課題
を有していた。
【0019】次に、前記第2の従来例における荷電板
は、5つの工程を経て製造されるものであるから、その
工程数が比較的多く煩雑である。従って、製造工数が大
幅に大となり、コスト高となっていた。
【0020】更に、基体の側面に導電性物質からなる電
極を形成してから、次に基体の上面に導電性物質からな
る第1の通電部を形成し、その次に第2の通電部を形成
するというように工程を分けているので、その複数の電
極とそれらに接続される前記第1の通電部及び第2の通
電部との電気的接合が不完全になりやすい。そこで、こ
れにより通電不良を起こしやすいという問題があった。
【0021】又、微細ピッチで形成される複数の電極に
対して、新たに別の工程で電極のピッチに合わせて通電
部を形成するという難しい作業が要求されるというよう
な課題を抱えていた。
【0022】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、その目的とするところは、複数の
電極及び通電部が精密に形成され、かつ、その精密に形
成されている電極が、オリフィスから噴射する液体フィ
ラメントに対して接近させることができ、これにより、
その液体フィラメントを必要に応じて即時に効果的かつ
安定した状態で帯電させ、その液体フィラメントから分
断した液滴が確実に帯電しているようにすることの可能
な荷電板と、その荷電板を容易でかつ安価に作り得る製
造法とを提供するにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、オリフィス部材に設けたオリフィスから噴
射された液体フィラメントを帯電させ、この液体フィラ
メントの分断によって帯電した液滴が生じるように構成
した噴射液体荷電装置の荷電板において、非導電性物質
からなる基体に、上面の加工面と、一つの側面とが交わ
る丸みのない縁を形成し、前記丸みのない縁を末端とし
て、前記一つの側面に導電性物質からなる複数の電極
を、前記縁の長さ方向(図8にいう奥行き方向)にほぼ
等間隔に並べて設けると共に、前記複数の電極をそれぞ
れ個別に導電性物質で延長した通電部を、前記基体の下
面に形成し、前記縁を形成する上面の加工面と、一つの
側面との交わり角度を、ほぼ直角乃至直角より若干小さ
な角度に形成したことを特徴とするものである。
【0024】又、この荷電板の製造方法としては、非導
電性物質からなる基体の一つの側面から下面にわたっ
て、導電性物質の被膜を形成する第1工程と、前記導電
性物質の被膜を部分的に除去することにより、前記基体
の一つの側面に複数の電極を形成すると共に、この電極
を延長した通電部を前記下面に形成する第2工程と、前
記基体の一つの側面が所定の厚みになるように、前記上
面の一部を除去した加工面を形成し、この上面の加工面
と前記一つの側面とで交わる縁を、前記複数の電極の末
端と一致させるように形成する第3工程と、からなるこ
とを特徴とするものである。
【0025】又、更に、前記第2工程においては、導電
性物質の被膜で形成した前記複数の電極及びこの各電極
を延長した通電部とする部分を、防食被膜で被覆する防
食被膜工程と、この防食被膜部分を除く導電性物質の被
膜部分を前記基体上から除去するエッチング工程と、か
らなることを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は噴射液体荷電装置の本発明
の第1の実施例の荷電板を上方から見た斜視図、図2は
同荷電板を下方から見た斜視図、図3は同荷電板の要部
断面側面図、図4は同荷電板の製造方法を説明するため
の要部断面側面図、図5は同荷電板が噴射液体荷電装置
に装着された状態を説明するための要部断面側面図、図
6は噴射液体荷電装置の本発明の第2の実施例の荷電板
の要部断面側面図、図7は同荷電板が噴射液体荷電装置
に装着された状態を説明するための要部断面側面図であ
り、図中、同一又は実質的に同じ効果をもつ部分は、従
来のものと同一符号で示している。
【0027】しかして、本発明の第1の実施例の荷電板
1Aは、図1、図2及び図3に示すように、例えば、セ
ラミックス等の非導電性物質からなる基体2に上面7の
加工面8と一つの側面3とが交わる丸みのない縁10を
形成し、この丸みのない縁10を末端11として前記側
面3に導電性物質からなる複数の電極4を前記縁10の
上記長さ方向にほぼ等間隔に並べて設けると共に、前記
複数の電極4が前記基体2の側面3より図示のように丸
みをもった縁102を経て下面6にそれぞれ個別に導電
性物質で延長した通電部5を形成してある。
【0028】そして、前記丸みのない縁10を形成する
上面7の加工面8と、一つの側面3との交わり角度θ1
(図3参照)は、ほぼ直角となっている。
【0029】なお、前記複数の電極4を設けてある側面
3の形状は、必ずしも平面である必要はなく、厚み方向
に適宜な曲面(図示せず)を形成されていてもよい。
【0030】次に、上記図1乃至図3に示す本発明の第
1の実施例の荷電板1Aの製造方法を図4を参照して説
明すると、下記のように第1乃至第3工程で製造するよ
うにしている。
【0031】まず、第1工程においては、例えば、セラ
ミックス等の非導電性物質からなる基体2は、その厚み
を少なくとも側面3の部分において、所望の仕上がり厚
み、例えば1.5ミリメートル乃至3.0ミリメートル
よりも大きくとり、側面3と上面7とでなる縁101、
或いはこの縁101の近傍を端として導電性物質、例え
ば金ペースト等の感光性物質の被膜を形成する。そし
て、前記導電性物質は前記丸みを持たせた縁101ある
いはその近傍を末端として側面3から適宜な丸みを持た
せた縁102を経て、下面6に至る所定の範囲に均一か
つ適宜な厚みで被膜として形成され、硬化させられる。
【0032】側面3と下面6とで形成される前記縁10
2を前述のように予め適宜な丸みに形成しておくことに
よって、その縁102の外周にある導電性物質の被膜の
厚みが前記側面3及び下面6の導電性物質の被膜の厚み
と同じにすることができる。
【0033】そこで、その縁102の外周に形成される
導電性物質の断面形状を痩せ細らせることなく、前記側
面3及び下面6の導電性物質の断面形状と同様に均一に
形成させることができる。
【0034】次に、第2工程においては、側面3から下
面6に至る硬化した被膜に、複数の電極4とそれぞれの
電極4が延長された複数の通電部5部分を光照射によっ
て露光して、未露光部分を除去すると、基体2に露光さ
れた導電性物質が残留する。
【0035】その結果、側面3に複数の電極4が形成さ
れ、その電極4の下方の端が延長された複数の通電部5
が前記下面6に形成される。
【0036】なお、基体2に導電性物質の被膜を形成す
るかわりに、所謂プリント回路の製作方法と同様に、非
導電性物質にエッチング可能な導電性金属箔を貼り付
け、その表面に写真製版あるいはオフセット印刷等で電
極4及び通電部5からなる防食被膜を形成し、導電性金
属箔の不要部分をエッチングして除去し、電極4及び通
電部5を形成してもよい。
【0037】次に、第3工程においては、前記各工程に
よって形成されたままの電極4の末端111は、不均一
な形成となりやすい。そこで、荷電板1Aの側面3が所
望の厚みとなるように、その上面7の被除去部9を前記
末端111と共に、研削あるいは切削等によって除去す
る。
【0038】そして、図1乃至図4に示すように、この
除去によって形成された加工面8と側面3とで形成され
る丸みのない縁10と、電極4の末端11とが正確に一
致し、かつ、均一な断面形状で形成される。
【0039】この除去の工程、即ち、前記第3工程にお
いては、前記側面3の厚みが所望の厚みとなるように、
被除去部9を除去して形成される加工面8の範囲を、基
体2の上面7の全面としてもよいことは説明するまでも
なく明らかである。
【0040】以上のように形成された本発明の第1の実
施例の荷電板1Aは、図5に示すように噴射液体荷電装
置に装着されたオリフィス部材21に、荷電板1Aの側
面3に形成される電極4の末端11を接近させることが
可能になると共に、該オリフィス部材21のオリフィス
22から噴射される液体フィラメント23の液滴分断点
25に前記電極4を極めて接近して設けることができる
ので、液体フィラメント23を、必要に応じて即時に安
定した状態で帯電させることが可能である。
【0041】従って、オリフィス22から噴射する液体
フィラメント23から分断して滴化する液滴24、2
4’を、必要に応じて確実に帯電させた状態で滴化させ
ることが可能である。
【0042】しかして、上記図1乃至図5に示す本発明
の第1の実施例の荷電板1Aは、丸みのない縁10を形
成する上面7の加工面8と、一つの側面3との交わり角
度θ 1 は、ほぼ直角に形成されているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、ほほ直角乃至直角より若干
小さい角度に形成してもよい。
【0043】図6は本発明の第2の実施例の荷電板1B
を示すもので、その丸みのない縁10を形成する上面7
の加工面8と一つの側面3との交わり角度θ2 は、直角
より若干小さい角度(約75度)となっている。
【0044】この図6に示す第2の実施例の荷電板1B
は、図7に示すように、噴射液体荷電装置に装着された
オリフィス部材21に、荷電板1Aの側面3に形成され
る電極4の末端11を接近させることが可能になると共
に、該オリフィス部材21のオリフィス22から噴射さ
れる液体フィラメント23の液滴分断点25に前記電極
4を極めて接近して設けることができるので、液体フィ
ラメント23を、必要に応じて即時に安定した状態で帯
電させることが可能である。
【0045】従って、オリフィス22から噴射する液体
フィラメント23から分断して滴化する液滴24、2
4’を必要に応じて確実に帯電させた状態で滴化させる
ことが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
噴射液体荷電装置の荷電板によれば、非導電性物質から
なる基体に、上面の加工面と、一つの側面とが交わる丸
みのない縁を形成し、前記丸みのない縁を末端として、
前記一つの側面に導電性物質からなる複数の電極を、前
記縁の長さ方向にほぼ等間隔に並べて設けると共に、前
記複数の電極をそれぞれ個別に導電性物質で延長した通
電部を、前記基体の下面に形成し、前記縁を形成する上
面の加工面と一つの側面との交わり角度を、ほぼ直角乃
至直角より若干小さな角度に形成しているので、前記末
端をオリフィスに接近させ得ると共に、電極を液体フィ
ラメント及び液滴分断点に対して極めて効果的に接近し
て設けることが可能である。
【0047】又、荷電板によって、オリフィスから噴射
する液体フィラメントを必要に応じて即時に安定した状
態で帯電させることが可能となり、この液体フィラメン
トから分断して液化する液滴を、必要に応じて確実に帯
電させた状態で滴化させることが可能となるので、例え
ば、この帯電させた液滴を電気作用によって選択偏向す
ることにより、印刷画像を形成する印刷の品質を向上さ
せることができる。
【0048】更に、本発明の荷電板の製造方法によれ
ば、電極とこの電極への通電部を同時に形成するので、
電極と通電部との接合不良の発生がなく、通電不良を一
掃することができる。又、製造工程が単純、容易で、製
造工数が従来と比較して大幅に少なく、製造コストを低
減することができる。
【0049】しかも、電極の末端を有する縁を形成させ
るための加工は、荷電板製造の最終工程において、通常
の研削加工あるいは切削加工等の方法で容易に行えるの
で、高品質の荷電板を安価に製作することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】噴射液体荷電装置の本発明の第1の実施例の荷
電板を上方から見た斜視図である。
【図2】同荷電板を下方から見た斜視図である。
【図3】同荷電板の要部断面側面図である。
【図4】同荷電板の製造方法を説明するための要部断面
側面図である。
【図5】同荷電板が噴射液体荷電装置に装着された状態
を説明するための要部断面側面図である。
【図6】噴射液体荷電装置の本発明の第2の実施例の荷
電板の要部断面側面図である。
【図7】同荷電板が噴射液体荷電装置に装着された状態
を説明するための要部断面側面図である。
【図8】従来の荷電板が装着された噴射液体荷電装置の
構成を説明するための要部断面側面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C:噴射液体荷電装置の荷電板 2:基体 3:側面 4:電極 5:通電部 6:下面 7:上面 8:加工面 9:被除去部 10、101、102:縁 11、111:末端 21:オリフィス部材 22:オリフィス 23:液体フィラメント 24、24’:液滴 25:液滴分断点 a:液体フィラメントの長さ θ1 ,θ2 :交わり角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/085 B41J 2/09 B41J 2/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オリフィス部材に設けたオリフィスから噴
    射された液体フィラメントを帯電させ、この液体フィラ
    メントの分断によって帯電した液滴が生じるように構成
    した噴射液体荷電装置の荷電板において、 非導電性物質からなる基体に、上面の加工面と、一つの
    側面とが交わる丸みのない縁を形成し、 前記丸みのない縁を末端として、前記一つの側面に導電
    性物質からなる複数の電極を、前記縁の長さ方向にほぼ
    等間隔に並べて設けると共に、 前記複数の電極をそれぞれ個別に導電性物質で延長した
    通電部を、前記基体の下面に形成し、 前記縁を形成する上面の加工面と一つの側面との交わり
    角度を、ほぼ直角乃至直角より若干小さな角度に形成し
    たことを特徴とする噴射液体荷電装置の荷電板。
  2. 【請求項2】非導電性物質からなる基体の一つの側面か
    ら下面にわたって、 導電性物質の被膜を形成する第1工程と、 前記導電性物質の被膜を部分的に除去することにより、
    前記基体の一つの側面に複数の電極を形成すると共に、
    この電極を延長した通電部を前記下面に形成する第2工
    程と、 前記基体の一つの側面が所定の厚みになるように、前記
    上面の一部を除去した加工面を形成し、この上面の加工
    面と前記一つの側面とで交わる縁を、前記複数の電極の
    末端と一致させるように形成する第3工程と、 からなることを特徴とする噴射液体荷電装置の荷電板の
    製造方法。
  3. 【請求項3】前記第2工程においては、導電性物質の被
    膜で形成した前記複数の電極及びこの各電極を延長した
    通電部とする部分を、防食被膜で被覆する防食被膜工程
    と、この防食被膜部分を除く導電性物質の被膜部分を前
    記基体上から除去するエッチング工程と、 からなることを特徴とする前記請求項2記載の噴射液体
    荷電装置の荷電板の製造方法。
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