JP3046795U - フランジ付きパイプ締結装置 - Google Patents
フランジ付きパイプ締結装置Info
- Publication number
- JP3046795U JP3046795U JP1997008358U JP835897U JP3046795U JP 3046795 U JP3046795 U JP 3046795U JP 1997008358 U JP1997008358 U JP 1997008358U JP 835897 U JP835897 U JP 835897U JP 3046795 U JP3046795 U JP 3046795U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- type fastener
- flange
- clip
- flanged pipe
- fastening device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 板ばねクリップ式ファスナーを用いて2つの
パイプをフランジ結合する場合に従来のクリップ式ファ
スナーと同等の迅速且つ簡単な組付け作業性で、且つ抜
け方向に荷重がかかった場合でも外れたり、抜けるよう
な事態を完全に回避して致命的な事故や故障になる危険
性を無くし、安全性に寄与することを可能にしたフラン
ジ付きパイプ締結装置を提供する。 【構成】 フランジ付きパイプのフランジ同志を接合し
接合部をクリップ式ファスナーで締結してなるフランジ
付きパイプ締結装置であって、前記クリップ式ファスナ
ーは板ばねで割りリング形に形成されるとともに、該ク
リップ式ファスナーにはパイプの外周面に沿いその外周
面の過半部に弾圧的に強嵌合する円弧部と、フランジを
左右から挟持して係合するように円弧部面に開設された
縦割溝、及び円弧部の両端を外向きに折曲形成した突片
を一体に有してなり、対応するフランジには縦割溝の内
端縁と係止するように角(ツノ)状に突出した抜止め片
をフランジの一部に一体形成してなることを特徴として
いる。
パイプをフランジ結合する場合に従来のクリップ式ファ
スナーと同等の迅速且つ簡単な組付け作業性で、且つ抜
け方向に荷重がかかった場合でも外れたり、抜けるよう
な事態を完全に回避して致命的な事故や故障になる危険
性を無くし、安全性に寄与することを可能にしたフラン
ジ付きパイプ締結装置を提供する。 【構成】 フランジ付きパイプのフランジ同志を接合し
接合部をクリップ式ファスナーで締結してなるフランジ
付きパイプ締結装置であって、前記クリップ式ファスナ
ーは板ばねで割りリング形に形成されるとともに、該ク
リップ式ファスナーにはパイプの外周面に沿いその外周
面の過半部に弾圧的に強嵌合する円弧部と、フランジを
左右から挟持して係合するように円弧部面に開設された
縦割溝、及び円弧部の両端を外向きに折曲形成した突片
を一体に有してなり、対応するフランジには縦割溝の内
端縁と係止するように角(ツノ)状に突出した抜止め片
をフランジの一部に一体形成してなることを特徴として
いる。
Description
【0001】
本考案は、2つのパイプをフランジ同志接合して一体的に結合する装置、さら に詳しくはクリップ式ファスナーを用いてフランジを結合した際にクリップ式フ ァスナーが抜止め状となるように取付ける装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術 従来、フランジ同志を接合して2つのパイプを一体的に結合
する手段としては、図1に示すようなボルト10とナット11によるねじ締めや
溶接による方法が一般的である。 【0003】
する手段としては、図1に示すようなボルト10とナット11によるねじ締めや
溶接による方法が一般的である。 【0003】
しかし、ボルト・ナットによるねじ締めでは組み付け作業性の面から問題があ り、又溶接による方法は、一担組付けると、分解ができず、而もコストの面で問 題があった。
【0004】 この為フランジを板ばねクリップ式の謂ゆるファスナーによる締付け方法が採 用される場合があるが、例えば自動車のフューエルデリバリパイプとホース・カ バーの接合のような場合には、事故等により抜け方向に荷重がかかった時に、ク リップ式ファスナーが抜けるおそれがあり、万一クリップ式ファスナーが外れた り抜けるような事態が惹起されると、燃料漏れを起こし、火災や致命的事故の原 因となり、非常に危険性が大きい、といった問題点を有する。
【0005】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、板ばねクリップ式ファスナーを用いて2つのパイプ をフランジ結合する場合に従来のクリップ式ファスナーと同等の迅速且つ簡単な 組付け作業性で、且つ抜け方向に荷重がかかった場合でも外れたり、抜けるよう な事態を完全に回避して致命的な事故や故障になる危険性を無くし、安全性に寄 与することを可能にしたフランジ付きパイプ締結装置を提供するものである。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案におけるフランジ付きパイプ締結装置は、 フランジ付きパイプ1.2のフランジ3.4同志を接合し、接合部をクリップ式 ファスナー5で締結してなるフランジ付きパイプ締結装置であって、前記クリッ プ式ファスナー5は板ばねで割りリング形に形成されるとともに、該クリップ式 ファスナー5にはパイプの外周面に沿いその外周面の過半部に弾圧的に強嵌合す る円弧部5aと、フランジ3.4を左右から挟持して係合するように円弧部5a 面に開設された縦割溝5b、及び円弧部の両端を外向きに折曲形成した突片5c .5dを一体に有してなり、対応するフランジ3.4には縦割溝5bの内端縁5 e.5fと係止するように角(ツノ)状に突出した抜止め片6.7をフランジの 一部に一体形成してなるものである。
【0007】 また、前記抜止め片6.7は、その外面部にクリップ式ファスナー5の縦割溝 内端縁5e.5fに対して係止方向へ誘導するガイド面6a.7aを形成し、内 面部に抜止めとなる係止段部6b.7bを形成するものである。
【0008】
図2は本考案をフューエルデリバリパイプ1とホース・カバー2の接合部に実 施した場合を示すものである。
【0009】 フューエルデリバリパイプは、燃料タンクよりポンプで吐出された燃料を、イ ンジェクターに分配するためのものであり、フューエルデリバリパイプ1の本体 ケース1aに接続されたホース・カバー2に設けられたフューエル導入管2aに ホース2bで接続される。本体ケース1aの至端とホース・カバー2の至端にフ ランジ3.4を設けて、この両フランジ3.4を接合し接合部にクリップ式ファ スナー5を強圧的に係合して締結するものである。
【0010】 図4は、本考案をフランジカップリングに実施した場合であり、パイプ1.2 2の各至端部にフランジ3.4を設けて両フランジ3.4を接合し同様に接合部 をクリップ式ファスナー5で締結するものである。
【0011】 クリップ式ファスナー5は、図5に示すように割りリング形に形成して円弧部 5aとこの円弧部に形成された縦割溝5b及び円弧部の両端を外向きの逆八の字 形に折曲形成した突片5c.5dを一体に有してなる。又円弧部5aの底部は上 向きコ字形に形成した溜め部5gを有する。
【0012】 フランジ3.4は、パイプ1.2(又は1.22)の至端部に形成した円筒状 の本体ケース1a.2(又は1a.22a)に一体形成され、このフランジ3. 4に図3に示すように角(ツノ)状に突出した抜止め片6.7を一体形成する。
【0013】 抜止め片6.7の外面部は、クリップ式ファスナー5の縦割溝5a.5bの内 端縁5e.5fに対して係止方向へ案内するガイド面6a.7aが形成され、内 面部に抜止めとなる係止段部6b.7bが形成されている。
【0014】
クリップ式ファスナー5を接合した状態のフランジ3.4の下から上方へ開い た形の突片5c.5dを当てがい、そのまま上方へ一気に押圧すると2枚のフラ ンジが縦割溝5b.5bに挟入し押圧にしたがい円弧部5a.5aが保有弾力に 抗して左右に押開かれ、さらに押圧すると縦割溝内端縁5c.5fが抜止め片6 .7の外面部のガイド面6a.7aに案内されながら上動し、上動し切ったとこ ろで頂部6′.7′を通過して係止段部6b.7bに段落し係止する。この状態 で図3に示すように円弧部5a.5aはフランジ両側のパイプ円弧面に嵌合し同 時に縦割溝5b.5bに2枚重合したフランジ3.4が挟入係止されるから左右 のフランジ3.4は板ばねクリップ式ファスナー5の弾力により強力に締結され る。
【0015】 また、縦割溝内端縁5e.5fは抜止め部6b.7bに阻止されているため、 突片5c.5dにそれを外方へ押開くような外力が作用しても上端縁5e.5f にそれを外方へ押開くような外力が作用しても内端縁5e.5fが係止段部6b .7bに阻止されるため確実に抜止めが保証される。
【0016】
本考案は、上記のように構成されているので、2つのフランジを接合してその 上から板ばねクリップ式ファスナーをその保有弾力に抗して強制的に圧入し、挟 入係止させることで、フランジに形成した抜止め片を乗り越えて縦割溝内端縁が 係止される為に組付け作業をワンタッチで簡単迅速に行い、作業性を高めると同 時に、ファスナーに抜け方向の外力や荷重がかかった場合でも抜け止めが確実に 作用して外れたり抜ける心配がなく、従って危険性がなく安全性にも寄与するこ とが可能となる。
【0017】
【図1】従来例を示すフランジ部締結装置の側面図であ
る。
る。
【図2】本考案をフューエルデリバリパイプに実施した
場合のフランジ接合部の側面図である。
場合のフランジ接合部の側面図である。
【図3】図2におけるAーA線からみた正面図で、ファ
スナーの右半部は断面で示されている。
スナーの右半部は断面で示されている。
【図4】フランジカップリングに本考案を実施した場合
の側面図である。
の側面図である。
【図5】板ばねクリップ式ファスナーを示すもので
(a)は正面図、(b)は側面図で、夫々右半部は断面
で示されている。
(a)は正面図、(b)は側面図で、夫々右半部は断面
で示されている。
1.2.22 パイプ 3.4 フランジ 5 クリップ式ファスナー 6.7 抜止め片 5a 円弧部 5b 縦割溝 5c.5d 突片 5e.5f 内端縁 5g 溜め部 6a.7a ガイド面 6b.7b 係止段部
Claims (2)
- 【請求項1】 フランジ付きパイプ1.2のフランジ
3.4同志を接合し接合部をクリップ式ファスナー5で
締結してなるフランジ付きパイプ締結装置であって、前
記クリップ式ファスナー5は板ばねで割りリング形に形
成されるとともに、該クリップ式ファスナー5にはパイ
プの外周面に沿いその外周面の過半部に弾圧的に強嵌合
する円弧部5aと、フランジ3.4を左右から挟持して
係合するように円弧部5a面に開設された縦割溝5b、
及び円弧部の両端を外向きに折曲形成した突片5c.5
dを一体に有してなり、対応するフランジ3.4には縦
割溝5bの内端縁5e.5fと係止するように角(ツ
ノ)状に突出した抜止め片6.7をフランジの一部に一
体形成してなることを特徴とするフランジ付きパイプ締
結装置。 - 【請求項2】 前記抜止め片6.7は、その外面部にク
リップ式ファスナー5の縦割溝内端縁5e.5fに対し
て係止方向へ誘導するガイド面6a.7aを形成し、内
面部に抜止めとなる係止段部6b.7bを形成した請求
項1記載のフランジ付きパイプ締結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997008358U JP3046795U (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | フランジ付きパイプ締結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997008358U JP3046795U (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | フランジ付きパイプ締結装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3046795U true JP3046795U (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=32984024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997008358U Expired - Lifetime JP3046795U (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | フランジ付きパイプ締結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046795U (ja) |
-
1997
- 1997-09-02 JP JP1997008358U patent/JP3046795U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2544182C (en) | Pipe clamp with integral latch | |
RU2592196C2 (ru) | Стыковочный узел оси | |
US11828392B2 (en) | Hooked pipe coupling segment | |
US20070209166A1 (en) | T-bolt clamp quick attach latch | |
EP3271196B1 (en) | Axle bracket with liner | |
JPS5872708A (ja) | 2つ割型樹脂カバ− | |
JPH10176703A (ja) | 外形クランプ | |
US20060208485A1 (en) | Connection element for the transport of gaseous, liquid or solid materials | |
JP3046795U (ja) | フランジ付きパイプ締結装置 | |
JP4563158B2 (ja) | 締付けバンド | |
US4265005A (en) | U-Bolt clamp saddle construction | |
US5309609A (en) | Clip-on retainer | |
JP2009084982A (ja) | 屋根上取り付け金具 | |
KR20090012067U (ko) | 밴드 클램프 | |
US8419077B2 (en) | Self aligning coupling | |
KR102016506B1 (ko) | 밀림손상 방지형 이음관 어셈블리용 스토퍼 | |
JP3058639B1 (ja) | 燃料タンク | |
JPH0534413Y2 (ja) | ||
US2634832A (en) | Means for fastening material to structural iron framework | |
JPH0626734Y2 (ja) | 合成樹脂製クリツプ | |
JPH0742034U (ja) | シールコネクタ | |
JP3009901U (ja) | とも板フランジダクト間の締付け止め金具 | |
JPS6114726Y2 (ja) | ||
JP5409023B2 (ja) | ドラム缶用締め輪及びドラム缶 | |
JP2010052563A (ja) | 車両用点検孔蓋構造 |