JP3046554B2 - 沈降式液体サイクロンセパレータ - Google Patents

沈降式液体サイクロンセパレータ

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JP3046554B2
JP3046554B2 JP8352124A JP35212496A JP3046554B2 JP 3046554 B2 JP3046554 B2 JP 3046554B2 JP 8352124 A JP8352124 A JP 8352124A JP 35212496 A JP35212496 A JP 35212496A JP 3046554 B2 JP3046554 B2 JP 3046554B2
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air
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勉 野崎
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勉 野崎
株式会社日本アルミ
株式会社マリン・カルチャー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固液混合液から固
形分と液体とを分離する沈降式液体サイクロンセパレー
タに関するものであり、特に、固液混合液と共に一時的
に多量に空気が混入した場合にサイクロンセパレータが
停止状態となる不都合を回避できるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来技術及びその課題】従来のサイクロンセパレータ
においては、固液混合液と共に混入した空気が少量の場
合には、自吸式ポンプ等で運転復帰が可能であるが、そ
の際、かなりの時間を要する。しかも、混入した空気が
一時的に多量の場合には、運転不能に陥ってしまう。
【0003】本発明は、固液混合液と共に混入した空気
が一時的に多量であっても、運転不能に陥るのを防止で
きる、沈降式液体サイクロンセパレータを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
固液混合液を旋回流を形成するよう流入口からサイクロ
ン胴2内に流入させて固液混合液に遠心力を与え、集泥
タンク3内にて該固液混合液から固形分と液体とを分離
する、沈降式液体サイクロンセパレータにおいて、サイ
クロン胴2内の上記流入口より上方に、固液混合液の旋
回を制止するための多孔板7を設けて、サイクロン胴2
内の多孔板7より上方の空間を空気溜まり6とし、空気
溜まり6内に、空気溜まり6内における固液混合液の液
面の下限を検知する下限リミッタースイッチ9と、空気
溜まり6内における固液混合液の液面の上限を検知する
上限リミッタースイッチ8とを設け、下限リミッタース
イッチ9が上記液面の下限を検知すると、真空ポンプ1
0を作動させて空気溜まり6内の空気を排気し、上限リ
ミッタースイッチ8が上記液面の上限を検知すると、真
空ポンプ10の作動を停止するようにしたことを特徴と
している。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の沈降式液体サイク
ロンセパレータの平面及び縦断面を示す模式図である。
このサイクロンセパレータにおける固液混合液からの固
形分と液体との分離は、次のように行われるようになっ
ている。即ち、サイクロンセパレータへの流入口に設け
られた凝集剤添加装置1により凝集剤を添加された固液
混合液は、サイクロン胴2内で旋回流を形成する。サイ
クロン胴2に続く集泥タンク3の上部には仕切ユニット
4が設けられており、集泥タンク3の上部では、遠心力
によって固液混合液が集泥タンク3の外周部へと飛散
し、次第に遠心力を失い、粗大粒子から落下し始める。
その間、凝集剤の作用によって、微細粒子の凝集が始ま
り、時間経過とともに下方へと落下する。こうして、固
液混合液から固形分と液体とが分離される。分離された
液体即ち固形分が除去された液体は、通水管5からサイ
クロン外部へ送出される。仕切ユニット4は、既に分離
された液体と固液混合液との混合を遅らせる。
【0006】そして、本発明では、サイクロン胴2内の
上記流入口より上方に、固液混合液の旋回を制止するた
めの多孔板7を設けて、サイクロン胴2内の多孔板7よ
り上方の空間を空気溜まり6としている。多孔板7は、
空気や水の行き来は許容するが、空気溜まり6内におけ
る固液混合液の液面を略水平を保つ。
【0007】また、空気溜まり6内に、空気溜まり6内
における固液混合液の液面の下限を検知する下限リミッ
タースイッチ9と、空気溜まり6内における固液混合液
の液面の上限を検知する上限リミッタースイッチ8とを
設けている。空気の混入が無く、サイクロンセパレータ
が正常に作動している場合には、空気溜まり6内には固
液混合液が充満しているが、空気溜まり6内における固
液混合液の旋回は多孔板7によって殆ど抑制されてい
る。そして、固液混合液と共に空気が混入すると、空気
はその浮力によって多孔板7を通過して空気溜まり6内
に溜まっていき、空気溜まり6内における固液混合液の
液面が次第に下降していく。
【0008】本発明では、更に、下限リミッタースイッ
チ9が上記液面の下限を検知すると、真空ポンプ10を
作動させて空気溜まり6内の空気を排気し、上限リミッ
タースイッチ8が上記液面の上限を検知すると、真空ポ
ンプ10の作動を停止するようにしている。なお、上記
液面の下限は、空気溜まり6内の空気の量がサイクロン
セパレータを運転不能に陥らせる程度の量となるよう設
定されている。
【0009】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、固液混合
液と共に一時的に多量の空気が混入した場合に、空気溜
まりに溜まった空気を強制的に排気するようにしたの
で、運転不能に陥るのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の沈降式液体サイクロンセパレータの
平面及び縦断面を示す模式図である。
【符号の説明】
2 サイクロン胴 3 集泥タンク 6 空気溜まり 7 多孔板 8 上限リミッタースイッチ 9 下限リミッタースイッチ 10 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−46652(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B04C 1/00 - 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固液混合液を旋回流を形成するよう流入
    口からサイクロン胴(2)内に流入させて固液混合液に
    遠心力を与え、集泥タンク(3)内にて該固液混合液か
    ら固形分と液体とを分離する、沈降式液体サイクロンセ
    パレータにおいて、 サイクロン胴(2)内の上記流入口より上方に、固液混
    合液の旋回を制止するための多孔板(7)を設けて、サ
    イクロン胴(2)内の多孔板(7)より上方の空間を空
    気溜まり(6)とし、 空気溜まり(6)内に、空気溜まり(6)内における固
    液混合液の液面の下限を検知する下限リミッタースイッ
    チ(9)と、空気溜まり(6)内における固液混合液の
    液面の上限を検知する上限リミッタースイッチ(8)と
    を設け、 下限リミッタースイッチ(9)が上記液面の下限を検知
    すると、真空ポンプ(10)を作動させて空気溜まり
    (6)内の空気を排気し、上限リミッタースイッチ
    (8)が上記液面の上限を検知すると、真空ポンプ(1
    0)の作動を停止するようにしたことを特徴とする沈降
    式液体サイクロンセパレータ。
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CN115445799B (zh) * 2022-08-02 2024-10-18 中国石油化工股份有限公司 一种可转换的转动型旋风分离器

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