JP3046431U - 駐車場の車載置体 - Google Patents

駐車場の車載置体

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JP3046431U
JP3046431U JP1997008569U JP856997U JP3046431U JP 3046431 U JP3046431 U JP 3046431U JP 1997008569 U JP1997008569 U JP 1997008569U JP 856997 U JP856997 U JP 856997U JP 3046431 U JP3046431 U JP 3046431U
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JP
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fire
parking lot
vehicle
floor
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Application number
JP1997008569U
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English (en)
Inventor
進一郎 大川
Original Assignee
大川創業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、自動車の駐車場は自動車を床面に1段
だけ配列できるように構成されており、この床は鉄筋コ
ンクリートで作るので、多額の費用を要し、且つ駐車場
の敷地面積に対して、駐車台数が少ない。このような問
題を解決し、駐車場建設費のコストの低減を図り、しか
も、火災時に類焼を抑制できる駐車場の車載置体を提供
する。 【解決手段】 床面と天井面と少なくとも3側面とが防
火壁で包囲された防火区画部を設け、その区画部に一層
或は二層の金属製網状体の自動車載置部を設け、必要に
応じて、そのような防火区画を複数段積み重ねる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車の駐車場の車載置体に関するものであり、更に詳説すると、 床面と天井面と側面等が防火壁で包囲された防火区画部の内部に一層或は二層の 金属製網状体の自動車載置部を設ける駐車場の車載置体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の駐車場は自動車を床面に1段だけ自動車が配列できるように構 成されていた。通常、この床の内部には鉄筋を配列してコンクリートで固めるの で、床面を建物の内部に何層も作るには、多額の費用が必要となり、しかも、駐 車場の敷地面積に対して、駐車台数が少ないという問題もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前述のような従来の問題を解決するためになされたものであり、駐車 場建設費のコストの低減を図り、しかも、万一、火災が発生しても類焼を抑制で きる駐車場の車載置体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1に記載の駐車場の車載置体は、床面と天井 面と少なくとも3側面とが防火壁で包囲された防火区画部と、その区画部に設け られた一層或は二層の金属製網状体の自動車載置部とを備えている。
【0005】 また、請求項2に記載の駐車場の車載置体は、請求項1における自動車載置部 に車誘導用の傾斜路が設けられている。 また、請求項3に記載の駐車場の車載置体は、請求項1における防火区画部の 側面に隣接して一体に他の用途の建物が設けられている。
【0006】 また、請求項4に記載の駐車場の車載置体は、床面と天井面と少なくとも3側 面とが防火壁で包囲された複数段の防火区画部のそれぞれの内部に一層或は二層 の金属製網状体の自動車載置部が設けられている。
【0007】
【考案の実施の形態】
次に本考案の実施例の形態を図面を参照しつつ説明する。 図1は本考案に係る駐車場の車載置体を他の用途の建物と一緒に設けた場合の 斜視図の1部を破断して示すものである。建物全体1の内、1階から4階までは 他の用途、例えば商品売り場2に使用し、5階から10階までは駐車場3と商品 売り場4と兼用使用する例である。駐車場3はその床面(兼天井面)4及び天井 面5が鉄筋コンクリートで構成され、また、四方の側面6a、6b、6c、6d は防火壁で構成されている。従って、駐車場3はこれらの包囲面で防火区画部が 構成されており、万一、その内部で火災が発生しても、他の部分へ類焼すること もなく、また、他の部分から類焼する恐れもない。そして、駐車場3と商品売り 場4との間の側面の防火壁6cには防火ドア7が設けられ、人が通行出来るよう になっている。
【0008】 図2は本考案に係る駐車場の車載置体において、一個の防火区画内にある自動 車載置部を示す斜視図である。同図において、自動車載置部8は鉄等の金属製網 状体の周辺に鉄枠を配置して構成せられ、その鉄枠は周囲の側面の防火壁6a、 6b、6c、6d等に固定されると共に下方は鉄製支持柱(図示せず)で支えら れている。この実施例では自動車載置部8を2層8a、8bに構成する例が示さ れている。自動車載置部8aの端縁には車誘導用の傾斜路9が設けられ、床面4 に接続されている。また、自動車載置部8bの端縁には傾斜路9’が設けられ、 自動車載置部8aに接続されている。また、人の歩道用階段10も設けられてい る。更に落下防止用の柵11、11’も設けられている。
【0009】 自動車の車高(最大230cm)を考慮し、建物2階に相応する高さ内に、2 層の自動車載置部8a、8bを設け、自動車を防火床面4の上、自動車載置部8 a,8b上の3段に載置するようにしている。このようにすることにより、従来 の建物に比較して、150%の駐車面積になり、従って、その駐車台数も150 %となる。また、その建設費も鉄筋コンクリート製床に比較すると、遥かに安く 、しかも、工事に要する日数も遥かに短くなる。
【0010】 尚、図2においては、1個の防火区画内に自動車載置部8を2層設ける場合に ついて説明したが、1層だけでもよいことは言うまでもない。また、車の誘導用 傾斜路9、9’は防火区画部の外部に設けてもよい。また、四側面を全て防火壁 で包囲する必要はなく、外部空間と接している場合にはその側面は無くして、三 側面だけを防火壁で包囲してもよい。また、この実施例では自動車が自走して駐 車場の所定の位置へ走って行く所謂自走式の場合について説明下したが、自動車 を下から機械で持ち上げて行く所謂機械式の場合にも本案を適用できることは言 うまでもない。その場合には車誘導用の傾斜路は不要となる。
【0011】 図1に示すように、建物6階分に相応する高さ内に、防火区画部を3個設け、 その防火区画部内にそれぞれ2層づつ自動車載置部8a、8bを設け、3段に自 動車を載置するようにすると、建設単価はさらに安くなる。 また、防火区画部により建物の他の部分とは分離されているので、火災の際、 建物の他の部分とは完全に分離できる。 図1の場合には5階から10階に相応する部分を駐車場にしたが、1階から4 階までを駐車場にしても良いし、また1階から10階まで全部駐車場にしても良 いことは言うまでもない。
【0012】
【考案の効果】
このように本考案の駐車場の車載置体においては、床面と天井面と少なくとも 3側面とが防火壁で包囲された防火区画部を設け、その区画部内に設けられた一 層或は二層の金属製網状体の自動車載置部を設けたり、必要に応じて、防火区画 部を複数個積み重ねるようにするので、従来の駐車場に比較して遥かに多くの駐 車が可能となり、しかもその建設コストは安く、しかも工事に要する日数は遥か に少なくて済むという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る駐車場の車載置体を他の用途の建
物と一緒に設け、その1部を破断して示した斜視図であ
る。
【図2】本考案に係る駐車場の車載置体において、一個
の防火区画内にある自動車載置部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 建物全体 2 商品売り場 3 駐車場 4 床面(兼天井面) 5 天井面 6a、6b、6c、6d 側面 7 防火ドア 8 自動車載置部 9 傾斜路 10,10’ 歩道用階段 11 柵

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面と天井面と少なくとも3側面とが防火
    壁で包囲された防火区画部と、該区画部に設けられた一
    層或は二層の金属製網状体の自動車載置部とを備える駐
    車場の車載置体。
  2. 【請求項2】前記自動車載置部には車誘導用の傾斜路が
    設けられた請求項1に記載の駐車場の車載置体
  3. 【請求項3】前記防火区画部の側面に隣接して一体に他
    の用途の建物が設けられた請求項1に記載の車載置体。
  4. 【請求項4】床面と天井面と少なくとも3側面とが防火
    壁で包囲された複数段の防火区画部のそれぞれの内部に
    一層或は二層の金属製網状体の自動車載置部が設けられ
    た駐車場の車載置体。
JP1997008569U 1997-08-21 1997-08-21 駐車場の車載置体 Expired - Lifetime JP3046431U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06271098A (ja) * 1993-01-19 1994-09-27 Fujitsu Ltd 給紙装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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