JP3046425U - ネクタイホルダ - Google Patents

ネクタイホルダ

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JP3046425U
JP3046425U JP1997007977U JP797797U JP3046425U JP 3046425 U JP3046425 U JP 3046425U JP 1997007977 U JP1997007977 U JP 1997007977U JP 797797 U JP797797 U JP 797797U JP 3046425 U JP3046425 U JP 3046425U
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Japan
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tie
clip
loop
base plate
plate
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Application number
JP1997007977U
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English (en)
Inventor
昇 浅瀬石
Original Assignee
有限会社ジアス
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  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネクタイ自体に加工を施すことなく、ネクタ
イの動きに柔軟に対応でき、しかも着脱容易なネクタイ
ホルダを得る。 【解決手段】 ネクタイ裏面のループを挟持できるクリ
ップピン11と、ワイシャツボタンに係止可能なリング
12とを備え、クリップピンとリングとを適宜長さの細
紐または細鎖13で連結した。クリップピンは、ネクタ
イループを挟持するため所定間隔をおいて配したベース
板14とクリップ板15とを有し、ベース板の一端部に
細紐または細鎖を接続する一方、ベース板の先端をクリ
ップ板の先端より突出させ、クリップ板の先端部近傍位
置においてベース板とクリップ板の間隔を狭めた縮間部
17を設けると共に、縮間部からクリップ板先端にかけ
ベース板とクリップ板の間隔を漸次拡開させてループの
差込部18を形成してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はネクタイホルダに係り、特にネクタイをワイシャツに繋ぎ留め、所定 の着用位置に保持する金具構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネクタイは、前かがみになったときに前方に垂れ下がったり、風にあおられて 肩越しに後ろにいってしまうなど、食事や外出時あるいは各種作業を行う際に時 として邪魔になることから、タイピンやタイバー等のホルダ金具が使用されるこ とがある。またタイホルダはアクセサリとしての意味合いもあり種々のデザイン 形状のものが提供されているが、一般的にはバネ付勢されたクリップでワイシャ ツ生地とネクタイとを一緒に挟むタイプのものが用られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のネクタイホルダは、ネクタイとワイシャツとの間の相対的な 動き/ズレに追従できないという難がある。すなわち、ネクタイとワイシャツと は常に一定の位置関係にあるわけではなく、例えば胸を反らせたり腰を捻るなど 上半身の動きに伴って両者の間には微妙なズレが生じる。
【0004】 しかしながら従来のホルダはネクタイとワイシャツを一体に挟んでいるために 両者の位置ズレに柔軟に対応することが出来ず、ホルダが外れてしまったり、斜 めになって見栄えを損なうことがある。またネクタイの結び目を緩めた場合にも タイピンを着けたままにしておくと、ネクタイが前方に膨らんで大きな弛みがで きてしまい、見苦しくなる。
【0005】 一方、ネクタイを固定してしまうのではなく、チェーンや紐を使ってワイシャ ツ(ボタン)に繋ぎ留めるホルダも知られている。例えば実開昭63−2500 7号や特開平7−252710号は、図3に示すようにネクタイ裏面のループ1 に紐2を取り付け、紐先端の輪3をワイシャツボタンに掛けてネクタイを係留す るもので、この種のホルダは紐2の長さ範囲でネクタイが自由に動ける利点があ る。ところが、これらのホルダは、ループ1に紐2を直接固定する構造をとって いるから、ネクタイ(ループ1)に加工が必要で、既存のネクタイにそのまま使 用することが出来ない。ホルダの付け替えを前提としていないため、複数のネク タイでホルダを共用することが出来ないわけである。
【0006】 他方、特開平8−164006号や特開平8−19404号のホルダは、図4 に示すようにチェーン5の両端にワイシャツボタンに係止可能なリング6,7を 設けたもので、通常のネクタイの作り(構成)を変更することなくそのまま使用 することが可能である。しかしこれらホルダは、チェーン5をループに通し、上 下二個のボタンそれぞれにリング6,7を装着しなければならない煩わしさがあ り、着脱時の簡便性に欠ける難がある。
【0007】 そこで本考案の目的は、ネクタイ自体に加工を施すことなく、ネクタイの動き に柔軟に追従でき、しかも着脱容易なネクタイホルダを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成して課題を解決するため、本考案に係るネクタイホルダは、ネ クタイ裏面のタイループを挟持するクリップピンと、ワイシャツの前ボタンに係 合可能なリングとを備え、前記クリップピンの端縁と前記リングとを短寸の細鎖 および細紐のいずれか一方の手段によって連結した。
【0009】 前記クリップピンは細長のものが望ましい。単純な構造によって係着のしやす さとタイループの挟持の確実を得るためである。またループを挟持するため所定 間隔をおいて配したベース板とクリップ板とを有し、ベース板の一端部に前記細 鎖または細紐を接続する一方、ベース板の先端をクリップ板の先端より突出させ 、クリップ板の先端部近傍位置においてベース板とクリップ板の間隔を狭めた縮 間部を設けるとともに、当該縮間部からクリップ板先端にかけベース板とクリッ プ板の間隔を漸次拡開させて前記ループの差込部を形成することがある。
【0010】
【作用】
本考案に係るネクタイホルダは、ネクタイ裏面に設けられたループにクリップ ピンを装着するとともに、ワイシャツボタン(ネクタイループに近いボタン)に リングを掛けて使用する。クリップピンとリングとは細紐または細鎖により連結 してあり、これによりネクタイをワイシャツに係留することが出来る。
【0011】 紐または鎖の長さは、少なくともネクタイループに装着したクリップピンの端 部とループに最も近いワイシャツボタンとの距離に、上半身の動きによって生じ るネクタイとワイシャツとの相対的な位置ズレ量を加えた長さ寸法が必要である 。上体を反らせたり捻った場合に、ネクタイが引っ張られる等の不快感を生じさ せないためである。一方、細紐または細鎖が長すぎれば、前かがみになった場合 (例えばテーブルやデスクに着席するとき等)にネクタイが垂れ下がって邪魔に なったり、風にあおられる等の不都合が生じるから、このような問題が生じるこ とのない範囲で細紐または細鎖の長さを設定する。具体的には、例えば4〜6c m程度とすることが望ましい。
【0012】 請求項2のホルダは、ネクタイループへの着脱操作性の良好な、しかもループ を確実に挟持できるクリップピンを備えるものである。このクリップピンは、ル ープを挟持するため所定間隔をおいて配したベース板とクリップ板とを有してお り、クリップ板の先端部近傍位置において両板(ベース板とクリップ板)の間隔 を狭めた縮間部を形成してループの抜け外れを防ぎ、ベース板とクリップ板との 間にネクタイループを確実に挟持する。
【0013】 また、ベース板の先端をクリップ板の先端より突出させるとともに、前記縮間 部からクリップ板先端にかけベース板とクリップ板の間隔を漸次拡開させてある 。この拡開部はループをベース板とクリップ板の間に差し入れるための差込部と なるもので、クリップ板より突出させたベース板先端部(クリップ板側の面)が ガイドとなって当該差込部に速やかにループを導くことが出来るとともに、拡開 した差込部からベース板とクリップ板との間にスムースにループを嵌挿させるこ とが可能となる。一方、ホルダを外す場合には、クリップピンをつまんで引き抜 くだけでループからクリップピンを容易に外すことが出来る。
【0014】 尚、クリップピンとリングとを連結する細紐または細鎖は、かかるループへの 着脱操作の邪魔にならないよう前記差込部と反対側のベース板端部に設置するこ とが望ましい。またクリップピンは、請求項2のように単純にループを差し入れ て挟持する構造とすることが、クリップピン(従ってクリップピンが装着される ネクタイ)を軽量化して使用感を向上させ、コスト的にも有利であるが、必ずし もこのような構造に限定されない。例えばベース板とクリップ板との間に付勢手 段(例えばバネ)を設けてループを把持する構造とすることも可能である。
【0015】 本考案のネクタイホルダは、このように着用が簡単で使用感にも優れるもので あるが、さらにネクタイ裏面側に装着されて表面に露出することがないから、一 見してホルダを着けているようには見えず、従来の一般的なタイピンのように折 角のネクタイ柄をタイピンが邪魔をして見栄えを損ねたり、繁雑な印象を与える ようなことがなく、ネクタイ前面をすっきりと見せることが出来るという利点を も有する。
【0016】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を説明する。 図1は本考案に係るネクタイホルダの一例を示すものである。図に示すように このホルダは、ネクタイループを挟持するクリップピン11と、ワイシャツボタ ンに係止可能なリング12とを備え、クリップピン11とリング12とをチェー ン13で連結したものである。
【0017】 クリップピン11は、ネクタイループを挟持するベース板14とクリップ板1 5とからなり、ベース板14の一端部に孔16を穿設してチェーン13を接続す る。また、ベース板14をクリップ板15より長寸としてベース板の先端14a をクリップ板の先端15aより突出させ、ループを両板14,15間に導くガイ ド面19を形成した。クリップピン11をネクタイループに差し込む際に、ガイ ド面19をループに当接させることで、容易に両板14,15間にループを差し 入れることが可能となる。
【0018】 さらにクリップ板15は、ループの抜け外れを防ぐ縮間部17を形成するため 、ベース板への固定端部15bから当該縮間部17に向け漸次ベース板14との 間隔を狭める一方、縮間部17からクリップ板先端15aにかけベース板14と の間隔を次第に拡開させてループの差込部18を形成した。テーパ状の差込部1 8を形成することにより、両板14,15間にループをスムースに導き入れるこ とが出来る。またクリップ板15の平面形状は、ループの抜け外れをより確実に 防ぐため、図1(a)に示すように固定端15bおよび先端部15aに較べ縮間 部17を幅広に形成してある。
【0019】 クリップピン11の寸法は、例えば全長L=40mm、幅W=4mm、縮間部 17の幅W1=6mm、クリップ板固定部の高さH=3mm、差込部の高さH1= 2mmとすることが出来る。またクリップ板の固定端15bから縮間部17まで の長さL0は、通常のネクタイループの幅が15〜20mm程度であることから 、これを収容できるよう例えば20mmとする。ベース板基端部、縮間部からク リップ板先端、並びにクリップ板先端からベース板先端の各長さL1,L2,L3 はそれぞれ例えばL1=5mm,L2=10mm,L3=5mmとする。
【0020】 一方、リング12は、ワイシャツボタンを挿入可能な本体リング20の一端に 小リング21を設けてチェーン13を取り付けるとともに、他端にボタンへの係 止部22を形成してなる。係止部22はボタン糸を嵌挿できる溝23を備えてお り、本体リング20にボタンを通した後、当該溝23内にボタン糸を嵌挿させる ことによりリング12をワイシャツボタンに係止することが出来る。
【0021】 チェーン13の長さは、クリップピン11を装着するネクタイループと、リン グ12を係止するワイシャツボタン(ネクタイループに近い上方または下方のボ タン)とを連絡し、且つ上体動作に伴うネクタイとワイシャツとの位置ズレを吸 収できる長さ寸法とする。例えば4〜6cm程度である。この程度の長さであれ ば、食事や外出時、各種作業時にネクタイが不必要にぶらついて邪魔になること もない。
【0022】 本ホルダの各構成部材(クリップピン11、リング12およびチェーン13) は、例えば金、プラチナ、銀等の貴金属により形成することも出来るし、ステン レスその他の金属あるいは合成樹脂等により形成することも可能である。また、 例えばチタンを使用すれば、軽量で高強度のホルダを構成することが出来る。
【0023】 クリップピンおよびリングの形状は前記実施例に限られるものではなく、各種 のデザインを施すことが可能である。図2は鯨をデザインしたクリップピン(ベ ース板)31を示すものであるが、このように例えばクリップピンを、様々な自 然物(例えば魚、草花、動物)や人工物(例えば著名な建築物)、キャラクタ等 を型どったものとすることも出来る。また、例えば七宝焼の技法により種々の色 彩模様を付与しても構わない。本ホルダはネクタイ表面に露出するものではない が、様々なデザインを施すことによって身につける悦び/満足感を使用者に与え ることが出来るとともに、店頭に陳列した場合に美しく、需要者の購買意欲をよ り一層喚起することが出来るからである。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ネクタイ自体に加工を施すことなく、ネ クタイの動きに柔軟に対応でき、しかも着脱容易なネクタイホルダを提供するこ とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るネクタイホルダの一例を示す平面
図(a)および側面図(b)である。
【図2】本考案に係るネクタイホルダ(クリップピン)
の別の例を示す図である。
【図3】従来のネクタイホルダの一例を示す図である。
【図4】従来のネクタイホルダの別の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 クリップピン 12 リング 13 チェーン 14,31 ベース板 15 クリップ板 16 チェーン取付孔 17 縮間部 18 ループ差込部 20 本体リング 21 小リング 22 ボタンへの係止部 23 ボタン糸嵌挿溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネクタイ裏面のタイループを挟持するクリ
    ップピンと、 ワイシャツの前ボタンに係着可能なリングとを備え、 前記クリップピンの端縁と前記リングとを短寸の細鎖お
    よび細紐のいずれか一方の手段によって連結したことを
    特徴とするネクタイホルダ。
  2. 【請求項2】前記クリップピンは、 ネクタイ裏面に設けられたループを挟持するため所定間
    隔をおいて配したベース板とクリップ板とを有し、 ベース板の一端部に前記細鎖または細紐を接続する一
    方、 ベース板の先端をクリップ板の先端より突出させ、 クリップ板の先端部近傍位置においてベース板とクリッ
    プ板の間隔を狭めた縮間部を設けるとともに、 当該縮間部からクリップ板先端にかけベース板とクリッ
    プ板の間隔を漸次拡開させて前記ループの差込部を形成
    したことを特徴とする請求項1記載のネクタイホルダ。
JP1997007977U 1997-08-21 1997-08-21 ネクタイホルダ Expired - Lifetime JP3046425U (ja)

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