JP3046420B2 - 煙発生装置 - Google Patents

煙発生装置

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JP3046420B2
JP3046420B2 JP3273367A JP27336791A JP3046420B2 JP 3046420 B2 JP3046420 B2 JP 3046420B2 JP 3273367 A JP3273367 A JP 3273367A JP 27336791 A JP27336791 A JP 27336791A JP 3046420 B2 JP3046420 B2 JP 3046420B2
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好夫 渡邉
健二 岡田
雅史 門永
章 大山口
栄子 鈴木
良夫 石井
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  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、煙発生装置に関する。例えば、
流れの可視化実験装置及び機器設計のための流れ場の可
視化装置に適用されるものである。
【0002】
【従来技術】近年いわゆる一般的な電子機器においては
全体が小型化されているが、それにともない内部で発生
した熱を除去するのに、自然体流ではまかないきれない
状態で強制空冷のファンが取り付けられるようになって
いる。自然対流の場合には発熱体の配置が、強制対流の
場合にはファンの設置場所やその容量によって放熱の効
果を著しく変化させる。そのため熱収支を考慮するばか
りでなく、流れの効果を考慮した熱設計が重要視されて
いる。
【0003】流れはわずかの境界条件によってその様相
が著しく変わるので、3次元でしかも種々の要素が複雑
に設置されている筐体内では、実態を知るのには煙を注
入してその動きを知り、ファンなどの効果を目でみるの
が確実な方法である。煙の発生源として、一般にタバ
コ、線香等が使われているが、連続的に、しかも多量に
煙を発生するものではない。そこで多量にしかも使用目
的によってある程度の制御の出来る煙発生装置を開発す
る必要があった。また、流体力学の可視化の実験におい
ては、従来煙がよく用いられる。このとき油を加熱し霧
状にして煙を作るが、全体として一つのコンパクトな形
でなく変圧器などの機器を組み合わせて行っているのが
一般的である。
【0004】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、多量に連続的に煙を発生させ、使用目的に応じ
てある程度の制御の出来る煙発生装置を提供することを
目的としてなされたものである。
【0005】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
毛細管現象を利用した油溜容器と、油を霧状にするため
に設けられた液体加熱手段を有する煙発生容器と、霧状
になった油を外部に送り出すための空気供給部とを有す
る煙発生装置において、前記煙発生容器へ油を供給する
連通管としてフロンチューブを用いること、更には、
(2)前記煙発生容器内において、毛細管現象により下
部より油の供給を行う際の材料として、絶縁性、耐熱
性、多孔性の物質を用いること、更には、(3)前記煙
発生容器内において、毛細管現象により下部より油の供
給を行う際の材料として、多孔性セラミックを用いるこ
と、更には、(4)前記煙発生容器内において、毛細管
現象により下部より油の供給を行う際の材料として、シ
リカガラスを用いること、更には、(5)前記煙発生容
器内において、毛細管現象により下部より油の供給を行
う際の材料として、アルミナケイ酸を用いることを特徴
としたものである。以下、本発明の実施例に基づいて説
明する。
【0006】図1及び図2は、本発明による煙発生装置
の一実施例を説明するための斜視図。図2は図1の構成
図で、図中、1は煙発生容器、2は煙コントロール、3
は油溜容器、4はフローコントロール、5はオイルコン
トロール、6はパワースイッチ、7は開口部、8は油液
面調整機構、9はフロンチューブ(連通管)、10は多
孔性絶縁物質、11はヒータ、12はヒータ用管、13
は取付板、14は空気供給枝管、15はヒューズ、16
はフローポンプ、17は供給管である。
【0007】図1および図2に示すように、本発明の煙
発生装置は、煙発生容器1と油溜容器3を有し、煙発生
容器1は耐熱ガラス製の枝付き管で形成され、該枝付き
管の下部には供給管17、下方側部には空気供給枝管1
4および上方側部にはヒータ用枝管12が設けられてお
り、前記耐熱性ガラス製枝付き管の内部には、多孔性絶
縁物質10が該多孔性絶縁物質10の下部を常に油の表
面に接触するように収納され、多孔性絶縁物質10には
ニクロム線11が巻回されている。前記油溜容器3には
油を滴状に落下して油液面Lを前記多孔性絶縁物質10
の下部が油液面と接するように所定液面レベルに調整す
る油液面調整機構8を有し、かつ油の供給状態を目視す
ることができるように透明な容器で形成されている。該
油溜容器3の下部は、前記煙発生容器1の供給管17と
連通管を介して連通しており、該連通管であるフロンチ
ューブ9にはオイルコントローラ5が設けられている。
前記油溜容器3の下部から前記フロンチューブ9を介し
て煙発生容器1の下部に供給された油は、多孔性絶縁物
質10に毛細管現象により滲み込み、多孔性絶縁物質1
0に油が供給される。また、前記空気供給枝管14は、
図示のように、上向きに取り付けられており、煙発生容
器1内の油が送風装置側へ流入するのを防止するように
している。多孔性絶縁物質10として、多孔性セラミッ
ク、その外にシリカガラス、アルミナケイ酸を用いるこ
とができる。
【0008】パワースイッチ6は、前記ヒータ11の加
熱とフローポンプ16に電源を供給するもので、該パワ
ースイッチ6をオンにすることによって、前記煙発生容
器1内のニクロム線11が加熱され、多孔性絶縁物質1
0に含侵された油が熱せられて霧状になる。同時に、前
記空気供給枝管14を介してフローポンプ16より空気
が供給されることにより、油は霧状のまま煙となって、
煙発生容器1の開口部7より外部に送り出される。煙の
濃度は、オイルコントローラ5を調整して油溜容器3か
ら煙発生容器1に供給する油の量を調整することにより
行う。更に、煙の発生量および可視化された煙の流れの
速度を見ながら煙コントロール2及びフローコントロー
ル4を調整する。停止の際はパワースイッチ6をオフす
るだけで、ヒータ温度が低下すると同時に空気の供給が
止まり、煙の発生も止まる。
【0009】本発明の煙発生装置は、煙発生容器の多孔
性絶縁物質10と給油の際の材料を規定するもので、煙
発生容器では耐熱性と絶縁性を有し、なお油をヒータ1
1のある部分に供給するために毛細管現象を起こさせる
多孔性絶縁物質10を用いると同時に、油の供給に対し
て、耐油性のフロンチューブ9を用いるものである。
【0010】このように、本発明の煙発生装置は、油の
供給に際して、フロンチューブを用いて耐油性を備え、
油加熱の際に多孔性物質を用いることで、油の供給の表
面積を増加させたことにより多量の煙を発生出来るこ
と、スイッチ一つでオン、オフが可能であり、しかも煙
の発生量を制御できること、総重量が1Kg程度の軽量
であることなどの利点がある。なお、この装置は電子機
器内の流れを見るばかりでなく、流体力学での実験にお
いても利用できるものである。
【0011】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対する効果;給油の際に金属を使うこ
とは可能であるが、コックなどと接続する際には工作が
煩雑であるのに対して、フロンチューブを使用すれば耐
油性に加えて接続が簡単である。 (2)請求項2,3,4,5に対する効果;請求項2に
おいては総轄的な材料を述べたが、具体的な材料を請求
項3,4,5において示した。請求項3の材料は種々の
孔の大きさがあり、選択が可能であることと耐久性に優
れている。また請求項4の材料は入手が簡単でしかも安
価であり、任意の大きさに加工するのも簡単である。さ
らに請求項5の材料はその表面積が大きいという特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による煙発生装置の一実施例を説明す
るための斜視図である。
【図2】 図1の構成図である。
【図3】 煙発生装置の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…煙発生容器、2…煙コントロール、3…油溜容器、
4…フローコントロール、5…オイルコントロール、6
…パワースイッチ、7…開口部、8…油液面調整機構、
9…フロンチューブ、10…多孔性絶縁物質、11…ヒ
ータ、12…ヒータ用管、13…取付板、14…空気供
給枝管、15…ヒューズ、16…フローポンプ、17…
供給管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門永 雅史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 大山口 章 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 鈴木 栄子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 石井 良夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平4−213039(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23J 11/00 G01N 25/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛細管現象を利用した油溜容器と、油を
    霧状にするために設けられた液体加熱手段を有する煙発
    生容器と、霧状になった油を外部に送り出すための空気
    供給部とを有する煙発生装置において、前記煙発生容器
    へ油を供給する連通管としてフロンチューブを用いるこ
    とを特徴とする煙発生装置。
  2. 【請求項2】 前記煙発生容器内において、毛細管現象
    により下部より油の供給を行う際の材料として、絶縁
    性、耐熱性、多孔性の物質を用いることを特徴とする請
    求項1記載の煙発生装置。
  3. 【請求項3】 前記煙発生容器内において、毛細管現象
    により下部より油の供給を行う際の材料として、多孔性
    セラミックを用いることを特徴とする請求項1記載の煙
    発生装置。
  4. 【請求項4】 前記煙発生容器内において、毛細管現象
    により下部より油の供給を行う際の材料として、シリカ
    ガラスを用いることを特徴とする請求項1記載の煙発生
    装置。
  5. 【請求項5】 前記煙発生容器内において、毛細管現象
    により下部より油の供給を行う際の材料として、アルミ
    ナケイ酸を用いることを特徴とする請求項1記載の煙発
    生装置。
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