JP3046228U - 肥料散布車 - Google Patents

肥料散布車

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JP3046228U
JP3046228U JP1997007668U JP766897U JP3046228U JP 3046228 U JP3046228 U JP 3046228U JP 1997007668 U JP1997007668 U JP 1997007668U JP 766897 U JP766897 U JP 766897U JP 3046228 U JP3046228 U JP 3046228U
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fertilizer
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ejection
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JP1997007668U
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Inventor
初雄 田島
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株式会社大洋機械製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 散布距離及び散布範囲を向上させ、且つ肥料
の散布をむらなく行え、更に作業者にかかる負担を大幅
に軽減出来、作業性に優れた肥料散布車を提供する。 【解決手段】 走行車に肥料タンク2と送気装置3とを
搭載し、送気装置3から空気を送る送気管10の先端部
に、先端に近づくに従って左右方向へ徐々に広がる噴出
口5を有する噴出具4を接続し、肥料タンク2の下部を
開閉弁11を介して送気管10の途中で開放し、前記噴
出具4をレバー操作によって上下方向へ傾動可能とし、
且つ噴出具4の噴出口5の中央位置にL字状の風向可変
羽根6を1対左右へ移動可能で且つ旋回可能に並設し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、田・畑での農作業で用いられ、肥料の散布を楽に行う肥料散布車に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、作業者が肥料を収容した袋を持って、作業者が歩きながら袋の中の 肥料をコップ等ですくって手で散布していた。 しかし、コップ一杯の肥料の散布距離は短かく、且つ散布面積も狭く、散布回 数も多くなり、更に肥料を収容した袋を持っての作業となり、作業者にとって、 畑の肥料散布作業は大変重労働である。 又、人が手でまく肥料散布作業では、肥料の散布にむらが生じ易いという問題 がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は従来のこれらの問題点を解消し、散布距離及 び散布範囲を向上させ、且つ肥料の散布をむらなく行え、更に作業者にかかる負 担を大幅に軽減出来、作業性に優れた肥料散布車を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本考案の構成は、 1) 走行車に肥料タンクと送気装置とを搭載し、前記送気装置から空気を送る 送気管の先端部に先端に近づくに従って左右方向へ徐々に広がる横長な噴出口を 有する噴出具を接続し、前記肥料タンクの下部を開閉弁を介して前記送気管の途 中で開放し前記肥料タンク内の肥料を送気装置から送気される空気で噴出具の噴 出口から外へ散布することを特徴とする肥料散布車 2) 噴出具をレバー操作によって上下方向へ傾動可能とし、噴出口から噴出さ れる噴出方向の上下の傾きを調整可能とした前記1)記載の肥料散布車 3) 噴出具の噴出口に風向可変羽根を設けた前記1)記載の肥料散布車 4) 噴出具の噴出口に風向可変羽根を設けた前記2)記載の肥料散布車 5) 風向可変羽根をL字状とし、1対の風向可変羽根を噴出具の噴出口の中央 位置に左右へ移動可能で且つ旋回可能に並設した前記1)〜4)いずれか記載の 肥料散布車 6) 風向可変羽根の左又は右若しくは双方の噴出口部分に閉鎖部材を取付けた 前記5)記載の肥料散布車 7) 肥料タンクを均圧管を介して送気管に連通させた前記1)〜6)いずれか 記載の肥料散布車 にある。
【0005】
【作用】
本考案によれば、作業者が開閉弁の開閉量を調整することで、肥料タンク内の 肥料を自重で送気管内へ落下させ、肥料を送気装置から送気される空気で空気輸 送し、肥料を噴出具の噴出口から空気圧で強く噴出させ、肥料を広範囲に散布す る。噴出具の噴出口が横長であるので、肥料を左右方向へ広く散布出来、且つむ らのない散布が行える。 噴出させる肥料の調整は開閉弁の開閉量で行い、又肥料の散布距離は、送気装 置から送気される空気の圧力を変えることで調整出来る。作業者は、走行車を走 行させながら肥料の散布作業を行っていく。 又噴出具をレバー操作により上下へ傾動自在であれば、肥料の散布距離を長く 出来、より広範囲の散布作業が行え、且つよりむらのない散布が行える。 噴出具の噴出口に風向可変羽根を設けた場合では、風向可変羽根で肥料の噴出 方向を調整し、木の根付近や農作物の周り等散布しにくい場所へ集中して散布さ せたり、所定の範囲だけ散布させたり出来、効果的な肥料散布が行える。 請求項5記載の考案では、噴出口の中央部に設けたL字状の風向可変羽根の姿 勢を変えることで、肥料の噴出方向を簡単に変えることが出来る。 噴出状況により噴出口の左又は右若しくは双方の噴出口部分から肥料を噴出さ せない場合、その噴出部分を閉鎖部材で閉鎖すれば、噴出方向を定め易くなる。
【0006】
【考案の実施の形態】
走行車は、自走式が望ましいが、フリー状態の車輪又はクローラ部を有し作業 者が押して移動させるものでもよい。 走行車はクローラ式のものが望ましいが、車輪でもよい。 自走式の走行車は作業者が乗って運転出来る運転部を有するものと、作業者は 歩きながら運転するものがある。 噴出具は横長な噴出口を有するものが望ましい。噴出口には風向可変羽根を設 けることが望ましい。肥料タンクの下部に設ける開閉弁としては、バタフライ弁 が望ましい。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は実施例1の側面図、図2は実施例1での縦断面図、図3は実施例1での 噴出具の平面図、図4は実施例1での噴出具を下から見た斜視図、図5は実施例 1での肥料の噴出方向を示す説明図、図6は実施例1での肥料の他の噴出方向を 示す説明図、図7は実施例1での肥料の他の噴出方向を示す説明図、図8は図7 での肥料の噴出状態の噴出具を示す下から見た斜視図、図9実施例1での傾動レ バーの係止プレートを示す正面図、図10は実施例1での開閉量調整レバーの係 止プレートを示す正面図である。
【0008】 ;実施例1(図1〜10参照) 図中1は肥料散布車、2は肥料タンク、3は送気装置、4は噴出具、5は同噴 出具4の噴出口、6は噴出口5の中央に設けた1対のL字形状の風向可変羽根、 7はL字状の風向可変羽根6の水平面に設けた垂直面側へ長く延びる長孔、8は 同長孔7に通して風向可変羽根6を噴出具4に取り外し可能に固着したボルト、 9はナット、10は送気装置3から噴出具4へ接続された送気管、11は肥料タ ンク2の下部と送気管10との連通路内に設けたバタフライ弁を用いた開閉弁、 12は開閉弁11の開閉量調整レバー、12aは同開閉量調整レバー12から延 びるワイヤ、12bは開閉量調整レバー12を係止する掛合プレート、13は肥 料タンク2の圧力を送気管10の圧力と均一にする均圧管、14は噴出具4を上 下に傾動させる傾動レバー、14aは同傾動レバー14から延びるワイヤ、14 bは傾動レバー14を所定位置で保持する係止プレート、15は自走式のクロー ラ車、16は肥料、17はハンドル、18は作業者、19は畑、20は送気管1 0と噴出具4とを接続するフレキシブル管、21は噴出具4の先端部に取り外し 可能に取付けた1対のL字状の閉鎖板である。
【0009】 図1〜10に示す実施例1の肥料散布車1では、作業者18が開閉量調整レバ ー12を操作して開閉弁11の開閉量を調整し、送気装置3からの空気が送気さ れる送気管10内へ肥料タンク2内の肥料16を自重で落下させ、落下させた肥 料16を空気輸送で噴出具4の噴出口5から外へ噴出させていく。 肥料16は空気圧により、散布距離が長くなり、且つ横長な噴出口4より左右 へ広く散布出来る。 肥料タンク2内の圧力は均圧管13により送気管10内の圧力に近い圧力とな り、肥料タンク2内の肥料16が送気管10へ落下し易くなっている。 肥料散布車1は、クローラ車15による自走式であり、作業者18がハンドル 17を操作することで肥料散布車1を移動させながら肥料16を畑19にまんべ んなく散布していく。 噴出具4は傾動レバー14の操作で上下へ傾動可能であり、肥料16の散布距 離を長く出来る。噴出具4はフレキシブル管20を介して送気管10に接続して おり、噴出具4は上下へスムーズに傾動する。 又噴出具4の噴出口5の中央には、1対のL字状の風向可変羽根6を設けてお り、畑19の地形や木や農作物の形状等の散布状況に応じて肥料16の散布方向 を設定する。 尚開閉量調整レバー12は傾動レバー14と同様な構造であり、傾動レバー1 4が係止される係止プレート14bと同様な構造の掛合プレート12bに開閉量 調整レバー12を係止して開閉弁11の開閉量を調整している。
【0010】 この風向可変羽根6の調整により、肥料16の噴出方向を噴出口5の全面から 前方及び左右斜め前方へ広く噴出させる場合と、噴出口5の左部分と右部分のみ から肥料16を左斜め前方及び右斜め前方へ噴出させる場合と、噴出口5の中央 部分の狭い範囲内から前方へ肥料16を噴出させる場合とに設定出来る。 前者での肥料16を前方及び左右斜め前方へ広く噴出させる場合を説明すると 、風向可変羽根6をスライドさせて1対の風向可変羽根6間の間隔を広く保ち、 且つ1対の風向可変羽根6それぞれの後端部を接触させない程度に近づけて1対 の風向可変羽根6が噴出口5に近づくに従って風向可変羽根6間の間隔が徐々に 広がるように風向可変羽根6を傾斜状態で保持する。 これにより、1対の風向可変羽根6間を通った肥料16は前方へ噴出され、又 傾斜した風向可変羽根6によって噴出口5の左右側へ案内された肥料16は噴出 口5から左斜め前方及び右斜め前方へ噴出される。 L字状の風向可変羽根6は、ボルト8とナット9により噴出具4に固定してお り、又ボルト8を通す孔が長孔7であるので、風向可変羽根6は、左右方向へス ライド可能で且つボルト8を中心として回転可能である。 風向可変羽根6の姿勢はナット9をボルト8に螺着させることで容易に保持さ れ、又姿勢の変更も簡単に行える。
【0011】 中者での肥料16を左右斜め前方へ噴出させる場合は、上記の肥料16を前方 及び左右斜め前方へ噴出させるように設定した風向可変羽根6を、互いの後端部 が接触するように風向可変羽根6を傾斜させた状態に設定し、1対の風向可変羽 根6間に肥料16が通らないようにする。 これにより、肥料16は噴出口5の左右側のいずれかに案内され、肥料16が 噴出口5の左斜め前方及び右斜め前方へ噴出される。
【0012】 後者での肥料16を前方へ噴出させる場合は、1対の風向可変羽根6を平行状 態に設定し、且つ噴出具4に取付けたL字状の閉鎖板21を取り外し、噴出口5 の左右部分を閉鎖するように再度取付け、肥料16を風向可変羽根6で噴出口5 の左右側へ案内させずに、風向可変羽根6間を通過させることで、肥料16を噴 出口4の中央部から前方へ噴出させる。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、肥料の散布距離及び散布範囲の向上が図れ、むらのない散布 作業が容易に且つ確実に行えるものとなった。又、作業者にかかる負担を大幅に 軽減出来、作業性に優れるものとなった。 請求項2記載の考案では、肥料の散布距離及び散布範囲を大幅に向上出来、よ り効果的な散布作業が行えるものとなった。 請求項3,4,5,6記載の考案では、噴出口に設けた風向可変羽根でもって 肥料の噴出方向を変えることが出来、散布状況に応じた効果的な散布が行えるも のとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の側面図である。
【図2】実施例1での縦断面図である。
【図3】実施例1での噴出具の平面図である。
【図4】実施例1での噴出具を下から見た斜視図であ
る。
【図5】実施例1での肥料の噴出方向を示す説明図であ
る。
【図6】実施例1での肥料の他の噴出方向を示す説明図
である。
【図7】実施例1での肥料の他の噴出方向を示す説明図
である。
【図8】図7での肥料の噴出状態の噴出具を示す下から
見た斜視図である。
【図9】実施例1での傾動レバーの係止プレートを示す
正面図である。
【図10】実施例1での開閉量調整レバーの係止プレー
トを示す正面図である。
【符号の説明】
1 肥料散布車 2 肥料タンク 3 送気装置 4 噴出具 5 噴出口 6 風向可変羽根 7 長孔 8 ボルト 9 ナット 10 送気管 11 開閉弁 12 開閉量調整レバー 12a ワイヤ 12b 掛合プレート 13 均圧管 14 傾動レバー 14a ワイヤ 14b 係止プレート 15 クローラ車 16 肥料 17 ハンドル 18 作業者 19 畑 20 フレキシブル管 21 閉鎖板

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車に肥料タンクと送気装置とを搭載
    し、前記送気装置から空気を送る送気管の先端部に先端
    に近づくに従って左右方向へ徐々に広がる横長な噴出口
    を有する噴出具を接続し、前記肥料タンクの下部を開閉
    弁を介して前記送気管の途中で開放し前記肥料タンク内
    の肥料を送気装置から送気される空気で噴出具の噴出口
    から外へ散布することを特徴とする肥料散布車。
  2. 【請求項2】 噴出具をレバー操作によって上下方向へ
    傾動可能とし、噴出口から噴出される噴出方向の上下の
    傾きを調整可能とした請求項1記載の肥料散布車。
  3. 【請求項3】 噴出具の噴出口に風向可変羽根を設けた
    請求項1記載の肥料散布車。
  4. 【請求項4】 噴出具の噴出口に風向可変羽根を設けた
    請求項2記載の肥料散布車。
  5. 【請求項5】 風向可変羽根をL字状とし、1対の風向
    可変羽根を噴出具の噴出口の中央位置に左右へ移動可能
    で且つ旋回可能に並設した請求項1〜4いずれか記載の
    肥料散布車。
  6. 【請求項6】 風向可変羽根の左又は右若しくは双方の
    噴出口部分に閉鎖部材を取付けた請求項5記載の肥料散
    布車。
  7. 【請求項7】 肥料タンクを均圧管を介して送気管に連
    通させた請求項1〜6いずれか記載の肥料散布車。
JP1997007668U 1997-08-12 1997-08-12 肥料散布車 Expired - Lifetime JP3046228U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000072A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Panasonic Industrial Devices Sunx Tatsuno Co Ltd 粉粒体散布装置

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