JP3046187U - 固体培養装置 - Google Patents

固体培養装置

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JP3046187U
JP3046187U JP1997007105U JP710597U JP3046187U JP 3046187 U JP3046187 U JP 3046187U JP 1997007105 U JP1997007105 U JP 1997007105U JP 710597 U JP710597 U JP 710597U JP 3046187 U JP3046187 U JP 3046187U
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JP
Japan
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eliminator
blast air
air
baffle plates
cleaning
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JP1997007105U
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English (en)
Inventor
栄 田中
善也 藤原
章夫 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujiwara Techno Art Co Ltd
Original Assignee
Fujiwara Techno Art Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水滴捕集効率が高く、かつ洗浄が容易なエリ
ミネータを設置した固体培養装置を提供する。 【解決手段】 送風空気の気流方向に対して傾斜した複
数の邪魔板付きルーバー20を、送風空気の気流方向と垂
直方向に所定間隔をおいて配置してエリミネータ13を形
成し、単数の前記エリミネータ13を送風経路内に設置し
た固体培養装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は、培養床に原料を堆積して麹菌等の微生物を培養する固体培養装置に 関する。特に、送風空気の水滴捕集を目的とするエリミネータの構造又は構成に 関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の固体培養装置は、送風空気の気流方向に対して傾斜した複数のくの字形 ルーバーを、送風空気の気流方向と垂直方向に間隔をおいて配置してエリミネー タを形成し、このエリミネータを通常は３〜５枚組合せて送風経路内に設置して いた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
従来のくの字形ルーバーで形成されたエリミネータを単に１枚にした場合は、 水滴捕集効率が著しく低下し、特にエリミネータの送風空気の上流側に二流体ノ ズルが設置してある固体培養装置では、床下まで水滴が飛散して培養環境を悪化 させてしまう。
【０００４】 また、複数のエリミネータを組合せた状態では、各エリミネータのルーバーを 洗浄することはできず、例えば実開平３−127132号等の手段により各エリミネー タを離反しなければならない。したがって、エリミネータの洗浄を自動化するこ とは困難であり、また固体培養中の自動洗浄は不可能である。
【０００５】 そこで、本考案の目的は、水滴捕集効率が高く、かつ洗浄が容易なエリミネー タを設置した固体培養装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本考案における解決手段は以下のとおりである。すなわち、送風空気の気流方 向に対して傾斜した複数の邪魔板付きルーバーを、送風機の気流方向と垂直方向 に間隔をおいて配置してエリミネータを形成し、単数の前記エリミネータを送風 経路内に設置したことを特徴とする固体培養装置である。
【０００７】 また、送風経路内に設置した単数のエリミネータを固定した状態で洗浄できる ように、各邪魔板付きルーバーの全面が送風空気の上流側又は下流側から目視可 能な位置に配置してエリミネータを形成する。さらに、エリミネータの送風空気 の上流側又は下流側にエリミネータを洗浄する洗浄ノズル又は洗浄装置を設置す ると自動洗浄も可能となる。
【０００８】 本考案の固体培養装置は、邪魔板付きルーバーで形成するエリミネータと二流 体ノズルを組合せて送風経路内に設置することで、湿度が高くかつ水滴の極めて 少ない空気を培養原料に送風することができる。
【０００９】
【考案の実施の形態】
以下、図面によって本考案の具体的実施態様を説明するが、この態様に限定さ れるものではない。図１は本考案の固定培養装置の垂直断面図、図２はエリミネ ータの部分水平断面図である。なお、図中点線矢印は送風空気の気流方向を示す ものである。本装置の培養室１内部には多孔板で形成された培養床２を水平に設 置し、この培養床２に原料３を堆積して微生物を培養する。原料３に送風する送 風経路は、送風機４、空調機５、床下６、床上７、ダクト８で構成し、ダクト８ に設けた吸気ダンパ９、排気ダンパ10及び中間ダンパ11を調整して外気の導入を 行う。
【００１０】 送風経路内である空調機５内部には送風空気の上流側から順に、二流体ノズル 12、上流側洗浄ノズル16、エリミネータ13、下流側洗浄ノズル17が設置されてい る。この二流体ノズル12には、加湿水配管14と加湿空気配管15が接続してあり、 送風空気に加湿を行う。二流体ノズル12は効率よく加湿できるため、湿度の 高い空気を送風する場合の固体培養装置には有利である。
【００１１】 エリミネータ13は、送風空気の気流方向に対して傾斜した複数の邪魔板付きル ーバー20を、送風空気の気流方向と垂直方向に間隔をおいて配置して形成されて いる。邪魔板付きルーバー20は屈折板21に邪魔板22を接続してあり、水滴捕集効 率が高い。したがって、送風経路内に設置するエリミネータ13は単数で十分であ る。
【００１２】 また、邪魔板付きルーバー20の全面が送風空気の上流側又は下流側から目視可 能な位置に配置してあるため、洗浄が容易である。特に、異物が付着しやすい邪 魔板22の送風空気の上流側面も洗浄を簡単に実施することができる。本装置は上 流側洗浄ノズル16と下流側洗浄ノズル17の間にエリミネータ13が設置してあり、 培養後の自動洗浄又は培養中の間欠的自動洗浄をエリミネータ13を固定したまま で行うことができる。上流側洗浄ノズル16と下流側洗浄ノズル17には洗浄水配管 18を接続して、単なる洗浄用水のほか、洗剤又は殺菌剤の水溶液、無菌水等を供 給できるようにする。
【００１３】
【考案の効果】
本考案の固体培養装置は、水滴捕集効率が高く、洗浄が容易な単数のエリミネ ータを送風経路内に設置してあるため、洗浄時間の短縮、洗浄の自動化又は培養 中のエリミネータの自動洗浄が可能となる。エリミネータの邪魔板付きルーバー は、その全面が送風空気の上流側又は下流側から目視可能な位置であるので、洗 浄効率が極めて良く、洗浄ノズル又は洗浄装置をエリミネータの前後に配置する ことで完全な自動洗浄ができる。また、二流体ノズルとエリミネータを組合せて 設置することで、原料に高湿度でかつ水滴を含まない空気を送風することが可能 となり、培養環境の悪化を防止できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図１】固体培養装置の垂直断面図である。
【図２】エリミネータの部分水平断面図である。
【符号の説明】
１ 培養室 ５ 空調機 12 二流体ノズル 13 エリミネータ 16 上流側洗浄ノズル 17 下流側洗浄ノズル 20 邪魔板付きルーバー

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 送風空気の気流方向に対して傾斜した複
    数の邪魔板付きルーバーを、送風空気の気流方向と垂直
    方向に間隔をおいて配置してエリミネータを形成し、単
    数の前記エリミネータを送風経路内に設置したことを特
    徴とする固体培養装置。
  2. 【請求項２】 送風空気の気流方向に対して傾斜した複
    数の邪魔板付きルーバーを、各邪魔板付きルーバーの全
    面が送風空気の上流側又は下流側から目視可能な位置
    で、かつ送風空気の気流方向と垂直方向に間隔をおいて
    配置してエリミネータを形成し、単数の前記エリミネー
    タを送風経路内に設置したことを特徴とする固体培養装
    置。
  3. 【請求項３】 送風空気の気流方向に対して傾斜した複
    数の邪魔板付きルーバーを、各邪魔板付きルーバーの全
    面が送風空気の上流側又は下流側から目視可能な位置
    で、かつ送風空気の気流方向と垂直方向に間隔をおいて
    配置してエリミネータを形成し、単数の前記エリミネー
    タを送風経路内に設置し、該エリミネータを洗浄する洗
    浄ノズル又は洗浄装置を、該エリミネータの送風空気の
    上流側又は下流側に設けたことを特徴とする固体培養装
    置。
  4. 【請求項４】 送風空気の気流方向に対して傾斜した複
    数の邪魔板付きルーバーを、送風空気の気流方向と垂直
    方向に間隔をおいて配置してエリミネータを形成し、送
    風空気に加湿する二流体ノズルと該二流体ノズルの送風
    空気の下流側に単数の前記エリミネータを送風経路内に
    設置したことを特徴とする固体培養装置。
JP1997007105U 1997-08-11 1997-08-11 固体培養装置 Expired - Lifetime JP3046187U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005021068A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Nagata Brewing Machinery Co Ltd 種麹の散布方法及び装置
WO2006035485A1 (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Kikkoman Corporation 通風式製麹装置の調湿空気供給装置
WO2023128187A1 (ko) * 2021-12-29 2023-07-06 주식회사 마이셀 다기능 미생물 단위 배양 장치
KR20230101689A (ko) * 2021-12-29 2023-07-06 주식회사 마이셀 다기능 미생물 단위 배양 장치

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