JP3045883U - 電子メールクライアント装置 - Google Patents

電子メールクライアント装置

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JP3045883U JP1997005541U JP554197U JP3045883U JP 3045883 U JP3045883 U JP 3045883U JP 1997005541 U JP1997005541 U JP 1997005541U JP 554197 U JP554197 U JP 554197U JP 3045883 U JP3045883 U JP 3045883U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宛先及び送達時期が不定のメールを匿名で発
信することにより、従来の電子メディアにないコミュニ
ケーションの形態を確立する。 【解決手段】 本願の電子メールクライアント装置は、
それぞれがインターネットを介して電子メールサーバ装
置に接続されて、電子メールシステムを構成している。
クライアント装置は、ユーザが入力したテキスト又はグ
ラフィックスデータをBMP形式のイメージデータに変
換し、そのイメージデータを含んで発信者が特定されな
い匿名電子メールを生成する。そのメールはサーバ装置
のメールボックスに蓄積され、他のクライアント装置が
ログインするとそのクライアント装置へ転送される。ク
ライアント装置へ着信したメールは砂浜に漂着したボト
ルとして表示されるが、その表示・非表示は所定の時間
間隔をおいて反復される判定ステップによって決定され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、クライアント/サーバ方式の電子メールシステムに用いられる電子 メールクライアント装置に係わり、特に匿名性をもって宛先・送達時期不定のメ ッセージを発信できる電子メールクライアント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
全世界規模のコンピュータネットワークであるインターネットは、遠隔地にあ るコンピュータ同士の間のデータ伝送経路を構成し、今日では公共機関、企業を 始め、家庭内のパソコンでも広く利用されるようになってきている。一般に、イ ンターネットを含めた電子ネットワーク上でのコミュニケーションには、WWW 、チャット、フォーラム、電子メール(メーリングリスト)の4つの形式がある 。
【0003】 WWWは、自分の著作物(論文、イラストレーション、小説、日記など)をイ ンターネット上に掲示し、その掲示場所を訪れた不特定多数の人間にその著作物 を提示する形態であって、「一人対不特定多数の時間差コミュニケーション」と いうことができる。
【0004】 チャットは、特定、不特定のグループを問わず、リアルタイムに相互が入力す るテキストデータを交換することにより、電子的な会話を実現している。これは 、いわば「一人対特定又は不特定多数のリアルタイムコミュニケーション」であ る。
【0005】 フォーラムは、特定の趣味嗜好をもつ複数の人間のグループに向けて、テキス トデータで議事録をとりながら会話をすることに似ている。これは、「一人対特 定多数の時間差コミュニケーション」といってよい。
【0006】 また、電子メール(メーリングリスト)は、特定、あるいは特定多数の相手に 向け、主にテキストデータ、画像データ、音声データなどの電子情報を送信でき る、「一人対一人あるいは一人対特定多数の時間差コミュニケーション」である 。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の電子ネットワーク上のコミュニケーションは、多分に恣意的 で課題解決型の積極的なものである。つまり、フォーラムや電子メールのような コミュニケーションでは、仕事や趣味などに関して、何かを「教えてください」 的なリクエストや、仕事やバカンスに必要な連絡事項を伝えたりすることが主た る用途であると考えられる。これに対してWWWやチャットでは、特に目的を持 たない、とりとめのない話や独りよがりな主張を書き込むことも可能である。し かし、チャットでは現実世界での会話と同様に、会話の相手が存在するので、必 ずしも自分の話題だけを参加者が聞いてくれるとは限らない。また、WWWでは 自分の主張を書き込むためのホームページを制作すること自体が、HTML言語 やオーサリングソフトウェアについての知識を要しかなりの努力を必要とするが 、たとえそのような努力を重ねてホームページを開設したとしても、誰かがその ページを見てくれるという保証はない。また、一般的に匿名に近い発言もできる が、ハンドル名、メールアドレスあるいはURLまで隠しきることはできない。
【0008】 さらに、そのような独白的な発言やメッセージは本来気軽にできることが望ま しいが、例えば電子メールを出す場合には、通常「パーソナルコンピュータなど にインストールされた電子メールソフトウェアを起動してメッセージを作成しネ ットワークに送出する」という手順が必要であり、思い立ったときに気軽にメッ セージを出せるという環境が整備されていないという問題もあった。
【0009】 本考案は以上の問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、匿名性を もって宛先・送達時期不定のメッセージを手軽に作成、発信できる電子メールク ライアント装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この考案に係わる電子メールクライアント装置は 、次の(1)〜(5)の要件を備えて構成される。
【0011】 (1)この電子メールクライアント装置が送受信する電子メールファイルは、仮 想の空間を漂流するメッセージ付きのオブジェクトとして視覚的に表現される。
【0012】 (2)電子メールファイルを生成する。
【0013】 ユーザは、あらかじめクライアント装置の表示画面に用意されている描画ツー ルを用いて、画面表示されている用紙にメッセージデータを入力する。このメッ セージデータを含み、かつこのクライアント装置が接続される通信ネットワーク 上のあらかじめ定められたメールボックスのアドレスが送信先アドレスとして自 動的に添付された電子メールファイルを生成する。
【0014】 (3)電子メールファイルを送信する。
【0015】 前記(2)で生成された電子メールファイルは、ユーザの送信要求に応じてそ の通信ネットワーク上の前記所定のメールボックスに送信される。電子メールフ ァイルの送信は、仮想空間内の一地点から、メッセージ付きのオブジェクトが仮 想空間へ送り出されるイメージとして表示される。
【0016】 (4)電子メールファイルを受信する。
【0017】 前記所定のメールボックスから転送された電子メールファイルを受信して、電 子メールファイルの着信状況を表示する。電子メールファイルの着信は、仮想空 間内の他の地点に前記メッセージ付きオブジェクトが到達したイメージとして表 示される。
【0018】 (5)電子メールの内容を表示する。
【0019】 前記受信された電子メールファイルに含まれている前記メッセージデータは、 その電子メールファイルを受信したクライアント装置のユーザに表示される。
【0020】 なお、前記ユーザによって入力されたメッセージデータは、テキストデータ、 グラフィックデータ、又はそれら両方のデータを含んでなり、自動的に所定のデ ータ形式のイメージデータに変換されるようにしてもよい。
【0021】 また、前記(2)で生成される電子メールファイルは、発信者を特定できる情 報を含まないものとすることができる。
【0022】 さらに、ユーザが前記電子メールファイルの送信を要求したときに、このクラ イアント装置が前記通信ネットワークに接続されていなければ、その電子メール ファイルはこのクライアント装置内の所定の領域に格納され、ユーザが新たな電 子メールファイルの送信を要求したときに、このクライアント装置が前記通信ネ ットワークに接続されていれば、前記格納された未送信電子メールファイルもそ の新たな電子メールファイルとともに前記所定のメールボックスに送信されるよ うにしてもよい。
【0023】 また、前記所定のメールボックスから転送、受信された電子メールファイルに ついて、所定の電子メールファイル着信表示・非表示判定の結果にしたがって、 それら受信された電子メールファイルの着信状況を表示するようにしてもよい。 特に、前記電子メールファイル着信表示・非表示判定について、所定の算出手順 に基づいて算出される時間間隔をおいて実行されるとともに、着信表示及び着信 非表示それぞれの事象についてそれらが生起する確率を各々設定するようにして もよい。
【0024】 さらにまた、前記(1)において、前記電子メールクライアント装置が起動し たときの時刻あるいは起動後の時間経過にしたがって、表示される仮想空間の情 景を変化させることができる。
【0025】 また、前記電子メールクライアント装置が受信した電子メールファイルの内、 そのクライアント装置において保存も削除もされない電子メールファイルは、前 記通信ネットワークを介して他の電子メールクライアント装置へ転送されるよう にしてもよい。
【0026】 また、受信した電子メールファイルに通信プロトコルにしたがって付与されて いる情報に基づいて、その電子メールファイルの表示形態を変化させてもよく、 例えば、受信した電子メールファイルに付与されている発信時刻データと現在時 刻とを比較して、その経過時間が長いほどその電子メールファイルが持っている イメージデータを経時変化がより視覚的に現れた用紙に記載されている形態で表 示することができる。
【0027】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態につき、添付の図面を参照して説明する。この考案 の一実施形態に係わる電子メールクライアント装置の大きな特徴の一つは、「ネ ットワークを流通する電子メールファイル=大海原(仮想空間)を漂う手紙入り のボトル(メッセージ付きオブジェクト)」というメタファーのもとに構築され ていることであり、それに対応して装置の操作系、及びその機能が設定されてい る。いわば、大海原から波が打ち寄せる砂浜が、前記ネットワークに接続された 一つ一つの電子メールクライアント装置であり、「どこかの誰か(一つの電子メ ールクライアント)が流した手紙入りのボトル(原則として発信者が秘匿されて いる電子メールファイル)は、大海原(インターネット等のネットワーク)を漂 流して、いつかどこか(他の電子メールクライアント)に流れ着く」のである。 ただし、このようなメタファーは、必ずしも海に限るものではなく、「空を漂う メール付きの風船」のような他の設定を採用することができる。また、ボトルに 代えて貝殻、風船などの他のオブジェクトが漂流、漂着する設定としてもよい。
【0028】 なお、以下本明細書中では、本考案に係わる電子メールクライアント装置を含 んで構成される電子メールシステムを、「ボトルメールシステム」と称する。ま た、このボトルメールシステムを流通する電子メールファイルを、単に「メール 」と呼ぶこととする。
【0029】 (A)クライアント装置の概要 本考案の一実施形態に係わる電子メールクライアント装置は、インターネット を介して電子メールサーバ装置に接続可能に構成され、クライアント/サーバ方 式の電子メールシステムであるボトルメールシステムを構成する。
【0030】 クライアント装置は、一般にインターネットとの接続用ハードウェア(モデム 、TAなど)及びソフトウェア(TCP/IP接続ソフトウェアなど)を備えた パーソナルコンピュータであって、ボトルメールシステムクライアントソフトウ ェアがインストールされている。本考案のボトルメールシステムに加入するには 、例えばインターネットに接続可能な手持ちのパーソナルコンピュータに前記ボ トルメールシステムクライアントソフトウェアをインストールするだけでよく、 これによってそのパーソナルコンピュータがクライアント装置としてメールボッ クスを備えた前記サーバ装置にインターネットを経由してアクセスすることがで きるようになる。サーバ装置は、一つのクライアント装置から受信した電子メー ルを他のクライアント装置へ転送する機能を備える。なお、クライアントソフト ウェアは、システムが別途発行するパスワードを入力するまでは一部の機能を制 限しておくなど、いわゆるシェアウェアとして制作しておくことができる。
【0031】 (B)クライアント装置の機能 次に、クライアント装置が備えている機能を、添付のフローチャートを参照し つつ説明する。
【0032】 (a)メールの生成と送信 図1は、クライアント装置のメール生成及び送信ルーチンを示すフローチャー トである。なお、ここではすでにボトルメールシステムクライアントソフトウェ アが起動されているものとする。
【0033】 まず、メールを書きたいと思ったユーザは、新規メール作成画面で思い通りの 文字列(テキストデータ)や絵(グラフィックデータ)を書き込む(ステップ1 02)。これは、一般的なペイントソフトウェアと同様である。そして、これら の入力されたデータは、 Windowsの標準的なグラフィックスデータ・ファイル形 式であるBMP形式のイメージデータに変換される(ステップ104)。ここで BMP形式のイメージデータに変換するのは、クライアント装置のプラットフォ ームや言語コードの相違によってテキストデータが文字化けを起こすなどの不都 合を避けるためである。この観点から、本システムではもっとも汎用性が高いと 考えられるBMP形式を採用した。なお、クロスプラットフォームなシステムを 実現する点からは、本ボトルメールシステムで採用したBMP形式以外のファイ ル形式、例えば MacOSにおける標準的なグラフィックスデータ・ファイル形式で あるPICT形式、あるいはJPEG形式やGIF形式などの圧縮ファイル形式 を採用することもできる。
【0034】 変換後のイメージデータからは、前記サーバ装置内メールボックスのアドレス が送信先アドレスとして付与されたメールが生成される(ステップ106)。こ のメールは、前記サーバ装置のメールボックスアドレスが送信先アドレスとして 指定されている以外に、特定の宛先メールアドレス及び発信者を特定できる情報 を含まない、宛先不定の匿名メールである。ただし、発信者が特に自らの素性を 明らかにしたい場合には、前記メールの中に自分のメールアドレスや氏名などを 書き込んでおけばよい。
【0035】 なお、クライアント装置にマイクロフォン、サウンドボードなどの音声入力デ バイスを組み込んで音声を取り込み、それによって生成したサウンド・ファイル (WAV形式など。もちろん既成のサウンド・ファイルであってもよい。)をメ ールに付加してもよい。さらに、 QuickTimeムービーファイルなどの動画ファイ ルを添付することもできる。
【0036】 ここで、クライアント装置がインターネットに接続されていれば(ステップ1 08 Yes)、ただちにサーバ装置へ送信される(ステップ110)。そして、す でに生成されているがサーバ装置への送信が完了していない未送信メールがある かどうかを判定し、そのような未送信メールがあれば(ステップ112 Yes)、 サーバ装置へ送信する(ステップ114)。クライアント装置がインターネット に接続されていなければ(ステップ108 No)、前記生成されたメールをクラ イアント装置内の所定の記憶領域に格納して次の送信タイミングに備える(ステ ップ116)。
【0037】 (b)受信したメールの処理 図2は、クライアント装置が受信したメールについてのその後の処理を示すフ ローチャートである。
【0038】 受信メールがあり、そのメールの内容を読むときは(ステップ202,204 Yes)、クライアント装置の表示器(一般にはCRTディスプレイであるが、も ちろん他の表示素子を用いたものであってもよい。)の画面に受信したメールの 内容、すなわちそのメールに含まれているBMP形式イメージデータが表示され る(ステップ206)。内容表示したメールについては、削除するか、保存する か、そのまま他のクライアント装置へ転送するか(ネットワークを通じてサーバ 装置へ戻すか)が選択される。削除する、あるいは保存する場合(ステップ20 8又は212 Yes)、それぞれメールの削除又は所定の記憶領域への格納が行わ れる(ステップ210,214)。内容表示した受信メールを削除も保存もしな い場合には(ステップ208,212 No)、そのメールは転送される。このと きクライアント装置がインターネットに接続されていれば(ステップ216 Yes )、そのメールはサーバ装置へ送信され(ステップ218)、さらに他に未送信 メールがある場合には(ステップ220 Yes )、それらのメールもサーバ装置 へ送信される(ステップ222)。クライアント装置がインターネットに接続さ れていなければ(ステップ216 No)、そのメールは未送信メールとして所定 の記憶領域に格納される(ステップ214)。
【0039】 (c)メールの着信表示処理 図3は、クライアント装置のメール着信表示処理を示すフローチャートである 。
【0040】 クライアント装置はサーバ装置からメールを受信すると(ステップ302)、 ただちに着信表示(詳しくは後述するが、クライアント装置の画面上では「砂浜 に漂着したボトル」として表現される。)をすることなく、まずそのメールの着 信を表示するか否かが判定される(ステップ304)。この表示・非表示判定ス テップでは、メールの着信表示をするかどうか、それぞれ1/3ずつの確率で決 定される。着信表示すると判定した場合には(ステップ304「表示」)、画面 に「漂着したボトル」が表示される(ステップ306)。なお、前記表示・非表 示それぞれの事象に対する確率は、システムの運用状況などに基づいて変更して よい。あるいは、表示・非表示判定ステップが実行されるごとに、次回の判定ス テップで適用される確率値を所定の算出手順で設定する構成をとってもよい。
【0041】 ステップ304で非表示と判定された場合には、表示・非表示判定の時間間隔 を設定するカウンタが起動される(ステップ308)。本システムでは、このカ ウンタによる時隔は15分に設定されているが、適宜この時隔を増減して設定し てよく、あるいはクライアント装置のユーザが好みに応じて設定変更することが できるようにクライアントソフトウェアを設計しておいてもよい。なお、この実 施形態のボトルメールシステムにあっては、一時に着信表示されるボトルの数は 1個であるが、複数のメールが着信していることを示すように、複数のボトルを 画面表示してもよい。
【0042】 次に、クライアント装置が受信済みでなおかつ着信表示されていないメールが あるかが判定され(ステップ310)、そのようなメールが存在し(ステップ3 10 Yes)かつ画面に着信表示(漂着ボトルの表示)がされていなければ(ステ ップ312 No)、再び着信表示をするか否かの判定ステップ304以降のステ ップが実行される。このように、すでに受信されていながら着信表示されていな いメールの有無を繰り返し判定し、その表示・非表示を決定するフローを備えて いるので、ユーザに対してはクライアント装置がオフラインの時であってもあた かもオンラインでリアルタイムにメールが到着したかのような効果を上げること ができる。
【0043】 (C)クライアント装置の操作と表示 ここまでは、クライアント装置内部での処理について、フローチャートを用い て説明してきた。以下には、クライアント装置の操作フローと画面表示内容につ いて、フローチャート及び表示画面の図を参照して説明する。すなわち、以下に 説明しようとするのは、ユーザとクライアント装置とのインターフェイスである 。
【0044】 図4〜図7は、クライアント装置の操作及び画面表示のフローを示すフローチ ャートである。また、図8〜図14には、クライアント装置に表示される主要な 画面を示している。
【0045】 ユーザがクライアント装置にインストールされているボトルメールシステムク ライアントソフトウェアを起動すると(ステップ402)、制作者データなどを 含むタイトル画面を所定時間表示した後、アイドリング画面表示となる(ステッ プ404)。アイドリング画面は、《波が打ち寄せる砂浜に宝箱が置き去りにさ れているシーン(図8)》である。この画面は、クライアントソフトウェアがユ ーザの次のアクションあるいはメールの着信表示を待っている待機状態にあるこ とを示す。ただし、クライアント装置の内部処理フローについてすでに説明した ように、これはあくまでもユーザに対するインターフェイス上のアイドリング表 示であって、クライアントソフトウェア自体の処理が停止あるいは中断状態にあ ることを示すものでないことは、言うまでもないであろう。
【0046】 なお、本実施形態のクライアント装置では、クライアントソフトウェアを起動 したときの時刻をシステムクロックから取得して、その現在時刻に対応した砂浜 の情景を選択して表示するようにしている。例えば昼間にクライアントソフトウ ェアを起動すれば昼間の砂浜が、夕刻に起動すれば夕焼けの砂浜が、夜間に起動 すれば星空の砂浜がアイドリング画面として表示される。また、起動時の時刻に 対応するアイドリング画面を表示し、その後の時間経過をシステムクロックから 逐次取得することにより、アイドリング画面表示があたかもリアルタイムに変化 しているように制御してもよい。
【0047】 (a)保存されているメールを見る アルバムに保存されているメールを見る場合には(図4 ステップ406 Yes)、画面の宝箱をクリックすると(ステップ408)、《宝箱からアルバム とスケッチブックとが飛び出してくるイメージ(図9)》が表示される(ステッ プ410)ので、アルバムをクリックすれば(ステップ412)、アルバムのペ ージが開かれた状態で《保存メールの一覧(図10)》が表示される(ステップ 414)。本システムでは、この一覧表示では、一度にアルバム見開きに保存さ れているメール4通分が表示される。
【0048】 これ以上アルバムに保存されているメールを見ない場合には(図5 ステップ 502 No)、開いた宝箱をクリックすると(ステップ514)、《アルバムが 宝箱に入るイメージ》が表示されて(ステップ516)、アイドリング画面に戻 る。
【0049】 アルバムに保存されているメールを表示させて見る場合には(ステップ502 Yes)、一覧表示の中の見たいメールをダブルクリックすると(ステップ504 )、《拡大された選択メール》が表示される(ステップ506)。他のメールが 見たい場合には(ステップ508 Yes)、拡大されたメール又は開かれたアルバ ムをクリックする(ステップ510)ことにより、《保存メールの一覧》に戻る (ステップ512)。
【0050】 (b)新規メールを作成する 新規にメールを作成する場合には(図4 ステップ406 No, ステップ41 6 Yes)、画面の宝箱をクリックすると(ステップ418)、《宝箱からアルバ ムとスケッチブックとが飛び出してくるイメージ》が表示される(ステップ42 0)ので、スケッチブックをクリックすれば(ステップ422)、《スケッチブ ックのページ》が開かれた状態で表示される(ステップ424)。なお、このス ケッチブックは送信記録簿を兼ねているので、送信したメールのコピーが保存さ れている。したがって、スケッチブックを開いたときに送信済みのメールが表示 されることがあるが、その場合はそのページをゴミ箱に捨てることで新たな白紙 ページを呼び出すことができる。あるいは、スケッチブックのページをめくって (各ページの右又は左下端部をクリック)白紙ページを呼び出してもよい。
【0051】 新規メールを作成するために新しい絵を描く場合には(図6 ステップ602 Yes)、上記のようにして白紙のページを出し(ステップ604)、《描画画面 (スケッチブックの白紙ページ)と描画ツール(図11)》とを表示させて、好 きな絵や文字を書き込めばよい(ステップ606,608)。描画ツールとして は、キーボード、クレヨン、消しゴム、及びはさみが備えられ、それぞれがアイ コンで表示されており、それらのアイコンをクリックすることでツールを選択す ることができる。キーボードは、クライアント装置のキーボードから文字を入力 するのに用いられる。クレヨンは、種々の色を有するペイントツールであり、直 接自由曲線を描画することができる。消しゴムは描画済みのデータの消去を、は さみは描画済みデータの範囲を指定しての移動を可能としている。上記キーボー ド及びクレヨンで描画されたデータは、すでに説明したように、BMP形式のイ メージデータに変換される。したがって、キーボードによって入力された文字列 も、一見テキストデータのように見えるがクレヨンによってペイントされた他の 線画と同様のビットマップイメージデータである。なお、描画ツールとしては、 一般的なペイントソフトウェアにも採用されている、鉛筆、ペン、ブラシ、エア ブラシなどを備えるようにしてもよい。
【0052】 このようにして作成したメールを送信する場合には(ステップ610 Yes)、 画面に表示されている空きボトルをクリックする(ステップ612)ことにより 、《メールがボトルに入るイメージ》及び《メールが入れられたボトルが沖へ流 れていくシーン(図12)》が表示されて(ステップ614,616)、メール が送信されたことをユーザに伝える。ただし、すでに説明したように、クライア ント装置がオフラインである場合には、メールは未送信のまま所定の記憶領域に 格納されて次の送信タイミングを待つことになるが、本システムではユーザにそ の送信・未送信の区別を知らせる必要はないので、メールがネットワーク上に送 出されるか、又は送信待ちの列に加えられた場合には、いずれの場合も《メール が入れられたボトルが沖へ流れていくシーン》を表示するようにしている。
【0053】 新しく描いた絵をメールとして送信せずに、そのままスケッチブックに保存す る場合には(ステップ618 Yes)、開いた宝箱をクリックすることによって( ステップ620)、《スケッチブックが宝箱に入るイメージ》が表示され(ステ ップ622)、絵はスケッチブック内に保存される。
【0054】 また、新規に描いた絵を送信も保存もしない場合には(ステップ618 No) 、ゴミ箱をクリック(ステップ624)することによって《絵が描かれたスケッ チブックのページが丸められてゴミ箱に入るイメージ》が表示され(ステップ6 26)、そのページが削除される。
【0055】 次に、新しい絵を描かずにすでにスケッチブックに保存されている絵を見る場 合には(ステップ628 Yes)、スケッチブックの各ページの右又は左下端部を クリックすることによってページを移動し(ステップ630)、所望のページが 現れるまでこれを繰り返す。
【0056】 また、新しい絵を描かず、スケッチブックに保存されている絵も見ない場合に は(ステップ628 No)、開いた宝箱をクリックすることによって(ステップ 634)、《スケッチブックが宝箱に入るイメージ》が表示されて(ステップ6 36)アイドリング画面に戻る。
【0057】 (c)着信したメールの内容を見る 次に、保存メールを見ず、また新しいメールも作成しない場合に(図4 ステ ップ406 No, ステップ416 No)、新着メールがありその着信表示がされ ていれば(ステップ426 Yes)、《メール入りのボトルが砂浜に打ち上げられ ているシーン(図13)》が表示されるので、そのメールの内容を見る場合には (ステップ428 Yes)、画面上の「打ち上げられたボトル」をクリックする( ステップ430)。すると、《ボトルからメールが出てくるイメージ》が表示さ れ(ステップ432)、続いて《メールの内容(図14)》が表示される(ステ ップ434)。このとき、同じ画面には、操作用のアイテムとして、「メールを 保存するためのアルバム」、「メールを他のクライアントへ転送するための空き ボトル」、「メールを削除するためのゴミ箱」が表示される。
【0058】 このとき、受信メールのヘッダに付帯されている送信経路、発信時刻、発信元 サーバの設置国(発信元メールアドレスのトップレベルドメイン)、メールを受 信するクライアント装置のプラットフォーム(Windows, MacOS, UNIXなどのOS )種別などのデータに基づいて、「メールの表示の仕方」を変化させるようにし てよい。一例として、メールは「紙に書かれた手紙」という形態で表示されるか ら、そのメールの発信時刻からの経過時間に対応して「紙が古びている」状態( 発信時刻から時間が経過するほど、紙の黄ばみ、しみ、虫食いなどが増えるよう な表示とする。)をユーザに示すようにすれば、そのメールの「古さ」がユーザ に直感的に伝えられるということが考えられる。また、他の例としては、発信時 刻が2月、発信国がロシアであれば、「凍結した手紙」が表示されるようにする こともできる。つまり、その受信メールが持っているヘッダ情報などに基づいて 、受信したメールの属性を直感的に把握できるように表示することができるので ある。
【0059】 内容を見たメールをどうするかについては、図7にその操作と表示のフローが 示されている。内容を見たメールを保存する場合には(ステップ702 Yes)、 「アルバム」アイテムをクリックすると(ステップ704)、《メールがアルバ ムに張り付けられるイメージ》が表示される(ステップ706)。そしてすぐに 、《アルバムが宝箱に入るイメージ》が表示されて(ステップ708)、前記の アイドリング画面に戻る。
【0060】 次に、内容を見たメールを保存せずにそのまま他のクライアントへ転送する場 合には(ステップ710 Yes)、画面の空きボトルをクリックすると(ステップ 712)、《メールがボトルに入るイメージ》が表示され(ステップ714)、 次いで《メールが入れられたボトルが沖へ流れていくシーン》が表示される(ス テップ716)。このとき、画面には所定時間(本システムでは30秒)の間上 記メール転送操作の取消しを受け付けるアイコン(本システムでは「首を振る球 体状のマスコット」である。)が表示される(ステップ718)。転送操作を取 り消したい場合には、このアイコンをクリックすることにより、メール内容表示 画面に戻る。
【0061】 また、内容を見たメールを保存も転送もせずに削除する場合(ステップ710 No)には、画面のゴミ箱をクリックする(ステップ720)ことにより、《メー ルが丸められてゴミ箱に入るイメージ》が表示される(ステップ722)。この とき、上記転送操作の場合と同様に、画面には所定時間(本システムでは30秒 )の間メール削除操作の取消しを受け付けるアイコンが表示され(ステップ71 8)、このアイコンをクリックすることにより、メール内容表示画面に戻る。
【0062】 以上説明したように、この考案に係る電子メールクライアント装置は、宛先不 定の匿名電子メールを生成してサーバ装置のメールボックスに送信するから、「 ユーザが電子メールという形態で発信した匿名の情報が、いつかネットワーク上 の誰か他のユーザに届く」という、従来の電子コミュニケーションとはまったく 様相が異なる、きわめてファジーなコミュニケーションの形態が確立される。こ れによって、前記クライアント装置を含むボトルメールシステムのユーザは、極 めて自由で私的な発言をするというモチベーションが与えられる。そして、その 結果、何らかの精神的な悩みなどを持っている人にとっては、このボトルメール システムを用いた「自由で、なおかつ匿名の発言自体が心理的な癒しとなる」場 合がある。
【0063】 また、このボトルメールシステムは、ユーザ自身が自分のニーズや問題意識を 完全に把握し切れていないような状況のときにも有益であろう。なぜなら、それ らが明確なときには、情報誌や検索システムを用いて自分の欲するものを探せば よいからである。しかし、人間とは「欲しいものが欲しい」というように、えて してニーズや問題意識といったものが曖昧であることが多い。そのようなときに 、この考案のボトルメールシステムを通じて発言を繰り返していると、予期せぬ 受信者からアドバイスや示唆を受けられる可能性もある。
【0064】 さらに、前記クライアント装置は、「クレヨンや疑似キーボードなどによって 簡単に手紙を書き、それをボトルに詰めて海へ流す」、「ボトルが砂浜に流れ着 いたら、中の手紙を読む」などという直感的に分かりやすいインターフェイスを 備えているので、子供やお年寄りでも親しみやすく、電子メールというメディア がいっそう身近なものとして活用できる。
【0065】
【考案の効果】
以上、本考案の一実施形態によって詳細に説明したように、本考案に係わる電 子メールクライアント装置によれば、次の効果を奏するものである。
【0066】 (1)ユーザが入力したメッセージデータは、通信ネットワーク上のメールボッ クスへそのメッセージが付された特定の宛先を持たないオブジェクトとして送出 されるので、ユーザは特定の宛先を持たない電子メールを簡単に出すことができ る。特に、前記メッセージとして、テキストデータ又はグラフィックデータ、あ るいはそれら両方のデータから変換された所定の形式のイメージデータを採用す れば、コンピュータのプラットフォームや使用言語などにとらわれず、電子メー ルの受信者は文字化けなどにわずらわされることなく、発信者が作成したとおり の情報を受け取ることができる。
【0067】 (2)発信者を特定できる情報が含まれない電子メールを生成するようにすれば 、ユーザは匿名のメールを自由に発信することができる。
【0068】 (3)通信ネットワーク上のメールボックスから転送された電子メールファイル を受信し、その着信状況を前記メッセージ付きオブジェクトの到達イメージとし て表示するので、ユーザは電子メールの着信を容易に確認することができる。さ らに、受信した電子メールを格納し、所定の電子メールファイル着信表示・非表 示判定の結果にしたがって着信状況を表示すれば、クライアント装置がオンライ ンであるかオフラインであるかには関係なく、不定期に電子メールが配信される 環境が実現できる。
【0069】 (4)電子メールクライアント装置は、仮想空間内の一地点という形態で象徴的 に表示され、また、それぞれの電子メールファイルは、メッセージが付されたオ ブジェクトとして表示される。そして、ユーザは「画面表示されている用紙にあ らかじめ用意されている描画ツールで文字や絵を描き、それをオブジェクトに付 けて仮想空間へ流す」というきわめて分かりやすいインターフェイスによって電 子メールによるメッセージを発信することができるから、例えば子供やお年寄り でも親しみやすい電子コミュニケーションの手段を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態に係わるクライアント装置
のメール生成及び送信ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図2】本考案の一実施形態に係わるクライアント装置
が受信したメールについてのその後の処理を示すフロー
チャートである。
【図3】本考案の一実施形態に係わるクライアント装置
のメール着信表示処理を示すフローチャートである。
【図4】本考案の一実施形態に係わるクライアント装置
の操作及び画面表示のフローを示すフローチャートその
1である。
【図5】本考案の一実施形態に係わるクライアント装置
の操作及び画面表示のフローを示すフローチャートその
2である。
【図6】本考案の一実施形態に係わるクライアント装置
の操作及び画面表示のフローを示すフローチャートその
3である。
【図7】本考案の一実施形態に係わるクライアント装置
の操作及び画面表示のフローを示すフローチャートその
4である。
【図8】本考案の一実施形態に係わるクライアント装置
のアイドリング画面《波が打ち寄せる砂浜に宝箱が置き
去りにされているシーン》を示す図である。
【図9】本考案の一実施形態に係わるクライアント装置
の《宝箱からアルバムとスケッチブックとが飛び出して
くるイメージ》表示画面を示す図である。
【図10】本考案の一実施形態に係わるクライアント装
置の《保存メールの一覧》表示画面を示す図である。
【図11】本考案の一実施形態に係わるクライアント装
置の《描画画面(スケッチブックの白紙ページ)と描画
ツール》表示画面を示す図である。
【図12】本考案の一実施形態に係わるクライアント装
置の《メールが入れられたボトルが沖へ流れていくシー
ン》表示画面を示す図である。
【図13】本考案の一実施形態に係わるクライアント装
置の《メール入りのボトルが砂浜に打ち上げられている
シーン》表示画面を示す図である。
【図14】本考案の一実施形態に係わるクライアント装
置の《メールの内容》表示画面を示す図である。

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(1)〜(5)の要件を備えて構成
    されることを特徴とする電子メールクライアント装置。 (1)この電子メールクライアント装置が送受信する電
    子メールファイルは、仮想の空間を漂流するメッセージ
    付きのオブジェクトとして視覚的に表現される。 (2)電子メールファイルを生成する。ユーザは、あら
    かじめクライアント装置の表示画面に用意されている描
    画ツールを用いて、画面表示されている用紙にメッセー
    ジデータを入力する。このメッセージデータを含み、か
    つこのクライアント装置が接続される通信ネットワーク
    上のあらかじめ定められたメールボックスのアドレスが
    送信先アドレスとして自動的に添付された電子メールフ
    ァイルを生成する。 (3)電子メールファイルを送信する。前記(2)で生
    成された電子メールファイルは、ユーザの送信要求に応
    じてその通信ネットワーク上の前記所定のメールボック
    スに送信される。電子メールファイルの送信は、仮想空
    間内の一地点から、メッセージ付きのオブジェクトが仮
    想空間へ送り出されるイメージとして表示される。 (4)電子メールファイルを受信する。前記所定のメー
    ルボックスから転送された電子メールファイルを受信し
    て、電子メールファイルの着信状況を表示する。電子メ
    ールファイルの着信は、仮想空間内の他の地点に前記メ
    ッセージ付きオブジェクトが到達したイメージとして表
    示される。 (5)電子メールの内容を表示する。前記受信された電
    子メールファイルに含まれている前記メッセージデータ
    は、その電子メールファイルを受信したクライアント装
    置のユーザに表示される。
  2. 【請求項2】 前記ユーザによって入力されたメッセー
    ジデータは、テキストデータ、グラフィックデータ、又
    はそれら両方のデータを含んでなり、自動的に所定のデ
    ータ形式のイメージデータに変換されることを特徴とす
    る請求項1に記載の電子メールクライアント装置。
  3. 【請求項3】 前記(2)で生成される電子メールファ
    イルは、発信者を特定できる情報を含まないことを特徴
    とする請求項1に記載の電子メールクライアント装置。
  4. 【請求項4】 ユーザが前記電子メールファイルの送信
    を要求したときに、このクライアント装置が前記通信ネ
    ットワークに接続されていなければ、その電子メールフ
    ァイルはこのクライアント装置内の所定の領域に格納さ
    れ、ユーザが新たな電子メールファイルの送信を要求し
    たときに、このクライアント装置が前記通信ネットワー
    クに接続されていれば、前記格納された未送信電子メー
    ルファイルもその新たな電子メールファイルとともに前
    記所定のメールボックスに送信されることを特徴とする
    請求項1に記載の電子メールクライアント装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のメールボックスから転送、受
    信された電子メールファイルについて、所定の電子メー
    ルファイル着信表示・非表示判定の結果にしたがって、
    それら受信された電子メールファイルの着信状況を表示
    することを特徴とする請求項1に記載の電子メールクラ
    イアント装置。
  6. 【請求項6】 前記電子メールファイル着信表示・非表
    示判定は、所定の算出手順に基づいて算出される時間間
    隔をおいて実行され、着信表示及び着信非表示それぞれ
    の事象についてそれらが生起する確率が各々設定されて
    いることを特徴とする請求項5に記載の電子メールクラ
    イアント装置。
  7. 【請求項7】 前記(1)において、前記電子メールク
    ライアント装置が起動したときの時刻あるいは起動後の
    時間経過にしたがって、表示される仮想空間の情景を変
    化させることを特徴とする請求項1に記載の電子メール
    クライアント装置。
  8. 【請求項8】 前記電子メールクライアント装置が受信
    した電子メールファイルの内、そのクライアント装置に
    おいて保存も削除もされない電子メールファイルは、前
    記通信ネットワークを介して他の電子メールクライアン
    ト装置へ転送されることを特徴とする請求項1に記載の
    電子メールクライアント装置。
  9. 【請求項9】 受信した電子メールファイルに通信プロ
    トコルにしたがって付与されている情報に基づいて、そ
    の電子メールファイルの表示形態を変化させることを特
    徴とする請求項1に記載の電子メールクライアント装
    置。
  10. 【請求項10】 受信した電子メールファイルに付与さ
    れている発信時刻データと現在時刻とを比較して、その
    経過時間が長いほどその電子メールファイルが持ってい
    るイメージデータを経時変化がより視覚的に現れた用紙
    に記載されている形態で表示することを特徴とする請求
    項9に記載の電子メールクライアント装置。
JP1997005541U 1997-06-05 1997-06-12 電子メールクライアント装置 Expired - Lifetime JP3045883U (ja)

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JP1997005541U JP3045883U (ja) 1997-06-12 1997-06-12 電子メールクライアント装置
AU65225/98A AU6522598A (en) 1997-06-05 1998-04-03 Electronic mail client and server which send and receive electronic mail with nospecified destination and originator, and electronic mail system built up by co nnecting these devices
PCT/JP1998/001542 WO1998055931A1 (fr) 1997-06-05 1998-04-03 Client et serveur de courrier electronique envoyant et recevant du courrier electronique sans destinataire ni expediteur specifies et systeme de courrier electronique constitue par connexion de ces dispositifs
EP98911193A EP1016972A4 (en) 1997-06-05 1998-04-03 EMAIL CLIENT AND SERVER SENDING AND RECEIVING EMAIL WITHOUT SPECIFIED RECIPIENT OR SENDER AND EMAIL SYSTEM CONSTITUTED BY CONNECTING THESE DEVICES

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013081795A (ja) * 2012-12-18 2013-05-09 Copcom Co Ltd プログラムおよびコンピュータシステム

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